ども。
いやぁ~毎日毎日蒸し暑く
なってきましたねぇ。
朝から汗ばむ作業・・・所では無く
汗でぼっとぼとになるほどですよ。
日曜、祝日だけお手伝いに来ている
見習い整備士君も汗だくで
頑張ってくれています。
私は何度もブログでも書いている通り、
夏が好き、暑いのが好き、汗だくが心地良い、
そんな変態なのでまだまだ余裕w
そんなジメジメとした中、以前よりご相談頂いていた
お客様からのご依頼でご自宅まで
車両を引取に行って参りました。
今まで車検やら整備をお願いしていた
ショップさんがどういった風の吹き回しか、
もう整備できません。。
って言われたそうで。
何かトラブルでも起こしたわけでも無く、
ただただ古いオートバイだっていうだけ。
要するに、利益が作業内容に見合わないから
もう他所でやってもらってくれって
最後通告なんでしょうね。
お客さんが1人減ってしまうことを
平気で容認か・・・。
大型店は違うのぉ。
オレには考えられんわ。
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で、引取りにいった現場がこちら。
軽トラックがなんとかバックで入っていける
狭小極まりない路地裏のご自宅です。
お客様のご自宅はまだこの先なんですがね、
以前にもお伺いしたことがあって、その時に
狭かった記憶があったので、手前まで出てきて貰い
車両の積み込みを実施しました。
山が近くにあり、木も多いせいなのか
とにかく虫が多いの何のってw
カナブンはブンブン飛び回ってるし、
蚊も山ほどいてるし、アシナガバチも
手足をブーラブラしながら飛んでるし・・・。
純粋に怖い。
虫嫌いwww
で、積み込んだ車両はこちら。
カワサキ W3ですね。
生コン屋のプラントと青い空、
そしてW3の組み合わせ。
それにしても、現行モデルから外車、
そして旧車まで幅広く何でもやる
ショップだなと自分でも思いますな。
器用貧乏とは私のことかwwww
ぐふww
では今日もいつもの開店時の
TODAYのグリップ表面温度と
明日の大阪の天気予報をお知らせです。
34.2℃
※今日の計測温度が高いのは外に並べてから
ちょっと時間経過してしまったからです
曇り時々晴れ!
~06時:10% ~12時:10%
~18時:10% ~24時:10%
明日の大阪の天気は、上空の寒気や
湿った空気の影響で雲が広がりやすく、
午後は雨の降るところがあるでしょう。
降水確率は10%と低いですが、
最近は大気の状態が不安定に
なっている事が多く、ゲリラ豪雨なんてのが
囁かれる季節なのでご注意を。
では今日の本題です。
先日からご紹介している
GSX400Xインパルスのキャブレターをオーバーホールしてみよう!
ですが、今日は第6回目となります。
前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。
■【第1回】GSX400Xインパルスのキャブレターをオーバーホールしてみよう!
■【第2回】GSX400Xインパルスのキャブレターをオーバーホールしてみよう!
■【第3回】GSX400Xインパルスのキャブレターをオーバーホールしてみよう!
■【第4回】GSX400Xインパルスのキャブレターをオーバーホールしてみよう!
■【第5回】GSX400Xインパルスのキャブレターをオーバーホールしてみよう!
さて前回までは確か
左右のキャブレターを分割したところ
までご紹介しました。
今日はこの続きをご紹介していきましょう。
バキュームピストンに取り付けられている
ジェットニードルを交換しなくてはなりませんので、
バキュームピストンを分解して行きます。
先に行っておきますが、
このGSX400Xのジェットニードルは
とにかく分解しにくいです。
そう簡単にジェットニードルまで辿り着きません。
不器用な方は覚悟を決めて下さいw
まずジェットニードルを下方へと引っ張った
状態で紙テープなどで固定します。
※内部から押し上げるスプリング張力を弱めます
次にちょっとした道具を準備します。
薄いけど固めの板を4枚ほど用意しましょう。
ラミネート済の透明シートぐらいの固さが
ちょうど良いでしょう。
準備した透明シートをバキュームピストン
上部から、内部のハンガー(ジェットニードルの押え)の
割りに併せて差し込んで行きます。
何でこんな事するのかは、
このハンガーを外してからご説明をば。
口で説明しにくいんですよw
形状を見ながら考えて頂く方が宜しい。
これが分解し終わった状態ですね。
いかにもハンガー部分の形状が
整備性悪そうでしょ?
