ども。
今日は車検に行ったのですが、もう既にご存知の方も居ると思いますが
この5月から新しい税率に変更されていて吃驚。
これからお客様から重量税をお預かりする際は気をつけねば・・・。
詳細は以下の国土交通省のウェブサイト上で確認できます。
■国土交通省 自動車重量税の税率の変更について(平成24年改正)
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr1_000029.html
二輪車だけでなく全ての車両の自動車重量税について
変更されています。
↓ 続きを読む ↓
車検が有る二輪車に絞って今回の変更をまとめてみました。
■初年度登録日より18年経過車
・・・5,000円
■初年度登録日より13年経過車
・・・4,400円
■それ以外の車両
・・・3,800円
月単位で経過年数を算出します
今までは4,400円か5,000円の2種類しか有りませんでしたが、
この改正で3種類に増えたってわけです。
二輪車もいつか自動車のように、
あなたの二輪車、古いから税額上げますね。
嫌なら環境性能がいいバイクに乗り換えてね♪
なんて時代が来るんでしょうか・・・。
確実にやってくるでしょうねぇ・・・。
それでも乗り続けるんでしょうねぇ・・・。
まるでタバコの値上がりと一緒じゃねぇか!
吸いたい人は、たとえ1箱1,000円になっても吸うでしょ?
それと同じで、本当に好きな人は税額が幾らになっても乗るはず。
ぐぬぬぬ・・・・
ジワリジワリと上げていくやり方がなんか悔しい。
でも、いきなり上げられるよりはマシか・・・。
さぁそれではいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。
22.6℃
今日は久し振りに暖かくって夕方まではスッキリと晴れた1日になりました。
明日以降はま た天候が崩れるようです。
さて、今日ご紹介するのはこちらの車両。
ホンダ シャドウスラッシャーですね。
継続車検と車検に伴う整備でご入庫頂きました。
あ、年の為申し添えておきますがシャドウスラッシャー(NC40)は
マフラーに触媒入りなので、社外マフラーだと車検不合格となりますので
予め純正マフラーに戻しておく事。
じゃないと、数年前に私が体験したような事になりますから。
オートバイの事を良くご理解してくれているオーナー様なので
全てを説明せずとも分かって頂けるので、助かります♪
今日紹介する作業はスロットルケーブルとクラッチケーブルの交換作業です。
では早速作業を始めます。
まずはタンデムベルトを取り外します。
シャドウスラッシャーはタンデムベルトとメインシートが同時固定されています。
タンデムベルトを取り外すとシートも取り外すことが出来ます。
取り外す時は後方にシートをスライドして外します。
んでシートを外した状態がこちら。
次はタンクを取り外しますが、その前にタンク上に載っている
メーターを取り外しておきます。
メーターは2本のボルトと爪で引っ掛けて固定しています。
ボルトを外して前方にスライドすると取り外せます。
次はガソリンコックに接続されているホースを取り外します。
ホースを取り外す際は忘れずにガソリンコックはOFFにするように。
シャドウスラッシャーのガソリンコックは負圧式ではありませんので。
燃料ホースを取り外すと、コックをOFFにしているとはいえホース内と
コック内部のガソリンが漏れ出しますので、必ず写真のようにウエスで受けておく事。
次はシートを取り外した部分に見えている、ガソリンタンクの固定ボルトを取り外します。
固定ボルトを取り外したら、タンクを浮かせてボルトを
無くさないようにもう一度仮止めしておきます。
ガソリンタンクの取り外しは持ち上げつつ後方にずらすとOKですが、
ハンドルバーとガソリンタンクが当たらないように注意する事。
んでこれが取り外した状態。
ほこりがびっちり溜まっていますね。
まぁまぁ、どの車両もこんなもんですから。
左側のゴムカバーをペロッとめくるとスロットルケーブルが見えます。
まずはスロットルケーブルを掛けているリンケージ部分の
メッキカバーを取り外します。
これでスロットルケーブルを取り外せますね。
ちなみに、画面中央の配線がささっている部品は
スロットルポジションセンサーです。
スロットル開度(急開等)に応じてイグナイタが点火時期を変更する為の
信号を読み取っている部品です。
まずは スロットルケーブルのアジャスターを緩めます。
アジャスターを緩めてスロットルケーブルをステーから
取り外したら、リンケージ方向にケーブルを持っていき
ケーブルを弛ませてリンケージからケーブルのタイコを取り外します。
ちなみに、今取り外しているのは引き側のスロットルケーブルです。
同じ様にしてもう1本のケーブルも取り外します。
で、取り外した状態がこちら。
キャブレター側が取り外せたら、あとはケーブルの通っている経路を
