【第2回】フュージョンのオイル漏れを修理してみよう!

ども。

下唇内側に2コ出来た口内炎が未だ

猛威を振るっております。

喋りにくい、飲食しにくい、歯磨きしにくい、

とにかく何も良い事なんてありません。ええ。

毎晩ケナログ塗ってんだけどなぁ・・・なかなか

治りが遅くてかなわんす。

で、昨日の記事で書いていたこの車両。

マジェスティ250C エンジン積み替え

ヤマハ マジェスティ250Cですな。

ブログはオヤスミします・・・と、記事を書いてUPしてから

エンジンの積み替え作業に取りかかりました。

開始時間は21:45。

日付が変わるまでにエンジン始動させる所が

目標でした。

タイムリミットまで2時間。

コンプレッサーを深夜まで使う事は出来ないので、

エアーツールを使える時間も限られています。ええ。

久し振りに本気です。

いや、いつも本気ですけど、今日はさらに

本気の本気なのです。

やるからには、その日のうちに何が何でも

目標を達成させましょう。

まぁでもその、本気の本気を出すと

弊害があるのですよ。弊害が。

眠い(・ω・)

今日はすこぶる眠い。

しこたま眠い。

気を抜くとまぶたが落下してきます。

いや、意識が飛びそうになって、

PCモニタを見ながらビクンビクンしますwww

では、時間ごとのマジェスティの

変化の様子をご紹介しましょう。

↓ この続きを読む ↓

初期状態は完組状態。

唯一取り外されている物と言えば、

右側のフロアボードぐらい。

本当に2時間程度でエンジンの積み替え

作業を終える事が出来るのでしょうか?

開始時刻の21:45から、約40分後の

状態がこちら。

22:25頃

40分でエンジンの取外しまで完了です。

もちろん、1人です。

店内にはエンジンを分解する状況を

脇からずーーーっと見ている人物が一人。

てんちょさんw

手伝いましょうか・・・?

 

一人で出来るもん!(笑)

終始お手伝い無しで1人作業をもくもくと

こなしていきます。

40分で外装の分解から、エンジンの取外しまで

来れたと言う事は・・・・イケる!

日付が変わるまでにエンジンの始動までイケる!

そう確信しました。

そして、約30分後の23:08頃。

23:08頃

新しいエンジンの組付け作業が終わりました♪

右側のエンジンカバーが 、メッキからシルバー色に

変わっているのがお分かりでしょうか。

エンジンカバーはガスケットを準備していないので、

今回はそのままでOKって事です。

まだここから、リヤホイールも新旧入替えねばなりません。

残り約1時間・・・エンジン始動までたどり着くのか。

そして、23:42頃のマジェスティ250Cがこちら。

23:42エンジン換装完了

  換・装・完・了

エンジンオイルも入れたし、水回りはエア抜き作業は

まだですが、入れられる分は入れましたので、

エンジンを始動してチェック。

して、気になるエンジンの状況は・・・。

調子よろしい♡

ヤフオクで買ってきたエンジンらしいので、

ちょっと素性が怪しかったのですが良かった。

作業も無事に日付が変わるまでに

エンジン始動までの目標が達成出来てなにより。

久し振りに超特急でエンジンの積み替えをしたので、

あちこち痛くて痛くて。

エンジンの積み替えなんて、我々ショップでも

そんなに慣れるほど数はこなさないので

久し振りにやるとわりと疲れます。ええ。

かといって、ゆっくりまったり

やるような作業でも無いですが。

で、無事に今日車両をお渡しして

めでたしめでたしなのです♪

これでフェリーに乗せてお客様の元へと

お送りする事ができますね。

はぁ、眠たいw

では、睡魔と戦いながらビクンビクンしつつ

今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

24.4℃

晴れ時々曇り

晴れ時々曇り!

~06時:0% ~12時:0%

~18時:0% ~24時:0%

明日の大阪の天気は、高気圧に覆われて

概ね晴れる予報です。

明後日日曜日から火曜日頃に掛けては、

台風の影響で天気が崩れる予報が出ています。

しばらくはスッキリと晴れる日を

拝めそうにありませんので、たっぷり満喫しましょう♪

では、本日の本題です。

先日からご紹介している

フュージョンのオイル漏れを修理してみよう!

ですが、今日は第2回目となります。

第1回目の記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【第1回】フュージョンのオイル漏れを修理してみよう!

