【最終回】リトルカブにキタコ製ボアアップキットを組んでみよう!

ども。

今日は先週も同じようにお伝えしていますが、

木曜日のオークション(競り)で購入した車両が

珍しく珍しく、ほんと珍しく

車両到着

一番で到着!

ほんと珍しい。

でも、こうして朝一番で車両が到着するとね

仕事も捗るし全て予定調和でいい感じの1日になります。

到着して1日掛けて仕上がった車両は今日は2台です!

Gooバイクへの登録はこの記事が更新された後になります。

今回はビッグスクーター2機種を仕入れてみましたよ~っと。

まずはこちら。

キムコ エキサイティング

キムコ エキサイティング250ですな。

キムコと言えばグランドディンクシリーズが

知名度が高く知っておられる方も多いですが、

このエキサイティング250もなかなか良い車両ですよ。

フロア部分の広さはグランドディンクに軍配が上がりますが、

グランドディンクのあの独特の顔付きがどうも苦手で・・・って方も

多い中、このエキサイティングはどうです?

かなりヨーロピアンテイストが漂っていて、

丸みを帯びたグランドディンクに比べて、かなりシャープで

スタイリッシュな仕上がりですね。

価格も非常にお求めやすく設定しておりますので、

予算が少なくてお悩みの方もぜひ一度ご覧あれ♪

キムコのパーツは国産車両とほぼ同じ

配送レベルで純正部品が購入出来るので安心です。

では残るもう1台は何かというと・・・

もう1台はこちら。

ホンダ フュージョンX

ホンダ フュージョンXのノーマル車です!

以前は女性オーナーだったようで、フュージョンには珍しく

フルノーマル車両なのです。

これだけ完全フルノーマルで良いコンディションの

フュージョンXはなかなか出てきませんので、

様々な部品を取り付けて楽しむカスタムベースでも、

乗り心地はビッグスクーターの中でも一二を争うと言われている

フュージョンXをノーマルで通勤仕様車として使うかは

アナタ次第です。

ご契約時に併せてカスタムのご相談も承りますので

お気軽にご相談下さい♪

それにしても・・・ビッグスクーター系の外装を

ポリッシャーで磨いて仕上げ作業を行うんですけどね、

必ずこんな風に作業着にコンパウンドが飛んで来て

真っ白になってしまいます。

コンパウンドだらけに

ポリッシャーってば回転するんで、外装に塗ったコンパウンドが

びゅるるるる~って飛んで来て大惨事。

エプロンでも着ければこうはならないんでしょうけど。

まぁもうどうせ夕方で外に出歩かないんでいいんですけどw

それに作業着なので汚れてて当たり前かw

ピカピカに磨き上げてありますので、

ぜひともGooバイクを一度ご覧下さいね♪

では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

33.8℃

晴れのち曇り

晴れのち時々曇り!

~06時:0% ~12時:0%

~18時:10% ~24時:10%

明日の大阪の天気は高気圧に覆われて概ね

晴れるでしょう。

雨の心配も無さそうですので安心して

バイク通勤が出来そうですね♪

では今日の本題です。

先日からご紹介している

リトルカブにキタコ製ボアアップキットを組んでみよう!

ですが、今日は第3回目の最終回となります。

本当ならば全4回ぐらいで書く予定だったんですけどね、

写真の枚数的に今回が急遽最終回になりそうですw

でもどうだろw

今の時点ではタイトルは最終回にしていますけど、

もしかしたら少分割して第3回目となるかもです。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【第1回】リトルカブにキタコ製ボアアップきっとを組んでみよう!

【第2回】リトルカブにキタコ製ボアアップきっとを組んでみよう!

