ども。
昨日は単なるどしゃぶりの1日かと思いきや、
横殴りの雨に暴風の最悪の組み合わせ。
朝から窓ガラスはガタガタ震えるわ、
ベランダのすだれは千切れるは、
駐車場は落ち葉で埋め尽くされてるわ、
電車は止まるわで、
ここ関西では散々な火曜日となりました。
映画に行こうかとか色々言っていましたが、
楽しみにしている映画がまだ公開されていなかったりで、
結局午前中は末っ子と2人でおうちでお留守番を
決め込んでいました。(他は歯医者に出かけたんで。)
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んで、午後からは北花田にあるダイヤモンドシティに
お出かけしてきました。
ダイヤモンドシティに入っている阪急百貨店の1階で
休 日 終 了
まぁ私の休日なんてこんなもんですよ。ええ。
体力回復の為の休日と考えていますので、
ワイフにせかされでもしない限りぐぅたらぐぅたらな1日で終わります。
って事で今日も一息つく間もないほど多忙な身の為、
サクサクサクっとブログ更新をば。
まずはいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。
12.4℃
近所の桜の木も随分と花が開いてきました。
場所によっては7分咲きのところもあるようですが、
ほとんどはまだ5分咲き程度でしょうか。
今週末辺りなんかは満開になりそうな雰囲気♪
桜がある公園では早くも提灯がぶら下がって
お花見ムード全開です。
今日のお話は先日から何度かご紹介しているコチラの車両。
カワサキ ZRX400
初期型(ビキニカウル付き)の2型(丸目・砲弾メーター)仕様です。
カワサキに限った事じゃないんですが、
こういった丸目ヘッドライトに砲弾型メーター装着車両って
転倒すると間違いなくヘッドライトリムとメーターロアカバーが
ゴリッゴリになりますよね。
かくいうこちらのZRX400もゴリッゴリです。
こんな感じで・・・。
特に厄介なのがメーターで、外側のロアカバーだけならまだしも、
内部のメーターハウジングまで木っ端微塵になることが多いですよね。
ハウジングが木っ端微塵になると、メーターが損傷していたり
ロアカバーの固定用の【足】がポッキリ折れてしまっていたり。
やはりこのZRX400もロアカバーのみならず
ロアカバー固定用の【足】も例の如く折れています。
では早速メーター廻りを分解していきます。
まずはスピードメーターケーブルを取り外します。
メーターケーブルが外れたら、ヘッドライトレンズを取り外します。
いや、別にどっちから外してもいいんですけどね、
一応写真を撮影した順番に説明しています。
ヘッドライトレンズが外れたら、ヘッドライトバルブのコネクタを外して
レンズを車体から取り外しておきます。
次にライトケース内で接続している、メーター配線のカプラを
取り外します。
この9ピンカプラと3ピンカプラの2本がメーターのカプラです。
配線カプラの取り外しが完了したら、次はメーター本体の取り外しです。
メーターはヘッドライトステーに固定されています。
左右共に同じ場所に固定ナットがありますので、
ナットを取り外すとメーターの取り外しが出来ます。
メインキーを差し込んだままでもメーターを外せますが、
メインキー以外のものが一緒についている場合は、
カバーに引っ掛かって抜けなくなったり、カバーにキズが入ったりしますので
そういう場合はメインキーは抜いておいて下さい。
メーターを上に持ち上げて取り外します。
意味の無い3連続写真とかw
取り外したメーターがこちら。
メインキー付近のカバーも割れていますが、
今回は予算の都合上交換しない方向です。
この今メーターを持っている手を目線の高さに上げてくると・・・
メーターステーがぐんにゃりと曲がってしまっています。
当然といえば当然ですが。
これも修整が必要です。
じゃメーターを分解していきます。
まずは裏返してロアカバーを取り外していきます。
ボルト3本で固定されていますが、 冒頭でもお伝えいたしましたが、
