ども。
今日は作業が長引いていてブログを書き始める時間が
随分と遅くなってしまいましたので、今日は冒頭の小話は
少しだけにして、早々にブログ更新をば。
今朝一番でトイレ行って用を足した後、作業着のファスナーが
下がらなくなってしまい、無理やり動かしたらファスナーがポロリ・・・。
・・・と・・・取れちまった。
両開きのファスナーなので、もう一方のファスナーを下げてきて
何とか事態を収拾しようとしたら、こっちもまた引っ掛かって動かなく
なってしまうという最悪な事態に。
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もうこの時点でね、はらわた煮えくり返ってるわけですよ。
そりゃあもうグツグツと。
始めは作業着を来たままなんとかファスナーを取り付けようと
頑張ってたんですけどね、チマチマしていると肩はこってくるし、
作業しにくいし・・・・
えぇーい!コンチクショーめっ!
って事で朝からこんな状態で職場なう。
作業着を脱いでパンツ1丁でファスナー修理ですー。
せくすぃ~♪な太ももがw
はぁ・・・朝からパンツ1丁でファスナー修理している姿なんて
お客様に見られたらえらいこっちゃでしたが、
幸い修理中にはお客様の来店がなかったのでよかった。
んで、ファスナー修理も無事に完了したんですが
随分長く愛用している作業着だったので、今後の事も考えて
新しい作業着を2着発注しましたー。
ってか、朝から何やってんだよオレw
さぁ~気を取り直していつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度からお知らせ。
28.6℃
パンツ1丁でも少し汗ばむぐらいの朝の陽気でしたね。ええ。
両開きファスナーが2つとも取れてしまって焦ったから汗ばんでいたとか。
慣れない細かい作業してたから汗ばんでいたとか。
お客様が来ないかドキドキしていたから汗ばんでいたとか。
お・か・げ・様で下半身は涼しゅうございましたがねっ!w
はい、今日のお話はこちらの車両です。
カワサキ Z400FXのカスタム車です。
カスタム満載ですよー。
倒立フォーク、前後ホイール流用、ボアアップ、FCRキャブ・・・などなど。
だから、今日紹介する作業内容はSTDのZ400FXとは
全然違いますのでお待ちがえなく。
フロントタイヤから交換していきましょう。
まずは65mmピッチ4PADブレンボのブレーキキャリパーを取り外します。
4PADタイプのブレーキキャリパーのブレーキの効きはハンパないっすー。
2PADタイプよりも断然効き具合が違いますよ。
左右共に取り外してぶら~んとしておきます。
取り外しが完了したら、次はスピードメーターケーブルを取り外します。
スピードメーターケーブルを取り外したら、アクスルシャフトを
緩めて取り外していきますが、カワサキ車のアクスルシャフトは
他メーカーと違ってボルト側もナット側も似たような形状してますよね。
フロントフォークの脱着をしない場合は、アクスルシャフト側を
ホイールから引き抜くと後々作業しやすくてGOODです。
ちなみに、ナットとシャフトの違いは一目瞭然です。
内部をよく見て下さい。
ナット側は内部にネジ山が見えますよね。
そう、こっちがナット側なので緩めなくてOKです。
反対側はシャフト側なので、当然以下の写真の様になっています。
このシャフト側を引き抜けばOKです。
まずはアクスルシャフトの緩み止め(クランプ)ボルトを緩めておきます。
次にアクスルシャフトを緩めます。
アクスルシャフトが緩んだら、この時点で車体にジャッキを掛けて
フロントホイールを浮かせます。
フロントホイールが浮いたらアクスルシャフトを引き抜いてホイールを取り外します。
実はこのZ400FX、現在はハイグリップ(α-12)ラジアルタイヤを装着していますが、
今回はネイキッドらしく以前も装着していた、走りを追求しないバイアスタイヤに
戻して欲しいとのご依頼でーす。
んで今回チョイスしたのはダンロップのGT501。
いわゆるアローマックスってやつですね。
もうそんなにも峠道とか走らないので、のんびり長く使いたいとの事で
バイアスタイヤに変更です。
タイヤチェンジャーでごりゅごりゅとタイヤ交換。
新しいタイヤは柔らかくって入れやすいですね。
