ども。
今日は朝からスカーッ!っと晴れていて
最高の日曜日でした!
・・・となるはずだったのに、お昼過ぎから雲行きは
どんどんと怪しくなり、しまいには雨ですよ、雨。
しかも降ったり止んだりを繰り返して、一番面倒な天候。
そんな中一本の電話。
大将って・・・・。
いや、色々と言い方はあると思うんで別にいいんですが、
大将って私のことを呼んでくれるのはこちらのお客様だけ。
何だか新鮮♪
セントラムさんとか、社長とか、お兄ちゃんとか、にいやんとか、おっちゃんとか、
色々な呼び名がある中で、大将ってのはインパクト強いです。ハイ。
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んでそのお客様のバイクがJAFに揺られてご来店。
荷台がスライドするタイプのトラックなので、男3人でバイクを
押さえる為に荷台の上でゴソゴソ。
そんな中、奥様と会話しながらこの写真をパチリ。
随分とロング ロング ローング! な、
ホンダ スティードVLSです。
なにやらツーリング帰りにフロントシリンダー側にトラブル発生との事。
電話で聞いていた話では、マフラー付近からオイルが噴いているみたいで・・・
それってマズイですやんw
到着した車両を確認してみると、確かにオイルらしきものが
エンジンとマフラーの接続部分あたりから漏れています。
手にとって匂いを嗅いで見るとね、
正直、
微妙な香りと手触り
オイルだとすると揮発油系のガソリン臭が強すぎるし、
かといってガソリンにしてはちょっとネチャネチャするし。
とりあえず作業が込み合っている旨ご説明し、なるべくお早く
エンジンの状態を確認して電話しますとお伝えし、
奥様のイントルーダー400でタンデムして帰られました。
さて本日の本題に入る前にいつもの
TODAYのグリップ表面温度からお知らせ。
11.0℃
朝は晴間が出ていたので温度も高いですね。
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今日の本題はこちらの車両。
ホンダ Dio(AF34)ですね。
メットインを開ける時に鍵が中で折れてしまったらしく、
メインキーも前々から動きがおかしいって事もあるので全交換します。
まずはメットインのキーシリンダー内部で折れた鍵を確認。
内部にうっすらと見えている黄色っぽいやつが鍵ですね。
これを抜き取るのは手間もお金も掛かるので、いっその事社外品の
キーセットを交換したほうが気持ちイイ!
で、今回用意したのがこちらの社外品。
まずはメットインを開錠して赤丸のボルトを緩めて
メットインボックスを取り外します。
メットインボックスが取り外せたら、次は左右のモールを取り外しますが、
モールはこの部分でもワンタッチボルトで固定されているので
忘れずに取り外しておきましょう。
リヤフェンダーとシートカウルの固定部分にも
ワンタッチボルトが入っていますが、
写真ではシートカウルが
リヤフェンダーよりも外側に飛び出して
いますが、本来はリヤフェンダーより
内側に入っている部分なので、取り付け時には
この部分に注意してシートカウルを
取り付けるようにして下さい。
※写真は以前に組んだ人が確認せずに組んだ状態です
左右のモールを取り外した状態がこちら。
左右のモールが取り外せたら、次はシートカウルを取り外しますが
その前にメットインの開閉用ワイヤーを予め車体側から取り外しておきます。
くびれている部分で折れやすいので注意して外しましょう。
ワイヤーの取り外しが完了したらシートカウルを取り外し、
裏返してキーシリンダーを固定しているステーをラジオペンチで抜いて
新しいキーシリンダーと交換します。
ステーが結構固く入っているので気をつけて抜いて下さい。
新しいキーシリンダーに交換した状態がこちら。
固定用のステーを押し込んで固定します。
これがまぁ、固い。とにかく固いですが最後までしっかり入れておきます。
これでシートカウル側は完了です。
鍵を差し込んできちんと動作するか確認します。
きちんとワイヤーを引っ張っていましたか?
