【第3回】フュージョンの冷却水漏れを修理してみよう!

ども。

いやぁ・・・昨晩は大変でした。

夜中にまさかあんな事になるなんて。

リトルカブと入替え

昨日、準備が整ったバーディーに

乗って帰ったのですが、店を出発して

3分後ぐらいでしょうか・・・ちょうど1駅ほど

進んだところで異常が。

いや、正確には出発してすぐにある

やや長めの上り坂で異常に気が

付いたのですがそのまま様子を見ながら

走ってたんですよね。

幹線道路から地道に降りて信号を

左折した瞬間・・・・・

クラッチが、

滑ったぁ━━( ゚Д゚; )━━っ!

もうね、どのギヤに変速しても

駆動力が一切伝わりません。

もちろん、キックペダルですら引っかかり感ゼロ。

マジかマジかマジかマジかマジかっ!!!!

夜中2時過ぎだぞ・・・・どうする俺・・・

店まで押して戻るか・・・いや、今ちょうど店と

自宅の間ぐらいか・・・( ´・ω・)・・・押して店に

戻るにもかなりの坂道を押して戻ることに・・・。

自宅に帰るのも坂道を押して帰ることになるのなら

一刻も早く帰って眠りたいwwww

って事で、夜中2時過ぎにバーディーを

家まで20分掛けて押して帰りました(⌒-⌒; )

クラッチを組んでる時に懸念してた事

1つあって・・それが昨晩乗ってすぐに

クラッチにトラブル発生とか。

クラッチ部

赤いやじる支部分なんだけど、クラッチスプリング、

クラッチディスクを押さえ込んで最後に

固定しているサークリップですね。

組み段階からちょっとクリップの掛かりが弱いなと

懸念していたんですよね・・・。

クリップって長く使っているとどうしても

締め付け力が弱くなってしまい、開き気味に

なってしまうんですよ。

それでもそのまま放置せずに、少し締め込んでから

取付けはしていたのですが・・・・どう考えても

症状としてはクラッチの滑りですわ。

空き時間にカバーを開いて内部を確認したら

案の定、このサークリップが外れてました(;´Д`)

流石にもう一度同じくサークリップを使用するのは

気が引けるので、店の中をゴソゴソ探し回って

生きの良いサークリップを発見w

とりあえずそのサークリップを使用してもう一度

組み直したのでもう大丈夫でしょう。

で、夕方に時間が出来たので近所にまずは

軽く試乗に出掛けました。

クラッチの状況は上々です。

試乗中

元有ったクラッチの滑りももちろん改善してるし

走りも快調ですね。

それに、夕日も美しい♪

見てほら。

空が夕日でオレンジ色に染まって落ち着くねぇ。

空が美しい

うんうん、夕暮れはいい・・・・・ん??

んんっ?!

煙が立ってる???

煙が見える

おおおうっ!?

火事か??

火事?

火事っぽいね・・・。

なるほど、通りでヘリコプターが2機も3機も

上空を旋回しているわけだ。

今夜のニュースででも流れるんだろうか。

しかしまぁタイミング良くカメラを向けたもんだ・・・。

家に帰ったらニュースチェックしよっと。

もちろん、今日もバーディーで帰ります。

もう止まるようなことはないですしwww

さっ、では今日もいつもの開店時の

TODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

15.2℃

晴れ時々曇り

晴れのち時々曇り!

~06時:0% ~12時:0%

~18時:0% ~24時:10%

明日の大阪の天気は、高気圧に覆われて

晴れますが、昼前からは気圧の谷の影響で

次第に雲が広がってくる見込みです。

雨の心配は無さそうですが明日も寒くなりそうですね。

そろそろ紳士用肌着も準備しないとヤバイかな(;´Д`)

では今日の本題です。

先日からご紹介している

フュージョンの冷却水漏れを修理してみよう!

ですが、今日は第3回目となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【第1回】フュージョンの冷却水漏れを修理してみよう!

【第2回】フュージョンの冷却水漏れを修理してみよう!

