ども。
寒いがな・・・どうなってんだ急に。
ついこの前までここまで寒くなかったのに急にまた冷えこんだな。
こんなに急激に冷えこんだら体調崩しますわ。
皆さんも体調を崩さない様に体調管理にはご注意を。
話は変わって月曜日の事。
日曜日の夕方にメールでお問い合わせを頂いていたのを、
順番に処理して翌日の月曜日にメールを返信したんですね。
メールの問い合わせが多く、簡潔な物からトラブル解消に向けて
お知恵をお借りしたいという長文のメールまで多様です。
メールのご返信には通常1日、場合によっては2日ほどお待ち頂く事があります。
ページコンテンツ
今回の問い合わせ内容
お客様からのお問い合わせの内容を一部抜粋したものがこちらですね。
現在キャブ自体調子がわるい所は、1番キャブの燃料漏れです。
オーバーフローと言うより、パッキンの劣化と思います。キャブを取り外し送ってのオーバーホール、開けてダメな部品交換したとして、いくらかかりますか?およその金額教えてください。
なるほどなるほど。
遠方からお問い合わせのお客様だと推測されます。
実はこちらのお客様と同じ様に、遠方よりキャブレター送付による
オーバーホール依頼って結構多くて。
その理由は様々ですが、安心して任せられるお店が無いとか、
物理的にお店が遠くて持って行くことが出来ないなど。
最近では詳しく丁寧に作業工程を紹介してくれているブログまで有る(笑)ので、
工具がそれなりに揃っていれば出来なくもないwwwww
注意事項
作業費用などの返信と注意事項を記入して返信したところ、
お客様より再び返信がありました。
遠方からのキャブレターオーバーホール作業ご依頼の場合、
各種注意事項を予めご理解して頂く必要があります。
その注意事項というのを参考までにいくつか
ご紹介します。
大前提として、わたしの目の前に車両が無いという事を
決してお忘れ無き様お願いします。
・取付け後のP/Sの微調整
・万が一のマイナートラブルへの対応
・キャブレター周辺パーツの健全性(*)の確認
※)燃料タンクの腐食やエアーエレメントの状況等々
いくらキャブレターをオーバーホールしても、燃料タンクが
腐食していたり、エアーエレメントが詰まっていたりすると
全てが台無しになります。
キャブレターのオーバーホールというのは、キャブレターだけを
いくら完璧に仕上げたところで、周辺部品との関連が強くそれだけで
100%完調になるとは限りません。
なので、ご依頼を出される前に周辺部品に問題が無いか
十分にチェックし、十分に状況を精査した上でご依頼下さい。
その後
メールを頂いたお客様も、
やっぱり車両が目の前に無いと最終的な調整も含めて
やっぱり難しいですよね・・・。
というお考えになったわけです。
そして、最終的なお話として車両を持ち込んで作業を
依頼した場合は予算的にどうなのかというご質問に、
改めてご返信を差し上げたところお電話がありました。
雲行きもちょっと怪しい14時過ぎ頃だったかな・・・
今から車両持って行きますわw
行動はっやwwwwww
雨とか降りそうな怪しげな天候だったのですが、
閉店時間までにはなんとか行きますわ~♪
いや、全然良いんですけど、良いんですけどほんとに
行動力がありますねぇ(⌒-⌒; )
嫌いじゃ無いですこういう行動力ある人ってw
で、どこから来られるかというと・・・・
三重県。
普通通り走ってこれば2時間ぐらいの距離でしょうか。
そして・・・
ホンダ CB400Fourいらっしゃいませっ!
雨がパラ付く中、遠路遙々ご入庫ありがとうございます!
お預かりした車両は責任を持ってキャブレターのオーバーホールを
行わせて頂きます。
お預かりしている順番に作業しておりますので、詳細のご連絡まで
今しばらくお待ち下さいませm(__)m
では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と
明日の大阪の天気予報をお知らせです。
12.4℃
曇り一時雨!
