ども。
昨日の定休日は朝からあれこれと用事で走り回り、
夕方遅くまで家を出たり入ったり。
夕方、やっとゆっくり出来ると思ったのも束の間、
金魚水槽の外部フィルターのフィルター交換をしようと思ったら
ホースの取り付け部分から激しく漏水。
テトラのオートパワーフィルターってのを3ヶ月ほど
使用しているんですが、購入時からOUT側ホースを
少し動かすだけで漏水しちゃうし、
フタとケースの合わせ面からも漏水するし、
付属のホースバンドも径が合っていないらしく
1ノッチ爪がかかるぐらいで精一杯だし、
いくら名の知れたメーカー品とは言え、安物だから
こんなもんなんだろと思っていたんですよ。
でも、昨日夕方のフィルター交換時に発生した漏水具合は
尋常じゃなかったので、ホースを一度取り外そうとホースを
取り外すと・・・・
ホース取出し口が
根本でポッキリ折れてご臨終w
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ポキッて感触よりも、 どちらかというと
ヌルッて感触に近くってそんなに力を入れてないのに
取れちゃったって感じですね。
ホント困りました。
ついさっきペットショップに行ったばかりなのに
また行く羽目になるとは・・・。
一応折れてどうしようもなくなったフタ部分を持って
購入したショップに行って店員さんに事情を説明すると、
メーカーさんが一式交換対応して下さいとの回答なので
新品をお渡ししておきますので、現在ご自宅にあるものは
またお手すきの際にお持ち下さい♪
どうしてくれんねん。
とか、
不良品じゃないの?
なんて勿論一言も言ってないですよ。
むしろ、メーカーから取り寄せが出来ますか?
と聞いていたぐらいですから。
メーカーとショップの対応に大満足というか、
終始恐縮しまくりでした。
帰宅後、無事に外部フィルター一式交換を済ませて
ピンポンパール達も一安心です。
でも出来れば、
ホースバンドの径が
合わないのはどうにかしてよメーカーさん。
ショップの店員さんと新品を開封して現場でも
バンドの径が合っていない事を確認してもらいましたが、
う・・う~ん、確かにこれは無理がありますね・・ってか、
私には(女性店員さん)このバンドを1ノッチ掛ける事すら無理です・・ね。
これ、ほんとに1ノッチ掛かります?
逆に聞き返されたぐらい。
男の私でも相当頑張らないと掛からないぐらいのバンド。
指先もバンドが食い込んで痛いし。
そりゃ女性には無理ですよ。ええ。
付属のバンドが気に
食わないなら水道菅用の金属バンド買えば?
って言われたら、
仰 る 通 り !
としか言い様が無いことはハッキリしていますがw
じゃそろそろ本題にいきましょうか。
まずは開店時のTODAYのグリップ表面温度からお知らせ。
14.6℃
今日の朝の生暖かさはハンパなかったですね。
生温い風が吹いていました。
さて、
スティードのキャブレターをオーバーホールしてみよう!
シリーズですが今日は第4回目となります。
当初は3回ぐらいで終わる予定でしたが、なんだかんだで
全5回ぐらいになりそうですが最後までお付き合い下さいませ。
前回までの記事は以下のリンクよりご覧いただけます。
■【第1回】スティードのキャブレターをオーバーホールしてみよう!
■【第2回】スティードのキャブレターをオーバーホールしてみよう!
■【第3回】スティードのキャブレターをオーバーホールしてみよう!
