【前編】Vツインマグナのメインキーの接触不良を修理してみよう!

ども。

誰しも人生で1度や2度は

あぁーっ、やっちまったぁ・・・。。。

えっ・・・・そっ・・そうなんですかっ・・・・!?

みたいに、程度や状況は様々ですが、

いわゆるかミスってありますよね。

いや、無い方が人間らしくないので逆に怖いですけど。

例えばよくありそうなので言えば、

コンビニで買い物してお金払って、お釣りもらい

忘れただけでは済まず、商品まで持って帰るの忘れて、

『おっ・・お客様っ!お釣り!!あっ商品もっ!』

店員さんの掛け声が大きく羞恥心倍増・・・。

コンビニにお金だけ払いに来ただけとかw

それとか・・・

お昼時で混雑しているMcをドライブスルー。

15分ほど並んで商品注文。

『お車ごゆっくり前へどうぞ~♪』

の軽やかな合図と共に、財布を持たずにドライブスルー

している事実発覚。

ごゆっくりしている場合じゃねぇw

(床が抜けるほどアクセルを踏み込んだのは言うまでも無い:冗談です) 

どちらも現実に私がやってしまったぽかミスですw

Mcで財布を忘れた時は、会計に行って

『財布忘れたんで、また戻って来ますので置いておいて下さいw』

と言って財布を取りに帰りましたよ。ええ。

まぁそんなに恥ずかしくはなかったですね・・・。

よく行くとこなので、店員さんも顔見知りだったので言いやすかったのが

不幸中の幸い。

私のミスなので置いておいて下さいと言ったにもかかわらず、

暖かい物を準備してくれた、Mcの対応は素晴らしかったというお話。

うんうん、良かった良かったあの時は。

・・・・はぁ?

ほぉ・・・・

例えば・・・なんて言ってたから、なにかオチあると思ってたのに、

ただのオマエのぽかミス談義かw

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いや、言いたいことはそれじゃ無いんですってば。

私がMcで財布忘れてドライブスルーレジもスルー!とか、

コンビニで金だけ払って帰りそうになった、とか、

そういう私の話じゃ無いんです。

これは金曜日の出来事。

いつも定期的に訪れてくれるダスキン

整備時に使用するウエス(あのオレンジ色のタオルね)と、

入り口にあるマットを4週に1度交換してくれます。

マットは自前で用意しても良いと思うのですが、

整備に使用するあのオレンジ色のタオルって、

無いと本当に困るんですよ。

そういう整備用途向けのタオルって安価に

売られてるんですけど、結局使い捨てになるか、

自分で洗濯しなきゃならないので

色々と無駄が多いんですよね。

でも、ダスキンの場合4週に一度新しいタオルに

取り替えてくれるので、拭き取る物に気を使う必要が無いし、

何よりタオルを買い足し続けるより安い。

でね、その4週に1度が金曜日だったわけですよ。

いつもの通り、雑談をしながら交換作業を進める

ダスキンの担当者さん。

あっというまにマットの交換完了。

取り替えたマット

新品のマットは踏み心地がやっぱり違います。

こう・・・なんというか、靴の裏をゴシゴシされている感があります。

4週間使用するとね、もうへにょへにょになって

ゴシゴシ感は無くなってしまいます。

いやいや、マットの感触の話はええねんw

で、マット交換後は使用済のタオルを

回収していってくれます。

その間も、あーでもない、こーでもない、他愛も無い会話を

続けていたんです。

そして、話も一段落したところで

ダスキン 『・・・では、今日もありがとうございました~。』

私     『あぁ~いつもありがとうございます。』

と言って、ダスキンの担当さんは帰っていきました。

さて、作業の続き続き~っと。

あぁ・・・タオル取ってこなきゃ。

(がちゃ)

