【最終回】YBR125のチェーンとスプロケット前後を交換してみよう!

ども。

今週月曜日(20日)の夜のお話。

いつも通り閉店後にブログを書こうと

準備しているとね、サイレンを鳴らしながら

パトカーが凄い勢いで店の前を数台通過して

行く様子が防犯カメラのリアルタイム映像で

写っていたんですね。

まぁパトカーが通過するぐらいはよく見掛ける

光景なんですけどね、その後しばらくしたら次は

覆面パトカーも凄まじい勢いで通過する様子が

防犯カメラに映し出されたんですわ。

監視カメラの映像

さらにさらに、後を追う様にバイクに乗ったお巡りさんも

複数台ぞろぞろと、皆同じ方向に走っていくんですよ。

こりゃただ事やないでっ!

※いつもは静かな村なので

しかもね、店を通り過ぎた当たりでサイレンを消すんで

わりと近くなんだと。

なので、早速ブログを書く手を止めてちょっとネタ

探し的な感じで急いで出動ですわw

軽い気持ちで行ってナニも無くて良かった・・・。

大変な事が発生していたなんて

この時点ではまだ私は知らなかったのです。

当時、この辺りで一体何が起きていたか、

今日さきほど判明しました。

驚愕

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ってかそれよりオマエっ!(自分に対して)

今ブログ書きながらふと

自分のお腹の辺りを見たらね・・・・・

チャックが

全開やがなw

ぐはぁっw

『それは私のおいな・・ry』

いつから全開だったんだよw

さっきトイレ行った時に閉め忘れたんだな。

閉店後の出来事で良かった。ええ。

で、それより一体何があったかですよね。

※チャック全開の方が私的に一大事です

ニュースにもなっていたので、もしかしたらご存じの

方もいらっしゃるかもしれませんね。

このニュース記事をご覧下さい。

■gooニュース
【刃物】堺市で男性が刺され負傷 顔見知りの犯行か

そうなのです。

すぐそこで殺人未遂事件が発生していたんですね。

犯人が凶器を持って車で走り回っている可能性が

多いにあったようで。

だから地元警察も慌ただしく覆面パトカーやらを

走らせていたって訳ですな。

凶器を持った男がそこらに隠れていたのでは?

と思っただけでちょっとガクブルw

デジカメ持ってのんきにネタ探しとか言ってたら

犯人と鉢合わせしたらエライこっちゃですわ・・・イヤまじで。

普段は21時ともなると人通りも殆ど無く、

静かで平和な美木多上1-2周辺。

あぁ怖い。

しかも切りつけられた人は、ガレージで

バイクを手入れしていた様で、

うちのお客様なのでは・・・とか、

色々と不安が頭をよぎります。

怪我は幸い軽傷だった様で何よりですが

一刻も早く犯人を捕まえて貰い、

また平和で静かな美木多上周辺を取り戻して

欲しいですね。ええ。

では、そろそろ今日もいつもの開店時の

TODAYのグリップ表面温度と明日の大阪の

天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

21.6℃

晴れ時々曇り

晴れ時々曇り!

~06時:0% ~12時:10%

~18時:10% ~24時:10%

明日の大阪の天気は、高気圧に覆われて

概ね晴れる予報ですが、中部や南部では湿った空気の

影響で雲が広がり雨の降るところがある見込みです。

比較的降水確率は低めなので、雲の動きさえ

注視していれば雨にも打たれる心配は無いかと♪

では本日の本題です。

先日からご紹介している

YBR125のチェーンとスプロケット前後を交換してみよう!

ですが、今日は最終回となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【第1回】YBR125のチェーンとスプロケット前後を交換してみよう!

【第2回】YBR125のチェーンとスプロケット前後を交換してみよう!

