【第5回】マジェスティ125FIの駆動系をオーバーホールしてみよう!

ども。

今朝開店準備をしていると、ナニやら

ガソリン臭がぷぅんぷぅんと漂っています。

なんやなんやww

開店準備をしながらガソリン臭が漂う

車両の所に向かうと・・・

やっぱり汝(うぬ)か。

ガソリンが漏れてると思しき車両を

ズルズルと移動させると

ガソリンが漏れてる

お漏らししとるがな!!!

先日修理でお預かりしてきた

アプリリア製モジト50カスタムですわ・・・。

ガソリンタンクとホースの接続部位から

じわじわと滲んでた物が、修理作業の為に

各部の分解を進めていくと漏れが酷くなった様です。

あるある、こういう事って。

↓ この続きを読む ↓

修理作業を実施する時は多少でも

燃料ホースを引いてしまう事もありますし、

配線類を引いてしまう事だってあります。

十分に注意して作業は行いますが、

多少は致し方ない部分でもあります。

はぁ・・・・ガソリン漏れも修理しなきゃです。

※今日の時点でガス漏れ対策は実施済

あ、そうだ。

昨晩、LEDライト換装やら仕上げやらしてから

帰るって行ってたリトルカブですが

ちゃんと無事に取付けも全て済ませました♪

やっぱLEDヘッドライトええですわ。

とにかく明るい♪

LEDヘッドライトに換装したリトルカブ

LEDヘッドライトに換装したリトルカブ

スーパーカブと違って、ハンドルカバーが

プラスティックなので内部空間が広く、

コントロールユニットもハンドルカバー内部に

全て収めることが出来ました。

今回使用したLEDヘッドライトはこちら。

以前もご紹介しましたが、バツグンの安定感で

今までトラブル無しのLEDヘッドライトユニットです。

いつも使用するのはこのRAYD製

LEDヘッドライトですね。

冷却ファンが突出しているのが難点ですが、

スーパーカブにもなんとか取付け出来る

ぐらいなので、一般的な他の車両ならば

ほぼ問題無く取り付けることが出来るでしょう。

一度取り付けるとハロゲン球には

戻れません。ええ。

んでまた話は変わって今日の午後。

先日スズキからリコールが出された

スカイウェイブ250/400のレギュレターの

再リコール対策の為に、知り合いの業者さんの

所に出張対策へと行ってきました。

■スズキ株式会社 リコール情報

スカイウェイブシリーズのリコールについて

2015年4月2日 リコール届出番号 3535

https://www.suzuki.co.jp/about/recall/2015/0402/index.html

リコール改善対策

雨降る中で3台のリコール改善対策を

実施してきました。

1台当たり約10~15分って所でしょうか。

以前にもリコール改善対策実施の記事を

書いてありますのでお暇があればどうぞ。

スカイウェイブ250のレギュレター(レクチファイヤ)を交換してみよう!

短い軒先の下で雨を避けながら

作業していましたが、背中は垂れた滴で

ぼっとぼとに濡れましたわw

これが今回対策品として支給された

熱対策を施したレギュレターですね。

対策品のレギュレター

製造年式やモデル、以前のリコール

対策実施車によって、レギュレターの

カプラ形状(品番が異なる)が異なります。

急いで作業しないと、お客様にもご迷惑が

掛かるので下請仕事とは言え、先には

お客様がいらっしゃるんでね。

ともあれ、日が落ちる前に作業を

終えることが出来て何より何より♪

では、今日もいつもの開店時の

TODAYのグリップ表面温度と明日の

大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

10.6℃

曇り時々雨

曇り一時雨!

~06時:70% ~12時:40%

~18時:10% ~24時:10%

明日の大阪の天気は、気圧の谷の影響で

雲が広がり、明け方にかけて雨が

降りますが、日本海に中心を持つ

高気圧に覆われて、午後は次第に

晴れるでしょう。

朝からお客様に車両の修理納車が

あるので、予定通り雨が止んで

くれればいいのですが・・・。

では今日の本題です。

先日からご紹介している

マジェスティ125FIの駆動系をオーバーホールしてみよう!

ですが、今日は5回目となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【第1回】マジェスティ125FIの駆動系をオーバーホールしてみよう!

【第2回】マジェスティ125FIの駆動系をオーバーホールしてみよう!

【第3回】マジェスティ125FIの駆動系をオーバーホールしてみよう!

【第4回】マジェスティ125FIの駆動系をオーバーホールしてみよう!

