【前編】マグザムの充電不良を修理してみよう!

ども。

酷いなこの寒さ・・・。

今日は一段とよく冷えこみます。

足元を温めてくれているヒーターから吹き出される

温風から足がズレると途端に寒い。

温度計の表示だけを見ていると店内は

17.2℃程有るんですけどね・・・寒がりの私にとっては

耐えられませんw

余りの寒さにネックウォーマーも付けてね、

さらに追加でハロゲンヒーターも付けたらさ

(バツンッ)

ブレーカー落ちた

ブレーカー落ちたわww

パソコン関連は電源を別にしておいてよかった。

日中は時々落ちる事があるんですけど、夜間に

ブレーカー落ちたのは初めてかも。

暗闇の中ブレーカーを復旧しにいきました。

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視界ゼロの暗闇

明るい視界が急に真っ暗になると何にも見えないww

目が慣れれば見えてくるんでしょうけれど

すぐは無理ですよね。

真っ暗闇の中まずは整備で使用するライトを手に取りました。

こういう時って、真っ暗闇でも店内に有る物の

位置関係とか距離感って身体が覚えてるんですね。

手を伸ばしたらバッチリそこにライトがありました。

ブレーカーを復旧する前に

ブレーカーを復旧しに行く前に、まずはハロゲンヒーターと

ファンヒーターの電源を抜いておかねばなりません。

そうじゃないと、ブレーカーを復旧した瞬間にまたすぐに

落ちてしまいますからね。

でも、目の前でブレーカーが落ちたらついまたすぐに

復旧したくなるでしょ?

何度も何度も繰り返してると、しまいには耐えきれ

なくなった配線が過熱して発火。

そして住宅火災へと繋がります。

それを防止するためにブレーカーがあるのは

言うまでもありませんが、人の手によってブレーカーを

押さえられたりすると一溜まりもありません。

ブレーカーが落ちた際は最も消費電力が大きな

機器の電源を先に抜きましょう。

ヒーターの消費電力

ヒーターと聞けば消費電力が多い事は有名ですが、

今日ブレーカーを落とす原因となったヒーター2台の

定格消費電力を見てみました。

ハロゲンヒーター:800w

ファンヒーター:1,220w

2,020wとか、そらアカンわ

20Aコンセントから力率1のヒーター合計2,020w

取り出したら、そりゃ定格超えてるから落ちるよね。

うんうん。

寒いけど我慢してファンヒーターだけで過ごします(;´Д`)

ブレーカーの復旧

ブレーカーの復旧

真っ暗闇の中ライトを持ってブレーカーを

復旧させました。

普段触らない場所なので、手前に置いてある物を避けるのも大変w

しかもロッカーの奥にあるから脚立使わなきゃならんし。

ブレーカーを復旧させて無事に明るい店内に戻りました♪

電気のありがたみ・・(*´ェ`*)

日中から寒かった

吹雪いた

お昼過ぎだったかな・・・作業しててふと店の外を見たら

真白に吹雪いてたんよね。

写真じゃ分からないと思うけど。

道路も白くなってきた

※防犯カメラのキャプ画です

何て言うのかな・・・発泡スチロールを地面でゴシゴシした時に

出てくる様な、小さな破片みたいな雪の粒。

積もる様な雪じゃ無い事は確かだけど、あっという間に

道路やスクーターの上が真っ白よ。

あっという間に雪が積もったシート

粒状の雪だし、風も強いからコロコロよく転がるのよww

店の前の道路を車が通過する度に、そのすぐ後をコロコロ転がる

雪の粒が付いていくのは見ていて楽しい。

明日もどうやら冷え込みが厳しくなるそうで、

また降雪があるから注意が必要ですね。

わたしはお休みなので家から出ませんけどwww

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今日もいつもの

開店時のグリップ表面温度

TODAYのグリップ表面温度 開店時

-0.4℃

明日の大阪の天気予報

曇りのち一時雪

曇りのち雪か雨!

