【第3回】再び!?TSR125のキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ども。

今日は朝から出動。

向かった先は寝屋川市にある大阪運輸支局です。

昨晩遅くまで頑張って仕上げた車両の車検に行ってきました。

大阪運輸支局

なぜ和泉ではなく、大阪なのか。

実は二輪も四輪も同じですが、通常の継続検査であれば

全国どこの陸運支局でも継続検査が可能ですが、

逆に寸法や仕様に変更が有る場合は、

管轄陸運局でのみ構造変更検査が可能です。

※他の陸運局の場合は、抹消するか転入する必要があります

で、今回はお客様よりお預かりさせて頂いた車両なんですがね、

色々と手違いがありまして、こうして寝屋川の

陸運支局まで来たって訳です。ええ。

もちろん、車検も1発合格して無事に午前中の内に

検査レーン

店に戻ってくることが出来ました。

しかし・・・

和泉も午前中に

  二輪検査枠作ってほしいw

午前中に検査受験出来るのって最高です♪

↓ この続きを読む ↓

寝屋川の陸運局に比べればね、

そりゃ和泉の陸運局は二輪車の検査は午後枠だけでも

十分にさばけるぐらいの量ですもんね・・・。

台数限定でもいいから、ぜひぜひ和泉にも

午前の検査枠を作って欲しい。うん。

そうすれば相当段取りが良いし、作業も捗りますやん♪

あぁそうだ、今日寝屋川まで車検に行ってきた

車両ですがね、車検の為にご入庫下さったのでは無く、

社外品のトリプルツリー装着でハンドルロックが効かなくって。

ドラッグスター400

それを何とか車検取得するのに加工して欲しいとの

ご依頼だったわけですよ。ええ。

で、色々と話を進めている内に、手違いもあって

車検までお願いしますって事に。

さらにステアリングロックの他に車検取得に際して、

フロントフォークのオイル漏れもダメですなぁ。

だから、ステアリングロックの加工とフロントフォークの

オーバーホール作業、構造変更検査を承りました。

作業内容をザザザーッとコメント無しでダイジェストでお届け。

トリプルツリー ハンドルロックが効かない

ダストシールの劣化 ステムを緩める

ホイールを取り外した フォークを取り外した

ステムを取り外した ステムシャフトにマーキング

グリスアップする シールの劣化

フォークの分解完了 オーバーホール完了

以上、お客様向けのご報告を兼ねて紹介完了っとw

では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

14.4℃

晴れのち曇り

晴れのち曇り!!

~06時:0% ~12時:0%

~18時:0% ~24時:0%

明日の大阪は高気圧に覆われて概ね晴れますが、

気圧の谷が近づいてくる影響で、午後からは

次第に雲が広がってくるでしょう。

では今日の本題です。

先日からご紹介している、

再び!?TSR125のキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ですが、今日は第3回目となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【第1回】再び!?TSR125のキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【第2回】再び!?TSR125のキャブレターをオーバーホールしてみよう!

