ども。
昨日は更新できなくてすみませんでした。
今日はいつも通り更新しますよー。
夕方にご来店頂いた常連のPCXにお乗りのお客様との
話の中で出てきた一節で気になることが。
お客様:
梅雨は二週間って言われてない?
え?二週間なんですか?
ぜーんぜん知りませんでした。
しかももう梅雨入りしていて、6月いっぱいで梅雨が終わるとか何とか・・・。
私の記憶では、7月中旬ぐらいまで梅雨のような気がすると
思っているんですが。
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梅雨前線すらまだ日本列島の上に居てないってのに、
二週間で本当に梅雨明けするんでしょうか。
で、気になったので気象庁の公開している
例年の梅雨入りと梅雨明けのデータを調べてみました。
すると、
・・・
・・・
・・・
・・・
近畿地方(平年)
梅雨入り:6月7日
梅雨明け:7月21日
そうそう、6月7日から7月21日なので、ちょうどにしゅ・・・・
なんでやねーんw
1ヶ月以上梅雨ですやん。。。
過去のデータで二週間ぐらいで梅雨が終わっている時期が無いか
探してみましたが・・・・無い。
どうやらお客様の記憶違いのようですね。
1ヶ月近く天気がグズグズだなんて嫌ですね。
私のようにオートバイ店を営んでいると雨は商売の敵。
客足がすっかりめっきり遠退きます。
あぁやだやだ。
はい、じゃいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。
30.6℃
暑い。とにかく蒸し暑いです。
夜の寝苦しさも日を追うごとに増すばかり。
ぐふふふふ・・・・・
先日よりご紹介している、
SUM-UP125の電装トラブルとリヤブレーキを修理してみよう!
シリーズですが、今日で最終回となります。
前回までの記事は以下のリンクよりご覧いただけます。
■【第1回】SUM-UP125の電装トラブルとリヤブレーキを修理してみよう!
■【第2回】SUM-UP125の電装トラブルとリヤブレーキを修理してみよう!
前回まではたしか、
そうでした。
マフラー取付け部用のカラーを作製して取り付けたところまででしたね。
今日はこの続きをご紹介していきます。
取付けの完了したら、リヤブレーキのワイヤーを調整して
店の前で少しだけ試乗。
アクセルをONしてすぐにOFFしてリヤブレーキを握ると・・・
グワワワワワワワワワワワ・・・・
ダメだ・・・。
少しどころか全く変化なし。
そう、まるでABSが効いているかのようにリヤブレーキレバーが押し戻されます。
これはブレーキシューの問題ではなく、車軸側に問題がありそうです。
もちろん、この段階ではホイールも疑わしいんですが
シャフトとホイールのどちらが疑わしいかといわれると、
やはり車軸側ですよね。
ってことでプーリー側を一気に分解していきましょう。
そういえば、ついこの前もSUMUP125の駆動系を分解したな・・・。
んで早速カバーを開けてみました。
いつぞやのSUM-UP125の様にVベルトが切れている訳じゃないので
プーリーカバー内部もキレイなもんですな。
んでプーリー、クラッチ廻りを取り外します。
詳細な取り外しについては、SUM-UP125のプーリー一式を交換した際の
記事に書いて有りますのでそちらをご覧ください。
プーリー内部のウェイトローラーも一応確認してみましたが、
なーんの問題もありませんでした。
まぁそりゃそうでしょうけどw
エンジン側はこんな状態ですね。
キックギヤ関連は取り外さなくて結構です。
一番右側の軸が出ている部分がミッションケースとなっています。
ここにはギヤオイルが入れられていますので、事前にドレンボルトを取り外して
ギヤオイルを抜いておきましょう。
なぜだか一度も取り外されたことが無いのに、
液体ガスケットが塗られているという・・・。
まぁいいでしょう。
ドレンボルトを外すとこんな風に、やや固めのギヤオイルが出てきます。
普通のエンジンオイルと違って、粘度も有りますし
鉱物系の鋭い臭いが鼻を突き刺します。
ギヤオイルを抜き終わったら、プーリー側からミッションケースを
分解していきます。
全てのカバーのボルトを取り外したら、カバーをプラスティックハンマーで
叩いてあけましょう。
カバーを叩く時は、この部分を叩いて開きます。
カバーを叩くとカバーが少しずつ開いてきます。
内部でギヤがバラバラにならない様に、内部の様子を見ながら少しずつ
カバーを開いていきましょう。
さぁもう少しですよ。
