ども。
一昨日は体調が悪い中のブログ更新でしたが、
定休日を挟んだ今日の体調は、未だ万全ではありません。
月曜日の夜の体調が最低でしたね。
夕飯を食べている際もあまりにもアチコチ痛むのと、
少々熱が出てきていたので鎮痛剤を飲んで就寝しました。
んで、火曜日朝起きてみると意外とスッキリ♪
おかげさまで、体調が万全ではないにしても普段通り
今日もこうしてブログ更新が出来て何よりです。
先月末頃にバッテリー交換を行ったドラッグスター250の
オーナー様よりトラブル発生のお電話が。
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電話で詳細な内容を聞いたところ、どうやら
昨日出先でオートバイが停止したと。
セルも回しすぎたようでバッテリーも上がってしまったらしく、
途中まで押して歩いたが体力の限界を感じ、
近くにあるコンビニにお願いして車両を置かせてもらっているとの事。
とにもかくにも、ハンドルロックが施錠された状態では
車両を引き取りに行っても、トラックに積み込むどころか
動かす事もできないのでキーを店頭までお持ちいただくことに。
数十分後、キーを持ってオーナーさんがご来店。
詳しい状況を聞いていると、なにやら微妙なお話に・・・。
一言で言うとね、
ガス欠っぽいw
※トラブル時、パニックになってガソリンコックを切り替えることを失念していたそうです
まぁとにかくキーも預かったので早速車両を引き上げてきました。
ドラッグスター250のリザーブタンク容量は、
約3リットルとなっておりガソリン残量を見てみると・・・・
3リットル弱ですね。
この量でガソリンコックONの状態では、よほど特殊な乗り方をしない限り
ガソリンが殆ど供給されない残量です。
店頭に車両を引き上げてきた際の残量はもう少しあったと思いますが、
トラブル症状の再現とトラブル解消の確認の為に、
試乗したため3リットル弱に減っています。
皆様、これからツーリングシーズン突入ですが
ガス欠にはご用心を♪
なぜ俺はコックを切り替えなかったんだぁぁぁぁっ~◎!&?☆
と、嘆くお客様。
高速道路の上じゃなくって良かったですよ。ほんと。
幸い、バッテリーも酷使した様子でしたがなんとか
充電すれば大丈夫そうなので何よりですが。
※寿命は縮んだと思いますが。
とりあえず、明日ガソリンを満タンにしてもう一度試乗と
点検を行ってから、トラブル再発が無いのを確認してご返却となります。
って事で、今日もいつものTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。
22.8℃
昨日の天気予報では、日中の最高気温が26℃ぐらいまで
上昇して真夏日になるとの予報でした。
紳士用肌着をまだ
身に着けている自分が憎くて仕方ないw
今日こそ脱ぐぞ。(何の宣言だよおいw
さて、先日から始まった
イントルーダー800(VS52C)のキャブレターをオーバーホールしてみよう!
シリーズですが、本日は2回目となります。
前回の記事は以下のリンクよりご覧いただけます。
■【第1回】イントルーダー800(VS52C)のキャブレターをオーバーホールしてみよう!
前回は確か、
キャブレターの取外しが完了した所まででしたね。
今日はこの続きをご紹介します。
キャブレターに付いたままになっているケーブル類を取り外していきますが
なにやらスロットルケーブルに問題発生。
スロットルケーブルアウターのエンド部分が取れてしまってます。
アジャスターの内部でどうやら錆びて固着して外れているようです。
アウターケーブルのささくれ具合からするに、
もう随分前からこんな状態だったんでしょう・・・。
これで調子がいいかって?
