【第3回】グラストラッカービッグボーイのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ども。

昨日のブログ冒頭で書いていた、

お客様よりご依頼頂いていた希望ナンバーですが・・・

朝から陸運局に番号変更の書類を提出して待つこと6時間。

良いナンバープレート

8000番を取得できました~♪

ゾロ目じゃありませんけどね、8000ってのも

キリ番なんでそんなに悪くないですよね。うんうん。

で、その後お客様より電話がありましてですね、

急遽引取に行くことにさせて頂きました。

向かった先は和歌山県橋本市。

えーっと、和歌山県橋本市といえば母方の親戚が

密集している地域で、私も幼少期に伯父(亡くなりましたが)、

叔母に大変お世話になっているのです。

いわば幼少期の思い出が沢山詰まった故郷なのです。

でしかも、車両の引取先から車で2分下ると伯母宅ww

近けぇwww

もちろん行く前から分かっていましたが

なので、車両積み込み後は伯母宅へ

4~5年ぶりに顔を出してきました。

昔は大きな倉庫だった場所が、いつしか麦畑に

なっていたりでちょっと驚き。

麦畑と軽トラック

いや、ってか麦畑を見たのは初めてかもw

※麦だと勝手に思い込んでいるだけだったらゴメンネw

↓ この続きを読む ↓

数年ぶりに顔を出しましたが、伯母も元気そうで何より。

いとこのお姉ちゃんもちょうど仕事から帰ってきて、

開口一番言っちゃいましたw

『おぉぅぷっw 肥えたねぇw』

『ゆー(あだ名ね)も痩せたなぁw』

数年ぶりでしたが、こんな他愛も無い会話もしつつ、

手短に近況報告もしてきました。

伯母さんもお姉ちゃんも元気そうで何より何より。

帰りには手土産に家庭菜園で取れた

新鮮な野菜を持たせてくれました♪

野菜を貰った

車の中がセロリの香りで満たされて、実にオーガニックw

さらにさらに、帰路にはもう1軒親戚の家があって、

こちらの伯父さんと伯母さんにもお世話になっているので、

同じように数年ぶりに顔を出してきましたw

※仕事中ですがお許し下さい

こちらの伯父さんはね、昔から古時計とか剥製とか

スズメバチの巣(もちろん自分で取る)とかを沢山収集していて、

幼少期はこの古時計がごぉ~~んごぉ~~んとなるのが

怖くってびびっていた記憶がありますw

親戚の古時計コレクション

ちなみに、この古時計ってば昔はもっともっと沢山

あったんですけどね、保管方法が田舎特有の開けっぴろげの

自宅下ガレージの壁に掛けていたため、

随分と窃盗にあって数が減ったそうな・・・。

※背後にはヒョウの毛皮、写真上にはワニの剥製がありますw

伯父さんはあいにくもう寝床に就いている時間だったので

会うことは出来ませんでしたが、伯母さんとはゆっくりと

お話しすることが出来ました。

数年ぶりだったせいか、伯母さんは顔を見るなり

『おぉ・・ゆたか・・・よぉ来たなぁ。よぉ来てくれた。

ほんまよぉ来てくれた(うるうるうるうるうるうる)

泣かんでよwww

何度も会話の途中で親戚の子と名前間違えてたけどw

※これは昔からなのだw

いやいや、でもこちらの伯父さんも伯母さんも

元気そうで相変わらずでした。

で、こちらでも伯母さんがお土産にって事で、

手作りの鶴形の容器というか置物を頂きました~♪

伯母さんの手作り

これ手作りなんですけど、実はこれ

新聞の折り込みチラシなのですwwww

もちろん、かなりの枚数を使用していますが、

主要な同色部分は全て同じチラシを使用していて、

時間を掛けて同じチラシを収集してから作るんだそうで。

しかも、部屋中に色んな形のが飾られていて、

これまたビックリビックリw(番傘までありましたね)

手先を動かすと言う事は良いことです。ええ。

伯父さんも伯母さんもお年を召してきたので、

色々とご自身でもお考えの事なんでしょう。

とにもかくにも、皆さんお元気そうでしたので安心しました。

今年の夏はみんなを連れて帰郷せねば。

では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

21.2℃

晴れ

晴れ!!

