【第1回】FJR1300の集中アース不良を修理してみよう!

ども。

お疲れ様です。

今日は朝からお店のお片付けです。在庫していた新品の部品やその他諸々、溜めに溜めた部品類を全て棚ごと処分です。

まぁ出るわ出るわ・・・。午前中だけでは全て出し切れなかったので、結局午前と午後の2便に分けて運び出しを手伝って貰いました。

しかも、店内の全ての物では無くたった一区画のみ・・・・・・。あれこれと片付けていると出てくるもんですねぇ。あぁ、こんな所にあったんだ!とか、おぉ・・・こんな物まで有ったのかwとか。

でも、出てくる物1つ1つに反応していてはお片付けが進まないため、素性がよく分からない部品や機種名が分からない物ついては全て廃棄(スクラップ)www

んで、これが午前の部終了の時点での積載量です(・ω・)

運び出される荷物

10年間店の奥にある棚の上からずーーーっと見守ってくれていたドラえもんもついにドナドナされていきました・・・。

ってか、ドラえもんが置かれていたことに気が付いていた方は何人いらっしゃるのか。恐らく10人も居てないはずwww

そんなに分かりにくい場所では無く、少し奥に目をやればドラえもんがいち早く目に飛び込んできていたと思います。

先に言っておきますがこのドラえもんは私の持ち物では無く、開店時のお店の工事を知り合いに頼んだのですが、その方がこのドラえもんをちょっと預かっておいて欲しい・・・そう言われて、10年間ずぅーーーっと当店で保管していた物なんですよねww

迎えにけーへんから廃棄や廃棄w

10年待っても20年待ってもセワシは迎えに来ねぇよww

やっとの事で迎えが来たと思ったら、有効活用される部品類そして廃棄処分される部品などと併せてドナドナされる。

『わあ、新しいお家に引っ越しだね!ボクうれ・・・』

「いや、ねぇよ」

『えっ・・・・』

「おめぇはやっぱり廃棄される運命なんだよ。テレビみてぇに廃棄寸前でセワシみたいな人が現れて拾わるとかねぇから。安心しろ。」

『・・・・・・』

「現実ってのはそんなもんや。諦めるこったなwがっはははははっw」

『ゼッタイニオマエコロス・・・』

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珍しいモノ

ゼッタイ無理

カップヌードル キングサイズ

カップヌードルのKINGサイズwww

わたしは初めて知ったのですが、お客様がわざわざ購入して差し入れて下さいました♪ありがとうございます!!

ですが・・・ですが・・・デカすぎw

ゼッタイに私一人でお昼ご飯に食べきれる量じゃ無いですコレ。

比較してみる

タバコと比較

タバコを横に置いて比較してみました。

うん、デカイ。麺がギッシリ詰まってるって事は無いですが、尋常じゃ無い量の麺である事には変わり無いでしょう・・・(´-ω-`)

2人で分け分けして食べるなら丁度良いかも知れませんね。1人でランチタイムにこれを食べて、お残ししてしまうのは勿体ない事この上ないですし。

これはゴールデンウィーク期間中に子供達と分けて食べるのがベストですねー♪

重量

大きすぎる容器

きっとこのサイズですと、お湯を入れた後の重さは子供なら両手で持たないとちょっと危ない重さになりそうです。

お湯の既定量が510mℓなので、麺の量などを加味すれば軽く1kgの総重量になりそうですwwなんやこのカップ麺はwww

お客様はこれをなんとか食べられたけどね~とは言っていましたが・・・量的には頑張れば食べられそうですが、大容量のモノで一番の敵は飽きよな。

麺を啜る動作も、麺を箸ですくい上げる動作も、味付けも、全て飽きそうで怖いわwww

いつもネタのご提供ありがとうございまーす♪

車検場にて

車検

今日も午後から2台車検です。

ゴールデンウィーク前という事で一般ユーザーの受検が多く、レーンの進み具合がいつもより遅く大混雑していましたが、何とか無事に2台とも車検に合格しました。(当り前ですが)

ヘッドライトの光軸は相変わらず現場での調整が必要ですが、こういう混雑している日は再検査にも時間が掛かるので大変です(⌒-⌒; )

で、新規レーンですんごい珍しい車両を発見しました!!

初めて見た車

BMW イセッタ

BMWイセッタという車だそうで、車両を持ち込んでいた方にちゃんとお話して写真を撮らせて頂きました。

こういう形の車ってミツオカ自動車に有った様な・・・と思っていましたが、まさかBMWだったとは。しかも、フロント2輪のリヤ1輪と実に面白い車です。

でこのイセッタ、フロントパネルを開けて乗り降りするらしく、あまり大柄な人だと乗り降りするのが辛そうです。

サムネイル左端の写真を見れば分かりますが、少しだけ扉が開いているの分かりますかね?いやぁ珍しいわ。

ちなみに、このイセッタってのはバックギヤは装備されておらず、バックする時は手押しするそうですwwww

陸運局ではこういう珍しい車も時々見る事が出来るので楽しいです。いやぁ眼福眼福っ♪

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今日もいつもの

大阪の明日の天気予報

晴れ

晴れ!!

