ども。
朝から絶え間なく降り続ける雨は、
未だ止む気配がしません。
おかげで、こもって作業する必要がある修理にはもってこいの
天候じゃぁありませんか。
とは言っても、やはり雨が降ると気分が盛り上がりません。
こんな日は一心不乱に・・・・トイレ掃除!
ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシ
ゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴシゴディッ・・・ゴ・・・ゴディ?
そうなんです。
ブラシの柄が折れましたw
ええぇぇえぇえ~ぃくそぅ!!
これだから安物のブラシはダメ。
プラスティックにしなやかさが無い。
あまりにもな折れ方をしたんで、写真は撮っていませんが・・・。
んで、その後どうしたかと言うと・・・・
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いや、換えのブラシがもう無いしー。
それより何より、私の心まで折れちゃったもんだから
今日の掃除完了っ!(うはw
この続きはまた明日にでもやります。
あ、そうそう、先ほど記事にもしてありますが
明日は私用の為午前中がお休みとなります。
作業のご依頼や、ご来店予定のお客様は
13時以降のご来店をお願い致します
電話は9時から転送設定を掛けますので、お電話でのお問い合わせは
お気軽にどうぞ~。
場合によっては電話に出れない場合がありますので、しばらく鳴らして
電話にでんわ!の時は、しばらく経ってから再度お掛け直し下さいまし。
じゃいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度からお知らせ。
21.8℃
それにしても今朝は随分と寒かったですね。
夜寝るときは、頭側にガラス戸があるのでほぼ全開にしてるんですが
あまりの寒さに7時前ぐらいに目が覚めましたね。
早く暖かくなって欲しいですねー。
はい、じゃ昨日の続きいきましょうか。
GSX1400のフロントフォークをオーバーホールしてみよう!
シリーズですが、本日は最終回となります。
前回の記事を見てないぞ!と言う方は、以下のリンクよりご覧いただけます。
■ 【第1回】GSX1400のフロントフォークをオーバーホールしてみよう!
さて、昨日までは確か
アウターチューブ底部のボルトを取り外した所まででしたね。
今日はこの続きをご紹介していきます。
底部のボルトを取り外したら、 フロントフォークを上下元通りに
持ち替えつつ、先ほど外したボルトが付いていた部分から
フロントフォークオイルがドボドボと出てきますので、容器できちんと受けておきます。
随分と汚れて真っ黒になったフォークオイルが出てきました。
本来ならば薄い茶色か赤色なんですけどねー。
それぐらい長く使ったってことですよ。ええ。
インナーチューブに体重を掛けて上下にピストンさせると
フォーク内部に入っているオイルがジュボジュボといって抜けますので、
しっかりとピストンさせて抜き取りましょう。
フォークオイルを抜き終わったら次は、フォークのトップキャップを
インパクトレンチを使用して緩めます。
フロントフォークを分解する時、このトップキャップは
スプリングのテンションが効いていて、最後までインパクトレンチで緩めると
トップキャップが飛んで来て怪我をする恐れがありますので、
最初の1発だけインパクトレンチで緩めて、後は手で下方に押さえながら
トップキャップを取り外す事。
んでトップキャップを緩めた状態がこちら。
減衰圧調整機構が付いているフォークの場合、トップキャップは
外れませんのでこういう状態になります。
この状態のままインナーチューブから一式を
ゴッソリと抜き取りましょう。
ゴッソリと内部を抜き取ったら、インナーチューブを利き手に持ち
もう片方の手でアウターチューブを握って、
左右に勢い良く引き離すと、圧入されているオイルシールと
スライドメタルが一緒に外れてきます。
一度のスライドでは外れませんので、何度か
コンッ!コンッ!コンッ!コンッ!
とすると外れます。
オイルシール、スライドメタルが外れると同時に、
インナーチューブもアウターチューブから分離すると思います。
分離しない場合は、試行錯誤してみて下さいw
んで分解し終わったフォークがこちら。
反対側のフロントフォークも同様の手順で分解します。
あ、インナーチューブに入ったままになっている
オイルシール、ワッシャ、スライドメタルは取り外しておきましょう。
これが左右のフォークを分解し終わった状態です。
減衰圧調整機構がついているフォークの場合は、さらにもう一段階
分解する必要があります。
トップキャップを固定しているダンパー側のナットを緩めて
トップキャップを取り外します。
ちなみに、今緩めたダンパー側のナットは取付け時に
先端部分からの距離が車両ごとに決められています。
この高さが狂うとダンパーの調整機構が正常に作動しないので
しっかりと組み付け時に左右の高さをあわせる必要がありますので注意が必要です。
ちなみに、GSX1400の場合の規定の高さは、先端部分から11mmです。
お間違えなきよう。
トップキャップを取り外してスプリングなど全て分解します。
一番細ながーいのがダンパーになっており、
その内部にさらに細い棒が入っていますので、曲げたりしないよう注意する事。
あと、洗浄時は必ず何度も細い棒を出したり入れたりして
ダンパー内部までキレイに洗浄しましょう。
んでですね、洗浄中はデジカメを触ることが出来ないので
あまり写真撮影はしていませんのであしからず。
ちなみに、上に分解したフォークの写真がありますが
あの写真は既に戦場が完了した状態です。
良く見たらフォークオイルがついていないし、乾燥しているでしょ?