前回までは、
フロートの高さ調整まで完了したところでしたね。
今日はこの続きをご紹介します。
フロートの高さ調整が済んだら、いよいよフロートチャンバーを
閉じていきましょう。
まずは新品ガスケットをフロートチャンバーに取り付けておきます。
新品のガスケットはとにかくハリとコシがあるので、
溝にはめた状態でも落ち着きがありません。
キャブレターに取り付ける際は、キャブレター本体を被せるようにして
作業するとガスケットをきちんと取り付けできます。
んで取り付けが完了した状態がこちら。
次はエアーカットバルブを組みつけていきます。
エアーカットバルブを取り付ける際は、先端部分にシリコングリスを
少し塗ってから取り付けると吉です。
エアーカットバルブを取り付けてフタをしますが、フタ左側のボルトは
共締め固定する大気開放(エアーベント)チューブの固定も兼ねています。
チューブをキャブレターに取り付ける際も、薄くシリコングリスを塗ってから
取り付けるとOリングを痛めずに取り付け出来ます。
チューブをキャブレターに差し込んで、専用の固定用ステーを入れて
エアーカットバルブのフタと共締め固定します。
これでエアーカットバルブの取り付けは完了です。
次はバキュームピストンを組みつけていきましょう。
まずは新品のバキュームピストンを確認。
新品はやはり輝きが違います。
ゴムもしなやかで張りがあります。
新品のバキュームピストンに取り外してある
ジェットニードルを組み付けます。
ジェットニードルはバキュームピストン内部にある
星型のプラスティック製の部品で押さえています。
ワンタッチで脱着が出来るような固定方法です。
取り付けが完了したら、ジェットニードルが上方に向って
スプリングのテンションを感じつつ動作するか確認しておきましょう。
スプリングのテンションが感じられない場合などは、
きちんとジェットニードルを押さえられていないので
もう一度押さえの部品を取り外して確認して下さい。
ジェットニードルの取り付けが完了したら、
バキュームピストンをキャブレター本体に取り付けましょう。
でも、ゴムが外れてうまく溝に合いませんよね?
こんな状態のままフタを閉じると、せっかくの新品なのに
ゴムを挟み込んでダメにしてしまいますので、
この部分はゴムの噛み込みに注意して取り付けて下さい。
ゴムを噛みこませずに確実にフタを閉めるには、
バキュームピストンを持ち上げた状態で作業する事が一番です。
こうする事で、バキュームピストンのゴムがキレイに
溝に落ち着いてくれます。
でも、この上にスプリングを入れてフタをしますので、
必ず吸入口から指を入れてバキュームピストンが落ち込まないように
押さえた状態で作業しましょう。
んでスプリングを入れてフタをします。
フタの固定が完了するまで吸入口から入れている
指は離さないようにしてくださいね。
フタの固定が完了したらきちんとジェットニードルが
ノズルに入っているか確認しておいて下さい。
バキュームピストンを持ち上げすぎた状態でフタをすると、
場合によってはジェットニードルがノズルから外れている時があります。
きちんとジェットニードルが入っていますね。
では、次はバキュームピストンの作動確認を行います。
エアーガンを大気開放のチューブに当てて
エアーを吹き込みます。
コンプレッサーが無い場合は、直接口で吹いてもいいでしょう。
こんな感じですね。
これでエアーを入れると、
バキュームピストンが持ち上がりましたね。
これで正常な状態です。
ゴムを噛みこんでいたり、取り付け不良があるとピストンが
持ち上がりませんので、その場合はもう一度分解して確認を。
バキュームピストンの組み付けも完了したら、
次はパイロットスクリューを取り付けていきましょう。
まずはパイロットスクリューに、
スプリング、ワッシャ、新品のOリングの順番で
取り付けて準備します。
先端部分が極細なので取扱には注意しましょう。
落としたり金属ブラシで磨き過ぎるのは厳禁です。
キャブレターサイドにある取り付け部分に取り付けていきます。
パイロットスクリューは、締め初めからクルクルと回す力具合で
最後まで締めていって、当初の力で締め切れない部分を終点として、
そこから既定戻し回転数まで戻します。
固定するボルトでは有りませんので、締め付けるような力は
絶対に入れないように!
入れていく時の力のままで締め切ったらそれで結構です。
スティードのパイロットスクリューの戻し回転数は、
2 3/4回転です。(2と4分の3戻し)
これを基準にして、エンジン始動後に半回転までの間で
アイドリングが一番高くなる部分に調整します。
パイロットスクリューの取り付けが完了したら、
次はドレンボルトのOリングも新品に交換しておきます。
これでパッキンセット内部のパッキンは全て使い切りました。
パッキンセットを購入したら、忘れずにすべて交換するように。
これでホース、チョークケーブルを除いたキャブレター部品の
組み付けが完了しました。
ホース、チョークケーブルを取り付けて完了!と行きたい所ですが、
まだやるべき作業が残っています。
そう、同調調整ですね。
キャブレター分解時には必ず行う作業です。
えっ?でも同調ってエンジン掛けてやるもんじゃ・・・?
