【後編】ドラッグスター250のブレーキパッドとブレーキディスクを交換してみよう!

ども。

先日お客様からのヘルプ要請で引き取りに

行ってきたスクーター。

引き取って来たスクーター

ホンダ ジョルノクレアですな。

作業前にこうして全ての車両を写真撮影して

いるわけじゃ無いんですがね、

こうして写真を撮影する車両ってば

たいていなんか有る。

って事なんですよね。

修理内容はほんっと大した事ないんですよ。

写真撮って記事にすることも無いし。

この写真1枚じゃ何が何やら分からんですよね?

入庫する事になった直接の原因ってのは

パンクっていうか、バーストっていうか、

千切れたって感じ?w

剥がれたって感じ?w

安価なタイヤほどこういう事例が多くって

困ります。ええ。

そりゃユーザー側も交換時期を守らずに

使い切ろうとするからこういう事態を

招いてしまうってのも原因の1つですが。。

で、一体タイヤがどうなって

しまっていたかというと・・・

↓ この続きを読む ↓

タイヤの状況を分かりやすくお伝えするために、

リヤホイールを既に取り外した状態でどうぞ。

タイヤが千切れてる

ん?

どこどこ?

なになに?

ほらココ。

トレッド面が剥離

!!!!!

トレッド面が剥離しかけています。ええ。

MAXXISのタイヤがいくら知名度が上がって

クオリティが良くなったと言われてても、

ユーザーの扱いが多少荒かったとしても、

こんな風にトレッド面が剥離してしまうのは

イケませんなぁ。

大手メーカーのタイヤですとこんな風に

剥離寸前になっているタイヤなんて、未だかつて

見た事がありません。ええ。

※一部リコールとなったタイヤは除く

安価なタイヤは摩耗が進んだ状態で使用し続けると、

こんな事が発生するんですよ!とだけ言えるのではなく、

使用過程に於いてもこういう事例が多々

見受けられるのが怖い所で有ります。

安価なタイヤをチョイスする場合、リスクを

しっかりと熟知した上でお願いしますね。

安価なタイヤでも、大手メーカーのタイヤでも、

工賃は同じです

無駄にならない良い買い物をしましょう。

決して安価なタイヤを否定するものでは無く、

用途や使用頻度に応じた選定が必要だと言う事です。

もちろん、当店でもお客様からのご依頼があれば

安価な無名メーカーのタイヤを選定する事もあります。

それは、全てお客様からのご要望をお伺いし、

使用頻度や用途、そしてリスクについてもご説明し

十分に納得して頂いた上での選定なのです。

ただ安いからというだけの理由で

タイヤを選ぶ際は十分にご注意くださいね♪

あっそうだ、今日お客さんにまたお土産

頂きましたよ~~う♪

奈良県に行ってきたそうでコチラを頂きました。

わらび餅

南都名菓わらび餅っすなぁ♪

私も奈良県フェチなので奈良公園によく行きますが、

大仏殿前の商店街ってか土産物屋では

見掛けた事無いなぁ・・・と思って。

んでブログ書き始めてお腹も空いてきたので、

さっそく開封っと♪

わらび餅

このわらび餅はね、絶対に冷蔵庫に入れて保管しちゃ

ダメだぞーって書いてありましたので常温保存。

常温ってぬるーい感じで美味しさ

半減しそうな雰囲気ですが大丈夫でしょうか。。

外箱は輪ゴムで止まっているだけで、中を開けると

薄い保護シート1枚でわらび餅が守られているだけ。

わらび餅の中身

おおおおぉぉぉっ。

うんまそw

見るからにふわっふわです。

箱を揺するとぷるぷるしてるしw

付属のきなこをタップリ掛けて

頂きまーす♪

わらび餅を食す

・・・・・・。

とろけるw

ふわっふわ通り越して、ふわとろ?

とろふわ?どっちでもいいやw

とにかく、ぷるぷるよりはトロトロが近い。

口に入れると舌に絡みつく様な粘りけと、

溶ける様な舌触り。

この食感とか舌触りを残すために、

冷蔵によって多少でも固くなるのを避けてと

そういう事なのですね。

でもね、ほんとちょっと残念です。

甘さも控えめだし、食感も抜群なのに・・・なのに・・・

ぬるぽ!!

んまぁ~生温い事。

出来れば、食べる直前にササッと氷水に

一度くぐらせてから食べるのがベストっぽい。

いや、氷水にくぐらせるのを一度試して、

イマイチだったら外気に晒して冷やすぐらいかな?

