【第1回】CBR150Rのステムベアリングを交換してみよう!

ども。

到来♪

実に嬉しいですな。

朝からぽっかぽかの陽気に包まれて

気持ちが宜しい。

そりゃそうですわなぁ。

お昼頃ともなるとこの気温ですから。

朝の気温

湿度も41%越えでそりゃぽかぽかだわ。

これであとは花粉さえ飛んで

いなければ最高なのにねぇ。

マスクを付けて扉を開け放った

状態で作業です。

点鼻薬とマスクが無きゃ

こんな事出来ませんが・・・・。

今日はこんな作業を実施しました。

ファイバースコープで覗いたシリンダー内部

て・・・天体観測?w

↓ この続きを読む ↓

天体観測なんてする訳無いじゃーんw

しかも日中に。

確かにどこかの惑星に見えなくも無い。

でも違いますからw

もう1つ写真出しましょうか。

これで分かるかな?

ファイバースコープで覗いたシリンダー内部

やっぱり天体観測じゃんw

違うってばwww

ほんとほんと。

じゃなんだって?

正解はこちら。

ファイバースコープ

ファイバースコープ!

スナップオンのロゴシールが付いてるんで

そりゃあもうお高いのなんのってww

1年間でどれだけ出番があるか。

まぁでも1年でどれだけ出番があるかどうかで

工具を購入するわけじゃ無いし。

2サイクル車とかってね、エンジンの焼き付き診断で

シリンダーヘッドを開ける必要があるでしょ?

水冷エンジンだと冷却水を抜いたりする必要も有るし、

結構診断だけでも手間暇が掛かるんですよね。

※その分だけお客様の負担も増える

マフラーを取り外せばIN側の焼付きは

確認する事が出来ますが、

EX側を簡単には確認出来ませんよね。

そういう時にこのファイバースコープが

本領を発揮します。

プラグホールからこのファイバースコープを

入れれば、シリンダー、ピストンの状態が

手に取るように分かります。

側写鏡を付ければピストンヘッドだけでなく、

シリンダー内壁の状態も簡単に

確認する事が出来ます。

じゃもう一度先ほどの写真を

見てみましょう。

あ、説明書きを追加した物をどうぞ。

ファイバースコープで覗いたシリンダー内部

こうして説明書きが入ると、シリンダー内部だって事が

すぐに分かりますね。

黒く見えているのは全て堆積したカーボンです。

かなりの量堆積しているのが分かりますね。

ピストンをもっと下げればシリンダー内壁の状況が

しっかりと見えるようになります。

カーボンの堆積はありますがまぁまぁ・・・。

問題はもう1つのシリンダーですわ。

説明を付けた写真をご覧下さい。

ファイバースコープで覗いたシリンダー内部

分かります?

ブルーの文字色の部分。

ね?

おかしな帯状班がありますよね。

シリンダー内壁はつるんとしていて、

こんなシミのような班はありません。

考えられるのは1つ。

それは

シリンダー内壁の腐食跡

ですな。

水による腐食なのか、薬液による

腐食なのかまでは判断出来ませんが、

確実に下死点付近のシリンダー内壁に

問題がある事がわかります。

ふむぅ・・・・判断が難しいですわ。

また状況に関しては冒頭か、

車両の記事でご紹介しますので乞うご期待。

では今日もいつもの開店時の

TODAYのグリップ表面温度と明日の

大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

14.8℃

晴れ時々曇り

晴れ時々曇り!

~06時:0% ~12時:0%

~18時:0% ~24時:0%

明日の大阪の天気は、高気圧に覆われて

概ね晴れる予報です。

予想最高気温は18℃で今日よりも

4℃ほど高くなる予想です。

では本日の本題です。

先日から記事にしているこちらの車両。

ホンダ CBR150R

タイホンダ製CBR150Rですなぁ。

前回までの記事ではエンジンオイル交換と

冷却水の交換を実施したところまででしたね。

今日からはステムベアリングの交換作業を

ご紹介していきたいと思います。

ステムベアリングのトラブルと言えば、

ステム部からのガタ、ハンドルが

中央付近で引っ掛かる、

車両が轍を走った時のように

左右に傾くようにフラつくなどなど。

これらの症状はステムベアリングの

特有のトラブルですね。

では作業を始めましょう。

まずはアンダーカウルを全て取り外してっと。

ここまでは説明不要ですね。

アンダーカウルを取り外した

次はアッパーカウルを取り外して行きましょう。

まずは右側あたりにある配線カプラの

束をカウル内側から取り出してっと。

配線カプラの束

配線カプラが・・・出て・・きました・・・って、

ゴムカバーがボロッボロやんかwww

さすがタイ製ですな。

気候の差なのか品質の差なのかw

まぁこの際それはいいか。

配線カプラを抜き取ったらアッパーカウルの

固定ボルトを取り外しましょう。

固定ボルトを取り外す

次はスピードメーターケーブルを

メーター裏から取り外します。

長めのラジオペンチなどがあるとイイでしょう。

メーターケーブルを取り外す

取り外したメーターケーブルは

こうしてくるくるっと丸めて置いておきます。

メーターケーブルを丸めておく

何故こんな風にするんだって?