ちゃんと動作していたらシートカウルを車体に被せてメットインは完了です。
次は給油口部分のキーシリンダーを交換します。
交換する前の状態がコチラ。
こちらもシートカウル側と同様にステーで固定しているだけですので
ステーを取り外し新しいキーシリンダーを入れ替えればOKです。
作業完了後がコチラ。
こちらも交換後はきちんと開閉できるかどうか確認しておいて下さい。
場合によっては、付属のステーの角度が悪くて締りが悪い時がありますので
その時はステーの曲げ角度を調整してあげて下さい。
さて次はメインキーですね。
ここが一番手が掛かります。
まずはフロントカウルを固定しているボルト3本を緩めようとしますが、
右下の1本だけとにかく固くて外れません。
ショックドライバーを使っても外れないのでバイスプライヤーで
取り外してしまいます。
この部分って、水が良く溜まってしまい時間が経てば経つほど
錆びて緩みにくくなります。
10mm頭のボルトとかだったら何てこと無いんですが、
プラス頭じゃねぇ・・・・
確実に
ボルト側が負けます
潤滑油を塗ってバイスプライヤーでグルリ♪
バイスプライヤー最高です。
目一杯の握力で掴んでいますのでそう簡単には外れませんので
たいていのボルトはこれで緩んでくれます。
取り外しが完了した状態がこちら。
折れなかっただけマシです。ハイ。
折れる事も多い部分なので気を使います。。。
フロントカウルはフロア側からも固定されていますので、
フロア側からもボルトを取り外します。
コンビニフックはフロントカウルと関係ありませんが、
後で取り外す必要が出ますので、予め取り外しておきます。
フロントカウルの取り外しが完了した状態がこちら。
年月を感じさせるホコリのつもり具合。
メインキーはこのままでは取り外せませんので、インナーレッグをずらす必要があるので
その為にフェンダーを取り外します。
フェンダーを取り外してインナーレッグを車両後方に引っ張って
メインキーを露出させます。
インナーレッグを取り外す必要はありませんので、こうして
上からメインキーの固定ボルトが確認できればOKです。
確認できる状態になれば、次はメインキーの
カプラーを取り外しておきます。
配線カプラを取り外したら、上部より長いドライバーを差し込んで
メインキーの固定ボルトを緩めます。
ネジロックが塗られているので、ドライバーにしっかりと力をかけて
緩めて下さい。
ここのボルトを舐めてしまうと厄介です。
んで取り外したメインキーがこちら。
次は新しいメインキーを逆の手順で組んでいきますが、
その前に固定用ボルトの古いネジロックを掃除して
新しいネジロックを塗ってから固定します。
ネジロックを塗ったボルトで新しいメインキーを取り付けます。
ボルトの固定が完了したら配線カプラを元通り戻して
エンジンの始動と停止、ハンドルロックが確実に行われるか
必ず動作チェックを行って下さい。
全ての動作が確認できたらフロントカウルを元通り戻していきますが、
腐食していた部分にそのままボルトを入れると、結局また同じ事になりますので
各ナット部分を一度ネジ山修整工具を入れて、ネジ山部分の掃除を行っておきます。
タップを使用すると、ネジ山が痩せてしまいますので
こういう場合はネジ山修整工具の方が吉です。
もちろん、使用するのスナップオンですよねw
こいつにワコーズのスレッドコンパウンドを塗ってネジ山全てを
お掃除しておきます。
手である程度入れたらT型レンチで何度も行ったり来たりして
ネジ山をキレイに掃除完了です。
掃除完了後は最後まで手でボルトを入れれるぐらいスム~ズです♪
これで全てのカウルを元通り戻して、Dioのキーセット交換完了です~♪
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じゃ今日はここまでっ!
最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。
零度!!
ぴったり0.0℃です。
朝はあんなにも暖かかったのに、やはりお昼過ぎに雨が降った影響でしょうね。
また来週から気温が下がって冬に逆戻り的な事をニュースで言っていましたので、
通勤でオートバイを使用されている方は防寒対策を!!
ではまた♪