ども。
ジメジメ、ムシムシのこれぞ日本の夏!的な陽気の週末、
皆様ご機嫌如何でしょうか?
ここセントラムモーターサイクルの隣接する道路は
和歌山方面に抜ける為の昔ながらの街道で、
週末ともなると沢山のオートバイが通過していきます。
そりゃあもう色んな種類のオートバイが通りますよ。
通過する台数で言えば日に2~30台といった所でしょうか。
ハーレー、国産アメリカン、トラッカー系、ネイキッド、スーパースポーツ、
ビッグツアラー、デュアルパーパス、オフロード、旧車と、
ほぼ全てのジャンルのオートバイが通過していきます。
平日はこんなに沢山のオートバイが通過する事は
殆ど有りませんが、天候の良い週末であれば
ほぼ毎週末こんな状態です。
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じゃ、そんなにもオートバイがよく通過するなら
【バイク乗りが集う茶店】でもしましょうかねw
でも喫茶店的な事はせず、飲み物は自販機でどうぞ。
あ、イスと日陰は用意しましょうか。
あくまで休憩スポットとしてバイク乗りが集う場所を提供し、
バイクオーナー同士が親睦を深めるってどうでしょ?
幸いな事に当店の敷地は広いですし。
うーん。
うーん。
うーん。
ま、言ってみただけなんですけどねw
自動販売機もイスもあるんで、
止まって休憩していく人はしていきますしね~。
『ご自由にどうぞー。』
『あと良かったらバイク道路際に止めずこちらに入れて置いて下さい。危ないんで』
って感じですね。
お近くに来た際は、表の自販機でコーヒーでも飲みながら
休憩でもどうぞ。
では今日の開店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。
26.0℃
すっきりと青空が広がった今日も、朝から蒸し暑い1日となりました。
そろそろ梅雨明けも近いですねー。
今日のお話はこちらの車両です。
カワサキ 250TRですね。
エストレヤと同系のエンジンを搭載したモデルで
エストレヤと違ってブラックアウトしたエンジンは、足元をグッと引き締めて
より一層ストリートでの強いインパクトを与えています。
トルクがあるので、町乗りでは十分よく走ってくれます。
んで、今日はこの車両のフロントタイヤを交換してみたいと思います。
まずはブレーキキャリパーから取り外していきます。
あまりにもドロ汚れが凄かったので、事前に洗車してから作業しています。
ブレーキキャリパーを取り外したら、次はフロントフォーク底部にある
アクスルシャフトのゆるみ止めクランプ部のボルトを右側のみ緩めましょう。
クランプ部を緩めたら、スピードメーターケーブルを取り外します。
スピードメーターケーブルを取り外したら、 アクスルシャフトを
緩めていきます。
アクスルシャフトをある程度緩めてから、この部分にジャッキを掛けて
フロントホイールを浮かせましょう。
ジャッキが滑らないように十分に気をつけてジャッキアップしましょう。
ジャッキアップが完了したら予め緩めておいたアクスルシャフトを
ホイールから引き抜きます。
アクスルシャフトを引き抜いたらあとはフロントホイールを取り外すだけです。
フロントホイールをフロントフォークの間から抜き取る際は、
車両を揺らさないように慎重に取り外しましょう。
フロントホイールの取り外しが完了しました。
タイヤ交換前にホイールのベアリングに異状が無いか点検した所・・・・
ゴリュゴリュゴトゴトガタガタ・・・
ええぇぇぇっ。。。
ベアリングがガッタガタです。
とりあえず表面のダストシールを取り外してみましょうか。
・・・・・・。
言葉にならないコンディション。
どれぐらいガタツキが出てるかって言うとね、
分かります?
インナーレースとダストシールの間に隙間があるのが。
本来ならばこんな所にこんな隙間は出来ません。
ふぅ・・・・。
このままタイヤ交換してお渡しする事は出来ません。
でもお客様はお急ぎのようですし・・・。
って事で在庫が無いかゴソゴソと在庫品を漁っていたら
ありましたよありましたよ~♪
同サイズのベアリングの新品がw
NTNのパッケージに入ったままの状態で。
しかもご丁寧に2個セットで。
ナイスっ!!自分っ!