降水確率と概況

~06 ~24:0%

明日の大阪の天気は、今日に引き続き高気圧に覆われて晴れるでしょう。連休まっただ中、天候の良い日が続いて何よりですね♪

明日も朝から良い天気でツーリングにもレジャーにもバツグンのお天気でしょう(*´ェ`*)

連休には子供達とウサギさんを連れて久し振りの奈良公園に行こうと思っています♪

ちゃんとお出掛け前にお風呂入って、ツメ切りとブラッシングしてから行きたいと思います。え、私じゃ無くウサギさんねwww

私は毎日風呂入ってるしツメも切ってるしwwブラッシングは必要無いからしてないけどもw

ここからが今日の本題

車両紹介

ヤマハ FJR1300AS

ヤマハ FJR1300ASですね。

電子制御されたギヤチェンジ機構とクラッチ操作の必要が無い、オートマティック車両ですね。

クラッチ操作が無いので発進時には慣れていないとギクシャクして少々扱いにくい感じですが、お客様曰く、リヤブレーキを少し掛けながら強めにアクセルを開いて発進すれば楽ですよん♪だそうです。

そう聞いていてもやっぱり無理だわwww怖いwww

小排気量車ならともかく、1300ccの大排気量車ともなるとスロットル操作をミスすれば大変危険です。バイクだけがぶっ飛んでしまうのでね(⌒-⌒; )

入庫内容

インジケーターの点灯異常

エンジンの始動や走行には支障が無いのですが、メーター上のインジケーターをご覧の通り、イグニッションONで、ハイビーム・ウインカーインジケーターが全て点灯状態になっています。

少し分かりにくいかもしれませんが、ハイビームのインジケーターは点灯していますがヘッドライトは点灯していません。

ヘッドライト不点灯

ウインカーもインジケーター通りに左右共にぼんやりと点灯しています。

実はこの症状ですが、以前にも同様のトラブルに出先で見舞われたことがあるそうで、その時は別のお店で出張修理してもらい10分ぐらいで症状は改善したとのこと。

つまり再発って事です・・・(__;)

当時の状況をあまりよく覚えていないとのことで、あーだったかな?こうだったかな?と言いながらお客様とあちこち見て回っていたのですが、結局タイムオーバーでお預かりすることになりました。

奇しくもこの日、この車両は車検に行く予定だった。

今までは何とも無かったのに、今日この日に限って再発するとかツイてねぇええぇえええぇえ!!って感じで唸りを上げていたのはここだけの話www

動画

作業開始

先に結果から書いておきますが、今回は左内側のメインハーネス上にある集中アースカプラの端子部分での接触不良が原因でした。

ただし、そこに行き着くまでに随分と遠回りしてしまい、余計な時間が掛かってしまいましたが、その行程についても無駄と分かっていても作業した通りに書き進めていきますこと、ご理解の程宜しくお願い致します。

最終的な集中アース部の問題解決部分だけが知りたいという方は、3~4回ほど飛ばして読んで頂ければと思います。

サイドバッグの取外し

取外したサイドバッグ

このFJR1300に装備されている純正オプションのサイドバッグは、さすがは純正オプションと言う無駄がない造りで、着脱方法も簡略化されており、容量も片側10ℓと申し分ない容量でツアラーには必須アイテムです。

少々お高いオプション品(8万円弱)ですがFJR1300オーナーなら誰もが欲しがるサイドバッグだと思います。

でもねぇ、やっぱりちょっとサイドの張り出しが大きくって、車体と同色にペイントされたサイドバッグは作業する上で非常に気を遣います。

整備中に車両の廻りをぐるぐる回る事が多いんで特に気を遣うよね。うんうん。

サイドバッグを取外した状態

サイドバッグを取外すと圧倒的スリム感w

サイレンサーも張り出してはいますが、塗装面と違い作業着が擦れるぐらいではキズも付かないのでそれはまぁ大丈夫でしょう。

作業前には取外しておくのがベターです( ´∀`)bグッ

左右インナーパネルの取外し

左側のパネルを取外した

右側のパネルを取外した

左右のインナーパネルを取外しました。今回の原因を探るため、そして前回修理した部分の再発と言うことで、お客様の記憶を頼りにとりあえずヘッドライト周辺の作業の邪魔となるパネル類を全て取り外しています。

取外しはワンタッチフック数本とヘキサゴンボルト数本なので、割りと簡単に取外すことが出来ます。特に右側パネル下にはバッテリーが搭載されているため、左側以上に取外しが簡単です。

