FTR223のチェーンとスプロケット交換をしてみよう!

ども。

長かったようで短かった連休、今日で終了ですが

皆様いかがお過ごしでしょうか?

ここ美木多上1-2のセントラムモーターサイクルでは

変な天候に驚きを隠せない一日でした。

午前中、(というより通勤時)雨が降らずにどんよりとした曇り空。

なんとか天候が一日持ってくれるといいな。という雨が降りそうな、

降らなさそうな天候だったのが一変。

しばらくするとえらいドシャ降りに変わり、挙句に雷まで鳴り始めました。

こりゃ最低の休最終日だなと思っていました。

ところがどっこい。

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お昼前ともなると、あれだけどんよりとしていた曇り空が、

ウソだったかのような雲ひとつ無い晴天に。

どこ行っちまったんだよw

まるで山の天気の様な変わり様です。

ついさっきまでゴロゴロピカピカ雷が鳴っていたのに・・・。

大阪なんてまだマシな方ですよね。

関東の方ではなんだか世紀末を感じるような荒れ模様だったそうで。

んで、今日一番の衝撃ニュースがこちら。

<突風>つくばで竜巻か 栃木でも…40人以上けが(毎日新聞) – Y!ニュース

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120506-00000014-mai-soci.view-000

竜巻って。

しかもケーブルテレビとかで見かけるような竜巻みたいな大きさ。

まるでカンザス!

被害にあった地域では、かなりの広範囲で停電も続いているようです。

大雨降ってすごい事になっているなと思っていたら、次は竜巻って。

関東方面は散々な連休でしたね・・・。

さてさて、連休中に家族でお出掛けしたショッピングモールで

面白い催し物をしていたので、早速子供達を列に並ばせました。

風船おにいさん

おにーさん♪

私は近くにあったチェアーに座りながら待っていたんですが、

まぁ~すごい混雑。

目の前で風船を、あれよあれよと言う間に可愛らしいキャラクターなどに

作り変えてしまうんですから。

写真の左端からまだ数組待っている後ろに並んでいた上、

1つの製作当たりに掛かる所要時間は、会話も含め5分程度。

会話も手先もそうですが、

 大道芸ってスゴイなと

技術や経験は時と共に習得できますが、

子供達を楽しませる言葉巧みな話術と、見る者を飽きさせない手先の動き。

もうね、風船おにーさん周囲一帯は、大人も子供も

ぽかーん

ですよw

普通の子供なら順番待ちの最中に、

疲れたー!だの、

もう帰るー!だのあーだこーだ言い始めるんですが、

それが1時間程度列に大人しく並んでいたって言うんですから

相当なものですよ。

そして遂に我が家の順番に。

ついに我が子の番

子供達はおにいさんワールド突入

口がぽかーん・ぽかーんぽかーんです。

見る見るうちに注文に答えていきます。

まずは長男の希望だったタコさんに。

続いて長女のリスさんと、次女のチューリップに。

3人とも大はしゃぎでブンブン振り回しながら家路につきました。

そしてその道中の車の中、

 パンッ!!