さて、前回まではたしか

Oリングを取り付けた

トルクカムにOリングを取り付けた

所まででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきましょう。

Oリングを取り付けたトルクカムに

グリスを充填していきましょう。

まずは溝の中にグリスを充填します。

※ピン挿入位置を合わせておくこと

グリスを充填する

グリスをこう充填すると、ガイドピンを

入れる位置が分からなくなるので、

どの位置に穴があるか覚えておきましょうね。

グリスを充填した溝にガイドピンを入れます。

ガイドピンを入れた

ガイドピンを入れると、充填したグリスが

少し押し出されてはみ出てくるので、

そのはみ出たグリスをOリングに塗り広げて

おきましょう。

Oリングにもグリスを塗りおえたら、

トルクカムカバーを取り付けます。

取り外し時と同じように、ドアノブを

捻るようにして取り付けましょう。

トルクカムカバーを取り付ける

カバーを取り付けたら、写真はありませんが

トルクカム内側のベアリング部に

グリスをしっかりと充填しておきましょう。

十分過ぎる位の量をトルクカム内側に

充填しておきましょう。

これでトルクカムの組立作業は完了です。

作業完了のトルクカム

フェイス部分などに油分が付着した場合は、

センタースプリングを取り付けて完全に

組み上げる前に全て脱脂洗浄しておきましょう。

さて・・・。

順番が前後してしまいますが、

取り付けられていたトルクカムを

分解する様子もご紹介しておきます。

クラッチキャリアの分解時は、予め

センターロックナットを軽く工具で

緩めてから、こうしてセンタースプリングの

張力を足で押えながら

足で押えながら作業する

センターナットを指で回して取り外しましょう。

ナットが外れた後も足の力は

緩めないように。

センタースプリングの張力は想像以上に

強力で、この重たいクラッチシューですら

どえらいスピードでぶっ飛ばしてしまうほどの

張力がありますので。

気を抜くと大怪我しますのでご注意を。

センターナットを取り外す

センターロックナットを取り外したら、

ゆっくりと足の力を緩めて

センタースプリングの張力を抜いて

クラッチシューを取外しましょう。

クラッチシューを取り外す

んでこれが分解し終わったクラッチ

キャリアですね。

分解したクラッチキャリア

クラッチシューは残量も問題無く

再使用出来そうなので、エアーブローして

から再使用しましょう。

では今回のトラブル原因である

トルクカムを分解してみます。

まずはトルクカムカバーをドアノブを

捻るようにして取り外しましょう。

トルクカムカバーを取り外す

これが取り外したカバーですね。

取り外したトルクカムカバー

このトルクカムカバーは肉が薄くなって

どうしようもない状態でも無い限り交換の

必要は無いでしょう。

なので、このカバーも再使用することになります。

ではカバーを取り外したトルクカムを

見てみましょう。

ガイドピンが折れてる

ちょっと分かりにくいかも知れませんが、

実際のガイドピンの位置と、穴の位置が

ずれてしまっています。

そう、ガイドピンが折れてしまっているのです。

そりゃそうですよ、シーブが割れて完全に

分離してしまってるんですから。

それぐらいの力が掛かってもおかしくないでしょう。

いやぁ~凄いわ。

ガイドピンが折れてしまうなんて。

でね、折れたピンとかシーブとか全て

写真で見せて差し上げたかったのに、

何故だか写真が無いんですよね。

無数の写真があるフォルダの中で

間違えて消してしまったのかしら?

残念だわ。うん。

さ、クラッチキャリア分解はこれぐらいに

しておいて、新しいクラッチキャリアを

組み立てていきましょう。

新しいトルクカムにセンタースプリングを

セットして、クラッチシューを乗せてっと。

クラッチシューを乗せる

トルクカム側の♂型と、クラッチシューの

開口部の形状を合わせながら

足でしっかりと押さえ込んでっと。

クラッチシューを押さえ込む

この状態で先に指で締められる

限界までナットを取り付けてから、

最後に工具を使用してナットを本締めして

固定したら完了です。

クラッチキャリアの組み立て完了

クラッチキャリアはやっぱりこうでなくちゃw

シーブが分離してるとかダメよw

クラッチシューとクランクケースが

無事だったのが何より不幸中の

幸いでした。

それでなくても予算オーバーな

状況でしたからね・・・。

オーナーに説明するのも気が引けるぐらいw

いやいや、でもこれでまた

このマジェスティも元気に走って

くれますので、しばらくは問題無いでしょう。

さ、あとはプーリーを組み立てていくだけですが

それはまた明日更新の最終回でご紹介しましょう。

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

7.6℃

リトルカブ、純正の茶色もいいですけど

やっぱり前のスーパーカブの様な

すっきりとした水色とか

パステル調のカラーにしたいなぁ。

次も水色にしようかねぇ。

カブの場合はフレームごと

塗り直さなきゃならないんでちょっと

大変ですけど・・・。

それにしても・・・かっこええなカブw

LEDヘッドライトに換装したリトルカブ

LEDヘッドライトが目映い♡

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

にほんブログ村 バイクブログ バイク 修理・整備へ

スポンサーリンク