ども。
昨日の定休日は充実した1日になりました。
朝から一番下の次男をおばあちゃんにお預かり頂き、
ワイフィと人生初となる
地下鉄 御堂筋線
に乗りましてですね、梅田に行ってきました。
梅田には行った事がありますが、電車で行ったことなんて初めての出来事です。
梅田に新しく出来たルクアとか、新しくなった阪急とか、HEPとか、
ヨドバシカメラとか、阪神百貨店とかとかとか・・・
人、多いっ・・・・
こんなにも人っているんだなと。
まるで毎日が週末かのような人の量。
さすがは大阪の中心部だけの事はあります。
大阪中心部って、道路の複雑さもそうですが
地下街とか通路が縦横無尽に走っているので、自分がどこにいるのか、
はたまた行きたい方向がそっちで合っているのか、
全く分からんです。
小さな子供を連れていないのと、時間には余裕が合ったので
あちこち見て回って来ましたよ~。
いわゆるデパ地下もしっかり押さえました。
まぁ~デパ地下は人が極端に多いこと多いこと。
行列があちこちに出来てるし、ゆっくり商品を眺めることすら
許されないような人の流れ・・・・。
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ワイフィと違って洋菓子系(クリーム)がほとんど口に出来ない私は、
洋菓子に目もくれず和菓子を物色。
あれこれと食べたい和菓子があったんですがね、
色々と吟味して最終的に購入したのは、
京都のなんちゃらっていうお店のわらびもちと、
寅屋の羊羹を購入。
最中も買いたかったんですけどね、基本的にこしあん派の私は
つぶあんの最中を買うといった冒険が出来ず・・・。
お土産などでもらう場合は冒険も出来るんですがね、
自分で買ったはいいけどダメな部類のつぶあん最中だったりすると
ふ・・・ふむぅ・・・ごっそさん。
あとは子供たちにあげて。
ってなるのが分かってるんで。
色々と話題のお菓子もありましたよ。
色んな味が楽しめるハッピーターンとか、
大人のポッキー(数本で500円ぐらい)とか。
どちらも行列が店の外まではみ出るぐらいの人気ぶりw
もうね、一日中歩いてばかりだったのでまるで
足が棒のようになりましたわw
もうしばらくは電車に乗って梅田には行くことはないでしょうね。
一番の収穫は
電車って意外と面白い
って事ですわ♪
変速の具合とかね、継ぎ目の多さとかね、スピード感とかとかとか。
はい、じゃ今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と
明日の大阪の天気をお知らせです。
9.8℃
曇り一時雨
明日は朝から降水確率が高めで、西高東低の完全な冬型の
気圧配置になっているようで、気温もさらに今日より低くなる上
雷雨などにも注意が必要だそうですー。
雨具は必ずお持ちになるように。
では今日の本題です。
まずは車両のご紹介から。
プジョー ヴォーグ(角ライト)ですね。
先日大阪市内まで引き取りにお伺いさせてもらった車両です。
お電話の時点でエンジンの焼き付きである事はお客様より
お聞きしていたのと、エンジンストール時の症状も
やはりエンジンの焼き付きで間違いないでしょう。
って事で、今日からこのヴォーグのエンジンの焼き付きを修理する
様子をご紹介していきます。
まぁ修理といっても、シリンダーとピストン廻りの交換作業ですが。
2サイクル車で作業工程が少ないため、
全2~3回ぐらいを予定しています。
その他にも細々した作業も実施しましたが、
それはまた別でご紹介しますー。
では早速作業開始です。
腰上を分解していきましょう。
まずは左側のカバーを取り外します。
プジョー車特有のトルクスで固定されていますが、
マイナスドライバーでも取り外すことが出来ます。
カバーを取り外したら次にマフラーの固定ボルトを緩めましょう。
エンジン底部でサイレンサー部分をぶら下げています。
カバーを取り外さなくても工具は入りますが、
作業効率を考えてカバーを取り外しました。
サイレンサー部分の固定ボルトを取り外したら、
エンジン側のボルトを緩めて取り外します。
エンジン側のフランジを固定しているボルトは
熱と水分で腐食している場合が多いので、緩める際にボルトが
固く締まっているときは潤滑油を塗るのをお忘れなく。
マフラーを取り外したらシリンダーヘッドの固定ナットを
取り外しましょう。
デコンプワイヤーも接続されたままになっていますが、
付けたままでも、先に取り外しておいてもOKです。
※後ほど取り外しましたが。
ナットとワッシャ1組で計4セットありますので
ワッシャなどを落として無くさないようにご注意を。
また、ワッシャには表裏がありますので取り付け時には
滑り止めが付いている側をナット側に向けること。
