ども。
今日は天気予報が怪しくて午後からの車検もちょっと危ないかなぁ・・・と思っていましたが、なんのことはない。出勤時は雨に打たれましたが、店に到着する頃には止んでてお昼前には快晴になりました。
雨が降ってくる前に・・・って事で車検前に整備が終わった車両の試乗です。
ヤマハ ドラッグスタークラシックですね。
エンジン不調でご入庫頂き、予定よりも随分と早く部品も揃い整備も仕上がりました。予定調和で事が運ぶと気持ち宜しい(・ω・)
低回転時における片排症状や、アイドリングの不安定さなど全て解消しました。そもそも、キャブレターの内部があまりキレイとは言えない状態だった上に、フロートチャンバー内部の部品に一部破損も見られたので、上記の様な症状だった事も十分にうなずけます。
ただ、基本的に空冷エンジンの場合、エンジンが十分に暖まるまでは本調子ではないという事も十分に理解した上で楽しんで頂けると幸いです♪
ともあれ、明日の最終点検を済ませればお客様に車両のご返却準備が整い、大きなトラブルもなく当初のお見積もり通りで修理完了とする事が出来て何よりです(*´ェ`*)
そして午後からは問題児の車検に・・・
ドゥカティ1098ですねー。
どう問題児だったのかは、昨日の記事中の天気予報の所で少しだけご紹介しています。
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問題児
そもそも、ドゥカティだけに限らず外車ってのは、二輪・四輪関わらず日本車と比べて少し脆いイメージがありますよね。それは日本と気候も風土も違う国で作られている車両だから当り前と言えば当り前の事。そんなことは今に始まった事じゃないw
ドゥカティシリーズに関して言えば特に電気配線(電装全般)が弱いイメージが有ります。今回、緊急入庫する事になったこのドゥカティ1098も、その電装系のトラブルでどうしても車検を通過出来ず入庫する事になった1台です。
車検不合格
これが日を変えて2度受検して、見事に散っていった記録達(限定検査証と検査表)です。限定検査証ってのは、特定項目のみ不合格となった場合のみ発行される検査証で
一度合格した部分に関しては再検査不要
※ただし、検査印紙(レーン使用代)は毎回必要です
という効力を持っています。
限定検査証
限定検査証にも通常の自動車検査証や予備検査証などと同様に有効期間が設定されています。
初めて発行された日から2週間でその効力は失われ、再び全ての項目について再検査が必要となります。有効期間である2週間以内に当該項目を再整備した上で受検するのが最良なのです。ま、一度で通過出来るのが基本なのですが、中にはどうしても当日中の手直しではどうにもならない事だって有りますからね。
陸運局のいわゆる愛情ってやつですわw(ホントは混雑緩和の為だと思いますが)
不合格の原因
※イメージ
このドゥカティ1098が不合格となった項目はヘッドライト。その詳細な不合格内容は、光軸が検査範囲外で計測不能・光量不足だったかな?要するに
全然ダメ
って事だそうで、2度目の車検時にもヘッドライトテスターで見て貰って光軸も合わせたし、光量不足の対策も実施し、満を持して再検査に挑むもあえなく撃沈だったそうで。(これが27日月曜日のお話)
しかも、この日私もちょうど継続検査に行ってて、このドゥカティ1098を積んで検査に来ていたのを発見してちょっとお話したんですよね~。
「あっ、車検ですか~?」
「実はこれ限定なんですわぁこれ(;´Д`)」
「あっそうなんですか。今日もヘッドライトで不合格になっていた人が多かったのでまた落ちるっすよ~あっっはははは~wじゃあお疲れ様でーす♪」
で、その後・・・・不合格
わたしが不吉な事を言ったからでは決してありませんwww
ライトも暗いし光軸もズレッズレでもう何が何やら・・・って感じで不合格になっているんですから、こればっかりは仕方無い。