さて、前回までは確か・・・

シリンダーヘッドを洗浄する

シリンダーヘッドを洗浄して仕上げたところまでご紹介

しましたね。今日はこの続きをご紹介していきます。

これが今回組み込むボアアップキットですね。

第1回目の記事でご紹介しましたね。

キタコ製ライトボアアップキット

キタコ製 ライトボアアップキットですね。

付属の説明書を見ながら、ピストンにまずは

ピストンリングを組み付けましょう。

ピストンリングを組み付ける

トップリング、セカンドリング、オイルリング、それぞれ

順番や表裏を間違えない様にしっかりと説明書を

見ながら取り付けましょう。

また、ピストンリングの合口も位置が決められていますので

これも説明書を見ながらしっかりと合わせておきましょう。

※シリンダー取付時に再度確認しますが

これは余談ですが、シリンダー内系が使用によって

摩耗が進行していて、交換できるシリンダーが

既に絶版になっているなどの場合、

このピストンリングの合口をIN側に向けることによって、

オイル上がりを少しだけ抑制することが出来るんですよ。

※潤滑性能もやや落ちますのでオススメできませんがw

次は予めピストンピンを抜けない様固定している

サークリップを片側だけ先に取り付けておきましょう。

サークリップを取り付ける

ピストンの準備が出来たら、ピストンの向きを

間違えない様にコンロッドにセットしてっと。

ピストンをセットする

あ、今回のボアアップキットの場合、

ピストンの向きはピストンヘッドの矢印がエキゾースト側を

向く様に取り付けましょう。

メーカーやブランドによっては、INと刻印されている

ピストンもありますのでお間違えなき様。

説明書にしっかりと目を通しておきましょうね。

ピストンピンを入れてコンロッドにピストンを固定したら、

最後に残る1本のサークリップを入れて固定します。

サークリップを取り付ける

ピストンリング合口の位置もこの時点で

最終チェックしておいて下さい。

ピストンピンを取り付ける際などにズレていることが多いので。

では次はシリンダーを取り付けて行きます。

予めシリンダー内壁にエンジンオイルを塗っておきましょう。

シリンダー内にオイルを散布

スタッドボルトに予めベースガスケットを通してから、

カムチェーンをシリンダー側に入れつつ、

シリンダーをゆっくりと沈めていきつつ、ピストンリングを

ずらさない様にうまく指先でピストンリングを縮めながら

シリンダーにピストンを入れて行きましょう。

つつ、つつばっかり同時にやることが多いですが

ファイット-!です(*´艸`)