取り外せば良いのにって?

このCBR150Rのスピードメーターケーブルは

ギヤボックスに対してボルト固定されている

タイプではなく、プラスティック製のツメで

パチンと差し込まれているだけなのです。

これが落とし穴でね・・・プラスティックが

先ほどのゴムのように脆くなってる事が多く、

取り外す際に割れてしまう事があります。

一度割れてしまうと元通り取り付けるのは

非常に困難になる事から、リスク軽減のために

あえて取り外さずにそのままにするわけです。

では作業を進めます。

アッパーカウルを支えている

メインステーを取り外しましょう。

ボルト2本でフレームと固定されています。

少々狭い場所なので、カウルなどと

工具をぶつけてキズを付けないように

注意して作業しましょう。

ボルトを取り外す

んでこれが取り外したボルトですね。

取り外した固定ボルト

ボルトを取り外したら、アッパーカウルを

しっかりと支えながら、メインステーごと

フレームから取り外しましょう。

グイグイッと多少上下に動かしながら

手前に引いてくると外れやすくなります。

んでアッパーカウルの取外し完了っと。

アッパーカウルを取り外した

バックミラーもメーターも全て

取り付けた状態のままで取り外しが

出来るので楽でイイですね。

んでこれがアッパーカウルの取外しが

終わった状態ですね。

アッパーカウルを取り外した状態

次はフロント廻りを分解して行きましょう。

車体をジャッキアップする前に、

予めブレーキキャリパーの固定ボルトと

アクスルシャフトを緩めておくように。

ボルトを緩めておく

こうして先に固いボルトを緩めて

おくとジャッキアップ後に車体に

不用意な力を掛けずに済みます。

ボルトを緩め終えたらジャッキアップします。

ジャッキを掛けられる場所が

非常に高い位置に有り、パンタグラフだけでは

届きそうにありません。

なので、ジャッキの下に木を置いて

高さを稼いで、フレームにしっかりと

ジャッキを掛けましょう。

ジャッキアップする

ジャッキアップしたらブレーキキャリパーを

まず取り外してっと。

取り外したついでにブレーキパッドの残量も

確認しておきましょう。

ブレーキキャリパーを取り外した

ブレーキパッドの残量はまだ

大丈夫そうですね。

残量的には問題ありませんが、オーナー曰く

『ブレーキ全っ然効かんw』

だそうですw

あまりにも効きが悪いんで交換したいと。

※既に作業実施済ですので

また記事にしてご紹介します

ブレーキホースをクランプしている

ステーの固定ボルトを取り外します。

フェンダーの固定ボルトを取り外す

このステーの固定ボルトを取り外すと、

ブレーキキャリパーをある程度自由に

移動させる事が出来るようになるので、

邪魔にならない左側へと回しておきましょう。

そう、こんな感じでね♪

ブレーキキャリパーを回しておく

先ほど取り外したブレーキホースを

クランプしていたステーがフェンダーなどに

接触するとキズが付きますので、

注意しましょう。

続いてフロントホイールを取り外して行きます。

まずはアクスルシャフトを抜き取ります。

アクスルシャフトを抜き取る

アクスルシャフトを抜き取ったら、

ギヤボックス、カラーを取り外しておきましょう。

取り外したギヤボックス等

これでホイールの取外し作業は

完了です♪

フロントホイールを取り外した

この取り外したフロントホイール、

ちょっと気になる事があります。

さっきのゴムカバーと言い、

メーターケーブルのプラスティックと言い・・・

すんげぇクオリティやのw

まぁその詳細はまた明日更新の

記事でご紹介しますのでお楽しみに♪

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時の

TODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

10.6℃

明日も良い天候に恵まれそうで何より♪

忙しい1日になりそうだわ。

沢山のご来店お待ちしております!

でも、ご来店時には事前に

お電話頂けると助かります(・ω・)b

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

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コメント

  1. 43 より:

    毎日必ず拝見させていただいてます★
    仕事後の更新大変だとおもいますが、がんばってください★

  2. air head より:

    フュージョンの件ではお世話になりました。
    おかげさまで快調に走っています。
    帯状の件ですが、不動期間が年単位だと自然と
    ああなるものじゃないでしょうか?
    廃車証明が2年前だったうちのフュージョンはなってました。
    根本的な理由は分からないですが…

    • こんにちは~♪快調なようで何よりです(・ω・)♪
      不動期間が長かったんでしょうね。ほんと。

      あの写真では分からないと思いますが、
      腐食か薬品か悩んだのは
      実は帯状斑から上死点側へと向かって
      シリンダー内壁に点々と同様の変色が
      見られるんですよねぇ。
      やっぱり腐食が原因でしょうね。
      ピストンリングはアルミじゃ無い上に、
      シリンダーと相性が良いですしw

      そりゃぐるっと一周キレイにあぁなりますよね。