ども。あいぼんです。
出勤時にふと空を見上げると鱗雲。
朝晩冷え込むことが増えてきた秋口、皆様いかがお過ごしでしょうか?
ここ堺市南区美木多上1-2のセントラムモーターサイクルは
黄砂が降ったかの様な粉嵐に襲われています。
このシーズンはいつもそうなんですが、
店のすぐ隣の倉庫では収穫したお米の脱穀作業が行われています。
この脱穀しながら籾殻を倉庫外に排出し最後に集めて畑で野焼きする
というのが田舎での定番なんですが、
ですが、ですが、
籾殻は機械から圧縮空気で排出し、大部分は地面に落下して降り積もってるんですが、
幾分かは空気中に圧縮空気で押されてフワリフワリと舞っていきます。
・・・いや、フワリフワリなら可愛いもんで、
どちらかって言うと、ゴォォォォォォォォ・・・・・という機械音に合わせて
噴出してる感じです・・・
ええ・・そりゃあもうすごい勢いで。
お客様からお預かりしたバイクも粉だらけ。
そう。まるで黄砂が降り積もったように黄色くなってます。ハイ。
お渡しする前に全て洗車とエアーブローが必要です
しかも、この粉に触れると痒いんだわwww
って、表題からずれた話題は置いといて、
タイヤの残り溝についてちょっと書いてみようと。
ご存知の方も多いと思いますが、タイヤには決められた摩耗限度(使用限度) ってのが
きちんと決められています。
それがコレ。
タイヤのサイドウォールにある△マーク。
これが交換時期を知る為のマークではなく、この△マークの先をたどる(トレッド面)と・・・
センター溝の中に周囲の溝よりも一段高い部分が有りますよね?
これがスリップサインと言われる部分です。
このスリップサインまでの残量が約1mm程度になると
交換時期が近いということになります。
お客様には早期に交換をお願いしています。
これよりも摩耗が進むと・・・・
真ん中のスリップサインがトレッド面と均一になっています。
これが使用限界です
良くこの状態を見て、
『え!!交換時期なんですか!まだ溝有るじゃないですか・・・・』
と、言われるお客様がいらっしゃいますが、
確かに溝は有りますが、メーカーが定めたタイヤとしての性能の限界であり、
排水性能、剛性、全てにおいて本来の性能を失う限界ということになりますので、
溝が有るから大丈夫!
ってのはナシの方向でお願いしますです。。ハイ
スクーターで、
『スミマセ~ン。パンクしたみたいなんですが修理お願いできますか~?』
と、来るお客様の実に80%以上が使用限界に達しているタイヤです。
使用限界近くになると、当然パンクのリスクも高くなりますので
早期に交換することが大切です。
んで、ここから先はそのまま使用限界に達したタイヤを
使用し続けるとどうなるかというお話。
正直な話、パンクのリスクも転倒のリスクも非常に高い状態でも
走行は出来るモンです。タイヤってのは。
転がればいいんですから。
んで、そんなタイヤってばどんな感じかって言うとコンナ感じ。
ふむ。
センターの溝がもう無くなっていますね。
サイドは残っていますが常用部分ではないので意味無しですね。
このタイヤでも走行は可能でしょう。
性能云々かんぬんは抜きにして。
溝が有るから大丈夫じゃないの?
といわれるお客様もここまで来るとさすがに
『そうだよね~溝無いよね~。』
と、認識している方が増えてきます。
それでもまだ走り続けるんだ!というお客様もいらっしゃいます。
しかも変な目標まで掲げていらっしゃいます
『車みたいに、バァァーーーンッ!ってバーストするまで使ってみたいねんw』
失笑。
失笑するしかないっす。ハイ。
危ないということは認識しているようなので、明らかに確信犯ですw
んで、私が
『ほんっとお願いですから交換して下さいよぉ。。。。だって○○さんが転倒したり、
タイヤが通勤と中途かにバァァァーーンッとかなると、僕が車両引上げに
行くことになるんですよね?余計な費用が発生すると思うんですが・・・・・』
というと、そのお客様は
『がはははは!!!そうやなコケたら痛いしなww』
高校生じゃないんですから・・・・・
とにかくこの場は笑うしかなかったんですが、
数後日にタイヤ交換でご入庫してくれましたので安心しました。
交換したタイヤは無残にもトレッド面が見事にツルンツルンになっていて、
さらにうっすらと内部の繊維が見えていましたとさ~。
ちなみに、娘さんがお父様のタイヤ交換の数日前に
『パンクしたんですけどぉ~パンク修理お願いしまぁぁす♪』
と、ご来店してくれましたが、
上述の通り大半のお客様がすでに使用限界に達したタイヤですので
交換することになるんですが、見てビックリ!
ドエらいことになってます。
こんな感じ。
おぉぉぉぉぉーい
どうやって修理すんだよw
無くなり過ぎて穴がポッカリw
それでも娘さんは、
『えぇぇぇっ!!交換になるんですかぁぁ!!』
『金銭的な事情を考慮とかの余地が一切ないですw』
良くここまでお使いになられたと感心するばかり。
一緒に来られていたお母様も、
『あの子あんなになるまでよぉ使ったなアハハハハ』
ほんっとそうです。その通りです。
次からは早いうちに交換に来るように諭して上げて下さいw
と、とある日のこんなお話♪
では~♪