【後編】アドレスV100のキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ども。

突然ですがコレ。

ホンダ トゥデイ

ホンダ TODAYですね。

何度かこのブログにも登場したことがある

お客様の車両なのですがね、

今回の入庫もまたも以前と同様の症状・・・・

根元で折れた

フランジ部でエキパイが折れてしまいました。

以前の記事はこちら

またですか、ウイルズウイン。

同じ場所で同じように折れるって事は、やはり

構造的に無理が掛かっている証拠なのでしょうね。

ウイルズウインさんは比較的安価でマフラーを提供されているので、

スプリングジョイントを使用したツーピース構造にも

出来ない所が悔しいですね。。

しかしでもまぁ、こうも何度も同じ場所で折れるとなると

次回からはお客様に同じマフラーをオススメする事が

出来なくなりますねぇ。。。残念ですが。

んで早速車両から折れたマフラーを取り外してみました。

↓ この続きを読む ↓

お客様も

『 消耗品だから仕方無いよねぇ~ 』

と、言って下さっていますが、

そんな1年やそこらで折れて使い物にならなくなる

マフラーなんて聞いたことがありません。

保証期間については微妙な感じなのですが。。

でも、同じトラブルが2度目と言うこともあるので、

ウイルズウインさんには週明け頃にでも

一度相談して、判断を仰ごうかと思ってます。

んでこれが折れたマフラー。

折れたエキパイ部

折れたフランジ部

見事にポッキリですね。

ちょうど溶接ビード部で折れてますね。

この折れ方ってば2サイクルのチャンバーの折れ方と

そっくりですよね。

※昔、NSR50に乗っている時に何度も折りました

その時もサイレンサー部をラバーマウントにしたら

折れにくくなったので、このTODAYもラバーマウントにすれば

随分と良くなりそうですね。

この辺も含めてウイルズウインさんと

前向きなゴニョゴニョ話が出来ればいいなとw

さぁ、寒の戻りも今日で終わり!!

明日からはポッカポカの春陽気満開なので、

今日から気分を盛り上げていきましょう♪

※花粉症です

では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

12.8℃

晴れ

晴れ!!!

~06時:10% ~12時:0%

~18時:0% ~24時:0%

明日の大阪の天気は高気圧に覆われて晴れ。

最高気温は今日よりも1度ほど高く、さほど変化が無いように

思えますが、今日は風が冷たく屋外では肌寒かったのに比べれば、

風が穏やかになる明日は、相当過ごしやすい春陽気になるでしょう♪

ああぁぁぁ・・・・夏が待ち遠しい♪

この酷い花粉症さえなければ、春も良い季節のはずなのに。

では本日の本題です。

先日からご紹介している、

アドレスV100のキャブレターをオーバーホールしてみよう!

ですが、今日は後編の最終回となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご覧頂けます。

【前編】アドレスV100のキャブレターをオーバーホールしてみよう!

【中編】アドレスV100のキャブレターをオーバーホールしてみよう!

さて、前回までは確か

ジェット類を浸け込む

キャブレター本体と、ジェット類の浸け込みが

終わったところまででしたね。

今日はこの続きを最後までご紹介していきます。

キャブレタークリーナーの原液に浸け込んでいる

キャブレター本体を取り出しましょう。

キャブレタークリーナーの原液は何度も使い回しが効くので、

可能な限り振るい落としておきましょう。

ちなみに、この写真のキャブレタークリーナーの原液は、

既に2年ほど使用しています。(継ぎ足し無し)

