ども。
春だwww
今日は随分と暖かい一日になりました。
日中なんてやっぱり昨日のブログでも書いていた様に
もう完全に春陽気でした。
ジャケットとか要らん要らんww
作業してると汗で背中が濡れるのがよく分かりますから。
寒がりの私が今季初のアイスコーヒーを自販機で
買ったぐらいですから相当な春陽気だったって事です。
そんな春陽気の中、さらに汗ばむ作業を
実施していたのでそりゃもう暑いのなんのってw
マスクの内側があまりの呼気の熱さで結露するぐらい。
で、その作業を実施していた車両ってのがこちら。
ヤマハ FJ1200ですねぇ。
こちらは輸出仕様のFJ1200なのでメーターはフルスケールで
マイル表示です。
明日こちらの車両は車検に行く予定なのですが、
先日突然のエンジン不調に陥り、その修理作業に随分と
時間を取られましたので大急ぎで準備です。
・・・・。
ブレーキ前後共に引き摺ってるがなww
ずずずずずず・・・・・・(´Д` )
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ブレーキの引き摺り解消
リヤブレーキは完全に固着って程では無いですけど、
車検では恐らくNGが出てしまう程度の引き摺りです。
センタースタンドを立てた状態でホイールを回すと、
手で回した分だけしか回転せず、手を離した瞬間に止まる、
そんな感じの引き摺りです。
とりあえず車体から取外しましたが、現状としては
いきなりオーバーホールはせずに、まずはピストンの
揉みほぐしを実施し、それでも引き摺りが解消しない場合は
オーバーホール作業実施ということに。
※予算の都合もありますし(⌒-⌒; )
ピストン揉みほぐし
ピストンツールでピストンを回そうとしますが、
これがまぁすこぶる固いwww
※参考写真
ピストンを出したり入れたりしながら、
何度もシリコングリスを塗り直して、何とか
2つのピストンがスムーズに動く様になりました。
ピストンツールでピストンを回す時って、
固いピストンの場合かなり力を結構入れて
握っておかないと滑っちゃうんですよね。
しかもこのFJ1200に採用されている
対向2POTキャリパーのピストンはかなりの
大径なので通常時でも摩擦も強く結構抵抗が
あるんですよね。
んまぁ~手が疲れるのなんのって(⌒-⌒; )
それに、前後にキュコキュコ回転させながら
揉み解すから息も切れるwww
とりあえず、引き摺りがマシだったリヤで
この状態だから、さらに酷い状態のフロントはもっと
酷な作業になりそうだと覚悟を決めました(-ω-)
で、気分を入替えてマスターシリンダーの
リザーバータンクのフルードだけでも入替えて
おいてあげようと見てみたら・・・・
漆黒
え?
見間違いか???
いや、そんなはず無い。
どうしてこんなに真っ黒なんだよww
ブレーキがこの程度の引き摺りで済んでいるのが
奇跡としか言い様が無いってほど、ブレーキフルードが
真っ黒に汚れています。
いや・・・もう異次元の汚れ方(;´Д`)
こんな色に染まったブレーキフルードなんて久し振りに
見ましたね・・・。
このブレーキフルードをブレーキラインの中に入れたままに
するというのは大変心苦しいですが、決められた予算内での
作業を依頼されておりますので、リザーバータンク内のみ
フルードを入替えて作業完了。
一般整備で受け付けたお客様の場合は、完全に
ブレーキ一式のオーバーホール作業となります。
業者様より受け付けた作業なのでこういうイレギュラーな
対応もしております事、ご理解の程宜しくお願いします。
フロントブレーキキャリパーも、かなり酷い状態でしたが
汗だくになりながら無事に揉みほぐし作業を終わらせ、
快適且つスムーズなホイールの回転に戻りましたとさ♪
これで明日の車検もバッチリ合格間違い無しです(。・∀・。)
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今日もいつもの
開店時のグリップ表面温度
6.2℃
明日の大阪の天気予報
曇りのち一時雨!
降水確率と概況
~06時:20% ~12時:40%
~18時:80% ~24時:30%
明日の大阪の天気は、日本海から南下する寒冷前線や湿った
空気の影響で、南部では未明から北部や中部では朝から
次第に雨となり、中部や南部では雷を伴う所がある見込みです。
ええぇ・・・明日車検なんですけど。。
午後からガッツリ雨ですやん(´Д` )
でも、金曜日なのでそうも言ってられないため、雨の中でも
車検に行って来ます。
ここからが今日の本題
先日からご紹介している、
250TRにバイソン風外装キットを組んでビンテージモトクロスカスタムしてみよう!
