【第7回】VS1400イントルーダーのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ども。

今日は朝から陸運局です。

いつもの金曜日ならもっと混雑していそうなもんですが

今日は随分と空いてました。

今日の陸運局

いつも陸運局に行く時は予め書類などは

全て記入してから行くので現地では

印紙を購入するだけ。

もちろんナンバーの交付や返却もありますが、

基本的には書類が早く出れば出るだけ

滞在時間は短くなります。

書類の受付箱も空いていたので15分ほどで

書類も受け取って任務完了。

店に戻ると間もなく軽トラックにバイクを載せた

お客様が来られて修理預かりも完了。

お昼ご飯の時間でしたが、午前中に手を付けていた

作業が少し残っていたので続きを

ぱぱぱぱぱぱぱぱっと済ませてこれも完了。

リトルカブのフロントタイヤ交換とチェーン調整、

それにエンジンオイル交換と最後に洗車。

ここでやってしまったんよなぁ・・・。

ほら、水道の蛇口を捻る前に先にホースの

先端部分を持ったハズだったのよ。

うん、そう、ハズ。

本人はしっかり先端付近を持ってると

思い込んでるから蛇口を勢い良く捻るわなぁ。

(ブッシャァ~っ)

写真は撮ってないけど大体ご想像の通りですw

おかげさんで下半身がびっしょびしょやがな(゜_゜)

36才のオッサンが店先で、めっきり冬らしい気候になった

11月中旬に、勢い良く水を噴出して暴れるホースを

ビショビショに濡らしながら

ぐああぁあわわわわわわw

言って追い掛けてるんですよ。

きっとにやにや笑ってる感じだったと思うしw(推測)

その状況の自分自身を俯瞰してみたんだが・・・・

普通に(゚ω゚; )キモ

水道の蛇口を捻る前にしっかりと

ホース先端を握っているのを確認しましょうw

ついつい面倒臭がって先端はこれかーって感じで

適当に持つからこういう事になるんです。ええ。

ま、今日は日中少し暖かかったので乾きも良く

お昼過ぎには乾いてくれました。

話は変わりますが、閉店後に新しいデザインへと

リニューアルしたブログのアクセス解析(GoogleAnalytics)を

見ていたらおかしな物を見つけました。

おかしな言語が・・・

ちょっと見えにくいですけど、アクセスして来た方の

言語がどの言語なのか一覧で見られるのですが

5.の部分に何か書いてあります。

普通はこんなに長い文字列がここに並ぶことは

無いのですが、明らかに何かの文章が書かれています。

Secret.ɢoogle.com You are invited! Enter only with this ticket URL. Copy it. Vote for Trump!

トランプに投票してね!ってかwwww

Secret.ɢoogle.com You are invited! Enter only with this ticket URL. Copy it. Vote for Trump!

こういう手の込んだサイト管理者向けのメッセージを

発信するとか、やっぱりアメリカは凄いなぁ(棒)

ってかもう大統領選は終わったし、何だったら

トランプタワーで安倍さんと今日会談してたよね。

そろそろ言語設定戻そうよwww

わざわざ選挙期間中に言語設定を書き換えて

あちこちのWEBサイトを巡回するロボットでも

走らせてたんだろうねぇ。

アメリカにあるWEBサイトなんかは

選挙期間中はもっと凄かったんだろうね。

ここは日本なのでja-jpやjaになっている

アクセスが殆どだけれども、アメリカは

en-usとenだらけっぽいし。

いやぁしかし熱意を感じるわwww

こうもトランプ推しなのを見ると特にw

今後のトランプさんの動きが楽しみです。

では、今日もいつもの開店時の

TODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

10.6℃

雨時々曇り

雨時々止む!

~06時:70% ~12時:70%

~18時:60% ~24時:30%

明日の大阪の天気は、山陰沖を発達しながら東北東に

進む低気圧や湿った空気の影響で雨となり、

雷を伴って激しく降るところがある見込みです。

降水確率も高くなっていますので、ほぼ雨の1日になりそうです。

雨具が手放せないでしょう。

では今日の本題です。

先日よりご紹介している

VS1400イントルーダーのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ですが、今日は第7回目となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【第1回】VS1400イントルーダーのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第2回】VS1400イントルーダーのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第3回】VS1400イントルーダーのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第4回】VS1400イントルーダーのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第5回】VS1400イントルーダーのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第6回】VS1400イントルーダーのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

さて前回までは確か

キャブレターの取外し完了

キャブレターをエンジンから完全に取外し

終わった所まででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきましょう。

取外したキャブレターにはシンクロケーブルが

取付けられたままになっています。

シンクロケーブル

サービスマニュアルにもある通り、ワイヤーを交換

する時や分解整備が必要な時以外は基本的に触らないように。

ちょっとした部品交換や、軽度のキャブレター清掃ぐらいならば

取外さなくても作業は出来ます。

ま、わたしは必ず取外しますけどwww

だって長年使ってると同調も狂ってくるし、

ワイヤーの動きも渋くなってきますやん?