空っぽのケース

空っぽやないかw

どうやら、話をしすぎて回収してから、新しいタオルを

入れずに帰ってしまった様です・・・・。

まっ・・・まぁ・・・私が話しかけたのがイケなかったのでしょう。

とりあえず、担当さんの地位と名誉の為にも、

状況を伝えずに営業所に連絡して担当さんに

電話を繋いで貰えるように話をしたら、

すぐに折り返し電話がありました。

繋がるやいなや、

『社長、ぼく入れるの忘れてますねwww』

『ご名算www』

って。

あるんですよ、こういうポカミスってば。

でも、電話が鳴ってすぐに気が付いたんでしょうね。

営業所『セントラムさんが連絡が欲しいと、今電話ありました』

担当『あっ、了解~。(ぐはぁw入れ忘れたw)』

ってねw

このポカミスは、私に主な原因があるので

面白くて仕方無かったという、今日の冒頭のお話でした~。

では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

1.4℃

曇り

曇り!

~06時:20% ~12時:30%

~18時:30% ~24時:20%

明日の大阪は、今日に引き続き雲に覆われた

すっきりとしない1日となりそうです。

雨の心配は無さそうですが、にわか雨にはご注意くださいね♪

では本日の本題です。

まずは車両のご紹介から。

ホンダ Vツインマグナ

ホンダ Vツインマグナですね。

今回のご入庫は、朝通勤時には問題なくエンジンを始動して

乗っていったのに、帰りになったらキーを回しても

全く無反応で・・・・。

ヒューズ切れやバッテリーもチェックしたけど特に異常が無くて。

って事で、車両を引き取ってきたって訳です。

では作業開始です。

お客様の言ってることを疑うわけじゃ有りませんが、

もう一度基本的なところからチェックしていきましょう。

まずはイグニッションキーをONにしてみます。

キーをONにする

ニュートラルランプも、それ以外も何も点灯しません。

こういう時、ニュートラルランプの点灯だけで確認すると

痛い目を見ることがあるので、必ずウインカースイッチも

どちらかに入れておくと良いでしょう。

※ニュートラルランプの球切れの可能性もある為

次は右側のサイドカバーを取り外して、

スターターリレー部に付属している、メインヒューズをチェックしてみましょう。

サイドカバーを取り外す

スターターリレーのカプラを取り外して、

カプラで隠れて見えない位置に取り付けられている

メインヒューズをチェック。

メインヒューズを確認する

メインヒューズの溶断は無し。

単純なヒューズ切れによる始動不良では無いようですね。

ついでに、バッテリー電圧もチェックします。

スターターリレー部にあるゴムカバーをめくって、

内部に2つ並んでいる奥側の端子に、テスターの+を接続し、

-は適当にボディアースさせましょう。

※手前側はセルモーターへの出力線で、

 奥側がバッテリーの+と接続されている入力線

テスターを接続する

で、計測したバッテリー電圧は

バッテリー電圧

12.24Vですな。

やや少ない感じは否めませんが、始動するには

十分な電圧があるので問題無さそうです。

次にスターターリレー横に配置されている

ヒューズボックスのフタを開いて、

ヒューズボックス

IGNITION(イグニッション)のヒューズが切れていないか

チェックしましょう。

イグニッションのヒューズチェック

こちらもヒューズ切れも有りませんので問題無しっと。

と言うことは、リレーやヒューズ廻りのトラブルではなく、

他の部分に問題があるって事ですなぁ・・・。

次に疑わしいのは、やはりメインキーですね。

動作自体は問題ないのですが、電気的にはどうなのか

表から見ているだけでは分かりません。

単純なメインキーの接触不良なら、潤滑油を

キーシリンダーに入れて、数回キーを操作していれば

正常に動作しそうなもんですが・・・

メインキーを操作する

潤滑油を入れて、何度操作しても

一瞬たりとも電源が通りません。

接触不良にしては様子がおかしいですなぁ・・・。

これでメインキーに問題があるとするならば、

接触不良というよりも、むしろ接触すらしてないという方が

しっくり来るっすなぁ。

って事で、表から見てあーだ、こーだ、言ってても

現状は良くなりませんので、メインキーを車体から取り外しましょう。

マグナの場合、メインキーを完全に取り外すには

ガソリンタンクを取り外す必要が出てきますが、

今回はメインキーを交換する予定もありませんので、

※交換するほどのトラブルを見たことが無い