~06時:0% ~12時:0%

~18時:0% ~24時:0%

明日の大阪の天気は東シナ海に中心を持つ高気圧に

覆われるため晴れるでしょう。

雨の心配は全くなさそうです♪

では今日の本題です。

先日からご紹介している

グラストラッカービッグボーイのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ですが、今日は第3回目となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【第1回】グラストラッカービッグボーイのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第2回】グラストラッカービッグボーイのキャブレターをオーバーホールしてみよう!

さて、前回までは確か

バルブシートを取り外した

バルブシートを取り外し終えた所まででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきます。

昨日の記事ではパイロットスクリューを取り外す部分を

ご紹介し忘れていたので、今日はまずこれから。

パイロットスクリューを取り外す

んでこれが取り外し終えたパイロットスクリューですね。

取り外したパイロットスクリュー

小さなOリングとワッシャが入っているので、

この状態で外れてこなければ、細いピックなどを使用して

パイロットスクリュー本体・スプリング・ワッシャ・Oリング

この4点を必ず取り出しましょう。

パイロットスクリューを取り外したら、ベンチュリー側から

鉛筆削りで鈍く尖らせた割り箸を差し込んで、

ジェットニードルホルダーを取り外しましょう。

ジェットニードルホルダーを取り外す

次は吸入口にあるエアージェットを取り外しましょう。

エアージェットを取り外す

続いてエアーカットバルブを分解して行きましょう。

エアーカットバルブのボルトを緩める際は、内部のスプリング張力が

バキュームピストン以上に効いていますので、

必ず最後まで指でカバーを押さえつつボルトを取り外しましょう。

エアーカットバルブを分解する

カバーを取り外すとこんな状態ですね。

スプリングをぶっ飛ばさないように、ゆっくりとカバーを取り外しましょう。

エアーカットバルブを開いた

ダイヤフラムとスプリングの2点でエアーカットバルブは

構成されています。

エアーカットバルブのラバーは薄いので、

破れないように注意しながらキャブレターから取り外しましょう。

取り外したダイヤフラム

最後にチョークバルブを取り外しましょう。

チョークバルブの固定ナットは、プラスティック製なので

取付時にスパナなどで強く締めすぎないように。

簡単にポキッと折れてしまいますので。

チョークバルブを取り外す

チョークバルブを取り外し終えたら、

キャブレタークリーナーの原液に浸け込む前に、

各経路内部の疎通確認を実施しておきましょう。

パーツクリーナーを使用して疎通確認です。

抜けが悪いと感じる場合は、スプレータイプの

キャブレタークリーナーなどを使用すると良いでしょう。

各経路の疎通確認

写真撮影をすっかり忘れていましたが、キャブレター本体の

疎通確認と併せて、取り外したジェット類の疎通確認も

実施しておくように。

疎通確認の結果、やはりスロージェットおよびチョークラインの

閉塞が認められました。

キャブレタークリーナーの原液に浸け込む前に、こういった閉塞部分は

必ず通しておく様にしましょう。

疎通確認が終わったキャブレターをキャブレタークリーナーの

原液層に浸け込んでいきます。

キャブレタークリーナーの原液に浸け込む

ジェットなどの小物類は別の容器で浸け込んでおくと良いでしょう。

んで、浸け込まない部品類はこうして纏めて保管しておきましょう。

部品を纏めておく

なお、今回はフロートチャンバーのガスケットは再使用するようにと

お客様より言われておりますので、無理にガスケットを剥がさずに、

フロートチャンバー内部にキャブレタークリーナーを溜めた状態で

洗浄を実施しました。

キャブレタークリーナー原液への浸け込みは、

汚れの度合いにより異なりますが、今回の汚れでしたら

半日程度浸け込めば十分でしょう。