どうやら長男のタコの持ち手部分が破裂したようです。

幸いにも、タコ本体はまだ原型を留めていたので、

無茶な遊びをするとすぐにダメになるぞ!と言い聞かせ

落ち着いたと思ったのも束の間、

シュウゥゥゥゥゥゥゥ・・・・

次は何かと思ったら、次女のチューリップから

空気の漏れる音。

あ~あ・・・。

既にチューリップはチューリップとは言いにくい形に

萎んできており、もはやこれも時間の問題。

それでなくても風船なんで、日持ちするようなもんじゃないのに。

今日帰ったらゴムの塊になっている事でしょうw

下の二人と違い、やはり長女は賢いですね。

大事に扱っているのでしばらくは原型を留めていそうです。

なにわともあれ、子供達も喜んでくれたみたいだし、とてもいい連休になりました。

それでは連休明け一発目のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。

TODAYのグリップ表面温度

25.4℃

この1時間後には大雨・雷ゴロゴロ・強風ビュービュー。

そしてまた数時間後には長袖が憂鬱になるほどのスカーッと晴天に。

今日はこちらの車両のチェーン交換とスプロケット交換の作業をご紹介します。

ホンダ FTR223

ホンダ FTR223ですね。

チェーンが既にご臨終なのと、スプロケットも磨耗が進んでいるという事で、

連休前に部品を取寄せて準備しておきました。

まずは現在のチェーンの様子を確認。

ダランダランのチェーン

引き量一杯で、チェーンは既にだら~んと力なく垂れています。

このまま使用していると、そのうちチェーンが外れて大事故に繋がる恐れもあります。

そうなる前にチェーンは時期が来たら定期的に交換しましょう。

まずはチェーンカッターを使用してチェーンを切断します。

チェーンをカットする

カットし終わったらチェーンを抜き取ります。

抜き取ったチェーンがこちら。

ご臨終のチェーン

お客様がチェーングリス?というか、建機用グリース?を塗っているので

通常のグリスと違って粘度がハンパないです。

これぐらいの粘度があれば、潤滑油切れを起こすことは無さそうですが、

チェーン清掃時には頭を悩ませる粘度です。

やはりオートバイ用のチェーングリスが宜しいかと。

チェーンを取り外したら、リヤホイールのアクスルナットを

ジャッキアップする前に外しておきます。

アクスルシャフトを緩める

ここから先の作業は、以前にご紹介した記事と重複しますので

詳細な説明は割愛して作業を進めます。

リヤホイールの脱着の詳しい内容に関しては、以下の記事を

参考にして下さい。

FTR223のリヤタイヤをロードパターンタイヤに交換してみよう!

アクスルナットを取り外して、ブレーキロッドなどを

取り外したら、ジャッキアップしてアクスルシャフトを抜き取ります。

アクスルシャフトを抜き取る

アクスルシャフトを抜き取って、ホイールを取り外しましょう。

取り外したホイールとスプロケットがこちら。

取り外したホイールとスプロケット

写真がややピンボケでスミマセン。

最近デジカメの調子が悪くって、ピント調整機能がうまく機能しない

時があるんですよねー。

そろそろ買い替え時なのかも。

まぁ、それは追々考えるとして、次の作業に進みます。

写真では少々分かりにくいですが、スプロケットの歯も

やや尖がっていますね。

そりゃそうでしょうに。

チェーンが磨耗して伸びてくると、当然同じ様に

常にチェーンと触れ合っているスプロケットも磨耗します。

チェーンとスプロケット交換はセット交換部品です。

よほどの事が無い限り、チェーンだけ交換という事は有りません。

ではスプロケットを取り外します。

まずはハブ中央に入っている、大きなサークリップを取り外します。

サークリップを取り外す

スプロケットのナットだけ緩めて取り外せばいいんじゃないの?

無理なんです。

なぜ無理かは後ほど出てきますのでお待ち下さい。

サークリッププライヤーで取り外しますが、

クリップ径が大きいので小型のサークリッププライヤーでは

開き量が足りませんので、大型の物を使用して取り外して下さい。

んで取り外したサークリップがこちら。

取り外したサークリップ

サークリップを取り外すと、サークリップと同径のワッシャが入っていますので

無くさないように取り外しておく事。

サークリップを取り外して、スプロケットをグイグイと引いてくると

スプロケットが取り外せます。

スプロケットを取り外した

スプロケットを取り外すと、ハブダンパーとの間にも

プラスティックのカバーが付いています。

カバーとハブダンパー

ハブダンパーの減りはさほど有りませんでしたので、

今回は交換無しです。

ハブダンパーにガタがある場合は、事前にスプロケットとあわせて

注文しておくのを忘れずに。

じゃスプロケットを取り外しましょう。

先ほどなぜスプロケットを取り外せないと言ったかと言うと、

スプロケットの取り付け方法にその理由があります。

その理由ってのがこちら。

その理由がコレ

スプロケットのスタッドボルトがこんな形状になっているからなんです。

スタッドボルトがスタッドになっているとでも言いましょうか。

つまり、この棒の部分が、

ここに差し込まれてる

このハブダンパー部分に差し込まれている為、

表面からいくら緩めようとしても共回りするため取り外すことが出来ないんです。

必ずこの状態までスプロケットを取り外し、後方より押さえてやらないと

外れない構造です。

って事で、共回りしないようにスパナで押さえつつ

インパクトレンチで全てのナット(スタッド)を取り外します。

取り外した状態がこちら。

ナットとスタッドを取り外した

このスタッドも減りがある場合は交換しましょう。

見えない部分なのに、外から見ても減りはわかんないんじゃ?