あの食感が無くなるのは惜しいっす。

ぜひ奈良に行った際にはお買い求め下さいまし。

いやぁ~それにしても、この時間に1人で

1箱食べきるとちょっと辛いっす。

胃がぱんっぱん。

それにコーラも飲んでるから胃が膨らみすぎて

晩ご飯を入れる隙間があるのかどうか

自分でも心配になってきました。ええ。

記事をしっかり書いてお腹減らさねば。うんうん。

では、今日もいつもの開店時の

TODAYのグリップ表面温度と、明日の大阪の

天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

27.2℃

晴れ時々曇り

晴れ時々曇り!

~06時:10% ~12時:0%

~18時:0% ~24時:0%

明日の大阪の天気は、日本海に中心を持つ

高気圧に覆われるため、概ね晴れる予報です。

降水確率も低く雨具の準備は不用でしょう。

それでは本日の本題です。

先日からご紹介している

ドラッグスター250のブレーキパッドとブレーキディスクを交換してみよう!

ですが、今日は後編の最終回となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【前編】ドラッグスター250のブレーキパッドとブレーキディスクを交換してみよう!

【中編】ドラッグスター250のブレーキパッドとブレーキディスクを交換してみよう!

さて、前回までは確か

カバーを取り付ける

ブレーキディスクの交換が終わって、

フロントホイールの取付け作業が終わった所まででしたね。

今日はこの続きを最後までご紹介していきます。

今日はブレーキパッドの交換作業をご紹介しましょう。

予め取り外してあるブレーキキャリパーから

キャリパーサポート部分だけをスライドさせて

取り外しましょう。

途中、ブレーキパッドが引っ掛かる事が

ありますので、引っ掛からない様にブレーキパッドの

位置を調整しながら取り外しましょう。

キャリパーサポートを取り外した

キャリパーサポートを取り外したら、

ブレーキパッドも自然と外れますので

ブレーキパッドを取り外してどれぐらい

摩耗しているか確認してみましょう。

摩耗したブレーキパッド

うぬぅ・・・・こりゃもう摩耗ってレベルじゃ無い。

むしろ研磨レベルです。ええ。

ブレーキディスクもそりゃ凸凹になりますわ。

もうちょっと早く気が付いて欲しかったですね。うん。

次はもう大丈夫でしょうけど。

オーナーさんも十分に理解してくれたようですし、

定期的にご来店頂く様に釘を刺しておきましたし♪

んでこれが取り外したキャリパーサポートですな。

取り外したキャリパーサポート

ブレーキダストが大量に付着して

真っ黒に汚れてますな。

ブレーキパッド交換と合わせて、こちらも

キレイに清掃しておきましょう。

まずはブーツ部分を取り外して、パーツクリーナーと

綿棒を使用して内外共に掃除しておきましょう。

ブーツを掃除する

掃除が終わったブーツ内部にシリコングリスを

薄く塗り込んでおきましょう。

中に入れるというよりも、入口付近に膜を張る様に

グリスを塗るって感じでしょうかね。

あんまりブーツ内部にグリスを入れすぎると、

スライドピンが動かなくなってしまいますので注意が必要です。

シリコングリスを塗っておく

キャリパーサポート本体は、金具を取り外してから

洗剤を使用して水洗いし、金具は真鍮ブラシなどで磨いて

表面の汚れを落としておきましょう。

んでこれがキレイになったキャリパーサポートですね♪

キレイになったキャリパーサポート

いやぁ~美しい。

さっきまでのグッスグスのキャリパーサポートが

嘘の様です。はい。

続いてブレーキキャリパー本体の清掃作業に

移りましょう。

これが清掃前の汚れたブレーキキャリパーですね。

汚れたブレーキキャリパー

汚れたピストン部分を真鍮ブラシで磨いて

キレイにしていきます。

汚れが付いたままピストンを押し戻すと、ブレーキの引きずりの

原因となりますので絶対にやめましょう。

真鍮ブラシで磨く

表面部分を磨き終えたら、ピストンツールを使用して

ピストンを回して、ぐるっと全周磨き上げましょう。

ピストンツールで回す

ピストン全周を磨き終えたら、パーツクリーナーを使用して

しっかりと脱脂洗浄したら、清掃作業は完了です。

ピストンの清掃完了

これぐらい美しくなれば上出来です。ええ。

まぁ長年使用していればくすみが出るものですので、

なにもここまで金色の光を放つまで磨き上げる

必要は有りません。ええw

表面に汚れが付着して凹凸が無ければ良いのです。

キレイになったピストン全周に薄くシリコングリスを

塗ってっと。

シリコングリスを塗る

シリコングリスを塗ったら、ピストンを

ブレーキキャリパーに押し戻しましょう。

押し戻したら、ピストンツールを使用して

ピストンを回転させて、スムーズに回転する事を確認しましょう。