降水確率と概況

~06時:20% ~12時:30%

~18時:50% ~24時:30%

(※雪が主体の時)

明日の大阪の天気は、冬型の気圧配置が続くため曇りで、

北部を中心に雪が降り雷を伴うところがある見込みです。

今日と同様にかなり冷え込みが厳しくなる様ですので

暖かくしてお出掛けしてくださいね。

ここからが今日の本題

車両の紹介

ヤマハ マグザム

ヤマハ マグザムですね。

エアロなどが付いているので幅が凄いのなんのってw

1.5台分(約2台分)のスペースを確保する必要が有ります。

トラブル内容

チェックランプの点灯

イグニッションONの後のイニシャルチェックが終わると、

通常消えるはずのチェックランプが点灯しっぱなしです。

エンジンの始動や走行には試乗レベルでは問題無いとの事。

通常走行距離が表示されている部位にエラーコードが出力されています。

エラーコード 46

エラー番号の表示

エンジンを始動した状態でもこのエラーコードは

常に表示されています。

このエラーコードに対応した故障箇所は以下の通り。

■コネクターの接続状況
 →ワイヤーハーネスECUカプラー
■バッテリーの不良
■ワイヤーハーネス断線またはショート検出

この中で最も疑わしい、いや、最も可能性として

高い部分と言えばバッテリーの不良

ハーネスの断線やショートですね。

この2点の中でも注目すべきはバッテリーの不良です。

エンジンの始動や試乗レベルでの走行では特に

異常も無いという事でしたので、ECU周辺の

カプラ接触不良は可能性が低いと判断しました。

バッテリーの異常というのは、ECUがバッテリー電圧の

降下を検知したという事。

閾値がどれほどなのか分かりませんが、恐らく12.0V付近まで

低下するとチェックランプが点灯するのでしょうか。

エンジン始動状態で12Vを下回るとアイドリングが

出来なくなる場合があります。

フューエルインジェクション車の場合は特に。

※場合によっては停止します

バッテリーが問題なの?そうじゃない。

安価なバッテリーで、内部の電極が突然割れてしまい、

バッテリー電圧が上がらなくなるといった症状は過去に

経験がありますがかなり希有な事例です。

普段からブースターケーブルを使ってエンジンを

始動させて、無理やり乗り続けている様な場合は

チェックランプが点灯する可能性はあります。

どれもそうですが、

通常用途では考えられない事例

なんですよね。

じゃ、突如表示されるこの原因はなんなのか。

バッテリーの電圧が降下する原因は以下の通りです。

■充電不良(ジェネレータ起因)
■充電不良(レギュレター起因)
■充電不良(配線短絡や破断)

そうです。

すべて充電系統に関わる事象ばかりです。

エンジンが始動出来る状態なので、バッテリーターミナルの

破損も有り得ませんし。

破損しているとそもそもエンジン掛かりませんからね。

※電源が無くなる為

では次はバッテリーにアクセスするために

まずカウル類を取外していきます。

フロントカバー類の取外し

フロントマスクを取外した

こちらの車両の場合、社外品のフロントマスクが取付けられていましたので

ボルト2本を緩めて取外しました。

社外品のフロントマスクは、ほぼ被せてるだけといった感じですので(⌒-⌒; )

次はメーター上側のアッパーカバーを取外しましょう。

え?
バッテリー部へアクセスするのにそこ分解する必要あるの?

実は前に組まれた方のミスだと思うんですけど、

本来ならヘッドライト上の四角いカバーを取外すだけで

良いはずなのですが、カバーの重ね合わせの順番が

無茶苦茶になってて外したくても外せなかったのですよw

きっと最後にこのメーター周辺を取付けたのでしょう。。。

余計に手間が増えますが仕方有りません。

メーターアッパーカバーを取外す

アッパーカバーを取外したらメーターの配線カプラを取外し、

固定ボルトも取外しましょう。

固定ボルトを取外したらメーターをさっさと取外しますwww

本来の行程と関係ないからさw

メーターを取外した

スピードメーターを取外して異変に気が付きました。

取外した瞬間に悪寒がしたんです。

思わずメーターを放り投げてしまわなくて良かった。

メーターを取外すと異変が・・・

カマキリの卵・・・?

なんやこの茶色い物体(((( ;゚Д゚))))

見た事有るぞこの茶色の物体・・・確か・・・

カマキリの卵や!!

違う?

ねぇ違う??

その時はカマキリの卵だって事で納得したので

除去は怖がらずに出来ましたが・・・・。

でも気持ち悪りぃ。。。

カバー取外しに遠回りした原因

カバーの固定部分

ここに見えているのがヘッドライト上のカバーで、

本来ならこのカバーを外すだけでバッテリーへアクセス出来たはず。

しかし、おむすび形状の固定部分分かりますでしょうか?

