ども。
いやぁ~今日はそれにしてもエエ天気に恵まれた土曜日になりましたね。
昨日も今日と同じようにスッキリと晴れていましたが、
風が吹いていたのと、その風が冷たかったんですよね~。
でも、今日はほぼ朝から無風で少々汗ばむぐらいの陽気になりました。
せっかくの週末ですから、これぐらい天候が良いに超した事はありませんね~。
もう暫くすると気温もぐっと下がり、バイク・ライダーにとっては大変厳しい季節になります。
日中、防寒着無しで乗れるのは10月いっぱいが限界でしょうかね・・・。
雨が降るたび気温が下がり、さらに路面温度もぐっと下がってきますので
特に雨の日は走行には注意しましょう。
雨の日はバイク・車ともに姿勢が不安定となりやすいので・・・・
こんな風に車でもひっくり返ります。
この写真は、つい先日目撃した事故現場です。(2台の絡む事故で両方ともに横転)
私はカメラを持っていないので写真は撮影しておりませんでしたが、知人が同じ事故現場を
数分後に通過した際に撮影した写真をお借りしました。
通過しただけなので状況が分かりませんが、皆さん無事である事を祈ります。
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明日は我が身と良く言いますが、実際の事故現場を見ると
先ほどの言葉以上にずっしりと響く物がありますね・・・。
みなさんも事故には十分に注意しましょう。
自分だけが注意していれば良い、ここは大丈夫だろう、こういう過信が事故を招きます。
周辺の状況変化に常に注意を配る事をお忘れ無く ♪
では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と
明日の大阪の天気予報をお知らせです。
19.0℃
明日の大阪の天気は晴れ♪
明日もスッキリと晴れた良いお天気になりそうです~♪
朝からツーリングの準備に忙しい方も多いでしょうね。
では今日の本題です。
先日からご紹介している、
CB125Tのキャブレターをオーバーホールしてみよう!
シリーズですが、本日は第4回目となります。
今までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。
■【第1回】CB125Tのキャブレターをオーバーホールしてみよう!
■【第2回】CB125Tのキャブレターをオーバーホールしてみよう!
■【第3回】CB125Tのキャブレターをオーバーホールしてみよう!
さて、前回までは確か
キャブレタークリーナーに部品を浸け込んだ所まででしたね。
今日はこの続きをご紹介していきます。
キャブレタークリーナーに浸け込んでいる部品を引き上げていきましょう。
まずはフロートチャンバーから。
次はキャブレター本体です。
どちらも引き上げた際は、しっかりと出来る限りキャブレタークリーナーを
振るい落としておきましょう。
キャブレタークリーナーの原液は目減りするか、洗浄力が著しく落ちるまでは
繰り返し何度も何度も使用できます。
引き上げた部品類は、灯油(洗浄用)をためた容器に入れて
キャブレタークリーナーによって浮いた汚れなどを全て洗い流しましょう。
別容器で浸け込んでいたジェット類の容器は、灯油を入れて
他の部品を洗浄している間放置しておきましょう。
灯油の中でキャブレター本体は特に入念に洗浄しておきましょう。
歯ブラシでゴシュゴシュと洗います。
外側だけでなくベンチュリー内部や、バタフライもしっかりと
歯ブラシで擦って綺麗に洗浄しておきましょう。
んでこれが洗い終えた状態ですね。
キャブレタークリーナーと同じですが、灯油から引き上げる時は
出来る限り灯油を振るい落としてから引き上げましょう。
引き上げた後は各経路の中に残っている灯油をエアーブローして飛ばします。
エアーブローする際は、場所によっては顔に向かって
灯油が吹き出す事がありますので十分に注意してエアーブローしましょう。
※これはパーツクリーナーでも同じ事が言えます。目に入るとイタイんですわ・・・これが(´д`;)
各経路内の灯油を飛ばし終えたら、次はパーツクリーナーを使用して
油分を脱脂していきます。
他のジェット類も同じ手順で最後にパーツクリーナーで
疎通確認と脱脂を行います。
ジェット類は脱脂が終えたら真鍮ブラシを使用して
全てのジェットを磨き上げます。
小さな部品なので、指先も真鍮ブラシを掛けてしまう事になりますので
赤子のようなフワッフワの指先の方はやめておきましょう♪
磨き終えたら早速キャブレターに組み付けていきましょう。
まずはノズルを入れてっと。
※向きを間違えないように
次にジェットホルダーを入れていき、ノズルを押し込んでいきます。
ただし、闇雲にジェットホルダーを締め付けていけば良いってものじゃなく、
ジェットホルダーをキュッ♪と締めたら、コツコツと衝撃を与えて、またキュッ♪と軽く締めて・・・を
ノズルがベンチュリー部分に出てくるまで続けます。
無理に締め込んでいくと、ノズルが変な方向で噛み込んでしまったり、
ノズルとジェットホルダーの合わせ面が変形したりしますので、
必ずジェットホルダーを少し締めては、衝撃を与え、また軽く締め付けて・・・を繰り返すこと。
次はスロージェットの取り付けです。
マイナスドライバーの掛かる部分を欠けさせない様に注意して
適切なトルクで締め込みましょう。
メーカーから取り寄せておいた新品のフロートバルブ。
バルブシートが圧入式で交換出来ないため、フロートバルブのみの交換です。
フロートにフロートバルブを引っかけた状態にしてっと。
バルブシートにフロートとフロートバルブをセットして
フロートピンで固定します。
ご覧頂ければお分かりかと思いますが、CB125Tのフロートは油面調整が
出来ない仕様となっています。
※フロートバルブとの接触面がプラスティック一体成形の為
先ほども書きましたが、バルブシートも圧入式で交換も出来ません。
・・・となると、油面が狂ってきたらどうするの?