それに、オーバーホールするときに邪魔なのよw

シンクロケーブルの動きが悪いと、同調も狂ってしまう上に

アイドリングが落ち着かない・・・なんて事になりますから。

シンクロケーブルは常にスムーズな動きで無くてはなりません。

シンクロケーブルを介して接続されている前後キャブレターの

バタフライの動きは、シンクロケーブルを介して連動しています。

開閉に併せてスムーズに動作しないと、せっかく同調を

キレイに合わせても、ワイヤー(ケーブル)の戻りが悪かったり、

重かったりするとイントルーダーシリーズの場合は

ロクな事になりません・・・取外しも手が掛かりますし。

ではシンクロケーブルを取外します。

フロントキャブレター側にあるアジャストナットを緩めて

アジャスターを目一杯指で締め込みましょう。

アジャストナットを緩めて締め込んで行く

アジャスターを締め込んで行くことにより、リヤキャブレター側の

シンクロケーブルに遊びが出来てリンケージから

こうしてシンクロケーブルを取外すことが出来る様になります。

シンクロケーブルを取外す

リヤ側のシンクロケーブルを取外し終えたら、

先ほど締め込んでいたアジャスターを指で回して

アジャスターを次は取外していきましょう。

アジャスターを締め込む

シンクロケーブルの取外し完了です。

シンクロケーブルの取外し完了

取外したシンクロケーブルは、動きを確認してから

ワイヤーインジェクターなどを使用して

注油しておくとGOODです。

ワイヤーにクセが付いていて動きが悪かったり、

ささくれている様な部分があれば交換しましょう。

さぁやっとキャブレター内部を確認することが出来ます。

まずはリヤ側のキャブレターから分解して行きましょうか。

フロートチャンバーの固定ボルトを取外します。

非常に舐めやすいので注意しましょう。

固定ボルトを取外す

固定ボルトを取外したらゆっくりと

フロートチャンバーを開きましょう。

中は一体どうなっているのか・・・・

(パカッ)

フロートチャンバーを開いた

ふむ、さすがまだ乗っていただけの事は有りますね。

ガソリンが腐ってベッチョベチョになってません。

ただ・・・ただ・・・

フロートチャンバー内側に付いている錆

腐食・・いや、正確にはガソリンタンクだと思います。

フロートチャンバーはアルミニウムなのでこんなに

赤さびは発生しません。

そりゃこれだけガソリンタンクから鉄粉が

キャブレター側に流れ込んでいる状態だったら、

ガソリンも漏れてきますわ。

それに、調子も今ひとつ良くないとオーナーさんも

ご入庫の際に言っておられましたし。

ガソリンタンク内部ではかなり腐食が進行しているようです。

キャブレターオーバーホールと併せて、ガソリンタンクの

錆落とし作業と洗浄作業が必要ですね。

フロートチャンバーを開いたら次は

真鍮製のフロートを取外します。

支柱部分にフロートをぶら下げつつ

支柱に通して固定しているフロートピンを

ピックで軽く押して抜きましょう。

(ぐっ・・んぐぐっ)

ちょっと押しただけでスーッと外れるはずですが

固着してしまってるようで抜けません。

細く先端部が平らに処理されたポンチを使用して

優しくコツコツコツコツっと叩いて抜き取ります。

この時、叩く力の掛ける方向や、角度をミスると

支柱がポッキリ折れてしまうことがあります。

支柱部分は細いアルミなのでわりと簡単に折れてしまいます。

一度折れてしまうといくら丁寧にボンドで貼付けたとしても

常にガソリンで満たされているような部位ですし、

揮発油はボンドにとって大敵ですからね。

素直に諦めて中古キャブレターを探して来るか、

新品のキャブレターを買いましょう。

ポンチでピンを叩き抜く

優しく叩きつつ、潤滑油をかけて滑りをよくしていますが

一向に外れる気配がありません。

強く叩くことは出来ないですし困った物です。

でも、こういう時は熱膨張の力を借りれば

意外とすんなり外せる事が多いです。

準備したのはブタンガスを使用した

はんだこて兼小型バーナーを使います。

小型バーナー

火気を使用しますので予め周辺からガソリンや

ガソリンの染み込んだタオルなどは全て

排除しておくこと。

また、キャブレターにもガソリンが残っている

はずなので、パーツクリーナーでササッと脱脂してから

エアーブローを施し、完全乾燥後にバーナーを

使いましょう。

そのまま近づけたら、経路内部に残ったガソリンに

引火してしまいますからwww

バーナーを使用して支柱部分、フロートピンが

通っているフロート部分をしっかりと温めましょう。

バーナーで支柱などを温める

しっかりと温めたらもう一度ポンチを使用して

フロートピンを優しく叩いて抜き取りましょう。

苦労しましたが何とか取外し完了です♪

これが取外したフロートとフロートピンですね。

取外したフロート

フロートピンは写真では分かりにくいですが

向かって右側、ちょうど支柱によって支えられている部分が

ほんのちょっと曲がっていますね。

この曲りのおかげで支柱からも抜けないし、

フロートからも抜けてこなかったというわけです。

前に整備されたどこかがフロートピンを強く

入れ過ぎたんでしょうかねぇ・・・じゃないとこんなに

フロートピンが曲がるようなことって無いですから。

んでこれがフロートバルブですね。

イントルーダーシリーズに使用されているフロートは

全て金属製で、先端部にラバーはありません。

取外したフロートバルブ

ってかスズキ車は多いよね、このラバーが使用されていない

フロートバルブって。

ラバーがある方が密着率も高いし、ガソリン漏れも

発生しにくいんじゃ無いかなーって思っています。

摩耗のことを言えば金属製に軍配は上がりますが、

ラバーを使用しているフロートバルブもそう簡単には

摩耗しませんからね・・・それなりの耐久力有りますから(⌒-⌒; )

今回は全て新品に交換しますので

フロートバルブの摺り合わせ作業などはありません。

新品に勝る物なしww

さ、今日はこれぐらいにしましょうかね。

この続きはまた明日更新の記事でご紹介したいと思います。

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

12.6℃

雨が降り始めました・・・。

流石にカッパ着ないと風邪引くレベルの降雨量です。

店の天井をザザザザーって打っているのが聞こえるほどですから。

明日もせっかくの週末なのに一日雨だし憂鬱ですねwww

雨降ってるので気を付けて帰ります♪

ではではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

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