忘れないように確認して、完全に車体から引き抜きます。
ヘッドライト廻りは配線や他のケーブル等もありますのでご注意を。
次はスイッチボックスを分解してケーブルを取り外していきます。
スイッチボックス下部より固定ボルト2本を取り外して、
スイッチボックスを開けたら、ケーブルホルダーからケーブルの
タイコを取り外します。
次はスイッチボックス本体からスロットルケーブルを取り外します。
引き側(上)はナットを取り外しておき、戻し側(下)からケーブルを取り外します。
戻し側の固定がナットのように見えて、実はボルトみたいになっています。
引き側はケーブル自体がボルトになっているので、戻し側のケーブルを
先に取り外しておかないと、クルクル回して取り外すことが出来ませんので。
んでこれが取り外したスロットルケーブル。
別に切れているとか、切れかけているといったことは無く
数年使用したから交換して下さいとのこと。
クラッチケーブルの様に、外側からヒョイヒョイっと容易く交換できるならまだしも、
そんな容易く交換できる部品では無い上、外出時にスロットルケーブルが突然切れたら
どう考えても自走で入庫は不可能という理由で早々に交換です。
これがメーカーから取寄せておいたスロットルケーブル。
袋から出して取り付ける前に、ケーブルホルダーと
ハンドルバーの古いグリスをキレイに拭き取っておきます。
ハンドルバーのグリスを拭き取る際は、ケーブルホルダーを外側にずらしてから
ハンドルバーを拭きます。
古いグリスを拭き取ったら、ハンドルバーに薄くシリコングリスを塗りこんでおきます。
ハンドルバーにシリコングリスを塗ったら、ケーブルホルダーを元通り戻して
スイッチボックスにスロットルケーブルを取り外す時と逆の手順で取り付けます。
まずは引き側から。
次に戻し側を取り付けます。
スロットルケーブルをスイッチボックスに取り付けたら、
ケーブルホルダーのタイコが入る部分と、ケーブルと接触する部分に
シリコングリスを塗ってから取り付けます。
ケーブルホルダーにスロットルケーブルを掛けて
元通りスイッチボックスを締めて固定します。
次はスロットルケーブルをねじらない様にしながら
元通りのワイヤリングを行います。
ヘッドライト廻りを通す時は通す場所を間違えないように注意して通す事。
キャブレター付近まで通してきました。
後は元通りキャブレターのリンケージにケーブルのタイコを
引き戻し間違えないように取り付けます。
ナット1つ入っているケーブルが戻し側(上)で、
ナットが2つあるほうが引き側(下)です。
間違えないように取り付けましょう。
アジャスターの引き量の調整は、ハンドルを右一杯に切った状態で
スロットル部に2~3mm程度の遊びがある状態に調整しておくこと。
最後にスイッチボックス側のナットをペンチで掴んで
ワイヤーの向きを確認してから締めこんでおきます。
これでスロットルケーブルの交換作業は完了です~。
続いてクラッチケーブルの交換作業です。
まずはエンジン側のアジャスターを一杯まで緩めます。
アジャスターを一杯まで緩めたら、クラッチアームからケーブルを取り外します。
フロント側エキパイ裏にクラッチケーブルのガイドがありますので
ガイドからケーブルを外しておきます。
写真がピンボケですんません。
次はレバー部分からケーブルを取り外します。
お客様がグリスをしっかり塗られていたので、
磨耗の激しいクラッチケーブルもささくれ1つ無い状態でした。
クラッチケーブルは常にタイコ部分が風雨に晒されますし、
スロットルケーブル以上の強い力で動作する為、
日頃のグリスアップが欠かせません。
定期的にグリスアップする事によって、ワイヤーの寿命が延びるだけでなく
クラッチ操作のスムーズさも維持することが出来ます。
レバーからクラッチケーブルを取り外したら、スロットルケーブル同様に
ワイヤリングを予め確認し、クラッチケーブルを車両から引き抜きます。
新品のクラッチケーブルを同じ様にワイヤリングして
アジャスターを元通り調整し、ガソリンタンクとメーターを元通り組み戻したら
全ての作業完了です♪
クラッチケーブルの交換だけの場合は、ガソリンタンクの脱着は不要です。
今回はスロットルケーブルの交換が同時でしたので
先にガソリンタンクを取り外しただけですのでお間違えにならないように。
じゃ今日はここまで。
最後にいつものTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。
24.4℃
そうそう、この温度。
今日は温度計が指し示した通り、ネックウォーマーなんて
必要になる寒さはありませんね~。
明日は定休日ですので、次回更新は水曜日です。
ではまた!
じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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