キャブレターを引き揚げる

別容器で浸け込んでいるジェット類も、

キャブレタークリーナーの原液を戻してから

そのまま容器内部に洗浄油を入れておきましょう。

取り出したキャブレター本体は、そのまま洗浄油が入った

容器に入れて洗浄しましょう。

洗浄油で洗う

いつものことですが、洗浄油で洗浄している最中は

デジカメに触れることが出来ない為、

あっという間に洗浄完了ですw

洗浄完了のキャブレター

洗浄が完了したジェット類、キャブレター本体の

穴という穴を全てパーツクリーナーとエアーブローを併用して

経路内部に残っている洗浄油を脱脂洗浄しましょう。

経路内を洗浄する

脱脂洗浄後、ジェット類をキャブレターに組み付けていきましょう。

ジェット類を組み付ける

組み付ける部品などを間違えないように、

元通り組み付けていきましょう。

バルブシートは組み付け時に、Oリング部に

薄くシリコングリスを塗ってから取り付けましょう。

シリコングリスを塗っておく

最後にフロートとフロートバルブを取付てっと。

フロートを取り付けた

フロートチャンバーガスケットを取り付けてから

フロートチャンバーを閉じましょう。

フロートチャンバーを閉じる

これでフロートチャンバー内部の作業は完了です。

続いてスロットルバルブを取り付けて行きますが、

その前に予めスロットルバルブを持ち上げるアーム部に

薄くシリコングリスを塗っておきましょう。

アーム部にグリスを塗っておく

スロットルバルブをキャブレターに取り付けて、

完全に落とし込まずに指を入れてこの位の位置で止めておきましょう。

スロットルバルブを取り付ける

スロットルバルブの位置を固定しつつ、

アームを取り付けましょう。

アームを取り付ける

リンケージシャフトにも薄くグリスを塗っておいてから

リンケージシャフトにもグリスを塗っておく

スプリングをセットしてからキャブレターに通しましょう。

シャフトを通す

スプリングもしっかりと掛けて、シャフトの取付完了です。

シャフトの取付完了

スプリングがしっかりと効いているのも確認しておきましょう。

続いてアイドリング調整ボルトを取り付けて行きましょう。

予めスプリング、ワッシャ、Oリングをセットしてっと。

アイドリング調整ボルト

オートチョーク、キャブレタートップカバーを取付けてっと。

オートチョークを取り付けた

しっかりと固定して、マニーホールドとの合わせ部分の

Oリングも忘れず取り付けておいてっと。

キャブレターのオーバーホール完了

以上でキャブレターのオーバーホール作業完了です♪

各部位締め付け忘れや、取付忘れた部品が無いかチェックしたら、

あとはエンジンに取り付けて行くだけですね。

マニーホールドにキャブレターをセットして、

ロングドライバーを使用して固定していきます。

キャブレターを取り付ける

スロットルリンケージにスロットルケーブルを

取り付け、アジャスターを調整してスロットルケーブルの

遊び量を調整しておくのをお忘れ無く。

スロットルケーブルを取り付けた

スロットルケーブル取付後は、ハンドルを左右に操作して

スロットル操作に異常が無いかチェックしておくこと。

異常が無ければ、リンケージキャップ、フューエルホースを

取付てっと。

ホースとキャップを取り付けた

反対側に回ってエアベントチューブ、オートチョークの

配線カプラを取り付けます。

配線カプラを取り付ける

エアークリーナーボックスも元通りキャブレターに

取り付けて行きましょう。

キャブレターとの接続部分には、薄くグリスを塗っておくと

取り付けし易くなります。

エアークリーナーボックスを取り付ける

最後にファンカバーを取り付けたら完成です♪

ファンカバーを取り付ける

エンジンを始動してチェックしましたが、もちろん

問題なく始動、そして気持ち良く吹け上がります♪

敷地内で軽く試乗して問題ないことが確認出来ましたので、

お客様にも無事に納車完了です。

今回も最後まで読んで頂き有り難う御座いました!

明日からはまた別の作業をご紹介しますのでお楽しみにね♪

じゃ今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

5.0℃

明日の朝は霜が降りる予報が出ているので、

農家(家庭菜園含むw)の方はご注意を♪

今年はまた家庭菜園でオクラ作ろうかねぇ。

夏野菜の代表ですよね、オクラってば。

え?

ナスビじゃね?

え?

トマトじゃね?

はぁ?知らんしww

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう♪

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コメント

  1. 匿名 より:

    最近アドレスV100が動かなくなりなんとかしなきゃと思ってました。
    すごくわかりやすく為になりました!!
    ありがとうございます。

    • centrumMC より:

      少々取り外しにくい場所にあるキャブレターですが、
      お役に立てて何よりです♪
      コレからも応援宜しくお願いします!