ってな訳で緊急入庫となったわけです。ええ。
いざ車検
事前にヘッドライトの光量不足対策と光軸調整を済ませましたが、現地での微調整が必ず必要になるだろうと加味して、今日は午後一番での車検に挑みました。
普段なら二灯式ヘッドライトの場合、検査レーン備え付けのカバーでロービームを覆うのですが、今回は光量不足の対策を実施してもなお、自前のヘッドライトテスターで光量検査の結果では車検ギリギリだったのと、微妙な光軸調整をレーン上で実施する際に、両手が使えた方が良いだろうって事で予めロービームに張り紙をして車検場へと向かいました。
ちなみにロービームを覆う紙は、みんな大好き(クロネコ以外)ナマゾンの口部分を使用していますw
amazonではなく、namazonです。左下はちょっと画質が悪くて分かりにくいと思いますが、消費期限:H29.3.3と書かれていますw
この消費期限って・・・まさか・・・
限定検査証の有効期限
ですのwwww
こういう小ボケが好きなんです、許して下さい(*-艸-*)イヒ
車検の結果
1度目の検査レーン通過は、目視と経験で調整した光軸だったので、その調整がどの程度の位置まで近付いているか確認の為の、いわゆる捨て検査です。1回で通過出来れば良いですが、ビックリするぐらい光軸があっちむいてホイッ!していたので、そんな簡単にはいきませんわなぁ。
1度目のヘッドライト検査での結果は、右44・下33と検査範囲には十分に入っていますがまだまだ基準点にはほど遠い。でも、この数値さえ分かれば壁に突き当てて調整さえすれば2回目でバッチリ合格範囲に入れる事が出来ます。
エンジンを始動してハイビームを点灯させた状態で壁に突き当て、ヘッドライト裏にある3箇所の調整ボルトを調整してこのズレを現地調整。
そして2度目の受検。
結果は・・・
「 ○ 」
おおおおおぉっバッチリきたやんコレ!最終の数値は、左8・下9でほぼ規準値ど真ん中でした。光度については21,000カンデラまで上昇していたので、規準値である15,000カンデラを余裕で超えて問題無しでした~。
そしてこれが念願の自動車検査証と有効期間ステッカーですw
いやぁ無事に検査合格出来て良かった良かった。光軸については調整すれば済む話なのでさほど心配していませんでしたが、光度だけはありとあらゆる対策を実施しても、規準値である15,000カンデラに到達できない車両ってのも中にはあるんでね。。
そういう車両の場合、あえて当日の車検は諦めて限定検査証を発行してもらい、最終手段を講じて後日再検査を受検しに行く事になります。最終手段ってのはここではあまり書けませんが、限定検査証は合格した項目については再検査を実施しないというこの部分を逆手に取った、言わばグレーな方法なのでここでは書けないんですよ・・・。
少し考えればピンと来る方も居てると思いますが。ヒントは、ヘッドライトの検査しか実施しないという点です。まっ、普通はここまでせずとも簡単な光度対策を実施するだけで十分ですが。
なにわともあれ、緊急入庫のドゥカティ1098の継続検査、無事に合格致しましたというご報告でした~♪
車検でお困りの方はセントラムモーターサイクルまでお気軽にご相談下さい。
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今日もいつもの
開店時のグリップ表面温度
7.2℃
明日の大阪の天気予報
曇りのち晴れ!
降水確率と概況
~06時:30% ~12時:20%
~18時:0% ~24時:0%
明日の大阪の天気は、寒気の影響により午前中を中心に曇りで、午後は次第に晴れる見込みです。北部では、曇りで明け方まで雨や雪が降り、雷を伴う所があるでしょう。
午前中までは降水確率がやや高くなっていますが、大きな天候の崩れになるような感じでは無さそうです。
ここからが今日の本題
先日からご紹介している、
250TRのマフラーをバイソンマフラーに交換してみよう!
