ども。
いつぞやの冒頭で書いた遠くロシアからの問い合わせが有ったというあの件。
その後も何度かやりとりを行い、電装系にもトラブルが出ていた様で配線図も欲しいとのことだったので、スズキから取り寄せてお送りしました。
ーーあれから2週間。
昨日写真が添付された嬉しいメールが届きました。
■Thank you!
thank you friend. I adjusted the carburettors. The motor works perfectly!
I’m grateful to you when I’m on the highway.
(以下私的訳)
ありがとうやであんちゃん。ワイ氏、早速キャブレターを調整したったで。
エンジンもっっっそいエエ感じなったわ!ぱーぺきやっ!
またハイウェイをかっとばせるのは全部あんちゃんのおかげやでぇ。
ほんまおおきにやでぇ♪
いやぁ嬉しいですね~無事にデスペラードは復調したそうです♪
出来れば個人的には腕毛と胸毛ぼぉぼぉで、ガイル少佐の様な方がデスペラードに跨がって、ъ(゚Д゚)←こんな風にしてる写真が良かったのですがwww
日本ではあまり見かけることが無くなった、フリンジグリップカバーを風に靡かせながらハイウェイを爆走するデスペラード・・・どうしよ・・・・もやしっ子やったらwwww
ってか、想像するの楽しいw
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目を疑う出来事
昨日の話ですがスクーターのヘッドライト球切れとエンジンオイル交換でご来店頂いたお客様との間に起こったお話です。
作業自体はなんら問題もなく終わり、納品書を作成してお会計です。管理顧客なので住所変更などが無いか確認すればすぐにデータを入力して印刷できます。
こちらが納品書で今回は2,340円です~
(すっ)
札と硬貨
受け取った瞬間に違和感を感じ、
にせんさ・・・よんひゃくえんですね!
ぱっと見じゃ見落としてしまいそうな程変色した100円硬貨だったんですねー。危うくあと30円ですね~って言いそうになったのを、寸前の所で気が付いて誤魔化しましたwwww
あっぶねぇ
どうしたミスリル
たしかに100円硬貨ですねwww
ただ、ぱっと見では完全に10円硬貨と見紛うほどに真っ茶色です∑(゚д゚; )
これ写真だからちょっと明るくなっていますけど、実物見たらひっどいんだわ。通常の100円硬貨と並べて出されると、色の差が余計に際立って尚のこと10円硬貨に見えてしまいます。
100円硬貨って確か銀(主に)ですよね?錆びにくくて固いはずなのですが・・・サビてるwww
正確には100円硬貨が腐食しているのでは無く、腐食した物と長い間一緒に置かれることによって、表面にその他の物が腐食したサビが付着したのではないかなと。
スクラップを漁ってたら底から100円硬貨が出てきた!!みたいな、そんな状況じゃないのかなと(^_^;
ほんとに分からなくなる
この中に先ほどの100円硬貨が入っているんですけど・・・・ぱっと見じゃ全然分からないでしょwww
これはまだ数が少ないから目を凝らして見れば見つけることが出来ますが、ギザ10が含まれてたら絶対に分からないと思うww
正解はこちら♪
何度見ても初めの写真じゃわかんないっすねww
上級者向けの難易度★★★★★のウォーリーを探せ並みだわ。まぁでも、たかが100円硬貨1枚で今日の冒頭の話を終わらせようと、あれこれとつらつらと書いてる私も私ですけどねww
ま、そんな事が有ったんだよーって報告です、報告♪
おわりw
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今日もいつもの
開店時のグリップ表面温度
15.0℃
明日の大阪の天気予報
曇りのち時々晴れ!
降水確率と概況
~06時:40% ~12時:20%
~18時:30% ~24時:10%
明日の大阪の天気は、寒気を伴った気圧の谷や湿った空気の影響で、北部では明け方にかけて雨が降り、雷を伴う所があるでしょう。中部や南部では、おおむね曇りで雨や雷雨の所がある見込みです。明日は時間に余裕があれば車検にいく予定にしていますが、朝から走り回らなきゃだからちょっと厳しいかなぁとも思ってます。ええ。
まぁ水曜日でも良いんですけど、年度末なので1日でも早く陸運局での申請を終わらせておくに越したことは無いですからね。
ここからが今日の本題
先日からご紹介している、
TW225のシリンダーヘッドからの異音を修理してみよう!