勿論、有り得ません
1本のスロットルケーブルを分岐して2本引きにしている
スロットルケーブルの場合、2サイクル2気筒車両と同様に
スロットルの同調調整は大変重要です。
もちろん、イントルーダーシリーズの場合は
アイドリングシンクロケーブルによる
アイドリング時の同調調整も重要ですが。
こんなササクレているワイヤーじゃ、スロットルの同調は
絶対に合いません。
たとえ一時的には合ったとしても、すぐにズレてしまいます。
とにかく、このスロットルケーブルはもう使用できませんので
新品をメーカーに発注です。
念のため分岐部分のケーブルも分解してみました。
これを、
ちょっとエンド部分を引っ張ってみると・・・
あら・・・やっぱり取れるのね。
もう片方は引っ張っても取れないのに。
古くなってくるとイントルーダーのケーブル類は全然ダメですね。
特にこのエンド部分は腐食してアジャスターと仲良くやってしまいがちなんで。
フロント側からもスロットルケーブルを取り外します。
次はチョークケーブルを取り外します。
リヤ側はキャブレター取り外し時に既に取り外してありますので
フロント側を取り外しましょう。
まぁ~ほんとこれはいつも固いです。
14mmのスパナで緩めるんですが、ナットが薄いのに
結構なトルクで締まってるんですよね。
ナットを潰さないように注意して取り外しましょうね~。
んで取り外したチョーク一式がこちら。
前後のチョーク一式を並べて写真撮影。
前後で違うのは座金部分だけです。
スプリングやチョーク部分は全く同一部品ですね。
さぁ次はメーカー非推奨のシンクロケーブルを取り外します。
まずはフロント側キャブレターのアジャスターナットを緩めて
アジャスターを締めこんでいきます。
しっかり締めこんだらリヤ側キャブレターのケーブルを
引っ張ってケーブルを取り外します。
ケーブルをガイドから溝にあわせて取り外したら
そのままアーム部分に引っ掛けているタイコを取り外しましょう。
リヤ側のケーブルの取外しが完了したら、
フロント側のアジャスターを緩めて取り外します。
これでシンクロケーブルの取り外し完了です。
ついでにエアベントチューブも前後とも取り外しておきましょう。
まずはフロント側のキャブレターから分解していきます。
バキュームピストンのフタをあけましょう。
とにかくここのボルトも舐めやすいのでご注意を。
ボルトを全て緩めると、スプリングのテンションでフタがぶっ飛びますので
しっかりとフタを押さえながらボルトを取り外します。
んでフタを開けた状態がこちら。
すんごい長いスプリングが入っています。
バキュームピストンを取り外して、ジェットニードルを見てみると、
完全にキャブレター内部がご臨終の様相を呈しています。
バキュームピストンのラバー部分も忘れずに
ヒビ、破れ、穴あきなどが無いかチェックします。
次はドエライ事になっているであろう、フロートチャンバーを
あけてみましょう。
フロートチャンバーのボルトも舐めやすいのでご注意を。
さぁボルトを取り外し終わったらいよいよフロートチャンバーを開けます。
ガスケットがくっついているのか、少々固いですが
コツコツと衝撃を与えてあげると開きました。
うぉぇっ!!な・・・なかなかイイ匂いしてんじゃねぇかw
完全に腐ってます・・・。
しかも、以前の修理跡なのか合わせ面のガスケットに
液体ガスケットを塗って固定していたようです。
もう少し近づいて見て見ましょうか。ウォェッw
得体の知れない物体が大量に付着しています。
匂いもイイ感じです。
一日中指先が臭くて仕方なくなりそうな予感♪
フロートチャンバーのガスケットをピックを使用して
取り外します。
完全にガスケットが四角くなっていますね。
触り心地も、ゴムではなく樹脂ぐらい?プラスティックの1歩手前ぐらいの固さです。
ガスケットも勿論交換です。
じゃ次はジェット類を取り外していきます。
まずはスロージェットから。
なんだか、サクっともげてしまいそうなジェット類ですね・・・。
穴が細いスロージェットなんて完全に詰まってる
だろうと思って確認した所、
何がgoodか意味不明(w)ですが、とにかく穴が詰まってない
という衝撃の事実。
だからといって、そのまま使うってのは到底無理ですが。
じゃ次、メインジェット。
メインジェット先端が欠けてしまわない様に
注意しながらしっかりと押さえながら緩めます。
で、取り外したメインジェットもスロージェット同様に
穴が通っているか確認を・・・・
って、確認するまでもなく完全に閉塞♪
じゃ次、ジェットホルダー。
スパナで少し緩めて後は手で緩めるんですが、ここで注意事項。
スパナで緩める際に、横に並んでいるチョーク用のノズルにスパナが
当たらないように注意する事。
緩める勢いが強すぎて、ノズルにヒットするとひび割れたり、根本で
折れてしまったりしますのでご注意を。
ジェットホルダーを取り外すと、さらに内側に別の部品が顔を出します。
ジェットホルダー内側から出てきた部分は
取り外す事ができませんのでこのままです。
じゃ次はフロートとフロートバルブを取り外します。
ピンを引き抜いてっと、
フロートバルブがバルブシートに固着して
スッと引き抜けないと思ったら意外と普通に取り外し完了。
バルブシートとは固着していませんが、フロートバルブフック側の
ピンが緑色の物体に囲まれて微動だにしません。
バルブシートもなんかすごい事になってます。
もう少し近づいてみます。
真緑です。
しかもなんかちょっと、トロピカ~ル☆
でも、オイニーツイキー♪
冗談はさておき、バルブシートを取り外しました。
バルブシートは再使用可能ですが、Oリングは交換です。
じゃ次、バルブシート横のジェットニードルホルダーを固定している
キャップを取り外します。
軽く締まっているだけなんですが、緩めるとね・・・
キャップが見事に折れました。
いや折れたというより、トドメを差した感じ。
感触的にすでにひび割れていたんだと思います。
内側にネジ山部分が残ったままなので
スナップオンのエキストラクターを使用して抜き取ります。
そんなに固く締まっていないので簡単に取り外せました。
取り外すとこんな状態。
エキストラクター最高です♪
んで折れたキャップとボルト部分がこちら。
今ここで折れてくれたのは不幸中の幸いです。
組み立て時に折れると、またそれだけでキャブレターを
組み立てることが出来ませんし、時間の大幅なロスになります。
では作業を続けます。
キャップを取り外すとジェットニードルホルダーを
取り外す事ができますので、いつも通り割り箸などを使用して
コツコツと叩きながら抜き取ります。
くれぐれも固い金属などを使用しないこと!
