【第2回】Dトラッカーのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ども。

今年もついにこの季節がやってきました。

コメの粉だらけ

表に出している車両が、茶色い粉末で粉まみれ

になって、腕に不着したら痒くて痒くて

イライラする・・・あの季節がやってきたのですよ。

※写真は去年の物です

そうですそうです。

米が収穫の時期を迎えていますよね。

ということは、毎年同じ位の時期ですが

向かいにある農家のガレージでは、

刈り取ってきた米を脱穀するのですよ。

農家のガレージ

脱穀ってば、昔も今も自動化はされていますが

そもそもの脱穀方法は変わってない模様です。

風によって籾と米粒を分離させる方法っていうのかな。

でね、重い米粒軽い籾を風を使って分離させるって事は、

当然籾がその風に乗って・・・・どこに出ると思います?

写真見ると分かりますよね?

ほらほら。

排出用ダクト

そうです。

この白いダクトというかビニール袋の筒が

米粒と籾殻を分離させた時に使用した風が

出てくる排出用ダクトなのです。

だから、ブルーシートを敷いてちゃんと

出てくる籾殻を受け取る様にしてあるのです。

籾殻を大気開放する事は出来ませんからね。うん。

でも?

でもでも?

毎年、茶色い粉

覆われるんだYO!

↓ この続きを読む ↓

昼夜を問わず機械はぶおおおぉぉぉぉんって

音を立ててフル稼働ですわ。

その間も、白いダクトを通じて籾殻が飛ぶ飛ぶ。

そりゃもう毎朝、毎晩洗車で大変ですよ。

どれぐらいかは察して下さいw

まぁこれも毎年の事ですし、お米を頂くためには

こういう裏事情もあるって事を認識する事は

大切な事です。ええ。

数日の間だけ洗車して過ごせば良いのですから。

って、そう思ってたんですけどね。

いざ、機械が動き始めると確かに籾殻は

多少出ているようですが、例年と比べて少ない。

表に出してある車両や、軽トラックの窓にも少し

茶色い粉が積もりますけど、

例年の様に大惨事ってほどの積もり方では無いですね。

ハッ!

そういえば、10日ほど前にガレージの中に

大きな機械が搬入されてるなと思ってたんですが・・・

まさか・・・あれが・・・・

新型籾摺り機導入だったのか!

素晴らしい・・・素晴らしいよ・・・お隣さん。

去年の様な籾殻まみれにならないですよ。

実に素晴らしい機械の導入ですね。

このシーズンはね、洗車作業が多くなるってだけ

じゃないんですよ。

事務所の扉も開けっ放しに出来ないんですよね。

あっという間にテーブルとかキーボードの上も

茶色く粉まみれになってしまいますから。

しかも皮膚に付いたら、ほんと痒いんだから。

まぁでも、今年は性能が上がった様で

籾摺り(脱穀)期間も非常に短く短期間だったため、

手間が省けてなによりでした♪

来年は籾摺り機械を取材させて貰うかw

どんな機械が中で仕事してるのか気になるし。

あ、そだ。

1週間ほど前からお預かりしていたこちらの車両。

スズキ イントルーダー1400

スズキ イントルーダー1400ですな。

本日夜、無事にお客様へと修理納車完了です。

ご入庫時は満身創痍とも言えるほどの

不調でご入庫でしたが、整備実施後は

トルクフルで元気もりもりに復調しました♪

本日最後の試乗でも好調で、

試乗 イントルーダー1400

音量だけが大きく、少々耳には付きますが

走りに関しては、さすがイントルーダーシリーズの長男坊。

有り余るトルクで何度幻の5速に突入した事かw

※後期モデルのS50等は5速なのが羨ましい

何かと手が掛かる車両ですが、

これからも末永く手を掛けて乗ってあげて下さいね♪

M様、今日はご来店有難う御座いました!

では今日もいつもの開店時の

TODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

22.0℃

晴れ

晴れ!!!

~06時:0% ~12時:0%

~18時:0% ~24時:0%

明日の大阪の天気は、高気圧に覆われて

概ね晴れる見込みです。

降水確率もご覧の通り、1日を通して0%と

絶好のツーリング日和です♪

怪我無くツーリングをお楽しみ下さいね!

では本日の本題です。

昨日からご紹介している

Dトラッカーのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ですが、今日は第2回目となります。

第1回目の記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【第1回】Dトラッカーのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

さて、前回までは確か

コックからホースを抜き取る

周辺部品をある程度取り外して、

ガソリンホースを抜き取ったところまででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきます。

前回の記事をご覧頂いた方で、

もうそろそろキャブレター外せるんじゃね?

そうお思いの方もいることでしょう。

いやいやいや、まだまだ取外しには

ほど遠いですよ。

記事で言えば・・・・今日は無理かもw

明日の記事では間違い無くキャブレターは

取り外せるでしょうけど。

こんなにも隙間があるのに?