ですが、今日はついに最終回となります。
前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。
前回までの記事
前回までのおさらい
バルブステムシールを取外し、エンジンオイルの上がりと下がりについてちょっと脱線してお話したところまででしたね。
今日はこの続きを最後までご紹介していきましょう。
作業開始
取り寄せた部品
これがメーカーから取り寄せておいたバルブステムシールですね。
取外す時はちょっとクイッと持ち上げる様に取外す必要が有りましたが、取付ける際は指で簡単に入れることが出来ます。
そしてこちらが新品のインテークバルブですね。
よほどの事が無い限り新品なんて注文することが無い部品です。そのまま燃焼室側から差し込んで、バルブスプリングを取付けて完了~と言いたいところですが、組付け時には先ほどのバルブステムシール取付けにも使用しますが、こちらを使用すると抜群です。
アッセンブリペースト
ワコーズ製アッセンブリペースト(ASP)ですね。
エンジン組立時に重宝するケミカルです。簡単に機能をご紹介しておきましょう。
効能
このアッセンブリペーストは、エンジン内部の部品を組付ける際に使用するエンジンオイルに代わりに使用する事が出来ます。
エンジン内部の部品を組付ける際、必ず各部品に予めエンジンオイルを浸けながら組付けていく事になりますが、エンジンオイルは時間の経過と共に少しずつ流れてしまいます。
また、場所によっては組付け時に塗ったエンジンオイルがあっという間に流れてしまい、組付け後のエンジン初期始動時に油膜切れを起こしてしまい、カジリや焼き付きなどを引き起こす事が有ります。
しかし、このアッセンブリペーストの場合は名前からも分かる通り、ペースト状になっているため時間の経過に関わらず、長期的に油膜を維持して部品を保護してくれるのです。
もちろん、エンジンオイルに溶け込んでも問題が無い成分ですのでご安心ください。
特に始動時から高い負荷が掛かるカムシャフト、今から組付けるバルブ周辺、シリンダー内壁などにはもってこいの商品なのです。
エンジンオイルを使用した際のように、部品類がオイルでベタベタになるような事も有りませんし、作業効率もアップするのでオススメです。
インテークバルブの組付け
バルブステム部分にアッセンブリペーストをしっかりと塗っておきましょう。
緑色で独特の匂いがしますが決して美味しそうな匂いではありませんwwどちらかといえば、一嗅ぎで身体に悪そうな匂いがします(゜д゜)
燃焼室側からインテークバルブを差し込んでおきましょう。
細かく燃焼室内に残っているカーボンは後ほど除去しておきました。また、シリンダーヘッドとシリンダーの合わせ面については、既にオイルストーンによる研磨作業も完了しています。
リテーナー、コッターピンの組付け
インテークバルブを入れた後、バルブスプリング2本とリテーナーを載せておきましょう。バルブスプリングには上下はありませんのでお好きな方でどうぞw
ちなみに、写真はありませんがこのリテーナーもバルブスプリングも新品を使用しています。
リテーナーまで載せ終わった所に予めコッターピンをセットしておきましょう。
小さいので指が太い人にはちょっとイライラするかもしれませんが、落ち着いてリテーナーの中にゆっくりとおさめてあげてくださいw
はい、こんな感じでリテーナーの内側にコッターピンをセット出来ましたか?
バルブスプリングコンプレッサーでバルブスプリングを押さえ込んでから、割り箸やピックなどでコッターピンを入れる方法なんて、効率が悪くてダメですよ?
こうして先にコッターピンを入れておき、バルブスプリングコンプレッサーをゆっくりと操作して縮めていくと、自然とコッターピンが填り込んでくれますから。
もちろん、多少は操作しながらバルブステムに対してスプリングが真っ直ぐと押し込まれる様に、バルブスプリングコンプレッサーを調整しながらにはなりますが。圧倒的にこの方法の方が作業効率があがるのでオススメです。
ブルジョアな方はハスコーの特殊工具をどうぞwwww
ハンマーでパコンッ!と1叩きだけであっという間にコッターピンの組付け完了ですから凄いわ。
バルブスプリングの組付け完了
しっかりとコッターピンが填まっているのを目視で確認するだけで無く、バルブステムエンドに当て物(木片等)をしてから、ハンマーで叩いて強制的にバルブを動作させ、コッターピンの座りを良くしてあげてください。(数回程度でOKです )
この作業を忘れていると、コッターピンの座りが悪かった場合、エンジン始動時にコッターピンが外れてしまい、エンジンに重大な損傷を与えてしまう場合があります。必ずバルブを叩いて座りを良くしてあげましょう。
ロッカーアームの組付け
ロッカーアームを予めシリンダーヘッドに入れてから、アッセンブリペーストを塗ったロッカーピンで固定しましょう。
またロッカーアームのスリッパー部分や、カムシャフトのジャーナル部などにもアッセンブリペーストをしっかり塗っておくのをお忘れ無く。
カムシャフトの取付け
カム山部分、ジャーナル部分にしっかりとアッセンブリペーストを塗ったカムシャフトを組付けます。
この時、カムスプロケットの取付け位置決め用のピンが真上を向く様にしてセットしましょう。まぁそれ以外の状態だとシリンダーヘッド内に入れることが出来無いんですけどね。
写真からでも分かる様に、シリンダーヘッド側がカム山の形に切削されていて、まるで知育玩具の様に形を併せてしか入れれなくなっています。
いきなり完成動画
ほんっと申し訳ないwww
組み立てる部分の行程が完全にすっぽ抜けてしまってて・・・・。
でも、症状が特異でしたし中途半端と分かっていても書かねばならない使命感を感じまして(;´Д`)とりあえず、これで写真は終わりですが最終的にこのエンジンがどんな風になったかはこの動画をご覧下さい。
異音完全解消♪
もちろんコンディションも抜群です。試乗テストも実施しましたが何ら問題無しでした。一時はどうなることかと危ぶまれましたが、必要最低限の部品交換だけでトラブルを解消できて何よりでした。
すんごい中途半端な終わり方になってしまって申し訳ない気持ちで一杯ですが、時にはこんな記事があるってのもご理解下さいましwww
じゃ、今日の作業はここまで!
閉店時のTODAYのグリップ表面温度とあとがき
10.6℃
さっきまで雨が降っていましたが、今は止んでくれた様で帰りはカッパ着ずに帰れそうです。今日は洗車もしてたおかげか・・・・
足臭っさwww
帰ってゴシゴシ洗いますw
ではでは、また明日も元気でお目に掛かりましょう★