ですが、今日は第10回目となります。
随分と長くなっていますが最後までぜひ
飽きずにお付き合い下さいましwww
前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。
前回までの記事
前回までのおさらい
ハンドルバーへの穴開け加工を終わらせ、左側のスイッチボックスと
右側のキルスイッチを取付け、その後マスターシリンダーと
クラッチレバーホルダーを取付けて、レバーの高さを調整し終わった
所までご紹介しましたね。
今日はこの続きをご紹介していきましょう。
作業開始
グリップの取付け準備
純正のグリップをスロットルカラーから取外しますが、
今回はエンド部分が既にボロボロになっていたのと、
戻す予定が無いと言う事で切開して取外しました。
再使用する可能性があるという方は、左側の取外し時と
同様に、グリップ内側に少しだけパーツクリーナーや
中性洗剤を入れてあげると抜き取りやすくなります。
ただし、写真をご覧の通りスロットルカラーには
リブが立っていますので引いただけでは抜けませんので
ご注意ください。
リブが曲者
グリップをしっかりとスロットルカラーに保持する為に
スロットルカラーには先ほども書いた通り、このリブが付いています。
純正グリップを取付ける場合はなんら問題無いのですが、
社外品のグリップを取付ける際は邪魔になるんですよね。
しかも、ぐるり一周内側と外側にリブがあります。
グリップを取付ける前に、予めこのリブを完全にベルトサンダーなどで
削り取っておきます。
周囲と同じ高さになるまで削り落とせばOKです。
細く削りすぎても、残しすぎてもダメです。
ちょうど良いところで止めてくださいね♪
リブを削り落とし終わったら、エアーブローと
パーツクリーナーでの脱脂洗浄を実施し、
スロットルカラーに薄くボンドを塗ってから
良く乾燥させておきましょう。
グリップの取付け
バーエンド部分を掌で
ポンッポンッポンッ!!!
と叩きながらスロットルカラーにグリップを入れていきますが、
約3分の1を過ぎたあたりからボンドの影響と、グリップの持つ
固さの影響でにっちもさっちも行かなくなりますw
なので、ヒーターガンまたはドライヤーで
グリップを温めて柔らかくしつつ、さらに
奥までしっかりとグリップを押し入れましょう。
スロットルホルダーに密着するまでグリップは入れず、
写真の様に数mm隙間を必ず開けておく様に。
密着させるとスロットル操作が渋くなってしまいますので。
で、以前グリップを紹介した際にも書きましたが・・・
正直、マジ固くてキツイw
まぁなんとか入れる事が出来ましたが、
あまりにも固くて入れる事が出来ない場合は
スロットルカラーだけの状態で、エアーでグリップを
膨らませつつ、スロットルカラーを押し込む形の方が
入れやすいかも知れませんね(⌒-⌒; )
以上でグリップの取付けは完了です。
スイッチの配線取り回し変更
左側のスイッチボックスの配線もスロットルケーブルと
同じ様に左側から右側へと回り込む様に
取り回しされていて、やはりステアリングの操作に併せて
少々引っ張り気味になってしまいますので
取り回しを変更したいと思います。
右側フレームに取付けられている、スイッチの配線と
スロットルケーブルを広がらない様に押さえている
ガイドを一度取外しましょう。
ガイドを取外したらスイッチ用の配線カプラを抜き取ってから
ガイドを元通りもう一度固定しておきましょう。
配線カプラはフレーム直下、イグニッションコイルの上側に
配置されています。
配線を抜き取ってきたらスイッチボックス側まで
完全に一度抜き取ってから、今までトップブリッジ内側を
通っていた配線を、セオリー通りメーター脇から
下方へと通しましょう。
メーター脇から配線を通したら、左側フレームにある
ガイドを一度取外し、配線を内側に通したら
元通りカプラを差し込んで配線の取り回し変更完了です♪
右側から通していた配線を左側に直接通す事により、
配線には随分と余裕が出来ました。
ただ、元通りのトップブリッジ内側を通すワイヤリングですと
逆に配線が余りすぎて具合が宜しくないため、
セオリー通りのメーター脇から配線を通しています。
これでちょうど良いワイヤリングとなっています♪
さて、今日はグリップの取付けと左側スイッチボックスの
配線取り回し変更までご紹介しましたので、
この続きはまた明日の記事ででも。
じゃ、今日の作業はここまで!
閉店時のTODAYのグリップ表面温度とあとがき
5.0℃
明日の車検雨降って欲しくないなぁ・・・。
FJ1200重いんだよな(⌒-⌒; )
雨降ってる日にラダーレールの上を積み下ろしするのって
慣れていてもまだ怖いわww
ツルっと滑ったら一巻の終わりですからね。
小雨ぐらいでおさまります様に!
ではではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆
コメント
はじめまして
セントラルモーターサイクル様のブログを毎日、楽しく読ませて頂いております。特に、ブレーキ、キャブレター及びスクーターの駆動系の整備は、大変参考になります。
本日のブログの初めの部分で、ブレーキピストンの揉み出しについて書かれおりましたが、揉み出しの際に、使用する工具で、「ツールカンパニーストレート」から発売されている「ブレーキピストンロッキングプライヤー(」を使用すると揉み出しの際の手間が幾らか節約できるかと思います。
実際に使用した感は、ロックするのが少し大変(強くロックしないと滑る為)ですが、使い勝手は、良いと思います。
稚拙な、アドバイスですが参考にしてください。
こんにちは!
コメントありがとうございますっ。
ロックできるタイプがストレートから販売されているのは知っていたのですが、
一長一短かな・・・と思って購入を躊躇していたんですよね。
というのも、ロックすればしっかりとピストンを保持する事が出来る反面、
揉み解しを実施された事があるなら分かって頂けると思いますが、
1箇所で一方向にだけ回転させる訳ではなく、前後にキュコキュコと
動かしつつも、保持する位置を少しずつずらしピストンを回転させながら
全周で揉み解しを実施しています。
手早く作業するならロック機構を使わなければ良いだけの話なのですが、
そうなると・・・
ハスコが可愛そうでwww
そういう理由があって未だに購入に至っていないという現状です(⌒-⌒; )
死ぬほど固いピストンの場合、通常はオーバーホールが前提になるので
どうかなぁ~という気もしますw
実際の使用感も合わせたアドバイス、ありがとうございます♪