キャブレター周辺の空間

そうなのです・・・取り外せないのですよ。

広く見えて実は結構狭いのです。

キャブレターも配管とかチョークレバーとか

出っ張ってる物があるのでなかなかね。

って事で作業を進めていきます。

まずはキャブレターを固定している

マニーホールド部のバンドを緩めましょう。

バンドを緩める

バンドを緩めたらキャブレターをマニーホールドから

引き抜きましょう。

キャブレターを抜く

次にマニーホールドを取り外して行きます。

横からL型ヘックスレンチを入れて

ボルトを取り外して行きましょう。

まずは左側から。

左側は空間が広いので工具が入れやすく、

わりとスムーズに取外す事が出来ると思います。

左側のボルト

んで次は右側。

右側はシリンダーヘッドが

張り出しているので少々窮屈です。

右側のボルト

しかもボルトかったいし・・・。

固くてL型レンチで何度も何度も往復してるとね、

もう・・・いいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!

ってなってきますw

なので、こうして後方からL型レンチ先端の

ボール部分を差し込んでボルトを緩めました。

ボール部分で回す

ボルトを取り外したら、マニーホールドを

隙間から横にスライドして取り外してきましょう。

マニーホールドを取り外す

んでこれが取り外したマニーホールドですね。

取り外したマニーホールド

さぁこれでキャブレターがとりは・・・

まっだまだですわぁ。

さっ次の工程へと急ぎましょう。

次はエキゾーストパイプを取り外して行きましょう。

まずはフランジ部のナットを取り外してっと。

フランジ部のナットを取り外す

フランジ部のナットを取り外したら、次に

サイレンサー部分とエキゾーストパイプを

接続している部分のバンドを緩めてから、

エキゾーストパイプを抜き取って取り外しましょう。

エキパイを取り外した

エキパイを取外し終えたら、次はセルモーターを

取り外して行きましょう。

セルモーターの固定ボルト2本を

取り外してっと。

ボルトを取り外す

固定ボルトを取外し終えたら、反対側に回って

セルモーターをプラスティックハンマーの柄などの

柔らかい物で反対側に向かって叩いて抜き取りましょう。

手で引っ張って抜き取れるならそれでもOKですが、

力を入れ辛い場所ですし、結構固く差し込まれてるので

始めから叩くのがよろしいかとw

ハンマーで叩く

んでこれがセルモーターが少し抜けた状態ですね。

抜けてきたセルモーター

さらにそのままセルモーターを右側へと出来るだけ

キャブレター取外しの邪魔にならない場所まで

抜き取っておきましょう。

セルモーターを移動させ終えたら、いよいよ本丸である

キャブレターを右側のフレームとエンジンの隙間から

抜き取ってきましょう。

キャブレターを抜き取ってくる

そのままうまくエンジンとフレームをかわしながら

隙間からキャブレターを抜き取りましょう。

で、これがやっとこさ取り外せたキャブレター本体ですね~。

キャブレターを取り外した

そしてこれがキャブレターを取外し終えた

状態のエンジン部分ですね。

キャブレターを取り外した状態

この状態のままですと、エンジン内部に異物が

入ってしまいますので、セルモーターは仮組みし、

マニーホールド部分とエアークリーナーボックスの

ダクト部分、それぞれにタオルなどを差し込んでおきましょう。

※ペーパーなどを詰める場合は、取り除くのを忘れない様に!

タオルを詰め込んでおく

詰め物をする時は、出来るだけこうした

大きなタオルや大きめのペーパーを差し込みましょう。

小さく丸めた紙ですと、中に入り込んで取り忘れて

しまう事がありますので注意して下さいね。

さて、今日は冒頭ではキャブレターの取り外しまで

行けないなんて言っていましたが、なんだかんだ言って

キャブレターまで無事に取り外した所までご紹介できたので、

この続きはまた明日更新の記事でご紹介しますね!

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度を

お知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

16.0℃

今日はまたえらい冷え込みましたね。

暖房を付けねば夜は寒くてブログが書けません。

昨日から長袖へと衣替えしたとお伝えしましたが、

実は同時にネックウォーマーデビューも果たしました。

次に来るのは・・・・

紳士用肌着かっ!

そろそろヒートテック用意しよーっとw

あ、暖房付ける様になったら、店の加湿器も

フィルター明日洗浄しなくては。

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょうね☆

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コメント

  1. daisanji7@誤級整備士 より:

    キャブレターを取り出すのに色々と外さなければならなくて大変ですね。お疲れ様です。
    左側に引き出したみたいですが、上側からは取れないのですか?

    • centrumMC より:

      勤労感謝の日に労いの有り難いお言葉、ありがとうございますっ(`・ω・´)b

      二輪車の場合、自動車のように空間が広くないのでホリゾンタルキャブの場合は例外なく左右どちらかに引き出す必要があります。上側にはメインハーネスやその他ケーブル類、それにフレームが通っていることが殆どなので無理でしょうねぇ・・・。