ども。
雪、降らなかったねw
昨日帰宅時に万が一と思ってリヤボックス内部に
長靴を仕込んで帰ったけど使わなかったわ。
いやまぁ積もらないに超した事は無いんだが。
で、今日は何年ぶりだろうか・・・・
3年ぶりぐらいかなぁ?
いや、最後にまともなメンテナンスしてからだと
5年は経ってるかもね。
そんな車両が入庫されました。
入庫の理由はリヤタイヤのパンク、そして
フロント廻りがガクガクしてておかしいと。
いや、それ以外にもエンジンオイルの交換もしてないし、
ロクにメンテナンスと言える様な事はしていないと。
そう昨日夜にとりあえず予約にって事でご来店下さった
オーナーがご自身で言っていましたwww
わたしの返答はもちろん、
『そうだろうねぇw』
近距離の通勤にしか使っていないとは言え
何年もノーメンテとは恐ろしい(-ω-)
フロント廻りがガクガクするってのが
ちょっと気になりますね。
ホイールベアリングが破損しているのかなんなのか・・・。
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入庫車
目がチカチカするwww
数年前に当店で全塗装と修理を実施した
ヤマハ マジェスティ250-Ⅱ(3連メーター)ですね。
トヨタ クラウンで限定発売されたあのピンクですよw
お客様たってのご希望でとにかく明るいピンクに
して欲しいと言われまして。
キレイな色なんだけどもうちょっと手入れが
行き届いていれば最高なんだけど(⌒-⌒; )
リヤタイヤの状態
あー・・・お、おぅ(´ε`; )
坊主やなwwww
そりゃパンクもするよここまで使ったら。
一部のトレッド面は既にワイヤー見えてるからね。
良くここまで使い込んだよね。
ビードが落ちていなかったのでなんとか
乗っていた様ですがある意味凄い運転技術よなwww
フロント廻りの状況
ガクガクねぇ・・・・(´-ω-`)
パンクやんwww
リヤよりも状況酷いんですけどw
ワイヤーもあちこち見えてる部分あるし、
サイドトレッドだけ左右共に異常磨耗してるし所を
見るに、リヤよりも早くから空気圧が低い状態で
運用していたのかも。
そうじゃなければリヤと同じ様にセンタートレッドから
減っていくハズなんですよね。
これでもホイールベアリングにはガタも出ておらず
健全な状態だというのは少々驚きですが。
ベアリング
ホイールのベアリングというのは常に超高速回転している上に
車重を支えていたり、地面からの衝撃を受けていたり、雨の日には
水が浸入してきたりと、劣悪且つ高負荷な環境に晒されている部品です。
定期的なグリスアップが必要な部品ですが、グリスアップのためだけに
分解するということは定期点検ぐらいですよね。
その定期点検も受けていない車両の場合、最終的には水際の
メンテナンスを誰しも必ず受ける事になります。
それがタイヤ交換ですね。
年間5000km程度の走行で1度程度の交換頻度となる事が
多いと思います。
タイヤ交換の際には必ずホイールベアリングや
周辺部品のグリスアップを実施するため、定期点検を
受けていないにせよタイヤ交換の時期さえ無理に
引き延ばさなければ、最悪の事態(ベアリングの破損)を
ある程度未然に防ぐ事が出来るという訳です。
ベアリングのお仕事
タイヤの空気圧が低下していたり、パンクしている状態で
走行を続けるとベアリングの寿命を縮める事に繋がります。
走行中のホイールというのはエンジンの出力によって
後方から押し出される形で回転しています。
そして、回転するホイールは常に回転するために
負荷の弱い進行方向を向こうとする力が働きます。
ジャイロみたいなもんです。
ほら、自転車でもバイクでも手放し運転が出来るでしょ?