さて、前回までは確か

サーモスタットを開く

サーモスタット(ハウジング)を取外して

分解する所までご紹介しましたね。

今日はこの続きを紹介していきましょう。

ハウジングの固定ボルトを取外したら

パカッとハウジングを開きましょう。

ハウジングを開いた

ハウジングを開くと内側に

サーモスタットが見えますね。

サーモスタット自身に付いている

ラバー部分がハウジング合わせ面の

Oリングも兼ねていますが、よくよく

見てみると・・・・

合わせ面の状態

Oリング部に冷却水が漏れて

固形化しているのが分かりますね。

また、冷却水が漏れ出していた

合わせ面も腐食によってアルミが

変質しているのが見て取れますね。

サーモスタットのパッキンが劣化して

合わせ面から冷却水が

漏れてしまったんですね。。

サーモスタットを取外した状態がこちらですね。

サーモスタットを取り出した

水が漏れ出していたハウジング部は

こういう感じですね。

合わせ面の約3分の1ほどを

腐食が進行していますね。

ハウジング部の腐食

サーモスタットのOリングの劣化は

日を追う事に進行します。

Oリングのみの交換は出来ませんので、

定期的なサーモスタットの交換を

する以外に手はありません。

冷却水が突然ぶばーっ!!

漏れ出すことは無いでしょうから、漏水が

確認出来た時点で交換するのが

タイムリーでいいかも。

余裕があれば2年に一度ぐらいのペースで

交換しておけばトラブル防止になるでしょう。

エンジン差込み部のOリングも取外してっと。

Oリングを取外した

このOリングももちろん交換です。

Oリング部から漏水することは少ないですが

ハウジングを抜き取った際は必ず交換しましょう。

油汚れや腐食をパーツクリーナーと歯ブラシを

使用して洗浄して行きましょう。

ハウジングを洗浄する

腐食が酷い場合は真鍮ブラシなどで

表面を擦ってあげると美しくなります。

んでこれが洗浄が終わった状態ですね。

洗浄が終わったハウジング

洗浄が終わったハウジング

内側も外側もキレイになりましたが、

やはり合わせ面の腐食は取り切れません。

いや取れなくて当然です。

腐食しているということは、腐食部が

凹んでいると言うこと。

凹んでいるということは・・・そうですね、

合わせ面の圧力が均等に掛からずに

漏水する可能性が高まると言うことですね。

これをそのままサーモスタットだけ

新品に交換して組付けても、またそんなに

時間が経過する前に漏水が発生することでしょう。

なので、そうならないように対策を実施しておきましょう。

オイルストーンを準備してっと。

オイルストーン

オイルを染み込ませてから

ハウジングの合わせ面を研磨していきましょう。

研磨する時は8の字を書くように

動かすのが基本です。

要するに直線的に動かさないように

すると言うことが大事です。

直線方向だけで研磨していると

手前側と奥側で研磨面がズレますのでご注意を。

オイルストーンで研磨する

合わせ面の腐食して変色した部分が

きれいに消えて無くなるまで研磨しましょう。

結構時間が掛かると思いますが根気よく

8の字を書きながら丁寧に研磨します。

んでこれが研磨が終わった状態ですね。

合わせ面の研磨完了

腐食が進行して黒く変色していた

部分も全て取り除きましたので

この通り合わせ面は美しい♪

合わせ面

オイルストーンでの研磨は合わせ面の

凹凸を馴らすだけではなく、面部分全体を

整えるため、トルクが均等に合わせ面に

掛かるようになり、漏水する可能性も大幅に

抑制することが出来ます。

ハウジングは両方共にオイルストーンで

研磨して仕上げておくように。

研磨が終わったハウジング

そしてこれが予めメーカーより

取り寄せておいた新品のサーモスタットですね。

新品のサーモスタット

新品のサーモスタットに付いている

Oリング部は厚みもあって心強いですねww

サーモスタットをハウジングにセットしてっと。

サーモスタットをセットする

残るハウジングを被せますが、

ホース差込み口の向きを間違えない様に。

ハウジングの向き

どちら向きでも固定できてしまうので

この正しい向きを確認してから

ボルトを入れて固定しましょう。

ボルトを入れて固定する

差込部分のOリングも新品に

交換してセットしておきましょう。

新品のOリング Oリングをセットした

以上でサーモスタットの交換作業完了です♪

あとは元通りエンジンに取り付けて

冷却水を入れていくだけですね。

でも、その作業の様子についてはまた

明日更新の記事でご紹介したいと思います。

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

10.8℃

・・・・もうすぐ10℃下回るやないか。。

クッソ寒いがな。

そろそろネックウォーマーも準備するか。

あぁ、加湿機も準備しなきゃ暖房使えないから

時間作って洗浄しよ。

皆さんも体調管理には十分ご注意を。

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

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