【第4回】VRX400ロードスターのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ども。

月曜日はブログ更新のお休みを頂き有り難う御座いました。

色々と作業が長引いてしまって。

で、月曜日の夜で翌日は定休日って事で

ゴソゴソと何をしていたかというと・・・・

竹弓造り

いつもの竹弓造りですww

青竹を4つ割にしたものからまずは竹籤(たけひご)

作っていかねばなりません。

って言っても、木材の加工機も無いし刃物も無い。

せめて、小刀(切り出し)だけでもあれば作業は捗るのですがね。

いや、無いと作業が進みません。ええ。

って事で、店の中にある鉄板から片刃の切り出しを

まずは作りました。

歯付けにはバイク屋らしく、オイルストーンを使用して

鉄板をシャーコシャーコ音を立てながら研いで、

片刃の切り出し完成っと♪

自家製の切り出し

どう?

こんな付け焼き刃でまともに出来るんだか・・・・

フッフッフッフッフッフ・・・・・(*´艸`)

↓ この続きを読む ↓

竹ってのは扱いが大変でね、素手で作業していると

あちこち棘が刺さってしまうので、手袋を付けて作業します。

バイクの整備作業では全く手袋付けないのにw

ヒゴを造る

作った切り出しで竹をゴリゴリ削ってヒゴを造っていきます。

元は4つ割にしただけの竹なので

こういう状態ですね。

ヒゴになる前

節も含めて切り出しを使用してカンナを掛けるように

ザザーザザーッと削り取っていきます。

厚みも均一に揃えないといけないので大変です。

元の竹 元の竹

切り出しが1つあるだけで作業も捗る捗る♪

でもね、どんなに頑張っても一晩で一枚半仕上げたら

手が痛くて限界です。

これを四枚作らねばならんので先は長いですw

大人の夏休みの工作は奥が深い・・・・w

見る見るうちに作業場がこんな状態に。

竹だらけの店内

もちろん全身竹カスだらけです。

いやぁ~でも楽しいw

一心不乱に竹を削るの凄い楽しい。

そして、知り合いから素晴らしい情報入手。

『膠(ニカワ)あるっすよ♪』

えwwwww

弓が作れるやんww』

合成接着剤使用:竹弓

ニカワ使用:和弓

大人の夏休みの工作はまだまだ先が長くなりそうです。ええ。

乞うご期待!!!

※弓形を作るのが最も難しそう・・・・

で、今日スクーターの整備をしているとね、バッテリー周辺に

蜘蛛の巣が張っていたんですよ。

朝はただの蜘蛛の巣だったのに、数時間後に見てみると

蜘蛛の子が孵化してドッサリwwwww

 『うぎゃああああああっ!!』

水で流しても残党までは処理出来そうに無いので、

炎の力を借りて焼却処分っと。

そして親蜘蛛を取り出してみて驚きビックリ!

セアカゴケグモ

数年前に大発生した危険な毒蜘蛛!!

その名も セアカゴケグモ

映像では見たことがありましたが、こうして実際に目の当たりに

したのは初めてですね。

孵化したばかりの子蜘蛛も含め焼却処理して良かった。うん。

お客様が毒蜘蛛に刺されるとか辛いですし。

この親蜘蛛はこの後、焼却炉で完全に炭になって貰いましたので

お腹の中から子蜘蛛が出てくる心配も皆無って事で

一件落着でございます。

※入念にチェックして一族郎党全てを灰にしたのでご安心を

では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

23.4℃

晴れ時々曇り

晴れ時々曇り!

~06時:10% ~12時:0%

~18時:20% ~24時:20%

明日の大阪の天気は高気圧に覆われるため、南部を中心に

晴れる見込みですが、午後からは大気の状態が不安定になるようで

雨や雷雨となるところがある様です。

本格的な梅雨空は今週一杯続きそうですね。

急な天候の変化もある時期なので十分にご注意を。

では今日の本題です。

先日からご紹介している

VRX400ロードスターのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ですが、今日は第4回目となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【第1回】VRX400ロードスターのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第2回】VRX400ロードスターのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第3回】VRX400ロードスターのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