~06時:60% ~12時:40%
~18時:20% ~24時:0%
明日の大阪の天気は、気圧の谷や寒気の影響で概ね曇りとなり、
朝にかけて雨が降る見込みです。
標高の高いところでは雪が混じるでしょう。
明日は雨か・・・。夜になって雨も降ってきたし、
関東方面では雪の予報が出ている位ですから
日本列島全土が冷えこみそうです。
ここから今日の本題
先日からご紹介している
VS1400イントルーダーのキャブレターをオーバーホールしてみよう!
ですが、今日は11回目となります。
前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。
さて、前回までは確か
前側キャブレターからジェットニードルホルダーを
取外し終わった所まででしたね。
今日はこの続きをご紹介していきましょう。
今日はリヤ側も含めてさらに分解を進めていきます。
吸入口部分にあるエアージェットを取外していきます。
細いマイナスドライバーで取外しますが、カットオフバルブの
所に付いていたエアージェットもそうでしたが、
かなり細くて小さいのに結構固く締まっていたりします。
エアージェット先端部を欠けさせてもダメなので、
無理に取外そうとせず諦めることも必要です。ええ。
経路さえ通せば取外す必要は有りませんので。
工具さえしっかりとしていれば、そうそう欠けることも
舐める様なことも無いと思いますが。
無事にエアージェット取外す事が出来ました。
これでフロント側のジェット類の取外し作業は完了です。
取外したジェット類がコチラですね。
続いて分解途中だったリヤ側のジェット類も
取外していきます。
まずはメインジェットの取外しから。
フロント側のキャブレターと形状が異なっていますので、
当然構成部品も異なります。
これが取外したメインジェットですね。
メインジェット座面部分には真鍮製のワッシャが
入っていますので無くさない様にご注意を。
続いてスロージェットを取外します。
手持ちのドライバーでもギリギリの太さで入れることが出来ました。
スロージェットは特に舐めやすいので
出来るだけ先端のチビっていない、新鮮なマイナスドライバーを
使用して緩める様にしましょう。
これが取外したスロージェットですね。
続いてジェットホルダーを取外していきます。
いつものように鉛筆削りで削った割り箸を使って
ベンチュリー側へと押し込んで取外しましょう。
割り箸で押していくとこんな風にベンチュリー側へと
ジェットホルダー(ノズルって言っても良いかな?)を
押し抜いていきましょう。
かなり固くて詰まってる感じがしましたが、
抜き取ってみると案の定でした。
内側にかなり腐食が溜まっていますね。
拡大して見てみましょうか。
この部分にこれだけ溜まっているということは
あちらこちらにサビの粉が回っていると言うこと。
いつも以上に入念に清掃をしなくてはなりません。
続いてバルブシートを取外しましょう。
バルブシートの固定ボルトをまずは取外しますが、
ボルトの劣化が酷くて少し回しただけで
舐めてしまいました。
でも、何とか舐めながらも取外すことが出来ました。
・・・酷いなこの舐め方は。
完全にプラス部分が菱形になってるwwww
腐食の影響でボルトが脆くなっているので
いくら注意しててもこれですわ。
まぁでも取り外せて良かった。
固定ボルトを取外し終えたらバルブシートを取外しましょう。
バルブシート部分のフィルターにもかなり
サビが溜まっていますね。
ちなみに前後のキャブレターの形は異なりますが、
使用しているバルブシートは同一です。
発注する際は個数2となります。
フロートチャンバーもサビが溜まっているので、
キャブレターと併せて丸ごとキャブレタークリーナーに
つけ込む予定ですので、紙製のガスケットを取外しておきましょう。
さっ、これで前後のキャブレターからジェット類を
全て取り外し終わったので、あとはキャブレタークリーナーに
浸け込んで行きますが、その前にまだもうちょっとだけ
やるべき作業があります。
でも、その作業についてはまた明日更新の記事で
ご紹介したいと思います。
じゃ、今日の作業はここまで!
最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。
9.4℃
雨がえらい酷く降り始めましたわ。
これは流石にカッパ着ないと終わるわwww
雨が天井を強く打つ音がうるさいわ。
明日の朝には止んでいるといいのですが。
ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