ども。
今日は朝から騒々しいです。
頭上にはヘリコプターがバラバラと音を立ててホバリングしてるし、
ポリスがガチャンガチャンと音を立てて走り回ってるし、
なんだか騒々しい一日の始まりのセントラムモーターサイクル。
いや、うちは全く関係ないんですがね、コレの事件関係かと。
じゃ今日はシーズン2ってことで行ってみよう~♪
さてさて、前回は
不発弾スタイルの燃料ポンプさんでしたね。
今日はコイツをさらに分解して行きますが、これは想像以上に面倒な作業ですので
同じ症状になったからと言ってご自身で施工されるのは芳しくありません。
素直にポンプを交換して下さいませ。(長期作動の保証が出来ない)
まぁ、お勉強の為にやるってのならイイですがw
くれぐれも燃料への引火とか、タンク内部で電気入れた瞬間に
ドーーーーーーン!
などにはご注意を。
底部のカシメ部分を外すと内部はこんな感じに。
なんか想像していたポンプと少々違いますね。
私の想像では、中にはプロペラが付いていてギュンギュン押してそうな感じが
していたんですが、どうやら随分と違うようです。
写真の黒い部品がポンプの中枢部分らしく、表面に凹凸が多数付いていて
回転方向にあわせてかき出す様な、いわば凹んだスコップのような形状になっています。
コイツが回転する事により燃料を圧送しているようです。
果たしてこれでインジェクターの求める燃圧が得られているのかどうか、
私には分かりませんが多分大丈夫なんでしょうw
さぁさらに1つずつ部品を抜き取って、ついに本丸に到着です。
内部の大親分は想像していた通りの部品が入っていました。
ここは想像通り、セルモーターや各種モーターと同じですね。
コイルを巻き付けた鉄心とブラシの接触部分があるというだけで、
特別すごい物でもありませんね。
まぁ少し違う点といえば、コイルがプラスティックでコーティングされていて
直接外部に露出していないという事ぐらいでしょうか。
その他の構造は、フツーのモーターです。はい。
コイツが収まっていた内部を覗くと、ブラシ(コミューター)が居てるんですが
欠けているとか、割れているとか、もう残り少ないとか、
全然問題が見当たらないんですよね。これが。
とにかく、ブラシの接触部分とか軸受け部分等を掃除してから
底部の蓋以外を仮組みして作動を確認してみます。
電源ヨーシ!
配線ヨーシ!
ポンプヨーシ!
カチッ(キーをON
ウイィーーーーーーーーーーーン
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!
動きましたよ。エエ。
やれば出来るんです。
そう、褒めて伸ばすタイプなんです。
やれるヤロウなんです。
カチカチ、カチカチ、何度やっても正常作動。
感動しました☆
主たる原因はブラシ(コミューター)部分の汚れやサビの影響で
うまく電気が流れなかったのと、軸受け部分の汚れによる重抵抗による作動不良だと判断。
これで、
パネェ熱さ
になったポンプも説明が付きます。
電流は流れているが、ブラシの接触部位の汚れのおかげで
全コイルに電気が行き渡らなくなり、モーターとしてのパワーがダウン。
※掃除機の吸引力低下やセルモーターの始動力が落ちるのもこれが原因の一部
この状態でもブラシ部から電気は流れ続けている為コイルは熱を持ち始める。
さらにさらに、パワーがダウンした上に軸受け部の重抵抗のおかげで
回りたいけど回れない、けども電気はガンガン流れてくる。
モーターってのは、回転抵抗が強くなれば強くなるほど
大きな電力を必要とする為、さらにモーターからの要求電流量は増える一方。
だから、セルモーターでも数秒回転させて掛からない時は
少し休ませてからまた回すってのが基本です。
熱を持って抵抗が増えたセルモーターを回転させる為に必要とする電力が、
例えば当初は1の力で1回せますよ。
ってのが、色々な影響で回転負荷が増えたので、1回すのに5必要ですよ。
という事になります。
1回すのに今までの5倍必要とされる為、バッテリーは悲鳴を上げます。
新品のバッテリーを付けても、しばらくセルモーターを回転させ続けていると
あっという間に上がってしまいます。
でも、長時間回さなければバッテリーさんは要求される電力が少ない為
長持ちしてくれるっていう話です。
だから、くれぐれもエンジン始動時に掛かりが悪いからといって
10秒とかセルを回すのはヤメテください。
3~4秒回したら休憩。
少し待って3~4秒回して休憩。
もう一度3~4秒回して電話を持つ。
最後にもう一度3~4秒回して、
ページコンテンツ
セントラムモーターサイクルにコールなうw
修理のご依頼はお気軽にお電話でどうぞ。
堺市南区内は引取費用無料です~。
さぁ、動作確認は取れました。
動くのが分かればここからは急ピッチで組み立てて行きます。
元通り部品を組み込んで・・・・・
底部の部品を入れて・・・・・
底部のカシメを元通りにカシメて行きますが、コレがまたキレイに出来ん。
しっかりとカシメておかないと、本当にモーターがお亡くなりになってしまいます。
いや、お亡くなりになるならまだしも、燃料タンク内部でこいつが緩んで
ブラシ部分の火花が燃料に引火したら・・・・・
ドーーーーーーーーーーン!
ポンプどころか、乗ってるライダーまでお亡くなりになりそうな雰囲気。
ほんっとシャレになりません。店たたまなきゃイケませんよっ。ハイ。
いやいや、でもご安心を。
こちらの車両は小売致しませんのであしからず。
で、とりあえずカシメ終わった燃料ポンプがコチラ。
誰だっ!今
『キッタねぇ仕上がりだな・・・おぃ。』
って言ったのは!
ああそうさっ!
その通りだよっ!フンッだ!
はい、 これでポンプは完成です。
当然、カシメ作業が終了した後の動作チェックも問題ありません。
ウイィ~~~~ンってうなってます♪
取り外しておいた各種部品やホース類を元に戻して完成です。
一部当初と異なるバンドを使用しています。
なぜかって?
それは、おフランス人に聞いて下さいな。
ハメ殺しのバンドなんですってよ!
奥さまっ聞きまして?
普通はねぇハメ殺しに見えても、もう一度付け直せるんですがコイツは全くダメ。
一度外すと二度とハメる事ができないご様子で。
いつもお世話になっているスナップオンの方に色々と工具を出してもらいましたが
結局うまく使える工具がなかったって訳です。
まぁ終わり良ければそれで良しって事で。
この出来上がった燃料ポンプをタンク内部に戻す前に
タンク内部に溜まった、サビやらゴミやらを清掃しておきます。
うん。コレで良し。
プラスティックタンクは錆びないのでいいですよね。
割れると終了ですけどw
ささ、あっという間に燃料ポンプもタンクに装着完了です。
配線類も全て元通りにしてドキドキの最終チェックです。
最終チェックのご様子は、臨場感溢れる動画でどうぞ♪
[flv]https://www.centrum.jp/wordpress/wp-content/uploads/2011/12/DSCN4364.flv[/flv]
そうよコレよコレっ!
なんてステキなサウンドなんでしょう♪
実にエレガント且つ繊細。それでいて上品。 (もうイイってw
これで無事にエンジンが掛けれる?かもしれない。
まだまだやることは残っているんですがね。
明日は本来立ち入ってはイケない場所に立ち入る予定ですのでお見逃しなく。
じゃ、今日もいつものアレ、いっとくぅ~?
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