割り箸を鉛筆削りで削ってから使用すると最高です♪
んで抜けてきたホルダーがこちら。
割り箸からキュキュっと取り外して次に進みます。
次はキャブレター吸入口についているエアージェットを取り外します。
エアージェットは小さくて先端が掛けやすいので、あまりにも固く
締まっている時は無理に取り外さずにショップに任せましょう。
取り外したエアージェットがこちら。
小さいですね。
無くさないように注意して下さい。
次はエアーカットバルブを分解していきます。
まずはフタを固定しているボルトを緩めますが、強力なスプリングが
入っているのでしっかりとフタを押さえつつボルトを緩めましょう。
ボルトを取り外すとスプリングと内部のダイヤフラムが見えます。
ダイヤフラムとスプリングを取り外したら、
ダイヤフラムが入っていた内部を良く見て下さい。
小さなジェットが付いていますね。
このジェット、パーツリストで品番指定されていないジェットです。
要するに、キャブレターASSYじゃないと購入できない部品となっています。
取り外して掃除するかどうかは個人の判断に任せます。
本当に小さなジェットなので無理は禁物です。
取り外したのがこちら。
本当に小さいです。
これも先ほどのエアージェット同様に無くさないように注意が必要です。
次はパイロットクスリューを取り外します。
スロットルケーブルを引っ掛ける裏側にあります。
イントルーダーシリーズのパイロットスクリューは
一般的な1回転半や2回転ではありませんのでご注意を。
規定の戻し回転数は組み戻し時にご紹介します。
取り外したパイロットクスリュー一式がこちら。
小さなOリングとワッシャとスプリングと
針のように尖ったスクリューのセットです。
パイロットスクリュー先端が磨耗していないか、Oリングが
ひび割れていないかチェックして、異状があれば交換すること。
とりあえず今日はここまでにします。
あまりにも縦に長すぎる記事になってしまいましたので・・・・。
この続きはまた明日にでも。
じゃ最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。
20.8℃
今日で紳士用肌着ともお別れです。
また来年ヨロシク。
ではまた♪
じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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コメント
イントルーダーVS800GLP(VS52C)のスロットルケーブル純正部品はASSYでしか販売してないのでしょうか?また、同車種のフロントフォークのオイル番手、オイル量、油面レベルを教えて頂けますか?宜しくお願いします。
こんにちは。
スロットルケーブルは2サイクル車のように、1本から2本引きへと
なっているケーブルなので、ドコのメーカーでも今現時点では
イントルーダーシリーズのスロットルケーブルの
設定が無いですね・・・(もしかしたら探し切れていないだけかも)
イントルーダー800のフロントフォークの詳細は以下の通りです。
※手元の資料での数値なので、正確な数値はサービスマニュアルや
お客様相談室への電話などでご確認ください。
機種名:イントルーダー800
年式:93年
標準オイル:昭和SS-8
フォークオイル量:412cc
オイルレベル:124mm
ワコーズフォークオイルを
使用する場合のブレンド比率:
【FK01】25:【FK20】75
【Fk10】100
ブレンドまたはFK10をそのまま使用するかですね。
これで標準固さとなるようになっています。
centrumMC 様
とても丁寧な回答有難う御座いました。
又何か有りましたら宜しくお願いします。
いえいえ♪
いつでもまたお困りのことがあればお気軽にどうぞ!