キャブレタークリーナー原液からキャブレター本体を取り出し、

しっかりとキャブレター本体に残っている原液を

振るい落としておきましょう。

キャブレタークリーナー原液は、再使用可能なので液が無くなるまでは

何度も何度も繰り返し使用しましょう。

原液を振るい落とし終えたら、いつも通り洗浄油で

浸け込んでいたキャブレター本体やジェット類を全て洗浄します。

洗浄油で洗浄

洗浄中はデジカメに触れることが出来ませんので、

写真はありません。

歯ブラシを使用して、キャブレタークリーナー原液で浮いている

汚れを全て洗い流しておきましょう。

んでこれが洗浄が完了したキャブレターですね。

洗浄完了

洗浄完了後は各経路内部をパーツクリーナーと

エアーブローを使用して脱脂洗浄します。

まずはジェット類から。

ジェットの脱脂洗浄

続いてキャブレター本体。

キャブレターの脱脂洗浄

穴という穴全てをパーツクリーナーで

脱脂洗浄しておきましょう。

最後にエアーブローして残りを排出させて乾燥させましょう。

エアーブローする

次は浸け込んでいなかったバルブシートの清掃です。

バルブシート表面をOリングを痛めないように注意しながら

真鍮ブラシで磨いてから、バルブシート内部を磨いていきます。

バルブシート内側を磨くには、綿棒にコンパウンドをつけて

壁面を重点的に磨き上げて下さい。

バルブシートを磨く

フロートバルブとの接触部位を綿棒でグリグリと

磨くのはヤメましょう。

バルブシートとフロートバルブの当たり面が変わってしまい、

最悪の場合オーバーフローしてしまったり、

油面が上がり過ぎて不調になる場合があります。

接触面に関しては、優しく表面の汚れを落とす

程度に留めておきましょう。

フロートバルブの摺り合わせ作業を実施する場合は

もちろん、この限りではありませんけど。ええ。

磨き終えたバルブシートを脱脂洗浄してから

キャブレターに取り付けましょう。

バルブシートを取り付ける

続いてジェットニードルホルダーを取り付けます。

ジェットニードルホルダーには上下向きがありますので

取付時には注意しましょう。

ジェットニードルホルダーを取り付ける

上下の向きはホルダーを見れば一目瞭然ですが、

ジェットニードルが差し込まれる側は開口部が広く、

ジェットホルダー側は開口部が狭い上に、ジェットホルダーとの

当たり面が丸く加工されています。

上下間違えないように注意して取り付けましょう。

ジェットホルダーは根元部分にOリングが付いていますので、

取付前に薄くシリコングリスを塗っておくと良いでしょう。

※Oリングが締め付けた時に千切れるのを防止します

シリコングリスを塗っておく

ジェットホルダーでジェットニードルホルダーを押し込んで

ベンチュリー側へと圧入する形なので、

ジェットホルダーを一気に締め付けていかず、少し締め付けては

木片などでジェットホルダーを叩いて衝撃を与え、

また緩んだ所を締め付けて・・・を繰り返して締め付けていきましょう。

ジェットホルダーを締め付ける

最終的にベンチュリー内部にジェットニードルホルダーが

こんな風に出ていればOKです。

ベンチュリー内部の出面

さぁあとはジェット類を元通り取り付けて行くだけですが、

この続きはまた明日更新の最終回でご紹介したいと思います。

忘れずに明日もチェックしてね♪

じゃ今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

16.☆℃

フラッシュが反射しすぎて読めなかったですww

こんな事もたまにはありますよ。ええ。

今日は夕方までずーっと雨だったのが、夕方過ぎから

雨も上がってきたので車両引取の際も濡らさずに済んで何より。

親類も皆元気で何より。

ただねぇ・・・道中が大渋滞でもう大変。

それでなくても、必ず渋滞している道なのに雨でさらに渋滞が倍増。

15時過ぎに出発して帰社は20時。

5時間てwww

まっ、こういう日も有ります。ええ。

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

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