これがハンガー部分のアップ。
この四つ割りになっている部分が、
外側に向かってバキュームピストンに
填り込んでいるんです。
バキュームピストン内側にこんな風に
溝があります。
そうそう、この溝にガッチリとさっきの
ハンガーが填り込んでてね、厄介なのは
結構硬いんですよね、このハンガーってば。
それに、1ヶ所を押して溝から浮かせると
反対側の割り部分が溝に食い込む。
両方(二ヶ所)縮めると、もう二ヶ所を
何かで縮められるほどバキュームピストン内部に
クリアランスが無い。
つまり、何か工具で四つ割りを縮めておく
ってのは専用工具でも無けりゃ取外しは
かなり困難です。
だから考えたわけです。
ほんの割り部分を押し込んで隙間を作り、
その隙間に先ほどの透明の板を差し込むわけです。
板を差し込むことによって溝から完全に
浮かせることは出来なくとも、少し力を入れて
ハンガーを引っ張ると溝からハンガーが
抜けて来るって訳です。
でも、一人でやるには部品が小さくて
かなりイライラすると思いますが、手先が
器用ならさほどイライラする事も無いでしょう。
ハンガーさえ外してしまえば、
中からジェットニードルを抜き取りましょう。
これを4つとも全て同じ事をして
ジェットニードルを取り外しましょう。
ジェットニードルにはスプリングが
入っていますので無くさない様にご注意を。
これで必要な部品の分解は完了です。
部品を取外し終わったキャブレター本体、
それにパーツ類は別容器に集めて
それぞれキャブレタークリーナーの
原液に浸け込みましょう。
それなりに汚れが溜まっていたので、
丸一日浸け込んでおけば十分でしょう。
ジェット類も同じように丸一日浸け込んで
しっかりと汚れを落としておきましょう。
・・・そして、1日経過
キャブレタークリーナーの原液槽から
キャブレター本体を取り出して、洗浄油で
浮いた汚れを洗い流しましょう。
別容器で浸け込んでいたジェット類は
パーツクリーナーの原液を元に戻してから
容器内部に洗浄油を入れ、ある程度
容器を軽く回して洗っておくと良いでしょう。
あんまり容器ごとガシャガシャ振らないように。
これが洗浄し終わったキャブレター本体ですね。
軽く洗浄し終わったジェット類は、
1つずつ真鍮ブラシで磨き上げていきましょう。
他のジェット類も1つずつ真鍮ブラシで
丁寧に磨き上げましょう。
数が多いので結構時間が掛かりますが
仕上がり具合に大きく変わりがありますので
出来るだけ磨き上げておきましょう。
んでこれが全てのジェット類を
磨き終わった状態ですね。
驚くほど美しくなりましたね~。
金色に輝くジェット類を組み付ければ、
オーバーホールしたぞ!!って
自分自身も満足しますw
それに表面が汚れたままですと
オーバーホールしたとお客様に
作業報告書(写真付)でお出しした際にも
良い仕事が出来ましたよとアピールできますw
時間は掛かってもしっかりと
磨き上げておきましょうね♪
じゃ今日の作業はここまで!
最後に閉店時のTODAYのグリップ
表面温度をお知らせです。
25.6℃
明日は朝からお客様宅へ出張修理の
依頼が入っています。
雨が降らないので気が滅入ることも無いw
まぁでも、現地で問題があれば車両を
積んで持って帰ってこなきゃなりませんが・・・。
いや、まぁバッテリー上がりの症状で
管理顧客様なのでどういう車両か、
どういう状況かも全て分かっているからこそ
出来る出張修理なのです。
通常、出張修理はお受けして
おりませんのであしからず。
ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