ですよね。
その場合はキャブレターASSYでの交換となります。
んが、しかーし!
簡単にASSYでの交換と言っても、キャブレター本体なんて新品で買う人は
なかなか聞いたことがありません。
ましてや油面が調整出来ないからと言って・・・。
じゃ、この場合どうするかというと以下の様な方法が選べます。
● バルブシートを交換する(圧入から取り外す為、費用もそれなりに・・・あと納期も少々・・・・)
● フロートのフロートバルブとの当たり部分を熱を入れて調整する
この2点ですね。
この中でも予算的にも時間的にもお手軽なのは後者ですね。
ただし、いきなりこの作業を行うのではなく
必ず1度はフロートを新品に交換してから行いましょう。
見た目では分からなくても、以外とフロートってのは
縮んでいたり歪んでいたりして油面を狂わせていることもありますので。
ちょっと話が横道それましたね。作業を続けますー。
次はメインジェットの取り付けです。
固く締め付けすぎると、ジェットホルダーも締め付けることになる為、
マイナスドライバーで締め付ける真鍮製の空洞部品と言うことを
十分に理解したトルクで締め付けましょう。
何でもかんでも締め付ければ良いって事でも無く、
何でもかんでもトルクレンチを使用すれば良いってもんじゃ有りません。
どこ部分にも規定トルクという値は定められていますが、
必ずしもそれが全て
と言うわけではありません。
数値はあくまで目安で有り、実際に締め付ける時のトルクは
状況によって大きく取ることもあれば小さく取ることも必要です。
何でもかんでもマニュアル通りにやれば万事OKというのは過信しすぎです。
じゃ、なんなのさ?
一言―
経 験 で す
口では言い表しがたい部分です。
だからこの業界は下積みが必要なんですね。
体で学ぶ以外に方法はありません。
だから、たくさん失敗をする必要があります。
ボルトをねじ切ってしまったり、
ボルトを舐めさせてしまったり、
オーバートルクで締めすぎて動きを渋くさせてしまったり、
規定トルクで締め付けただけじゃ不十分でオイルがにじんだり、
そういうことを経験しないと覚えられません。
我々オートバイショップが、全ての車両のサービスマニュアルを
熟知(保持)しているなんていうことは、まずあり得ません。
それは体が長年掛けて覚えた、感覚でボルトの締め付けを行っているからです。
もっと言えば、どこのショップでも100%と言って良いほど
トルクレンチは持っていますが、日々の作業で使用する頻度はと言うと・・・
まぁ日々の通常業務で使用することは無いですね。
という回答が大多数じゃないかと。
どこのメーカーの看板を上げている専属ショップでも同じでしょうね。
じゃ、どういう場面でトルクレンチを使用するかというと、
エ ン ジ ン 整 備
これが大多数でしょう。
こと、エンジンだけは厳密なトルク管理が要求されます。
締め付ける順番や締め付け時における、トルクの刻み方を間違えるだけで
ドエライ事になります。
オーバートルクになるとレスポンスに変化が出ますし、
トルク不足になると、 オイルにじみやオイル漏れが発生してしまったり。
あー、なんか随分と話が横道に今日はよくそれますね・・・。
まぁ言いたいことは概ね伝わっていると思いますので
これぐらいにしておきましょうかね。
作業も今日はここまで!
最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。
15.6℃
日中の暖かさが嘘のような冷え込みです・・・・。
今日から長袖デビューしているんですが、
袖口が鬱陶しいですw・・・はい。
結局一日中折っているんで半袖と変わらないですね。
まぁ記事は分厚いので暖かいですが。
ではまた明日☆