さて、前回までは確か

抜けないフロートバルブ

フロートバルブ以外のインナーパーツを

取り外し終えた所まででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきます。

んで、この固着してどうしても抜けないフロートバルブですが、

無理に引き抜こうとして痛めてもダメなので、

時間を掛けてじっくりいきましょう。

まずはスプレータイプのキャブレタークリーナーを

フロートバルブに吹き付けて、よく染みこませておきます。

キャブレタークリーナーを吹き付ける

何度かキャブレタークリーナーを吹き付けて、

指でフロートバルブをグリグリしていると

抜けてきましたよ~フロートバルブが。

フロートバルブが抜けてきた

んでこれが抜けたフロートバルブ。

どえらい緑色ですしカスがベッチョリ付いてます。

取り外したフロートバルブ

フロートバルブを取り外したら、バルブシートもそのまま

キャブレターから取り外しましょう。

固くて外れない場合は、プライヤーなどで外周部分を掴んで

抜き取りましょう。

バルブシートを取り外す

バルブシートのOリングは前回交換してから

汚れているとは言え、そんなに劣化していないので

再使用出来そうですね♪

バルブシートのOリング

最後にエアースクリューを取り外しましょう。

エアースクリューを取り外す

んでこれが取り外したエアースクリューですね。

エアースクリュー

4サイクル車のキャブレターに使用されている、

パイロットスクリューとは随分と形状が違いますね。ええ。

これでキャブレターからのインナーパーツ取り外し完了です。

続いて、キャブレタークリーナーの原液に浸け込む為の

下処理を行いましょう。

キャブレターの各経路内部の疎通確認です。

まずはよく閉塞しているチョークラインの疎通確認です。

チョークラインの閉塞確認

キャブレタークリーナーのスプレーを吹き込みましたが、

ちょっと抜けが悪いですね・・・。

何度かスプレーして完全に通してしまいましょう。

チョークラインの疎通確認

これぐらいしっかりと通ればOKですね♪

その他、スロー経路やメインノズル部分、

吸入口からもスプレーして経路の疎通確認を実施しておきます。

各経路の確認

各経路の疎通が確認出来たら、キャブレターを

キャブレタークリーナーの原液に浸け込んでいきましょう。

キャブレタークリーナーに浸け込む

フロートチャンバーも汚れているので、そのまま

キャブレタークリーナーに浸け込みたいのですが、

事前にパワージェットも疎通確認しておきましょう。

パワージェットの疎通確認

疎通確認が終わったら、キャブレター本体と一緒に

キャブレタークリーナーの原液に浸け込みましょう。

ジェットニードルも汚れが溜まっていますが、

さすがにジェット類の小物と浸け込むには長すぎる為、

こうしてワイヤーでぶら下げて浸け込みましょう。

ジェットニードルをぶら下げる

キャブレター、ジェット類を浸け込んでいる間に、

先端部のピンが固着しているフロートバルブを

どうにかしましょうw

フロートバルブのピン部分に、キャブレタークリーナーを

スプレーして、パチンパチンと動かしながら

何度もスプレーして機敏にピンが動くようにしてあげましょう。

フロートバルブのピン部

フロートバルブ周囲に付着している汚れは、

歯ブラシとキャブレタークリーナーを使用して

キレイに磨き上げておきましょう。

んでこれが磨き終えたフロートバルブですね。

キレイになったフロートバルブ

フロートバルブはキレイになりましたが、

このバルブシートはどうしたもんかねぇ・・・・・・・。

汚れきったバルブシート

Oリングをキズ付けないように、金属磨きと

キャブレタークリーナーを使用して、まずは外周部分を

磨き上げました。

外周を磨き終えたバルブシート

おぉおぉぉっw

なんかキレイになりましたね。

真鍮は錆びないんで、磨き直せばこれだけ光ってくれます。

まぁ・・・表面の凹凸はどうにもなりませんけど。

内部に関しては、綿棒の先端にコンパウンドを付けて

グリグリと内部の壁面を磨き上げましょう。

※フロートバルブの当り面を磨いた場合は、フロートバルブのすり合わせ

 作業を必ず実施しておくのをお忘れ無く

バルブシート内側を磨く

外周部分をもう一度磨いて仕上げたら、

バルブシートとフロートバルブの清掃作業は完了です♪

バルブシートの清掃完了

キャブレタークリーナーの原液に浸け込んでいる

キャブレターは、汚れが少々ひどいので長い時間浸け込む

必要がある為、取り外してあるホースなどの小物類は

小さな容器に入れて保管しておきます。

容器に入れて保管しておく

さぁ~あとはキャブレタークリーナーが

勝手に仕事をしてくれますので、この続きはまた

明日更新の記事でご紹介します♪

じゃ今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

16.6℃

今日は朝雨が降ってて、日中は止んでいたのに

夜になったらまた雨が降ったり止んだり。

降るなら降る。

止むなら止む。

どっちかにしてくれw

でも、寒さも随分とマシになってきたので

そろそろ紳士用肌着も卒業したいですね。ええ。

日中は暑くてかなわんですw

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆

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