ってか、いつも手で交換しなきゃならない車両ばかりなので、
時々こうしてタイヤチェンジャーとか使うと違和感を感じますw
サクッと交換完了です。
ホイールを取り外した際は、必ずベアリング類の動作をチェックして
ベアリングにガタツキなどがあれば交換するように。
今回作業したZ400FXのベアリングは異常なしですー。
ベアリングにグリスをタップリ塗って、アクスルシャフトにも忘れずに
しっかりとグリスを塗っておきます。
グリスを塗って準備が整ったら、逆の手順でホイールを取り付けていきます。
アクスルシャフトを締めこむ際は、ある程度締めた後にジャッキから下ろして
最後の本締めをするように。
くれぐれもジャッキアップしたままで本締め作業しない事。
バランスが崩れて車両が倒れてしまう危険がありますので、
ジャッキアップしている車両ではバランスを崩すような締め付け作業は厳禁です。
アクスルシャフトの締め付けが完了したら、
スピードメーターケーブル、ブレーキキャリパーを元通り取り付けて
忘れずに全て締めこんで、フロント廻りの作業は完了です♪
おぉっとそうだそうだ、ブレーキキャリパーを取り外した後は
必ずブレーキレバーを握ってブレーキタッチを確認しておく事。
ブレーキキャリパーを取り外した際に、ピストンが押し戻されている場合
ブレーキタッチが抜けていますので、どんな場合でも確認しておくのを忘れないように!
じゃ続いてはリヤ廻りです。
まずはアクスルナットに入っているベータピンを取り外します。
ベータピンを取り外したら、アクスルナットを緩めて取り外します。
次はブレーキキャリパーをキャリパーサポートから取り外します。
この時点で車体にジャッキを掛けてリヤホイールを浮かせて、
アクスルシャフトを引き抜いてリヤホイールを取り外します。
・・・あのね、この後デジカメの電池が切れて
写真撮れなかったんですよ。。
文字だけで進めますw
ホイールを取り外す際は、ジャッキアップした車体が
不安定になりやすいので、大きな振動を与えないようにして
上手に取り外してきます。
そうそう、このZ400FXはさっきの写真でも分かるように
前後共に他車種のホイールを使用しているため、ホイール部で使用されている
カラーなどは全てワンオフ製作品で構成されています。
アルミのカラーを使用していると、時間と共にアクスルシャフトと
接触している部分が痩せ細ってきます。
アルミのカラー側が顕著に痩せていく場合も、アクスルシャフト側が
顕著に痩せていく場合も、どちらの場合も最終的にはアクスルシャフトに
段付きが出来てしまって、アクスルシャフトの抜き取りが固くなってしまいます。
さらに、クリアランスが広がることによってアクスルシャフトとカラーの間に
水が入り込みやすくなって、アクスルシャフトが錆びてしまいます。
これも、アクスルシャフトが抜けにくくなる原因ですね。
このZ400FXも例にも漏れず、アクスルシャフトに段付きが出来ていたんで
んまぁ~固くてスルスルと抜けてくれない・・・。
何とか抜いてタイヤの交換作業を行って、ホイールを車体に戻す前に
アクスルシャフトにペーパーを掛けて段差と腐食をマシにしておきます。
アクスルシャフトを引き抜いて、 段差が有る場合はペーパー掛けを行って
次回取り外す事が有れば、必ずアクスルシャフトを交換する事。
初めて気がついた時は、換えのアクスルシャフトなんて持ち合わせていないでしょうから、
ペーパー掛けしてグリスをしっかり塗っておけば、次回までは
余程の事でもない限りペーパー掛けで十分凌げますから。
忘れずに次回は交換するように。
んで前後のタイヤ交換作業は完了です~。
途中の写真が無くてスンマセンでした。
ちゃんとデジカメの電池、充電しとかなきゃです。
今日はここまで♪
最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。
21.4℃
さぁ今日の帰りはタコヤキでも久し振りに買って帰ろ~っと。
おぉ・・時間やばいっす。
早く行かなきゃタコヤキ屋さんが閉まる!!!
ではまた水曜日に♪
じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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