さて、前回までの記事は確か

ブレーキシューをセットした

動きが渋かったブレーキカムを分解洗浄して

新品のブレーキシューを組み付けた所まででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきましょう。

スプロケットハブもドラムパネルと同様に

洗浄が終わっていますので、エアーブローと

パーツクリーナーを併用して脱脂洗浄を実施。

新品のスプロケットを取り付けて行きましょう。

これがメーカーから取り寄せておいた新品の

リヤスプロケットですね。

新品のスプロケット

袋から取り出して新旧スプロケットの

比較をしてみましょう。

新旧スプロケットの比較

写真では少々分かりにくいと思いますが、

古いスプロケットの歯が微妙に進行方向に

うねっている様に見える程に

偏磨耗しているのです。

チェーンがたるんだ状態のままで運用すると、

こんな風にスプロケットが摩耗していきます。

チェーンのたるみは運行前点検項目です。

乗車前に必ずチェーンのたるみをチェックして、

規定値外のたるみが出ている場合は

ご自身でチェーン調整を実施するか、

購入店などにチェーン調整を依頼しましょう。

どんなに良いチェーンを取り付けても、

メンテナンスが悪ければ寿命も短くなります。

たるみ調整、グリス給油は適宜実施する様に。

チェーンの適切な張り具合は、概ね

指二本分の上下振幅になっていると良いでしょう。※オフロード車などのストローク量が多い車両は除く

それ以上のたるみは要調整です。

新品のスプロケットをハブにセットしましょう。

スプロケットをセットする

緩み防止プレートを入れるのを忘れない様に。

ある程度ボルトナットを手で締め付け終えたら、

インパクトレンチを使用して本締めしましょう。

本締めする

本締め後はウォーターポンププライヤー

などを使用してプレートを折り曲げて

ボルトをロックしておきましょう。

ボルトをロックする

スプロケットの固定が終わったら、取り外してあった

スプロケットハブ内側に忘れずにカラーをセットしてっと。

カラーをセットする

これでリヤスプロケットの交換は完了ですね。

続いてホイール側の作業に移ります。

まずはブレーキドラム部分に溜まっている

ブレーキダストをエアーブローしておきましょう。

エアーブローする

エアーブローで取れないブレーキダストは、

パーツクリーナーとタオルなどを使用して

キレイに拭き取っておきましょう。

続いてハブダンパーをホイールに

取り付けて行きましょう。

これが新品のハブダンパーですね。

新品のハブダンパー

やっぱり新品は美しいです。

摩耗も無くキズ1つ無い。

取り外したハブダンパーがいかに摩耗して

劣化していたかが良く分かりますね。

新品のハブダンパーは、ホイールに対して

隙間無くビッチリと収まる様な設計ですので、

取付時にそのまま取り付けることは困難です。

なので、予めハブダンパーとホイールの接触部分に

薄くグリスを塗って滑りをよくしておきます。

グリスを薄く塗っておく

こうしてグリスを塗っておくことによって

ハブダンパーをスムーズに、確実にホイールに

セットすることが出来ます。

んでこれがセットが終わった状態ですね。

ハブダンパーのセット完了

ここにスプロケットハブを取り付けますが、

取付部にも同様にグリスを薄く塗っておくと

スプロケットハブの取付けがスムーズです。

もちろん、ベアリングの動作確認とグリス給油は

お忘れ無く。

※シールドタイプでもグリス散布は必要です

スプロケットハブをハブダンパーに押し込んで

セットします。

スプロケットハブを取り付ける

スプロケットハブ側のシールドベアリング部分にも

グリスをしっかりと塗っておきましょう。

グリスを塗っておく

反対側にドラムパネルもセットしてっと。

ドラムパネルをセット

これでホイール側の準備は完了ですね。

続いてアクスルシャフトの古いグリスを

拭き取ってから、新しいグリスを塗っておきましょう。

グリスを塗っておく

最後にスプロケットハブ側にカラーを

セットしてから車体へとホイールを戻していきます。

古いチェーンを一度掛けてしまいましょう。

古いチェーンを掛ける

ホイールを持ち上げつつ、アクスルシャフトを

通してホイールを仮固定しましょう。

アクスルナットの本締めは不要です。

チェーン交換後に調整しますので

緩めておく様に。

ブレーキパネルとスイングアームを繋いでいる

トルクロッド部のボルトに関しては

この時点で本締めして頂いてOKですので

忘れずに先に本締めしておきましょう。

ブレーキロッドに関しても、チェーン調整後に

踏みしろの調整を実施しますので、ナットを仮止めする

程度にしておきましょう。

仮固定しておく

これでリヤ回りの作業は完了です。

全行程の7割が終わった感じと

言っても過言ではありませんね。

残すはフロントスプロケットの交換と、チェーン

の交換作業のみです。

どんどん進めていきますよ~!