ハブダンパーにガタが出ている車両は、必ずこの部分も

同じくして磨耗していますので、

ハブダンパーにガタ = ハブダンパー周辺部品一式交換

と認識するほうが宜しいでしょう。

逆に言えば、ハブダンパーにガタが出ていないのに

このスタッドだけが異状磨耗を起こすということは

考えにくいので、上記の図式が成り立ちますよね~。

新しいスプロケットをインパクトレンチを使用して

確実に固定していきます。

インパクトレンチで固定する

写真では見えませんが、左手でスパナを持って

共回りしないように押さえています。

インパクトで締め付けた後は、必ずラチェットなどを使用して

締め付けチェックを忘れずにしておくこと。

取り付けの完了したスプロケットを元通りハブに組み戻しますが、

組み戻す際は先ほどのスタッド部分にグリスを塗ることを忘れないように。

んでスプロケットを組み戻した状態がこちら。

スプロケットを組み戻した

新品のスプロケットは輝きが違います。うんうん。

社外のアルミスプロケットも良いですが、磨耗が激しいのが難点です。

いつもチェーンの張り具合を調整しているマメなオーナーさんなら

純正と同等の期間使用することが出来ますが、

ちょっとメンテナンスにずぼらなオーナー様の場合は

正のスチールスプロケット

を強くお勧めします。

さすがはスチールというだけあって、耐久力はアルミなんて比になりません。

かといって、メンテナンスを怠ってもいいってわけでは有りませんのであしからず。

組み戻したホイールを元通り車両に戻して、

ホイールを車両に戻した

チェーンをまだ取り付けてないので、シャフトだけ通して次の作業に。

次はフロントスプロケットを取り外します。

フロントスプロケットカバーを取り外しますが、

シフトペダルが邪魔してボルトが外せませんので、

まずはシフトペダルを取り外します。

シフトペダルを取り外す

シフトペダルを取り外すと、奥にあるスプロケットカバーを

固定しているボルトを取り外すことが出来ます。

ボルトを取り外す

そりゃまぁ、こんな風にT型レンチを入れようと思えば

シフトペダルを取り外す必要がありますが、メガネレンチなどを使用して

チマチマと外せばシフトペダルを取り外す必要は無いと思いますが・・・・。

急がば回れ

と、先人達はよく言ったもんです。

素直に従いましょう。

この後、チェーングリスで手がネッチョネチョになっていたので

写真撮影は出来ませんでしたので、とりあえず完成状態を。

チェーンとスプロケット交換完了

ピンと張ったチェーンがステキになりました♪

最近のチェーンは初期伸びもほとんどしなくなったので、

オーナー様とお店の負担も少なくなりましたね。

チェーンもここ10年ほどで飛躍的に性能が向上し

特にこの初期伸びってのが殆どしなくなったってのは最高です。

10年ぐらい前のチェーンは、見た目は今と殆ど変わりませんが、

初期伸びってのが良く出ていました。

初期伸びってのはチェーンを取り付けてしばらく走ると

新品のチェーンが見る見るうちに緩んでくるんです。

この取り付け後すぐに見られる伸びが、期伸びといわれています。

この初期伸び分を考慮してチェーンをカットして調整したり、

時には初期伸びした分だけ後日カットして詰める。なんて事とか。

まったく初期伸びが無くなったってわけじゃなく、

後日カットしたり、大幅にチェーンが弛んだりする事が

無くなったと言うだけで、少なからず初期伸びは有りますので、

チェーン交換後しばらくはチェーンの伸びに注視しておくように。

ま、チェーンの張り具合の確認は運行前点検項目ですが。

今日はここまで。

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。

TODAYのグリップ表面温度

16.2℃

すごいもんで、20℃越えの夜と、20℃を下回っている夜の差って

ジャケットを着るか着ないかぐらいの差があります。

20℃を超えているとジャケット無しでバイクで帰宅しても

寒さは感じませんが、

20℃を下回っている時は、ジャケットを着ずに帰宅すると

必ずブルブル震えてきます。

ってことは、今日はジャケットを来て帰る必要があるって事。

ではまた明日♪

じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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