ども。SUキャブです。
いや、違うww
いやいや、SUキャブなのは間違い無いけどもやな。
メッキボディが美しすぎるSUキャブですが、
お客様からのご依頼でスティードに
取り付けて欲しいとお預かりしました。
が。
SUキャブというとまぁ調子悪い、
調子が出ない、アイシングが酷いなどなど、
小排気量車には特に相性が悪い。
まぁそりゃこのキャブレターってば
1,000cc~って大きさですから。
400ccぐらいのエンジンじゃ尚のこと
調子なんて出やしない。
ハーレーに付いてる場合でも
そんなに調子良くないのに。
ただ、独特の鼓動感などはSUキャブ
装着によって強調されるので良いのですが・・・ねぇ。。
400ccですと吸入負圧が小さすぎて
それでなくてもスローが弱いSUキャブの
悪さがこれでもかって程露呈します。
マニーホールドの造りがもうちょっと
良ければマシかもしれませんけど、
この円筒形のマニーホールドが
とにかくダメだと評判です。
フロントエンジン側にどうしても
混合気が偏って吸入されてしまうそうですよ。
マニーホールドは2本を
分離した形状のマニーホールドが
よろしくってよ?
今日はまず一度取付作業を実施し、
コンディションのチェックをしました。
スロットルケーブルも仮で併せて
取り付けてエンジンンを始動させましたが・・・
やっぱ調子悪ぃ。
ミクスチャーを締め込んで
エアー量を減らせば始動性は上がるけど
ディーゼル車の如く黒煙と白煙を
バフバフ吐き出すからダメ。
ミクスチャーを基準の6回転開いてみると
黒煙は出なくなったものの、次は
エアーが多すぎて始動性が著しく悪い。
ティクラー(加速ポンプね)を使えば
始動には不自由しないけど、
アイドリングがとにかくダメですわ。
感覚では2,500rpm以下にすると
少しずつ下がってエンストします。
逆に言えば2,500rpm以上にしておけば
まぁ・・・まぁ・・・・とりあえずは・・・って感じですかね。
負圧がもっと強ければスローももうちょっと
力強くしてくれると思うのですが・・・。
とにかく400ccクラスにはこのSUキャブの
バキュームピストンは重過ぎるのだと思う。
種々の事情をお客様に説明したのですが、
どうしても、どうしても何とか取り付けて欲しいと。
だって・・・
調子が悪くたって・・・
カッコいいんだもん♥
分かるww
痛いほど分かるww
右膝に感じるこのSUキャブの
圧倒的な威圧感と来たらハンパねぇw
さながら、スーパーチャージャーがボンネットから
頭を出しているドラッグ仕様のアメ車の様です。
真横から見たらこんな風に普通なのに
立体感がすごいよねwww
みなさんもキャブレターを社外品に
換装される場合は、くれぐれもSUキャブを
チョイスするのは覚悟を決めてから
ポチる様にしましょう。
それならまだTMキャブや、バルカンの
純正キャブレター、スポーツスターの純正キャブレターの
方が断然調子が宜しいです。ハイ。
では今日もいつもの開店時の
TODAYのグリップ表面温度と
明日の大阪の天気予報をお知らせです。
・・・・あ、開店時のやつは
デジカメからフォルダに移して、
それからコピーしてる間に消失したwwww
って事で天気予報だけです。
ごめんなさい。
雨のち曇り!