さて、前回まではたしか

ラバースカートの穴開き

バキュームピストンのラバースカートに穴が開いていたのを

発見したところまででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきましょう。

ここからはキャブレターのオーバーホール作業となります。

では途中からになりますが作業開始です。

まずは先ほど出てきたバキュームピストンから

予めジェットニードルを取り外しておきます。

ジェットニードルを取り外す

次はフロートチャンバーを開けていきましょう。

ボルトが舐めやすいので注意してボルトを緩めましょう。

フロートチャンバーを開ける

フロートチャンバーを開けた状態がこちらですね。

スロージェットが欠けているとご説明した際にも

見ているのでもう分かっていると思いますが。

キャブレターの中

反対側も同じようにフロートチャンバーを開きましょう。

フロートチャンバーを取り外した

フロートチャンバー内部の状態はこんな感じですね。

せめてOリング部分の古いボンドは取っておいて欲しかったですね。

フロートチャンバー内部

次にフロートとフロートバルブを取り外しましょう。

フロートを取り外した

取り外したフロートとフロートバルブ、そして後ほど取り外す

バルブシートは必ず1セットずつばらけてしまわないように

保管しておきましょう。

バルブシートは10mmのT型レンチなどで緩めてから

取り外していきましょう。

バルブシートを取り外す

バルブシートを取り外したら、次はメインジェットを取り外しましょう。

メインジェットを取り外す

続いて7mmのメガネレンチを使用して

メインジェットホルダーを取り外します。

メインジェットホルダーを取り外す

続いてスロージェットの取り外しです。

こちら側のスロージェットは欠けていないので楽に

取り外すことが出来ます。

スロージェットを取り外す

もう1方のスロージェットは先端部が欠けているので、

マイナスドライバーを掛けることが出来ません。

なので、エキストラクターを使用して取り外します。

エキストラクターで取り外す

そしてこれが取り外し終えたジェット類ですね。

とてもオーバーホールしたとは思えない状態です。

取り外したジェット類

続いてパイロットスクリューを取り外しましょう。

パイロットスクリューを取り外す

反対側も同じ場所にありますので取り外しておきましょう。

後ほど、規定の戻し回転数にセットし直しますので

特別なセッティングをしていない場合は、現在の戻し回転数を

記録しておく必要は有りません。

次にキャブレタークリーナーへの浸け込み時に

邪魔になるスロットルケーブルホルダーを取り外しておきます。

ケーブルホルダーを取り外す

次はエアーカットバルブを取り外していきましょう。

エアーカットバルブの固定ボルト部の一方には

エアベントチューブの取り出し口を押さえているステーが

有りますので取付時に忘れない様にしましょう。

ボルトを取り外す

反対側の残るボルトを取り外す際は、

内部のスプリングの張力が強くフタに掛かっていますので、

必ず指で押さえたままでボルトを取り外すように。

フタを取り外す

フタを取り外したら、スプリング、楕円形のOリング、エアーカットバルブの

3点を取り外しましょう。

取り外したエアーカットバルブ

エアーベントチューブの取り出し口も外しておきましょう。

取り出し口を取り外す

今回はさらに分解作業を進めます。

※通常はここまであまり分解しませんが

キャブレター左右を連結しているボルトを取り外します。

連結ボルトを取り外す

ボルトを完全に取り外す前に、同調調整用のボルトを

緩めておきましょう。

同調調整用ボルト

連結ボルトを取り外してキャブレター左右を分解します。

キャブレター左右を分解すると、同調調整用ボルト部に入っている

スプリングが抜けて落ちますので、無くさない様に注意しましょう。

キャブレターを分解した

左右のキャブレターを連結していた部分、つまり

リンケージ部分もかなり腐食と汚れが溜まっています。

リンケージ部 リンケージ部

スプリングについては浸け込み時に不要なので

取り外しておきましょう。

さて、これでキャブレターの分解作業は完了です。

キャブレタークリーナに浸け込む前に、ジェット類と

キャブレター側の経路内部の疎通確認を予め実施しておきましょう。

疎通確認

よく閉塞してしまっているチョーク用経路ですが、

閉塞はしていないものの、スプレータイプのキャブレタークリーナーを

使用して噴射すると、緑色の液体が出てきました。

この他の経路については疎通の確認を実施しましたが、

特に異常も見当たりませんでした。ええ。

この状態でキャブレタークリーナーに浸け込んで、

半日から1日程度浸け込んでおきましょう。

さて、今日はキャブレターの浸け込みまでご紹介しましたので、

この続きはまた明日更新の記事でご紹介しますのでお楽しみにね♪

じゃ、今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

19.2℃

今日は雨が降ったり止んだりで、1日曇り空だったので

少々肌寒いですね。

まぁこうしてブログを書いている間に雨も

止んでくれたので、カッパ着て帰らずに済みそうで何より。

明日はなんとか雨も無く晴れ間が見えそうですが

午後からは油断できないですね。

この季節は雨具が手放せません。ええ。

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

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コメント

  1. 匿名 より:

    今日TODAYAF67でドレンボルトからオイル漏れと相談した○○と申します。
    休みの日に持って行こうと検討しています。
    ブログにてプーリーを交換されてますが、同時作業は
    可能ですか?総額どれくらいなるかまた教えてください。
    ドレンは2万覚悟してます。痛い授業料になりますが、
    また連絡させて頂きます。こちら、大阪市大正区からです。

    すみません、HPから送信出来なかったので、こちらから送信しました。

    ※一部こちらで修正致しました

    • centrumMC より:

      こんにちは。
      今日はお電話有り難う御座いました。

      プーリー交換ですが、全く同様の仕様での組み込みであれば
      工賃、部品代込みで12,000円程度です。
      ドレンボルトの修理見込みが立ってから、部品の手配を
      行いますので納期は多少掛かりますので、その点はご注意願います。
      ※部品の納期も現時点ではわかりません

      ご検討いただきご入庫日が決まりましたらお知らせ
      頂ければと思います。