【後編】エリミネーター125(A6)を規制前に仕様変更してみよう!

ども。

今日は茹だる暑さの中車検に行ってきました。

来週まで車検予約が取れないほど予約が一杯だったのに、

なぜだか昼一番は閑散としてる

みんな結構動き出すの遅いのかなーとか思いながら検査レーンに。

ヘッドライト廻り(光軸)がちょっと心配だったのですが、

何事も無く1発合格っと。

いやぁ~っていうのもですね、

お客様が取り付けられているヘッドライトってのが

所謂ベーツライトってヤツだったので、光量不足(H4でも)や光軸不良で

検査不合格となることが多いので、車検用のヘッドライトを

取り付けて、出発前にヘッドライトテスターで光軸と

光量検査をしていたらですね、光軸調整のボルトが・・・・

 ポッキリ♪

えええええええぇえぇええぇえっ~!?

なんで今、この車検に今から出るぞーってタイミングで折れてしまうかね。

確かに腐食してボルトを回すたびに、ギィギィなっていましたけど・・・
ブログランキング参加中!
皆さんのクリックがモチベーション維持に欠かせませんです。ハイ。

↓ 続きを読む ↓

急いで代替ボルトを探しましたが見つからず・・・。

んでですね、時間も迫っているので

場を凌ぐ対策

だけ施して車検に出たってわけなんですね。

光軸の調整はきちんと出きるんですがね、

少し強めの振動を与えると光軸がずれてしまいます。

で、 ヘッドライト廻りの検査に不安が有ったってわけです。

まぁ検査レーンに入る前にも光軸を微調整したのが

功を奏したと思います。

ほんとは車検の時だけこんな事するのは

絶対にイケません。

じゃなんでそんな事するの?

確実な納期をお約束する為です。

今現在取り付けられているベーツライトはH4タイプの

ヘッドライトバルブが取り付けられているので、光軸・光量さえ

基準値に収まれば全く問題ありません。

光量に関しては特段心配する必要はありませんが、

問題は光軸(最終的には光量も絡みます)なんです。

ベーツライトってのはリフレクター形状や経年劣化に

よって車検不合格となる場合が多く、車検不合格となった時の最大の理由が、

軸不良(拾えない)量不足(拾えないから計測できない) 

なんですねー。

つまり、ベーツライトのリフレクタ形状やレンズカットの具合が悪いとか、

レンズ直径が小さすぎるとか、色んな理由でヘッドライトテスターが

きちんと拾えないん(テスト出来ない)ですね。

だから結果的には、

こ向いてるか判断できない量を正常に計測できない不合格

この流れになるんです。

逆に、うまく光軸を拾ってくれると問題なく車検を通過できる場合もあったりと、

相当検査レーンのテスターの動作にも依存している部分があります。

 ※今年和泉検査場のテスターが新調されて随分良くなったとか何とか・・・・

我々はお客様から車検の代行費用を頂いて検査に行っておりますので、

けは出来ません

確実な方法でしか車検には行きません。

だから我々ショップが車検に行くと1発合格が普通なんです。

極稀に不合格となることもありますが、

光軸・光量・騒音・排気ガス検査で不合格で後日再検査となることは

ほぼ有り得ないですー。

全て事前に計測機器で調整を行ってから車検に行きますからね。

はい、じゃいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度からお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

35.4℃

今日はワイフィが汗拭き用のタオルと着替えのTシャツを

用意してくれていたので、色々とがよろしいです♪

汗拭き用のタオルがあるだけでも随分と過ごし易いですー。

はい、今日の本題です。

昨日からご紹介している

 エリミネーター125(A6)を規制前に仕様変更してみよう!

ですが、本日は後編となります。

前編をまだ見ていないぞという方は以下のリンクよりご覧いただけます。

【前編】エリミネーター125(A6)を規制前に仕様変更してみよう!

さて、前編では最後に

フタ完了

エアークリーナーBOXの接続部分をゴムホースを使用して

フタしたところまででしたね。

今日はこの続きをご紹介します。

今日はいよいよ出力を抑制しているキャブレター部分の作業をご紹介しますよ。

まずはスロットルケーブルをキャブレターから取り外します。

スロットルケーブルを取り外す

10mmのナットを引き側・戻し側共に緩めるだけで

取り外せるので楽チンです~♪

次はキャブレターに接続している燃料ホースを取り外し、

予めキャブレター底部のボルトを緩めてフロートチャンバー内の

ガソリンを全て排出しておきます。

フロートチャンバー内のガソリンの排出が終わったら、

エアークリーナーのダクトとエンジン側マニーホールドの

固定バンドを両方とも緩めておきます。

これで準備完了です。

キャブレターを少しエアークリーナー側に引きながら

車両左側に回転させます。

キャブレターを回転させる

少々荒業ですがキャブレターの洗浄を行う訳では有りませんので

この方法で交換するのが一番工賃が安く済みます。

これでキャブレタートップ部分が外側に向きましたので

エンジン出力を抑制していた、問題のバキュームピストンを

交換していきましょうか。

キャブレタートップのボルトを緩めると、内部のスプリングの力で

フタが飛んでいっちゃいますので、最後まで指で押さえながら

フタを取り外します。

んでこれがフタとスプリングを取り外した状態です。

フタを取り外した

これがバキュームピストンですねー。

こいつのおかげでエンジン出力が約5馬力ダウンしています。

早速キャブレターからバキュームピストンを取り外しました。

取り外したバキュームピストン

よく見るとバキュームピストンに穴が開いているのが分かりますか?