じゃ作業はどんどん先へ進みますよー。
分解と洗浄が完了したら、各部品をしっかり脱脂しておきましょう。
脱脂完了後は元通りフォークの部品を組み戻すだけ。
注意点は先ほども書いた通り、
ダンパー部分のナットの高さですね。
GSX1400のナット高さは11mmと決められていますので、
高さが変わらないようにご注意を。
※ここで取り付けるトップキャップはダンパーを落さない為の一時的な取り付けです
トップキャップを取り付けたらアウターチューブにインナーチューブを
組み戻します。
インナーチューブを組み戻す際、しっかりとインナーチューブ底部から
シートパイプが出てきているかどうか確認しておく事。
ってか、そのままは組めないんですぐに分かると思いますがw
元通りインナーチューブを組み戻したら、
アウターチューブ底部のボルトを入れてインパクトレンチで締めこみます。
これでインナーチューブとアウターチューブが元通り組み終わりました。
次はいよいよ新品のオイルシールを打ち込んでいきますが、
その前にスライドメタルとワッシャをアウターチューブに打ち込みます。
スライドメタルとワッシャを入れ終わったら、オイルシールに
シリコングリスを塗っておきます。
用意が出来たら、一時的に取り付けてあるトップキャップを取り外し、
ダンパーをフォーク内側に落さないように指で支えながら
オイルシールをインナーチューブに入れます。
※オイルシールを入れ終わったらまたトップキャップをつけておくこと
オイルシールをフォークに入れる時、インナーチューブの
フチでオイルシールの内側のリップを痛めないように注意しながら入れましょう。
ここまで来たらあとは専用工具でオイルシールを打ち込むだけ。
オイルシールを打ち込み終わったら、次はクリップを入れてっと。
クリップも新品で美しい♪
クリップを入れ終わったらダストシールを打ち込みます。
ダストシールの打ち込みが完了したら、次はいよいよ
フロントフォークオイルを入れていきます。
こちらの車両にお乗りいただいているお客様は、少々ヘビーウェイトな
お客様ゆえ、ダンパー機能があまり効かず弱いと仰っていたので
今回はWAKO’sのフォークオイルをブレンドして15番相当のフォークオイルを入れます。
15番相当のフォークオイルを作るには、7:3の割合で
10番と20番をブレンドします。
ちなみに、GSX1400のフォークオイル量は648mlとなっています。(油面:105mm)
あとは計算してブレンドして下さいw
出来上がった15番相当のフォークオイルをトップキャップを外した
ダンパーに入れていきますが、トップキャップを外したままで
ダンパーを落してしまうと面倒なので、予めワイヤーで引っ張っておくとGOODです。
オイルを入れたあとダンパーを何度か上下していると、
ダンパーが落ちないほどにダンパーが効いてきます。
何度も何度もスライドさせてダンパーのエア抜きをします。
エア抜きが完了したら、ダンパーに細い棒を忘れずに突っ込んでおきます。
細い棒を入れるときは、手をサッと離してしまうとすごい勢いで
オイルが飛び出しますので、最後まで指で支えながら最後まで入れること。
棒をゆ~くり入れても、最後のほうでこんな風に
オイルが出てきますので、本当にゆっくり入れること。
全てのエア抜き作業が完了したら、トップキャップを完全に固定して
インナーチューブのフタを閉めて完了です♪
最後に取り付ける前にフロントフォークを
水洗いしてっと。
フォークを洗い終えたら元通り車両に取り付けて、
フロントフェンダーを取り付けてっと。
んでこの、ご太い アクスシャフトとカラー(兼ナット)に、
グリスをしっかり塗ってっと。
あと、忘れずにホイール側のベアリングにもグリスをしっかり塗っておきましょう。
締め付ける際に使用する工具がコレ。
アクスルシャフトを元通り取り付けてある程度締め付けて、
ナット側が共回りする段階で、フォーク底部のゆるみ止めクランプを
一時的に仮固定してナットを回らないようにします。
この状態でアクスルシャフトをしっかり締め付け、
ゆるみ止めクランプをもう一度緩め、その後何度か繰り返して
アクスルシャフトの位置決めをしっかりしておきましょう。
最終的にアクスルシャフトの出面がこういう状態になっていればOKです。
最後にブレーキキャリパーを元通り取り付けてっと。
今回の作業であちこち触って指紋が付いていますので、
拭き取れる所はふき取って、ホイール廻りは洗車してキレイにして
GSX1400のフロントフォークのオーバーホール作業完成で~す。
これでお客様のヘビーウェイトにもグッと来るフォークの
仕上がりになりましたのでお客様も喜んでくれるはず♪
じゃ今日はここまで。
最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。
18.6℃
夜になっても雨が止む気配はありません・・・。
明日の天気はどうなんでしょ。
さぁ合羽着て帰ろーっと。
ではまた♪
じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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