あれってのは進行方向に向かって慣性力が
働いている事により、上記で説明した通り
ホイールが常に真っ直ぐになろうとする力が
働いている為、手を離しても真っ直ぐ走るのよ。
でもこれはあくまでタイヤが健全な状態の時のお話。
最悪へと向かうシナリオ
タイヤの空気圧が減ってくると路面に対して
タイヤの接地面積が増え摩擦力が高くなります。
そうするとホイールってのは真っ直ぐ進みたいのに
空気圧が低下してタイヤが路面と仲良くし過ぎて
摩擦があまりにも強すぎるんで、摩擦の強い方へと
逃げようとしちゃうんですよね。
※これが空気圧低下時のハンドリング不安定の状態
でも、常に後方からグイグイとエンジンの出力で
押し出されるもんだから、やっぱり真っ直ぐ進もうと
するわけよ。(そうせざるを得ない)
もちろん、運転手のハンドル操作という強制力も
加勢するわけですが。
これが走行中常に行われてるんですよ?
50kmで走行している時も、80kmで走行している時も。
そうするとどうなるか。
結末
高速回転するホイールベアリングに左右に捻る力が働き、
やがてはベアリング内部のレースが偏磨耗して
ガタつきが発生、そして最終的にはボールを支えきれなくなり
ベアリング破損へと向かいます。
ラジアル軸受けベアリングというのは、
上下の加重(路面からの衝撃と車重)と回転には
強く作られていますが、左右に捻る力に対しては非力です。
たかがタイヤの摩耗、たかが空気圧低下、
侮るなかれ。
一見するとベアリングには影響が少なそうに
見えるかもしれませんがそんなことは無いと言う事は
分かって頂けたかと思います。
お財布事情も加味してギリギリまでタイヤを
使用したいお気持ちはお察しします。
でも、せめてそれならそれで一度贔屓にしている
ショップでプロの意見を仰いでみて下さい。
あとどれぐらい交換時期を引っ張れるだろうか・・・とか。
色々なアドバイスも貰えると思いますよ。
わたしも事情を加味してアドバイスちゃんとしますし。
ということで、今日は少々冒頭がくどくなってしまいましたが
そろそろ本題を書きましょうかねww
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今日もいつもの
開店時のグリップ表面温度
5.4℃
明日の大阪の天気予報
曇り一時雪!
降水確率と概況
~06時:30% ~12時:20%
~18時:50% ~24時:20%
明日の大阪の天気予報は、強い冬型の気圧配置が続くため
北部を中心に雪が降り、雷を伴う所がある見込みです。
ここからが今日の本題
先日からご紹介している、
250TRにバイソン風外装キットを組んでビンテージモトクロスカスタムしてみよう!
ですが、今日は第7回目となります。
前回までの記事は以下よりご覧頂けます。
前回までの記事
前回までのおさらい
バイソンハンドルと純正ハンドルバーの各種寸法を
計測した結果をご紹介しましたね。
今日はこの続き、いよいよ取付け作業をご紹介していきます。
作業開始
ハンドルバーの取付け
バイソンハンドルにスロットルホルダーを入れつつ
ハンドルバーをトップブリッジの定位置にセットします。
ちなみに、このスロットルホルダーは既に分解時より
回り止めの凸部が折損しています。
なのでスムーズにハンドルバーへと挿入していますが、
凸部が通常はあるはずなので、分解しないギリギリまで
ボルトは緩めておく必要があると思います。
トップブリッジにハンドルバーをセットしたら
ローレットの幅を合わせてクランプをセットして固定しましょう。
ローレット部がやや内側にずれていますが、これも
本物を忠実に再現しているがゆえにです。
ローレットはクランプ部にも掛かる様になっているので
適切に締め付ければハンドルバーがズレるようなことはありません。
ちなみに知っていると思いますが念のため。
ハンドルクランプには向きがあります。
矢印が必ず進行方向を向く様に取付けましょう。
メーカーや機種によっては矢印ではなく
ポンチマークになっている事がありますので
取付時には必ず前後を確認しましょう。
社外品のハンドルクランプの場合は前後共通に
なっている事が多いですが。
締め付け方法は前後均等に締め付けていき、最終的に
前側を先に完締めし、後方が浮いた状態に
なっている以下の様な状態が正しい状態です。
前方はしっかりとトップブリッジに密着していますね。
隙間が出来ない様に締め付けましょう。
後方はこういう感じで浮いています。
ハンドルクランプの締め付けなんて前後均等に
締め付けたらいいんでないの?