このまま少しずつカバーを手前に抜いていくと、こんな風に
カバーが開きます。
ミッションケース内部はこんな状態です。
問題があると思われるシャフトは右側ですね。
ギヤを全て取り除きましょう。
ホイールを支えている車軸だけになりましたね。
純正の名称は、FinalShaftといわれています。
んじゃその問題のファイナルシャフトを抜き取ります。
エンジン側に引いてくるだけで抜けます。
んで引っこ抜いたファイナルシャフトがこちら。
目で見ていても良く分かりませんので、
精度はどうあれちょっと回して確認してみましたので
動画でご覧ください。
ミッションケースカバーのベアリングにファイナルシャフトを
差し込んで回転させているので、精度はもひとつです。
でも、先端部分がやはり曲がっているようです。
先端部分っていうとちょうどスイングアームの支持付近ですね。
って事で、曲がったファイナルシャフトを修整する為に
いつもお世話になっている工場に行って修整を。
工場の雰囲気が大好きです。
んで、ファイナルシャフトを旋盤で掴んで正確にどの部分が曲がっているか
計測してもらってっと。
あとはゴニョゴニョして、ゴキゴキして、シュボシュボして、
随分と工程を端折って説明してますが無事に修整完了です♪
んで、店に戻ってきてシャフトを元通り取り付けて確認してみた所、
まだ少しウネッている感じが残ってるじゃねぇか
シャフトの修整精度は十分な状態なので、もうあとはホイールしか残っていません。
って事でホイールを交換してみると、無事に解消。
マフラーと駆動系を元通り組み戻してっと。
これでリヤブレーキの問題は無事に解消です。
スイングアームの固定ボルトは緩みやすい上、ボルトが外れた状態で
走行していると、今回のSUM-UP125の様にファイナルシャフトやホイールを
曲げてしまうことになります。
走行中に異音や異変に気が付いたら、
自己判断せずに一度お付き合いのあるショップにご相談する事を
強くオススメします。
国内でクインキーの総輸入元が廃業した影響で
純正部品の供給が止まっており、オーナー様は困っているはず。
今回の修理中、本国プジョーとの交渉を続け、SUM-UP125の
純正部品を当店で
発注することが出来る様になりました。
SUM-UP125とほぼ同一のクインキーも同様に使用できます。
ただし、
価格:オフランス♪価格(覚悟が必要です)
納期:いっぱしの輸入車と同様に2~3ヶ月
パーツリストもご用意しておりますので、
クインキーの純正部品、SUM-UP125の部品でお困りの方はぜひ
当店にご相談下さい。
そうそう、初回の記事の時にバッテリーのトラブルの記事を
ご紹介しましたが、バッテリートラブルの原因は
バッテリーボックス内部でバッテリーがガタつく事によって
ターミナルが緩んできます。
って事でバッテリーBOX内部にバッテリーがガタ付かないように
固めのスポンジを用意します。
バッテリーとBOXの隙間をノギスで計測して、
必要な厚みに調整してから両面テープを張って
んでバッテリーを元通り入れてっと。
これでバッテリーもガタガタする事が無いので、
すぐにはターミナルが緩むことは無いでしょう。
でも、もともとSUM-UPのサスペンションは貧弱で
ショックの吸収性能が低いので、遅かれ早かれ緩みそうな気はしますが。
んでお客様にお返しする前に洗車してっと。
はい、これでSUM-UP125の電装修理とリヤブレーキ修理は完成です♪
最後まで読んで頂き有り難う御座いましたー。
では最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。
24.4℃
夕方雨が少し降ったんですが、夜になって
雨が上がったので一安心です。
明日はまた天気が崩れるみたいなので、何をしてあそぼっかなー。
ではまた水曜日に♪
じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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コメント
サムアップ125のエンジンがかかりません。バッテリーは新品でセルは良く回ります。
近所のバイク屋に持って行きましたが、外国製なので修理は出来ないといわれてしまいました。ただ、プラグだけは点検してくれ、火花が出ていないことがわかり、電気系統の故障と判明しました。素人考えで、」まずCDIを交換しようとネットで見つけて注文するところです。何かアドバイスをお願いします。