左側の場合、グリップヒーターの温度調整ノブが付いている事で配線カプラの取外しなどを伴いますので、無理に引きはがしたりしないようにご注意を。

メーター下パネルの取外し

パネルを引いて浮かせる

メーター下のパネル奥にも配線やリレーが収められているため、それらも併せて点検を実施するために取外します。

固定ボルトとワンタッチフックを取外し、ある程度自由に動かせるようになったところでパネルを少し手前に引いて、

光軸調整ノブ用ワイヤー

光軸調整ノブの裏側に接続されているワイヤーを取外しましょう。

スピードメーターワイヤーと同じ様な作りですので、長いラジオペンチで掴んで回せば簡単に取り外せます。短いラジオペンチだとちょっと厳しいかもですね。出来るだけ長いものを準備しておくと良いでしょう。

右側のパネルを取外した

ワイヤーを取外すとこんな感じでメーター下のパネルを取外すことが出来ます。

同じようにして左側のメーター下のパネルも取外しましょう。

パネルを引いて浮かせる 長いラジオペンチを使う

光軸調整ノブ用のワイヤーは長さに余裕が無いため、窮屈な状態で作業することになりますので、周辺の部品にキズが付かないように注意して作業しましょう。

また、強くて前に引きすぎるとパネルを破損してしまうだけで無く、ワイヤーが変な角度で曲がってしまい、光軸調整時に余計な負荷が掛かってしまいこれも良く有りません。

出来る限りワイヤーにもパネルにも負担を掛けないように、ギリギリのクリアランス下で作業を実施しましょうъ(`・ω・´)グッ

まっそうなるとこの写真の様な長いラジオペンチが必須という事にはなりますが・・・。

パネルを取外した状態

パネルを取外した状態

ゴチャゴチャしててこの写真だけ見ると何が何だかよく分かりませんね。まるで車の一部分を見ているかのようです。

当初お客様の記憶を頼りに右側のアース線周辺を重点的に調べていましたが、どうにもこうにも右側のアース線の辺りには不具合や接触不良も見当たらず、今回のこの症状を見ている限りでは、アース不良またはリレーの不良ってのが濃厚だったんですよね。

そもそも

確か右側のこのあたりをゴソゴソしていたと思うんやけど・・・

アースはバッテリーからエンジン前側に接続されているボディアースまで入念にチェックしたけれど、特に問題も無かったので、いったんボディアースからは離れて、リレー類に異常が無いか確認しようって事になったわけです。

最近の電装品には多くのリレーが使われており、リレーの動作不良や内部接点不良などによって電源が不足したり、アースが正常に流れなくなったりするような事があるんですよね。

なので、アース配線の次はリレーを確認してみようって流れに。

んでお客様がまだ目の前に居てる時に簡単にググって調べた結果、アース不良による電装品の動作不良という海外リコールが出ていたんですよねー。※この車両はプレスト並行車です

これだっ!!

そう思いましたね。ええ。

プレストに照会をかけるも・・・

バッチリリコールの該当にも当たっている車両だったので、これはもしかしたら未対策車両なのでは?となりました。

お客様もその場ですぐにプレストに電話し、車台番号を読み上げてリコールについての照会をかけてみた結果・・・

「こちらの車両は・・・っと、あー、対策済みですねー」

(;´д`)(´д`;)

悲しいです。

いや、リコールの対策は済んでいるので悲しいというより、むしろ喜ばしい事なのですが、このアースについてのリコールが改善されているという事実を知った事により、アースに関してはこの段階ではもう問題無いだろうという判断をせざるを得なくなったわけです。

まさか、再び同じ部分にトラブルが発生しているなんて思いもよりませんからね。

さぁこの後どうなっていくのやら、続きが気になりますがこの続きについては、明日更新の記事でご紹介したいと思いますのでお楽しみに♪

※明日は通常定休日ですが、開店しておりますのでブログはもしかしたらお休みするかもしれません。あしからずm(__)m

じゃ、今日の作業はここまで!

あとがき

イセッタ・・・カッコええっすなぁ。

前から乗り降りする車とか街中で大注目間違い無しですやん。でも、かなり希少な車両だと思うので、そんなほいほいとどこにでも乗って行くってのは気が引けますよね。

見たところフルレストアされた個体でしたが、一体これはいかほどの価値がある物なのか。個人的には個体としての希少性以外にも、3輪車という奇抜な造りに心が躍りましたけれどもww

すいすいくるくるミゼット(昔の3輪のヤツね)は、フロント1輪にリヤ2輪でよく転倒事故が多かったみたいな話をよく聞きますが、それを克服するためにこのイセッタはフロント2輪にしたんだろうか・・・(´ε`; )

いやぁ見ればみるほど興味が湧くっすなぁ♪

『コレクター垂涎の一台を今日は見れて良い日じゃった。うむ。』

ではでは、また明日も元気でお目に掛かりましょう☆