フロントスプロケットカバーを取り外してっと。

スプロケットカバーを取り外す

スプロケットカバーを取り外すと、

フロントスプロケットが見えますので

ローギヤに入れておいてから、T型レンチに

ヘキサゴンソケットをセットして固定ボルトを緩めます。

固定ボルトを緩める

ボルトを取り外したら、ロックプレートを抜いて

チェーンをうまく避けながら

フロントスプロケットを取り外しましょう。

これが取り外したロックプレートとスプロケットですね。

取り外したフロントスプロケット

フロントスプロケットの方が摩耗が進行している

様に見えますね。

いや、明らかにフロント側の方がとんがってます。ええ。

これがメーカーから取り寄せておいた新品の

フロントスプロケットですね。

新品のスプロケット

新品と見比べると一目瞭然ですね。

歯が太い。うん。

相当摩耗していますね。

逆の手順でフロントスプロケットを

取り付けて本締めしましょう。

スプロケットを固定する

スプロケットの固定が終わったら、

元通りスプロケットカバーを取付けてっと。

スプロケットカバーを取り付ける

次はチェーン交換です。

今回はもっともスタンダードで安価な

チェーンを使用しました。

※強化(STD)チェーン

RK製チェーン

今回使用したのはRK製428-118Lチェーンです。

ノンシールタイプの強化チェーンなので、

寿命を延ばすには給油を小まめする必要があります。

給油をしっかりしてあげると、コスト以上のパフォーマンスを

発揮してくれますが、給油を怠ると驚くほど早く

寿命を迎えるので注意が必要です。はい。

ま、シールタイプの高価なチェーンでも同じですが・・・。

交換の方法ですが、あまりにも手が汚れすぎて

デジカメに触れることが出来なくて

写真が1枚しかありませんので言葉でご説明します。

まずはこのジョイントクリップを古いチェーンから

取り外してチェーンを分離しましょう。

ジョイントクリップを取り外す

分離させたら、エンジン側のチェーンに新しいチェーンを

新旧どちらのジョイントでもいいので、

仮に取り付けて新旧のチェーンをジョイントさせましょう。

ジョイント後はリヤホイールをゆっくりと回しながら

新しいチェーンを送り出していって交換するだけ。

古いチェーンと新しいチェーンが完全に入れ替わったら、

仮で入れていたジョイントクリップから

古いチェーンを取り外し、新しいチェーンをジョイントして

固定するだけ。

古いチェーンジョイントを使用して新旧チェーンを

仮ジョイントする際は、チェーンジョイントを一度洗浄して

汚れを落としてから仮固定のみで使用する事。

※再使用は絶対にしないこと

チェーン取り付け後はチェーンのたるみを調整し、

アクスルナットを本締めしましょう。

併せてリヤブレーキの踏み量も調整しておくのをお忘れ無く。

チェーン調整後

さぁこれで作業は完了ですが、最後にもう一度

各部位締め忘れ等がないかチェックしておくように。

全てチェックが終わったら、グリスなどで汚してしまった

ホイールを洗浄してから、チェーングリスを散布して

作業は完了です!!

作業完了

新品のチェーンなのにグリス塗るの?

そう思った方。

シール入りチェーンなどに関して言えば、

パッケージの状態ですでにグリスが塗られているので

こうして給油は不要ですが、

420サイズや428サイズのいわゆる小排気量用の

チェーンに関しては、

腐食防止程度

のグリス(切削油の様な?)しか散布されていません。

必ずチェーングリスを塗ってあげる必要があるのです。

忘れずにチェーングリスを給油してあげて下さいね。

以上で作業は完了です~。

お疲れ様でした!

予定ではもう1回ぐらいに分けなきゃ

イケないな~とか思ってたんですが、

写真の枚数や作業工程を見ていると

もう1回に分けるほどボリュームが無い事に気が付き

急遽、最終回と致しました。

全3回ならいつもの流れで行けば

前編、中編、後編と冠するタイトルになるのにねw

誤算です。

明日からはまた別の作業をご紹介しますので

忘れずにチェックをお願いしますね♪

あ、冒頭記事だけみているよー!って方からも

ぜひぜひ応援コメントなどお待ちしております。

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

16.4℃

今日もパトカーがうろうろと何台も店の周辺を

走り回っています。

顔見知り?の犯行なのでは?と書かれていたので

意外とすぐに犯人は見つかりそうな気はしますが。

まぁ・・・行方は眩ましているんでしょうけど。

誰でもそうしますわな。うん。

明日も朝から予約がぎゅぎゅっと

詰まっていますので頑張ります!!

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょうね☆

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