シリンダーを取り付ける

シリンダーをゆっくりと最後までクランクケースに密着するまで

入れて行くと、先ほどシリンダー内壁に塗ったエンジンオイルを

ピストンがかきあげてきますので、タオルなどで吸い取っておきましょう。

オイルを拭き取る

カムチェーンを引き揚げ忘れていたという方は、

ここで細長いラジオペンチなどを使用して

カムチェーンをクランクケース内部から引き出しておきましょう。

あ、クランクシャフトにしっかりとカムチェーンが

掛かっているのは確認しておくこと。

これ大事。

※そもそも掛かっていなければ、バルブタイミングが

合わせられないので気が付くと思いますが

シリンダーの取付けが終わったら、シリンダー内部に

カムチェーンのガイドローラーを取り付けましょう。

こんな風にチェーンを広げつつ、ローラーをゆっくりと

入れていってっと。

ガイドローラーを取り付ける

ガイドローラーを入れたらボルトでしっかりと

固定しておきましょう。

また、併せてシリンダー底部とクランクケースの

固定ボルト入れてシリンダーを仮固定しておきましょう。

※浮かない程度の仮固定

続いてシリンダーヘッドを取り付けて行きましょう。

まずはベースガスケットをスタッドボルトに通して、

付属のOリングを位置を間違えない様にセット。

ガスケットとOリングをセット

予め洗浄しておいたシリンダーヘッドにカムシャフトを入れてから

シリンダーヘッドをスタッドボルトに通していきましょう。

カムチェーンもシリンダーヘッド側に持ち上げておくのを

お忘れ無く。

また、フライホイールのTマークがケース側の

合わせマークと合っているのを確認して、

合わせマークの確認

カムチェーンにカムスプロケットを取り付けましょう。

シリンダーヘッドを組み付けた

ピストンが上死点にあるとき、カムスプロケットと

シリンダーヘッドのけがき(合わせマーク)が

こんな風にピッタリと合っている様に合わせましょう。

バルブタイミングの合わせマーク

1コマでもバルブタイミングがズレていると、エンジンを破損してしまい

大きな出費となりますのでご注意ください。

必ずフライホイールのTマークを合わせた状態で、

シリンダーヘッドとカムスプロケットの合わせマークを合わせましょう。

バルブタイミングがしっかり合わせ終わったら、各部

締め付けを実施しましょう。

シリンダーヘッドの固定ナットは、対角線上に固定していき

シリンダーとの合わせ部分のボルトも忘れずに

均等にシリンダーヘッドのナットと併せて締め付けましょう。

締め付けトルクは説明書を見ながら設定しましょう。

ちょっと作業が随分と進んでしまった写真になってしまいますが

これが締め付け作業完了後ですね。

締め付け作業完了

締め付け完了後は、バルブタイミングの確認のために

必ず手作業でフライホイールを2回転以上させて、

バルブタイミングにズレが無いかチェックすること。

いくら自信があっても、いきなりキックペダルを

踏んだりしない様に。

手慣れた作業でも確認は必要です。

フライホイールを回転させた時点で、バルブタイミングが

ズレていて、ピストンとバルブが接触しようとも

影響も殆どありませんし、タイミングを合わせ直せば

問題ありませんから。

必ずシリンダーヘッドを分解、カムチェーンの取り外し作業を

実施した際は、手で一度回して確認する習慣を付けましょう。

キャブレターや周辺パーツを取り付けて行く前に、

予めタペットカバーを開けて、シリンダーヘッド内部に

エンジンオイルを散布しておきましょう。

こうすることで、始動時のカジリなどを防止することが出来ます。

洗浄完了後のシリンダーヘッドは油脂類が全く

無い状態になっていますので、必ずエンジンオイルの散布をしておくように。

エンジンオイルを散布

エンジンオイルの散布が終わったら、

キャブレター等の周辺パーツを取付けてっと。

キャブレターを取り付けた

いよいよ始動の時です。

ガソリンを通してキックペダルを数回踏んで始動!

プルルルルルルルルルルルッ

掛かった当初はシリンダー内部に散布したオイルなどが

燃えるため、白煙が少々でてアイドリングが不安定ですが、

暫くすると白煙も消えてアイドリングも安定です。

ピストンの当たりが出るまでしばらくは全開走行を控え、

様子を見ながら徐々に慣らして行けば良いでしょう。

白煙も消えてアイドリングも安定してしばらくしたら、

ガステスターを挿入して排気ガスのチェックです。

排気ガスのチェック

若干、λ(ラムダ)がリッチだと教えてくれていますが、

概ねこの位ならばOKでしょう。

ほぼ完全燃焼に近い燃焼効率になっていますので。

※HCの値が少し高いですけど

で、後日試乗した結果ですが、

低中速のトルクが出て実に発進と加速がやりやすくなりました。

非力で坂道も登りづらかったカブが、今は気持ち良くグングン

坂道も登ってくれます♪

あ、ボアアップした際は各市町村役場への

排気量変更届を出して、ナンバープレートを黄色に変えましょうね。

50cc(原付)のままでの排気量アップ運用は違法です。

ご注意ください。

さて、これにてボアアップキットの組み付け作業は完了ですが、

ちょっと細かい部分の手順を端折っている部分もありますので、

あくまで当ブログの内容は説明書の補足として考えて下さい。

詳細な作業については、説明書の指示に従うか

サービスマニュアルを参考に作業を実施すること。

なお、エンジン内部の重要部品を分解することになりますので

組み付け手順を誤ったりすると、エンジンがあっという間に

ご臨終する事もあります。

作業に慣れていない方は、お近くのショップなどに依頼されることを

強くオススメ致します。はい。

当ブログの内容に追記が必要な事柄、誤字、脱字などがあれば

お気軽にコメント欄かお問い合わせフォームよりご連絡下さい。

出来るだけ迅速に対処致します。

また、作業について不明な点なども同時に受け付けておりますので

匿名でも結構ですのでどんどんコメントをお寄せ下さいませ♪

今回も最後まで読んで頂き有り難う御座いました。

じゃ今日の作業はここまで~~~~っと♪

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

31.6℃

昨日の夜も随分涼しかったですが、

今晩も涼しくて寝苦しい夜から解放されそうです。

そういや昨日はエアコン無しでちょっと朝晩で

肌寒かったぐらいでしたもんね。

こんな時に体調を崩したりするんでしょうな。

お腹冷やさない様にご注意を。

※私は今現在ぶっ壊れてギュルギュル言ってますけどw

次回更新は、定休日明けの水曜日となりますので

また元気に水曜日にお目に掛かりましょう~☆

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コメント

  1. MH より:

    参考になりました。
    先日 リトルカブ50にてスピード違反で捕まりました。
    スピードメーターは確認していませんでしたが19kmオーバーとのこと。
    やはりボアアップ→60km/hを合法化させるしかない。
    ありがとーございました。

    • こんにちは。
      場所によっては30kmで走行していると
      危険な道路(特に幹線道路など)は気が付けば
      60km出ていたりすることもありますからね。

      ボアアップして二種登録するのが一番
      ベターですよね♪

      作業の参考になれば幸いです(・∀・)