ですが、今日は中編となります。
前編記事については以下のリンクよりご覧頂けます。
前回までの記事
前回までのおさらい
純正マフラーを取外し、車体側に残っているラバーブッシュなどを取外し終えたところまででしたね。今日はこの続きをご紹介していきましょう。
なお、残り写真枚数の関係上、この中編は少し短めで中途半端な所で後編記事へと送る事になります事ご了承下さいませ。
作業開始
バイソンマフラーの取付け準備
こちらが今回装着する、ギャングパーツ製バイソンマフラーですね。ご覧になって一目で分かる事ですが、純正の右出しダウンマフラーに対して、このマフラーは左出しのアップタイプとなっています。
ヒートガード
当時の250TRバイソン(F11)をイメージして作られているマフラーで、トレール車の特徴であるアップタイプマフラーに大型のヒートガードが取付けられています。ヒートガードはFRP製で光沢感のあるブラック塗装で仕上げられています。
FRP製と聞くと薄っぺらくて、ただポコンポコンと穴が開いているだけのようなイメージがありますが、ちゃんと折り返し部分も再現しているので実に高級感があります。
極限まで薄くしたマフラー
このバイソンマフラーの最も目を引く点と言えばここですね。出来る限り車体に沿わせつつも、運転の邪魔にならないように極限まで薄く作られています。金型量産であればこれぐらいの薄さのマフラーも、この絶妙なカーブも簡単に作る事が出来ますが、少ロット生産品の場合は全て職人による手作業で作られている事が殆どで、このバイソンマフラーも例外ではありません。
O2センサー
マフラー本体の中腹あたりにO2センサーの取付け部があります。今回取付けしている車両はキャブ車なので、センサー取付け部には専用のボルトが付属しています。
FI車の場合はこのボルトは付属していませんので、その代わりに純正マフラーから取外したO2センサーをこちらの取付け部にセットしましょう。
キャブレター車の場合で到着した際にボルトが入れられていたとしても、一度はメガネレンチで締め付けのチェックを兼ねてボルトの締め付け状態を必ず確認しておく事。
マフラーステー
この複雑な形状のステーがバイソンマフラーを車体に固定する専用ステーとなっています。マフラーを購入すると、このステーは付属していますが固定用のボルト類は一切付属していません。全て純正マフラーの固定ボルトの再利用、または車体側のボルトを再利用する事になります。
純正マフラーを固定部の車体側に取付けられていた、予め取り外しておいたラバーブッシュをステーに取付けましょう。写真には写っていませんが、カラーも表裏共に忘れずに入れておいてくださいね。
マフラーステーの固定
写真を参考にし、ステーの向きを間違えない様に注意して固定しましょう。マフラーステーにはカラーが入れられていますので、本締め後でもステーを動かす事が出来ます。
サスペンション固定部
左側リヤサスペンションの上側を固定しているナットを取外しましょう。ここにマフラーステーを挟み込んで固定する事になります。また、マフラーの取付けに際しては左側のみサイドカバーを取外す必要があるのと、エアーエレメントの交換時にはマフラーの取外しが必要となります。
エアーエレメントはマフラー取付前に点検、必要とあらば交換作業を実施しておく事をお忘れ無く。
こちらが取外した上側の固定ナット、スプリングワッシャ、ワッシャとなります。ナット、スプリングワッシャのみ再利用しますが、ワッシャはマフラーステーがその代役となる為、再利用しませんので他の部品と共に保管しておきましょう。
サイドカバー固定部
マフラーステーの固定は先ほどご紹介したサスペンション上側と、このサイドカバー右下の固定部を使用します。ボルトももちろんサイドカバーを固定したボルトをそのまま再使用します。締め付けトルクや今後の振動対策として、他のボルトに交換しておくのも手かと思います。
どうしてもプラスボルトですと舐めやすかったり、思うようなトルクで締め付ける事が出来なかったりする事が多いので、10mm頭のフランジボルトなどを使用する方が長い目で見れば安心かもしれませんね。
さっ、今日はちょっと中途半端で物足りないかもしませんが、明日の後編記事のボリュームを残すためにも、今日はこれぐらいで勘弁してあげてくださいw
じゃ、今日の作業はここまで!
閉店時のTODAYのグリップ表面温度
9.2℃
文字がうっすぅ~www
もうこれ完全に電池切れだな。
9Vの四角い乾電池を完全に電池切れになる前に買わねば(・ω・)
ではでは、また明日も元気でお目に掛かりましょう☆