そうなんです。

穴開いてるんですねー。

バキュームピストンに穴を開けることによって、強制的に負圧を逃がしてしまい

ピストンが100%持ち上がらない(全開にならない)様にしてエンジン出力を落としています。

つまり、この穴さえなければバキュームピストンはしっかりと

全開まで持ち上がってくれるようになるって事です。

※良い子は穴を埋めてしまおうとか考えないようにw

んでこれがメーカーから取寄せておいた

エリミネーター125(A3)モデルのバキュームピストン(写真左側)と

現在車両に取り付けられていたバキュームピストン(写真右側)です。

規制前と規制後のバキュームピストン

規制前のバキュームピストンは穴が開いてませんねー。

でもコレだけ交換してもダメです。

メインジェット・パイロットジェット・ジェットニードルも交換が必要です。

まずは古いバキュームピストンからジェットニードルを取り外します。

バキュームピストン内部のプラスボルトを取り外します。

ボルトを取り外す

ボルトを取り外すとこんな風にジェットニードルが取り外せます。

取り外したジェットニードル

新しいジェットニードルを組み付ける際は

細かい部品の取り付け順番を間違えないようにご注意を。

ジェットニードルも新旧比較です。

写真右:規制前

写真左:規制後(現装着部品)

新旧のジェットニードルの比較

規制前のジェットニードルの方がEクリップを入れる溝が多いです。

調整の幅が広いって事ですな。

今回はとりあえずセオリー通り3段目にクリップを装着しました。

クリップをセットした

んで新しいバキュームピストンにジェットニードルを組み付けっと。

ジェットニードルを組み付けた

次は逆の手順でバキュームピストンをキャブレターに取り付けて

元通りフタを閉めて完了です。

組み戻し完了

次はメインジェット等の交換作業なので、

キャブレターをさらに180度逆に回転させます。

ただ、そのままでは回転させることが出来ないので、

チョークレバーを予めON状態(レバーを下げる)にしておきましょう。

チョークレバーを下げておく

チョークレバーを下げた状態にすると、簡単にグルリと

180度回転させることが出来ます。

んでこれが回転させた状態。

キャブレターを回転させた

これでフロートチャンバーも楽チンで分解することが出来ます。

フロートチャンバーの固定ボルトは舐めやすいので、

舐めてボルトを潰さないように注意してフロートチャンバーをあけましょう。

フロートチャンバーを開けた

フロートチャンバーを開ける際は、残ったガソリンが出てくるので

必ず予めウエスなどを準備しておく事。

まずはメインジェットを交換します。

メインジェットを交換する

純正の指定番数が数種類有りますが、取り付けた番数はナイショです♪うふ♪

次はパイロットジェットを交換します。

細くて先端部分が欠けてしまいやすいので注意して取り外します。

パイロットジェットを取り外す

んでコレが新しく取り付けるパイロットジェット。

新しいパイロットジェット

しっかりと規定トルクで締めこんだら、元通りフロートチャンバーを

取り付けてっと。

フロートチャンバーを取り付ける

締める時も舐めないようにご注意を。

フロートチャンバーを元通り取り付け終わったら、キャブレターを

元の角度に戻して、エアークリーナーのダクト、マニーホールドの

固定バンドを忘れずにしっかりと閉めこんでおきましょう。

さぁ作業もいよいよ終盤です。

次は排気ガスのバイパスバルブが無くなった事により、

エンジンから取り出していた負圧のホースの行き先が

無くなってしまっていると思います。

これを完全に撤去してマニーホールドとガソリンコックだけ

負圧のホースで繋ぐようにしていきます。

まずはマニーホールドから負圧ホースを取り外します。

負圧ホースを取り外す

んでこれが取り外した負圧ホース一式です。

取り外した負圧ホース一式

写真に映っている中で一番短いホースだけを再利用して

マニーホールドとガソリンコックを接続しましょう。

長さもバッチリですよー。

負圧ホースを取り付けた

あとは燃料ホースをガソリンコックに忘れずに接続して、

スロットルケーブルを元通りキャブレターに取り付けます。

スロットルケーブルを取り付ける

はい、これで作業完了です♪

ガソリンコックのレバーを【PRI】レンジに回して、

強制的にガソリンを流してフロートチャンバーにガソリンを溜めます。

んでドキドキしながらエンジンを始動させると・・・・

 どどどどどどどどどどどど・・・・・・・・ 

いい感じで一発始動です。

しばらくアイドリング状態で様子を見て、早速ヘルメットを被って試乗♪

※パイロットスクリューの調整も忘れずに行うように。

 規制前と規制後ではし回転数が異なります。 

やっぱエエッすな!

きちんとスロットル全開でパワーモリモリというのが

はっきりと体感できます~。

規制後モデルでパワーに満足がいかないというお客様は

ぜひ実施される事をオススメしますよ♪

坂道発進も楽々~♪

低速からでもパワーモリモリ~♪

燃費は走行条件によっては悪くなる可能性がありますので

その点十分ご理解の上作業を実施して下さいまし。

これでエリミネーター125の規制前仕様への変更作業は完了です♪

今日はここまで~。

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

33.4℃

なんか店の前の道路を工事しているようで、

ドゴドゴゴゴゴゴゴゴと地響きがしますー。

明日はブログの更新はお休みの予定なのでご了承下さい。

ではまた☆

じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
人気ブログランキングへ今日もポチッと明日もポチッと♪ブログランキング参加中 

スポンサーリンク

コメント

  1. あき より:

    はじめまして。エリミネーターを買ったんですが、
    エアジェット#95 には変更してないんですか?