左右のピストンで動きに違いがある場合は、

必ず両方共に同じようにスムーズな

動きになる様にしましょう。

動きが渋い場合は、ブレーキレバーを何度か握って

ピストンを押し出し、表面の汚れを拭き取った後に

もう一度シリコングリスを塗ってから押し戻し、

さらにまたピストンツールで回転させて揉みほぐす・・・

これを繰り返す事で、軽度のブレーキ引きずり症状や、

ブレーキの効きが悪い症状は改善します。

当店ではブレーキパッドの交換時に、

このブレーキピストンの揉みほぐし作業

標準で実施しています。

量販店などではピストン表面の清掃はするとしても

揉みほぐし作業までは実施してくれませんから。

もちろん、オートバイショップ全てが当店と同じように

揉みほぐし作業まで含めたブレーキパッド交換を

実施しているとも言えませんが。

ピストンを押し戻したら、上部にある金具も取り外して

ブラシで磨きあげ、さらにブレーキキャリパー本体も

出来るだけブレーキダストをブラシで磨いて

清掃しておく様にしましょう。

これが清掃作業が完了した状態ですね。

清掃完了

これでブレーキキャリパーの準備も完了ですね。

あとはブレーキパッドをセットしていくだけです。

っと、その前にブレーキパッドの事前準備も

必要ですね。

今回使用するブレーキパッドはこちら。

RK製ブレーキパッド

RK製セミメタルブレーキパッドですな。

新品のブレーキパッドは、こんな風に

角が立っていて、ブレーキ鳴きの原因に

なる事が多いので、予め面取り作業が必要なのです。

全ての角をベルトサンダーを使用して

面取り作業を実施しておきます。

これが面取り作業後ですね。

角が立ってる

角が落ちていい感じです。

さらに、ブレーキディスクと最初に触れ合う部分の

角をさらに深く削り落としておく事によって、

ブレーキ鳴きを予防する事が出来ます。

角を落とす

面取り作業後はエアーブローして削りカスを

キレイに清掃しておいてから、

バックプレート部分に鳴き止めグリスを塗りましょう。

使用しているのは、ワコーズ製ブレーキプロテクターです。

バックプレートにグリス

これでブレーキパッドの準備も完了です。

予めブレーキキャリパー側のスライドピンに

シリコングリスを薄く塗っておいてから

スライドピンにグリス

ブレーキパッドを定位置に、向きを間違えずに

セットしてっと。

※向きについては先ほど研磨した部分を基準にして

ブレーキパッドをセットする

あとはキャリパーサポートを

スライドピンににゅるーっと差し込んでっと。

キャリパーサポートをセットする

あとはブレーキキャリパーを元通り

フロントフォークに固定してっと。

ブレーキキャリパーを取り付ける

ブレーキフルードの交換作業が無い場合は、

この時点でブレーキレバーをブレーキタッチが戻るまで

何度か操作したら、作業は完了です。

今回はブレーキフルードの交換作業も実施しました。

だって、こんなにも汚れているんですから。

汚れたブレーキフルード

真っ黒ですね。

ブリーダーを使用して、ブレーキキャリパー側から一気に

新しいブレーキフルードに入替えます。

※ブレーキフルードの入替を実施する場合は、

ピストンを押し戻した状態で実施する事。

汚れたブレーキフルードをブレーキキャリパー内部に

残さないための措置です。

んでこれがブレーキフルードの

交換後の状態ですね。

ブレーキフルード交換後

あぁ美しい♪

ブレーキフルードは初めはこんなにも

美しいんですから。

ブレーキフルードは、2年毎または

透明度が低くなってきたら交換しましょう。

さぁ~最後に洗車したら

お客様へのお返しの準備は完了です。

おぉっと、お渡し前に試乗してブレーキの

動作チェックは絶対に忘れない様にね♪

完成写真は無いので、以上で全ての作業は

完了です~!

今回も最後まで読んで頂き有り難う御座いました!

また明日からは別の作業をご紹介していきますので

応援宜しくお願いしますね。

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

23.8℃

明日は良い天気になりそうですね。

今日の天気はなんだかグズグズで、雲が多くて

雨がいつ降ってもおかしくない様な雲行きだったのに。

ま、結局降らなかったんですけどね。

あー店の中がぐちゃぐちゃです。

スクーターの駆動系を分解した部品が2台分やら、

クラッチを分解した部品類やら、

電装系を分解している部品やら、とにかく

作業を全て同時進行しているので

部品が多いのなんのって。

手、二本しかないんですけど。

明日も頑張って生産能力上げていきまーす♪

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

にほんブログ村 バイクブログ バイク 修理・整備へ

スポンサーリンク