さっそく古いベアリングを取り外して、新しいベアリングと交換。
って、予想外の出来事だったので写真撮影をすっかり忘れていました。
んじゃタイヤ交換作業を進めますw
まずはエアバルブを取り外してエアーを抜いて、
バルブ根本のナットを緩めておきます。
エアーを抜いたら、タイヤレバー2本を使用して半面ずつビードを起こしていきます。
リム幅の狭いチューブタイプのタイヤを装着しているバイクの場合、
チューブの空気を抜けば自然とビードを落とすことが出来ますので、
チューブレスタイヤと違って、すぐさまビードを起こしていけるのでラクチンです♪
初めだけ2本のタイヤレバーが必要ですが、あとは1本あれば
ビードを簡単に起こしていくことが出来ます。
反面のビードを起こし終わったら内部からチューブを取り出します。
チューブを取り出し終わったら、こんな風にしてタイヤを手のひらで押して
ホイールから取り外しましょう。
リム幅が狭いとタイヤとホイールを分離させるのも簡単ですー。
タイヤを取り外したらフラップ(リムバンド)も取り外しましょう。
次に新しいフラップをリムに取り付けます。
きちんとバルブ位置は合わせておきましょうね。
次は新しいタイヤに予め新しいチューブをセットして
少量だけエアーを充填しておきます。
この時もタイヤ側のバルブの合わせ位置(黄色い丸印)と
チューブのバルブ位置をしっかり合わせておくように。
※後でも合わせる事が出来ますが、大幅にずれているとあわせるのが困難になります
バルブを先にリム側に差し込んでナットを軽く掛けておきます。
後はバルブ側からタイヤを半面入れていきます。
※当初の半面はバルブ側からタイヤを入れていきますが、最後の半面は必ずバルブと逆側から入れていくこと!
んでこれが半面入れ終えた状態です。
この時点でもう一度バルブの合わせ位置がずれすぎていないか確認し、
ずれているようであれば修整しておきましょう。
残る半面をタイヤレバーで入れていきます。
タイヤレバーでビードを入れていく場合(チューブタイプ)は、
タイヤレバーを90度以上寝かせない事!
固くても絶対にそれ以上タイヤレバーを寝かせないようにしましょう。
つまり、タイヤレバーを90度以上寝かせなければ、
タイヤレバーとホイールの間にチューブを挟んで
パンクさせてしまうことが無いからです。
※90度まで = リムに対して直角まで
これも基本中の基本です。
タイヤ交換やチューブ交換の際に思い出しながら作業して下さい~。
タイヤの装着が完了したらすぐに空気を入れず、
こうしてバルブの先端をタイヤ内部にしっかりと押し込んで
チューブをタイヤの内側に入れるようにしましょう。
何回かスコスコとやれば十分です。
あとはエアーを入れてやれば完成です~♪
さぁここからは逆の手順ですよ~。
まずはアクスルシャフトとスピードメーターギヤボックスに
グリスをしっかり塗りこんでおいて。
ホイールをフロントフォークに入れてアクスルシャフトを入れます。
最後までアクスルシャフトを差し込んで、
反対側のナットにしっかりとアクスルシャフトが入っていったら
この時点でジャッキを取り外してしまい、きちんと地面に着地してから
アクスルシャフトを本締めします。
アクスルシャフトを締め込んだらフォーク底部のクランプ部を
しっかりと締めこんでおきましょう。
んでスピードメーターケーブルを取付けてっと。
最後にブレーキキャリパーを取り付けて。
各部の締め付けチェックを行ったら
250TRのフロントタイヤ交換作業は完了です~♪
作業完了後はあちこちに手垢がついているので
キレイに洗車してからお客様にお返しです。
ついで、
約1年ぶりとなるエンジンオイルとオイルエレメント交換も一緒に。
ここからは写真だけでズラーっとどうぞ。
はい、これでオイルとオイルエレメントの交換も完了です。
お客様には、
『次回は交換時期を忘れないでください』
と釘を刺しておきました。
でも、多分忘れてしまいそうなので要チェックリストに入力をば。
じゃ今日はここまで♪
最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。
26.8℃
さぁ~今日もこれからまだ作業です。
ちょっと大掛かりな作業なので何時に帰宅できるのやら・・・。
ではまた♪
じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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コメント
詳しく説明していただき、ありがとうございました。大変参考になりました。
いえいえ~♪
ブログの更新も楽しみにしています(^^)
ボルトの折損にもくじけないで下さいね♪
これは雑談ですが、カバー内側からガスバーナーで
折損ボルト周囲のカバーを暖めてから
歯の立ったペンチで掴んで取り外す
という手法もかなり有効です。
アルミカバーは熱膨張し易いので、
比較的スムーズにボルトが外せるかと思います。
なるほど。アルミのケースとスチールのボルトなら膨張率も違うでしょうし。
さすがですね。是非試してみたいと思います。
本当にありがとうございました。
とても参考になりました。私も自分でタイヤ交換を考えていますが、ホイールバランスってとらなくても大丈夫なのでしょうか?
コメント有り難うございます。
ホイールバランスに関しては毎回するのが
好ましいと思います。
ただし、全ての車両、全ての状況において必ずしも
そうと言えるかと言われると、
ショップによって見解が異なります。
私は街乗りメインで高速道路を使用されない場合、
コストなどの事を考慮すれば、毎回取り直す必要は
無いと考えております。
安価なタイヤを装着する場合は要注意ですが・・・。
タイヤの精度が悪くバランスの偏りがあったりしますので。
大手メーカーのタイヤの場合、軽点マークがちゃんとタイヤに
マーキングされているので、バルブ位置だけ合わせれば
そんなに神経質になる程ハンドルが取られるなどと言う事は
有りませんのでご心配なく。