そう思っていた方も居てると思うので覚えておいてくださいね♪
何度も言いますが、社外品のハンドルクランプの場合は
前後共通となっている事が多いです。
ハンドルバーの取付け角度
ハンドルバーの取付け角度は好みも有るので
正解はありませんが、ショップではこう取付けるのが一般的
という取付けセオリーが存在します。
これがショップでの取付けセオリーとなっています。
機種によっては少し手前に倒す方が良い場合や、
フロントフォークの延長線上にハンドルバーが
真っ直ぐ取付けられている方が良い場合など、
本当に様々なので正解はありません(⌒-⌒; )
ハンドルバーの位置を決めてしまわないと
スイッチボックスの回り止め凸部用の穴開け加工が
出来ませんので、この段階でハンドルバーの位置は
必ず決めておく様にしましょう。
スロットルケーブルの取り回し変更
ハンドルバーの位置が決まって固定し終わったら、次に
スロットルケーブルの取り回しを変更したいと思います。
そのままですと少しスロットルケーブルに余裕が無く、
ハンドル操作時にギュウギュウと煩いので
スロットルケーブルの取り回しを変更して余裕を
持たせたいと思います。
※スロットルケーブルの交換は不要です
スロットルケーブルの取外し
スロットルケーブルの遊び調整用に付いている
アジャスターを短く戻し、スロットルケーブルに遊びを
作りましょう。
こんな感じで目一杯アジャスターを戻しておきましょう。
ここのアジャスターで遊びを作ると
キャブレター側だけでスロットルケーブルを
取外す事が出来る様になります。
スロットルケーブルを2本共キャブレターの
リンケージから取外してしまいましょう。
どうしても遊び量が足りなくて外せないよ?
という方は、諦めてスロットルホルダーを分解して
上側からスロットルケーブルを取外して下さいm(__)m
スロットルケーブル取外し時はラジオペンチなどで
ケーブルをつまんで取外さない様に。
ラジオペンチなどで摘まんで取外すと、ケーブルに余計な
クセがついてしまい動作に引っ掛かりが出てしまう事があります。
無理せず上側から分解しましょう。
スロットルケーブルの抜き取り
標準の状態ですとスロットルケーブルは
ハンドルポストを左側から巻き込む様にして
タンク下へと導入されています。
この左側へ回っているスロットルケーブルを
右側から直接ハンドルバーに通せば、少々引っ張り気味だった
スロットルケーブルに余裕が出来るというわけです。
キャブレターリンケージ部から取外したスロットルケーブルを
まずは左側へと抜き取ってきます。
さらにハンドルポスト部にあるケーブルガイドから
スロットルケーブル抜き取りましょう。
ガイドは10mmのボルトで固定されているので、
取外しにくい場合はガイドを一度取外すと良いでしょう。
んでこれが完全にガイドからスロットルケーブルを
抜き取り終わった状態ですね。
ここから次は一度ハンドルに向かってスロットルケーブルを
ある程度引き抜きましょう。
完全に抜き取る必要は有りません。
スロットルケーブルの取付け
ヘッドライト周辺でスロットルケーブル内側に余計な
配線を巻き込まない様に注意しながら、ハンドルポスト右側にある
ケーブルガイドにスロットルケーブルを通してきましょう。
この時、スロットルケーブルが捻れたりしない様に
引きと戻しが真っ直ぐに降りてくる様にしましょう。
スロットルケーブル取付け後は、先ほど目一杯戻して緩めて
アジャスターを引いてスロットルケーブルの遊び量を
調整しておきましょう。
今日はスロットルケーブルの取り回し変更まで紹介したので
この続きはまた明日更新の記事でご紹介したいと思います。
じゃ、今日の作業はここまで!
閉店時のTODAYのグリップ表面温度とあとがき
1.8℃
今日は帰りにガソリン入れて帰らねば。
ガソリンがEレンジに突入しててヤバいわ。
しかし、通勤快速のバーディーもリトルカブも
燃費が良くてびっくりするわwww
2-3リットルあれば私の通勤距離なら1週間以上持つもんね。
面倒くさいけどガス欠する方がもっと面倒なので
ちょっと遠回りして帰宅します♪
ではではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