さて、前回までは確か

チョコレート色の冷却水

冷却水を抜き取ったら、チョコレート色の

クーラントが出てきたって所まででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきます。

次はシリンダーからウォーターポンプへと

繋がっているホースも取り外しましょう。

ホースを取り外した

次にエンジンカバー、シリンダーヘッド、

クランクケースへと繋がっている1本の

オイルラインを取り外す作業を進めます。

まずはエンジンカバー部のバンジョーボルトを

取り外してっと。

エンジンカバー部のバンジョーボルト

ウォーターポンプ部分に、ステーが

固定されているのでボルトを取り外しましょう。

ステーの固定ボルト

次はエンジン底部から覗き込んで、少々

狭くて作業しにくい位置にオイルラインが入ってます。

セルモーターのすぐ真下のここにあります。

セルモーターのすぐ下に

取り外すのは狭くても窮屈でも、

ちょっと頑張れば外せるのですがね、

取り付ける時が大変です。

オイルラインってば、金属製の配管だから

どの順番で取り付けていっても、

多少の歪みがあるのです。

その歪みのせいでボルトがすこぶる入れにくく、

尚且つ、この狭くて窮屈な場所って・・・。

取付時には覚悟しましょうw

オイルライン最後です。

シリンダーヘッドへと接続されている

オイルラインのバンジョーボルトを取り外します。

シリンダーヘッドのオイルライン

シリンダーヘッド部のバンジョーボルトを取り外すと、

ぐねぐねと複雑に曲げられた

オイルラインを取り外せます。

取り外す際、オイルラインを曲げたりしないように

注意して取り外してくるように。

オイルラインを取り外した

さぁいよいよ今回のオイル漏れの原因と

思しき本丸へと突入しましょうか。

エンジンカバー

カバーを取り外した際に

抜き取れなかったエンジンオイルが出てくるので

予めオイル受けを準備しておいてから、

カバーの固定ボルトを全て取り外しましょう。

ボルトを緩める

ボルトを取外し終えたら、カバーを取り外す前に

ジェネレータ配線などを車体から取り外して

おくのをお忘れ無く。

配線を取り外しておく

あと、エンジンカバー右上奥に

圧抜き用のホースが差し込まれていますので、

圧抜き用ホース

このホースも忘れずに予め

抜き取っておいてくださいね。

準備が出来たら、プラスティックハンマーで

カバーを少しポクポクと叩きながら

カバーを手前に引いてきます。

プラスティックハンマーで叩く

バリっ!とか、パキッという乾いた音と共に

カバーが浮いてきますので、あとは手前に引いて

カバーを取り外すだけ。

エンジンカバーを取り外した

カバーが外れてきました。

どれどれ・・・

ふむふむ・・・

あららららw

やはりオイル漏れはこのカバーが原因でしたか。

オイルが噴出していた場所のガスケットを

見てみるとこんな風になっています。

ガスケット部

思いっきりガスケットが完全にズレてます。

そりゃこれだけ合せ面の部分からズレてりゃ、

エンジンとカバーに隙間が出来て

内圧が掛かったエンジンオイルが吹き出しますわ。

ってか、なんでこんな事なってんだw

普通、毎回新品のガスケットに交換して、

ちゃんとした手順で交換すればこうはならんのに。

別の角度からも見てみましょうか。

ガスケットがグチャグチャに

穴位置がズレてて全くガスケットの役目を

果たせる位置にありません。ええ。

組み付け時には、こういう事も十分起きる可能性

があると言う事を理解して、失敗しないように

組み付けする事を心がけましょう。

今回のこのカバーに関しては、作業に

不慣れな人がやった作業なのか、

ガスケットの使い回しでこんな事になったのか、

それは分かりませんが、エンジンカバーのクラックや、

クランクケースのクラックなどでは無く一安心。

エンジン側の状態

原因がハッキリとしたのでスッキリ

しました~♪

エンジンカバーを組み付ける際は、

フライホイールの磁力によってカバーが

かなりの力で引き寄せられるため、

つい勢いでそのままガシャン!とカバーを

付けてしまう事があるかも知れません。

それは絶対にやめてください。

ガスケットが規定の位置からズレてしまう可能性が

非常に高く、いくらダウエルピンでエンジン側に

ぴったりと引っ掛かっているとは言え、

衝撃によってガスケットがズレてしまうのは必然です。

カバー組み付け時には、エンジンとカバーの間に指を入れ、

マグネットの力で引き付けられるのを

しっかりと抑制しつつ、ガスケットがズレないように

細心の注意を払いながらカバーを取り付けてください。

ブログでは写真1枚でカバー取付完了!とか書いているので

わりと簡単に出来てしまうように見えているかも知れません。

作業経験者の方なら分かって頂けると思いますが、

活字では全てをお伝えする事が難しいのです。

力の入れ具合、指の位置、指の動き、カバーの持って行き方、

色々な場所に色々な経験が生かされているのです。

これを全て活字で説明する事は困難で有ると言う事は

ご理解ください。

ブログで見ているのと、実際に作業しているのとでは

大きな隔たりがあります。

場数をこなして頭では無く、体で覚えなくてはいけないような

事も沢山あると言う事を少しでもご理解頂けると幸いです。

最後はなんだかくどくなりましたが、

今日はここまでにして、この続きはまた明日の更新で

ご紹介しますのでお楽しみにね♪

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度を

お知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

22.2℃

今日はとにかく眠い。

睡魔の猛威がはんぱねぇです。

事務仕事もぱぱぱぱっぱっぱ!と

済ませて早めに帰宅します。

あーねむ。

ではまた明日も元気にお目に掛かりましょう☆

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