~06時:60% ~12時:70%
~18時:60% ~24時:20%
明日の大阪の天気は、日本海の低気圧に
向かって流れ込む湿った空気の影響で
断続的に雨となり、北部や中部では
雷を伴い激しく降るところがあるでしょう。
雨具は忘れずにご準備を。
大荒れの天候となりそうです。
では今日の本題です。
まずは車両のご紹介から。
アプリリアRS250ですね。
今回のご入庫は走行中に
チェーンがスイングアームと接触して
カラカラと音を立てているのが
気になるとの事でご入庫下さいました。
原因はお客様もチェーンスライダーだって
分かっててね、交換するために掛かる
費用が大きいのと、自分じゃ
出来ないって事で、何とかなりませんかと
ご入庫下さいました。
これからご紹介していく記事は
RS250に限らず、ほぼどの車両でも同様に
施工する事が出来ます。
ただし、本来ならばスイングアームを完全に
取り外した状態で交換する部品ですので
強度や耐久性に関しては劣る物とお考え下さい。
その代わりに交換に掛かる手間が少なく、
ご自身でも施工が出来る手軽さがあります。
正攻法でいくか、裏技的な手法で
いくかはオーナーさんご自身のご判断でどうぞ。
んでこれが現在の状態です。
チェーンスライダーが本来有るべき場所に
何も無く、チェーンとスイングアームが
直接擦っている様な状況です。
そりゃあカラカラコリコリ鳴りますよね。ええ。
今のままだとスイングアームが
無残に削れて穴でも空いたら大変です。
それに、割とあのコリコリ擦ってる音って
気になるんですよねー。
そうそうこれよ。
これが本来入っているはずなのよ。
でもこれ、さっきも書いていた通り
スイングアームのピボット部に通す様な
形状になっているため、正攻法で交換するとなると
スイングアームの取外しが必要になる部品なのです。
これはどのオートバイでも同じ事。
だからボロボロになってても
あまり交換されずに放置される部品の
1つでもあります。
これを今回、オーナーさんから
両面テープとかなんかそういう感じで、
とにかく安価に取付けして欲しいのです!!
というご依頼を請けました。
両面テープはさすがにちょっとねwww
すぐに剥がれちゃうしダメよね。
なので、多少の加工を施しますが
予めご了承下さい。
悪い様には致しませんと了解を得て
作業開始です。
まずは作業の邪魔になる
ステッププレートを取り外しましょう。
ステッププレートを取り外すと
スイングアーム側面部に元は
チェーンスライダーと呼ばれる物が
そこにあった痕跡を見る事が出来ます。
チェーンスライダーの固定ボルトも
スイングアームから取り外しておいて下さいね。
次に新品のチェーンスライダーを
取り付ける前の下処理をしておきます。
チェーンスライダー前部をエアーソーで
カットします。
エアーソーが無ければニッパーで
パチパチと少しずつ切り進めていく事も
出来ますが、最低でも糸鋸ぐらいは
有った方が良いかもww
ハサミだと切れそうでやっぱり切れない固さなので。
こんな感じでスパッと切れましたか?
あまりジグザグに切るとこの後の作業が
やりづらくなるので出来るだけ真っ直ぐ
切って下さいね。
次にカットした断面のすぐ脇に
1.5mmのドリルを使用して細い
穴を開けていきます。
断面に近すぎても遠すぎてもダメなので
イイ距離感を保って下さいw(雑)
※使用するワイヤーの太さに合わせて下さい
穴は4箇所ほど開ければ良いでしょう。
3箇所ですと少なすぎますし、
5箇所ですと穴同士の間隔が狭すぎて
耐久性に疑問が残ります。
4箇所ってのがちょうどいいです。
開けた4箇所の穴にステンレスワイヤーを
予め上側のみ通しておきます。
ここはケチらずにちゃんと
ステンレス製のワイヤーを使用して下さい。
100円均一とかで売られている
針金は厳禁です。
強度が全然違いますので。
フロントスプロケットカバーを取り外します。
アンダーカウルがあっても作業出来るかなと
ちょっと期待しましたが、無理でしたwwww
アンダーカウルも取り外しました。
急がば回れですよ。ええ。
これで作業やりやすくなりました。
最初から取り外せよってねwww
さ、今日はチェーンスライダーの準備まで
終わりましたので、この続きは定休日明けの
水曜日にご紹介する事にしましょう。
じゃ、今日の作業はここまで!
最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。
27.2℃
明日の休みは何しようかねぇ・・・。
先週はテーブルと棚も作ったし。
久し振りにうどんでも打ってみるか。
それともメロンパンでも作ろうか・・・・。
メロンパンいいねwww
よし、明日はメロンパンで決定♪
ではまた水曜日に元気でお目に掛かりましょう☆