少し塗装が剥がれていますよね。

この上にメーターのカバーが重ねて固定されていたんですよ(ToT)

やっとこれでカバーを取外す事が出来ます。

フロントカバーの取外し

フロントカバーを取外した

大きな掌の跡が付いていますが、ホコリが積もっているので仕方有りませんw

取外し方法としては正常です。

このカバーは上方に向かってスライドして取付けられているため、

掌をカバーに押し付けた状態でスライドさせて取外します。

ホコリが無ければさほど気になりませんが、作業後は

手垢を拭き取っておくのが定石です。

バッテリーの確認と点検

搭載されたバッテリー

ふむ、台湾ユアサのTTZ-10Sが取付けられていますね。

無名の安価なバッテリーとは異なり信頼度は高く、

それでいて非常にお求めやすい価格です。

このバッテリーが内部破損するなんて考えられません。

ターミナル配線周辺にも問題は無いようですね。

ターミナルの接触不良などももちろん有りません。

充電電圧の点検

とにもかくにも、まずはエンジンを始動して

バッテリーへの充電電圧を確認してみます。

テスターを直流レンジに切り替えてから

バッテリーに当ててっと・・・・

ふぁっ!?

充電電圧異常

じゅっ・・18.08Vだって!?

アイドリング状態で18V出力とか異常です。

なんだこれwww

目がおかしいのか・・・?

疲れてるのかな・・・(´-ω-`)

やっぱり18Vの出力

何度テスターを当て直しても18Vの出力が有ります。

こりゃ完全にダメだわ。

ちなみに、バッテリーが古くなってくると充電電圧が

高くなってしまうということが知られています。

同じ電流量で充電しても、電圧は異常に高くなるんですよね。

バッテリーの健全性

バッテリー充電器などに搭載されている、

バッテリーの健全メーターみたいなのあるでしょ?

あれはこの数値部分を見ているんですね。

いわゆるこの場合ですと、充電不可というランプが

点灯するレベルですね。

じゃ、やっぱりバッテリーが駄目なんじゃん?

バッテリーが上がっているのなら、その可能性も

排除できませんが、現在はバッテリーの状態は

健康そのものです。

セルでスタート出来ますし、しばらくエンジンを掛けていても

不調となるようなこともありません。

エンジン停止後のバッテリー電圧も、12.7V程度有って

安定していますので、バッテリーその物の不具合とは

考えにくいです。

そうです。

つまり、充電電圧が異常なのです。

充電電圧異常のバッテリーへの影響

今の現状はいわゆる

オーバーチャージ

と言われる状態で、開放型バッテリーの場合ですと

電解液が沸騰する状態を言います。

電解液が沸騰する開放型の場合は、液を追加してあげれば

ある程度復活の見込みはあるでしょう。

そういう部分も含めて、開放型バッテリーの方が

強く長持ちだと言われている所以です。

今回の様な密閉型バッテリーの場合は、発熱して

膨張したガスの逃げ道がなく、本体がパンパンに

膨らんで変形してしまいます。

場合によっては亀裂が入り爆発する事があります。

オーバーチャージというのはそれぐらい危険です。

直ぐさまそうなるとは言えませんが、この状態を

知ったまま長期間使用し続けていると、可能性は

高くなると思います。

バッテリーが膨らんでいる場合は、充電系統の点検と

出来るならバッテリーの交換をお勧めします。

さて、今回はバッテリー交換は不要ですが、充電系統の

どこが異常を来たしているのか、調べなくとも分かる事ですが

一応手順に沿って念のためジェネレータ側から

点検を実施していきたいと思います。

点検作業については、定休日明けの水曜日更新の記事で

ご紹介していきますのでお楽しみに♪

じゃ、今日の作業はここまで!

閉店時のTODAYのグリップ表面温度とあとがき

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

-0.4℃

雪降ってきてるしやなwwww

さっきまで降ってなかったのに。

まだぽわぽわと降っている程度なので積もる心配は

無さそうですが、どっと夜中の内に降れば

明日の朝は・・・・

休みだからどっちでもええわw

水曜日出社時に問題無ければそれでよろしいw

ではまた水曜日に元気でお目に掛かりましょう☆