いやいや、目であわせるのが基本です。
バキュームゲージを持っていない場合でも、
目で調整する事が可能です。
バキュームゲージがあれば、もっとシビアに同調調整が
出来るってだけで、無くても同調調整が可能です。
そのやり方をご紹介します。
まずは同調調整する際の調整ボルトがこちら。
このボルトを左右に回して同調を調整します。
同調調整の基本は、スロットルケーブルの取り付けがある部分を基本とし、
写真の赤丸の穴の見え具合を全キャブレター同じ様に調整します。
穴の露出具合は、アイドリング調整ボルトを使用して
適宜あわせやすい部分で調整するといいでしょう。
たとえば、穴が少し見えるようにしてみたり、
写真のように穴が全露出した状態にしてみたり、
それぞれやりやすい方法でやって下さい。
調整ボルトを回して調整したら、必ずスロットルを何度か
カチャッ!カチャッ!とストッパーに当てるようにして
勢い良く戻して衝撃を与えて、同調調整ボルトの座りを
良くしてから、再度穴の見え具合が変わっていないか
確認する事が必要です。
同調調整のボルトにはスプリングが入っているので、
調整した後はスプリングの座りが悪くなっている場合があり
折角調整したのに、ちょっとした衝撃でまた狂ってしまいます。
調整ボルトを回した後は、必ずカチャッ!カチャッ!をやるように。
同調の調整が完了したら、チョークケーブル、各ホース類を
取り付けて作業完了です♪
この後、車体側の燃料ホースと一時的に接続し、
キャブレターにガソリンを送って実油面の計測を行います。
※写真撮影は忘れていましたw
実油面の計測結果は、左右共に同レベルでバラつきはありませんでした。
実油面計測の結果、左右の油面レベルにバラつきが有る場合は
もう一度フロートの高さ調整を行って下さい。
既定では±2mm程度は許容範囲となっている場合が多いですが、
せっかく分解しているのにバッチリ合わせないってのはどうでしょうね?
面倒臭がらずに
実油面レベルが合うまで調整しましょう。
さぁコレでキャブレターの取り付け準備が整いました。
いやいや、もう1つ最後にやるべき作業が残っています。
それはね、各種リンケージ部分とバタフライ部分のグリスアップ作業です。
キャブレタークリーナーに漬け込んだ場合、リンケージ部分や
バタフライ部分のグリス分は完全密封では有りませんので、
殆ど流れ落ちています。
リンケージ部分のグリス分はまだしも、
バタフライの回転部分ってが厄介で、場合によっては
その部分回転部分から2次エアーを吸い込む場合があります。
当然、スロットルの戻りが悪い症状なども出たりする場合も有ります。
ですので、キャブレターオーバーホール後は、
必ず各部位のグリスアップが必須の作業といえます。
でも、グリスアップったって、そんな狭い場所指が入んないよ。
それに指が入ったとしてもきちんとグリスを塗りこめないよ。
そうですよね。
でも そんな時に重宝するのが、WAKO’sのビスタックというグリス。
スプレー式のグリスで使いやすさは最高です。
でももっとスゴイのは、出してすぐの時はサラサラとしているのに、
しばらくするとサラサラの成分が揮発して、ベチョベチョしてきます。
つまり、サラサラの内に狭い部分にも良く浸みこんで行き、
しばらくすると完全なグリスに変化するという最高のグリス♪
このグリスを赤丸の部分に塗っておきます。
同調調整ボルト付近とか、
バタフライの回転部分とか、
スロットルの部分とかにしっかりと塗っておきます。
塗った後はすぐにカチャカチャしてグリスを
浸み込ませて馴染ませておくのを忘れずに。
これで長かったキャブレターのオーバーホール作業は完了です♪
今日の記事もここまで♪
明日は車両に取り付ける様子を紹介する、最終回となります。
最後までお付き合い下さいまし。
じゃ最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。
6.4℃
夜の気温はまだまだ1桁ですね・・・。
まぁ桜が咲く頃には10℃越えの日々になるでしょう。
ではまたっ♪
じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
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