配線をつなげたまま作業を進行していきます。

まずはメインキーを固定しているボルトを取り外しましょう。

穴開きタイプのトルクスレンチでボルトを取り外します。

ボルトの頭にはゴムカバーが付いていますので取り外しましょう。

ボルトのゴムカバー ボルトを取り外す

ボルトを取り外すと、メインキーがステーから外れて

ある程度引っ張り出すことが出来ます。

メインキーを取り外した

メインキー裏に配線が出ていますので、配線が引っ張られても

直接力が加わらないように、メインキー裏のステーにタイラップで

配線が固定されていますので、タイラップを切り落とします。

タイラップを切り離す

さて・・・メインキー裏のカバーを開けようかと思いますが、

カバーはアルミ支柱を開いて固定されている・・・つまり、

開封不可能な状態になっています。

支柱を開いて固定

黒いカバー取付け後に、ラインでポンチを使用して

支柱を広げて固定しているんでしょうなぁ・・・。

まぁ、支柱と言っても肉薄ですし、そんなに固いもんじゃだろうから

気を付けながらカバーを持ち上げていけば、きっとうまく外れてくれるはず。

そう信じて、支柱周辺を重点的に細いドライバーなどを使用して

カバーを割らないように注意して持ち上げていきます。

カバーを持ち上げていく

少しずつ外れてきましたね♪

ヨシヨシ。

焦らず少しずつですよ。焦るとカバーが割れてしまいますので。

そして、無事にカバーを取り外せました。

カバーを取り外した

カバー裏に入っている、赤、赤/黒、青/茶、3本の配線の内

赤色配線にテスターの+を接続して、バッテリーからの

電力が届いているかチェック。

赤色線に接続 バッテリー電圧のチェック

メインキーまではバッテリーの電力が

正しく届いていることが分かりましたね。

この時点で、メインキーの接触不良ということが

間違いないと言うことがハッキリしました。

メインキーまで電源が来ているにもかかわらず、

キーの操作によって電力が通常各部に届けられるはずなのに、

接触不良により届けられていないという事です。

ではその詳細をさらに確認してみます。

テスターのレンジを導通テストに切り替えて、

メインキー裏配線の 赤と赤/黒配線にテスターをそれぞれ接続し、

メインキーを操作してみましょう。

OFFの状態ですと、正常な値は導通無し。

つまり、逆にONの状態ですと導通反応があるはずなので

テスターには抵抗値が表示されます。

それを確認してみます。

導通無し:イグニッションON

メインキーONで導通無しですね。

完全に接触不良ですな。

導通が無い(物理的接点無し) = 電気が流れない

と言うこと。

メインキーは・・・というより、こういうスイッチの類いは、

使用によって接点が摩耗して、接触不良を起こしてしまいます。

これは遅かれ早かれ、どのスイッチにも起こりうることなのです。

普段から潤滑油を適切にキー内部に入れていれば、

接点部分の摩耗も少なく抑えることが出来ます。

もちろん、キーの動作もスムーズになりますし。

では・・・赤と赤/黒配線を物理的に接続すれば、

メインキーONの状態を作り出すことが出来ますので

マイナスドライバーなどでハンダ部分を接触させましょう。

※キー本体とドライバーを接触させないように注意しましょう

 キー本体がボディと接触していなければ問題ありませんが。

物理的に端子間を接続する

こういう風に接続すると、当然の事ながら・・・

電源が入った

電源が通ってイグニッションONの状態となりました♪

でも、接触を外すと電源が落ちるので、当然エンジンの始動は無理。

まぁ電源が通常通り入ることが分かりましたので、

自信を持ってメインキーを分解して行くことが出来ます♪

さぁ、メインキーを分解して修理していく様子は、

また明日更新の記事でご紹介しますね♪

続きが気になるという方は、明日も忘れずチェックしてくださいね!

じゃ今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

-0.4℃

暦の上では既に春を迎えているはずなので、

昼夜を問わずもう少し春らしさが欲しいと思う今日この頃。

あー、半袖が早く着たいw

早く汗もだくだくかきたいし~♪

でも、まだしばらくネックウォーマーとマフラーは

手放せそうにありませんが。

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょうね☆

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