ども。あいぼんです。
ここんとこ、ここ南区美木多上1-2では雨続きで
テンションも下がりっぱなしです。ハイ
天気予報を見るも、傘マークが続いている毎日。
水曜日頃から天候が回復するそうなので楽しみです。
ってことで、ついにイーハトーブの修理の話も今日で完結です。
前回はエンジンを載せてココまでご紹介。
さぁ残すはキャブレターです。
取り外してあるキャブレターを分解していきます。
年式の割りに以外にキレイなキャブレターのボディ。
おそらく途中で新品のボディに交換したんでしょう。
外観はさておき、大切なのは中身ですよ。中身。
長期保管なのでオーバーホールは必須です
手に取った瞬間から薄々感じてはいたのですが、妙にトロピカルな
香りが漂ってきます
フロートチャンバーを開けるとソコには・・・・・
ソコニハ・・・・・
ページコンテンツ
アマゾーーーーーーーーーーーン!!
いや、アマゾンじゃないな。。
グリーンダヨォォォォォォッ!(なんかのCMみたいに?
いい色してます。
もちろん、グッドスメルですww
ガソリンも長期間放置するとこうなります。
この色なら1.5~2年放置程度でしょう。
まだ潤いが残っているうちはグリーンです。
これが水分が無くなるほど放置すると、ネチャネチャの固形に
変化してき、やがては粉末になります。
どの状態でもオーバーホールの手間は同じ。
穴という穴は全て詰まってるし、腐ったガソリンの
残留物がそこら中にくっついています。
オーバーホールのやりがいが有りますよ。ええ。
とりあえず、取り外せる部品(特にゴム部品)を全て取り外してしまい、
詰まっている各ジェット類も細い針などを使用して
全ての穴を通しておきます。
穴を通してからでないと、いくらキャブレタークリーナーに漬け込んでも
穴は通ってくれませんので、はじめに一手間が必要です。
準備が出来たら、キャブレタークリーナーの原液プールにドップリと
入って頂きましょう。
キャブレターボディが全て浸るぐらいまでキャブレタークリーナーの原液を
容器の中に注ぎ込みます。
ちなみに、当店で使用しているキャブレタークリーナーは
ヤマハ純正のスーパーキャブレタークリーナー原液タイプです。
グーグルなどで検索すればすぐに見つかりますので、
欲しい!と思った方は探してみて下さい。
ちなみに、使いやすい泡スプレータイプもありますが、効果はイマイチです。
漬け込む事丸1日。
キャブレタークリーナーのプールから取り出して、
洗い油(灯油)できれいに洗浄していきます。
見る見るうちにピッカピカになってきますよ~。
本来のキャブレターに戻りました。
美しい。
新品のような輝きに戻りました。
組み立てる前に、各ジェットとキャブレター側の穴等をパーツクリーナーと
エアーガンを使って貫通確認を行ってから組み付けです。
さぁここまで来ると残すはキャブレターと他の部品の車両への取り付けと
エンジン始動です♪
キャブレターもきれいになったし、エンジンも良くなったし(?)で
楽しみイッパイです。ハイ
そうこういっているうちにキャブレターも車両に取り付けが完了しました。
取り付け忘れている部品などが無いか最終確認を行い、
エンジンオイルを規定量まで入れます。
ガソリンホースに仮のタンクを取り付けてガソリンを通します。
ドキドキ
ドキドキ
ドキドキ
車両にまたがってイグニッションONでキックペダルに足を置いて準備完了
気合を入れてキックを踏み下ろすこと数回。
ポォゥゥゥゥゥン・・・ボスボスボスボスボスボス・・・・・・・
無事エンジン始動♪
気になっていた白煙もなんとかガマンできる量です。ww
旧車であのエンジンならこの程度で十分でしょう。
うっすらと空ぶかしの際に出る程度ですのでOKでしょう。
車両の調子はというと、掛け始めはややアイドリングが不安定ですが
温もってくるとアイドリングも安定し、とりあえず走行は可能でしょう。
まぁ、アチコチあやしぃ部分が有りますが、今回の依頼はここまででしたので
これぐらいで完了です。
お渡し前に
『本気で乗る気ならアチコチまだ修理が必要です』
といっておかねば。。
ダラダラと長い話になってしまいましたが、
あんなにも錆びていたシリンダーでも、なんとかなるもんですが
通常はこういう整備は殆ど行いません。
後々の事を考えると決して良い整備ではありませんので。
あくまで、エンジンさえ掛かれば・・・というご依頼でしたので。
でも、プチエコですよね?これってばw
あ、バイクが古いから差し引き0(ゼロ)か
では!