ナットを取り外したらシリンダーヘッドを持ち上げて
取り外しましょう。
2サイクル車は本当に工程が少なくて楽チンです。
シリンダーヘッドを取り外したら、そのままの勢いで次は
シリンダーを抜き取っていきます。
まぁ~焼き付いてるんで、スカート部分から
ピストンが抜けなくて往生しましたわ。
ストローク部分は結構スムーズに動くんですがね、
スカート部分はそうはいきません。
潤滑油を塗りながらコンロッドに負担を掛けないよう、
グリグリとシリンダーを取り外します。
んでやっとこさ取り外し完了っと。
多少の圧縮抜けは見られますが、2サイクル車なら
この程度の圧縮抜けは日常茶飯事。
普通に走行も出来ますがね・・・・問題はそこではなく排気側なんですなぁ。
ガーリゴリ・・・
まぁキュィッ!っていってエンジンがストールすれば
この位の傷が入っていても当然といえば当然ですね。
んでシリンダー側はどうなっているかというとですね。
見事な焼けっぷりですな。
一時的にシリンダー内壁とピストンが仲良くやった跡がくっきり。
もう少し寄りの写真がこれ。
ピストンだか、ピストンリングだかの溶けた一部が
シリンダー内壁に付着してますね。
爪でシリンダー内壁を触ると、ゴリゴリと爪が引っかかるほど
深い傷が付いています。
さすがにこうなると修理方法はボーリングしかないです。
でも、ボーリングするったって、オーバーサイズのピストンなんて
ヴォーグには設定がございません。
つまり、シリンダーとピストンのセット交換ってわけです。
シリンダーを取り外した後は、コンロッドに以上が無いか
必ず確認しておきます。
コンロッドの異常確認はピストンを圧縮上死点または下死点にして
こうしてピストンを持った状態で、コンロッドに上下方向の力を掛けて
大端ベアリングにガタツキが無いかどうか確認します。
回転方向に力が逃げないように上下させて、
全くガタツキがなければ正常です。
上下方向にガタツキが出ている場合はクランクシャフトがご臨終ですー。
上下方向のガタってのは要するに、コンロッドの根元部分のベアリングの異常なわけで、
必ず上死点をみたら下死点側も確認しておきましょうね。
今回はコンロッドにはガタツキと、回転時のゴロツキ感がなかったので
恐らく腰上(シリンダー・ピストン)の交換だけでOKでしょう。
クランクシャフトを回転させて、コンロッド根元からゴロゴロ感などを
感じる場合はガタつきが無くてもクランクシャフト交換ですよっと。
じゃ焼き付いたピストンを取り外していきましょうか。
取り外す前に、クランクケース内部に異物が入らないように
ウエスなどで保護しておいてから、ピストンピンを固定している
サークリップを片側のみ取り外します。
細くてバネのようなサークリップは、すぐにぶっ飛んでいきますので
必ずウエスでクランクケース内部に落ちないように保護しておきましょうね。
サークリップを取り外したら、ピストンピンを抜いてきます。
ピストンピンが固くて抜けないからといって、
コンロッドに横方向の力を掛けるのはご法度です!
抜けない時はボルトとワッシャなどを駆使して取り外しましょう。
たとえばこんな方法とか。
※写真はありません
◆:サークリップを取り外していない側からピストンピンと同径で、
反対側までねじ山部分が突き出す長いボルトを入れる。
◆:サークリップを外している側に、ピストンピン挿入部よりも
太いカラーなどを入れて突き出た長いボルトにナットをかけて
締め付けていくと・・・・
◆:ほら、反対側からピストンピンが抜けてきたでしょ?
抜けないピストンピンはこうして取り外すのが最良です。
この方法ですとコンロッドに横方向の力を掛けずに
ピストンピンを抜き取ることが出来ますよっと。
今回は意外とすんなりと外れてくれましたので
この方法は使用していませんが。
ピストンピンが外れたらピストンをコンロッドから
取り外しましょう。
ピストンを取り外したコンロッド(小端部分)から
ベアリングを取り外します。
んでこれが取り外したピストンとピストンピンっすな。
まぁ見事にゴッリゴリ。
オイル混合比を間違えたり、オイルを入れ忘れたりすると
こんな悲惨なことになりますよーーー!
ご注意をば♪
じゃ今日はここまでにして♪
この続きはまた明日にでもご紹介しますね。
では最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。
8.4℃
強い冬型の気圧配置で明日はさらに気温が低くなる予報が出ているので、
防寒対策と雨の対策をお忘れなく。
事務所の中は暖房が効いててぬっくぬくなんですがね・・・
ああぁぁぁっ・・・・今日は寒いのでフルフェイス被って帰りますw
ではまたお目にかかりましょう♪