ロアカバー固定用の足が折れているので、
3本のうち1本はそのままロアカバーにくっついてきます。
んでロアカバーをめくると・・・・
ロアカバー固定の足以外にも割れてしまっている部分がありますね。
しかし、この部分はメーター内部の空気通路になっているだけなので、
わざわざボンドなどで固定する必要はありません。
んでロアカバーにくっついたままになっている
固定部の足を指で掴みながらボルトを取り外して分離します。
固くしまっている時は指で掴んでいると、足の割れ目でケガをする場合が
有りますので固くて回らないときはペンチなどで優しく掴んで緩めましょう。
この足の部分って、ホント良く折れてしまうんですよね。
でも折れた部分をハンダコテやなんかで溶かしてくっつけても、
しばらくするとすぐにまた折れてしまったり、
ロアカバーを固定する際に外れてしまったり、
なかなか固定しにくいですよね。
そんな時はこいつを使います。
シート張替え時などに使用するタッカーの芯ですね。
ホッチキスの芯だと細すぎで使い物になりませんが、
タッカーのものであれば強度も十分です。
まずはこの芯の足が長いので少々短く切り落として
必要な長さにそろえます。
足の長さはコレぐらいあれば十分です。
まずは折れた足の割れ目を確認して元通りの
位置に置いておきます。
そして先ほど用意したタッカーの芯をガスバーナーで
炙って熱しましょう。
すぐに熱が逃げてしまいますので、赤くなるぐらいしっかりと
熱してから足とメーターの繋ぎ目を縫い合わせるように
ジュゥ~っと差し込みます。
足の周囲4箇所固定すれば十分な強度です。
足を短く切ったのはメーターに差し込むためなんです。
長すぎても短すぎてもダメです。
長すぎると内部まで達してしまうし、
短すぎるとねじる力に弱くなります。
これだけでも十分なんですが、さらにこの固定の上から
ホットボンドで固定して完了です。
最後にこうしてホットボンドで固定する事によって
さらに強度がアップしてロアカバーもしっかりと固定出来ます♪
これでメーターハウジングの修理は完了ですが、
ステーの修正がまだですね。
取り外したメーターステーを単品で確認してみると、
ぐんにゃりですな・・・。
とりあえず、ハンマーとモンキーレンチを使用して
曲がりを修整していきます。
平らなところは平らに。
カンキンコンカンキンコン♪
はい、修整完了です。
これで違和感なく取り付けできるでしょう♪
メーカーから取寄せておいた新品のロアカバーがこちら。
新品は輝きが違います。
これを元通り組みつけていきます。
んで組み付け完了。
折れた足の部分も、何事もなかったかのように
不安要素ゼロで締め付けもバッチリです。
んでメーターを元通り車体に戻してっと。
ほい、ピッカピカ☆
次は強敵ヘッドライトです。
ちょっと写真じゃ分かりにくいですが、現状をご覧ください。
リムもグンニャリ曲がってるし、ヘッドライトケースも変形してます。
レンズを裏側から見てみると、
変形してるしボッコボコになっています。
まぁこの程度なら修整で十分です。
修正方法は、リムのアール(曲線)に合わせた当て金(アンビル)を裏側から
入れておき、プラスティックハンマーで 表面を叩いて
曲がりと凹みを修整していきます。
何度も叩いては角度を変えて叩いてを繰り返せば完成です。
凹みやキズは完全に直す事は出来ませんが、
きちんとライトケースに収まるように修正は出来ますので
レンズが割れていない限りは諦めずに修整です♪
あとは折れていたクラッチレバーを交換して、
ウインカーを交換して、各部点検を行って
修理完了です~♪
お客様が引き取りに来られた際に、
『うわぉ・・・メッチャちゃんと戻ってる。
こんなにちゃんと戻るもんなんですね。』
ありがとうございますぅ~。
これにてZRX400の修理のお話はオシマイっ♪
じゃ今日はここまで。
最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。
8.6℃
まだまだ夜桜見れる気温じゃありません。
寒いのご勘弁。
ではまた♪