【中編】レッツ4のVベルトを交換してみよう!

ども。

すっかり春陽気な今日この頃、皆様いかが

お過ごしでしょうか?

巷ではインフルエンザが猛威を振っているようですが、

インフルエンザウイルス

国立感染症研究所
https://www.nih.go.jp/niid/ja/

我が家でも先週末頃に次女がB型インフルエンザを発症し、

タミフル効果で既に全快の模様。

※写真はA型です

さぁ、明日から待ちに待った幼稚園に

登園出来るねぇ~♪早く行きたいねぇ~♪

(ピロリロリン♪)

・・・・まさかの学級閉鎖通知メール。

お医者さんからの登園禁止がやっとこ解除されたのに、

まさかまさかの学級閉鎖。

数十人が既にインフルエンザでお休みしているらしく、

来週催される予定の、発表会に全員参加出来る様にと

思慮した結果、ついに学級閉鎖というか

学園閉鎖の措置となったようで。

今週金曜日まで登園不可って長いねぇ・・・。

体力が有り余っている子供というのは

子力潜水艦

の様な物。

空腹やその他の要因が無い限り走り続けますw

↓ この続きを読む ↓

でね、今日は午前中にいつもお世話になっている

ワコーズの営業さんが、なにやらパーツクリーナーが数本入った

段ボール箱を抱えてご来店。

『 どしたんその箱?新商品の営業かい?w 』

『今日はパーツクリーナーの実演に来ました~』

ワコーズによる実演中

いつも愛用しているパーツクリーナーの

洗浄力を安価に販売されているパーツクリーナーよりも

いかに優れているかを実演してくれました。

「いや、知ってるよ。ワコーズのパーツクリーナーが最高なのはw」

「試験管にですね、ブレーキフルードを入れてですね・・・」

試験管にブレーキフルード

 「もぉ~しもぉ~しww」

じゃ・・・じゃあ最後まで見ようか。うんw

ブレーキフルードを注ぎ入れた二つの試験管。

一方には安価に販売されている、一般的なパーツクリーナーを、

一般的なパーツクリーナー

もう一方の試験管にはワコーズ製の

パーツクリーナーを、それぞれ同分量(1目盛り)入れます。

試験管を少し振って攪拌し、パーツクリーナーと

ブレーキフルードを混ぜ合わせます。

するとどうでしょう・・・・まずはワコーズ製パーツクリーナー

を使用した場合。

ワコーズ製パーツクリーナーを入れて攪拌

見事にブレーキフルードとパーツクリーナーが

混ざり合っていますね。

これはつまり、しっかりとブレーキフルードを分解して

いるという証拠ですね。うん。

知ってるけどw

ではもう一方の一般的なパーツクリーナーを

入れた試験管はどうなっているかというと・・・・

一般的なパーツクリーナーを入れて攪拌

ブレーキフルードと混ざり合わず、完全に分離しています。

これは、分解能力が低く油分を分解出来ていない証拠ですね。

安価なパーツクリーナーは、油分を分解すると言うよりも

高圧ガスでもって溶剤を吹き付けて、

油分を押し流す

というのが主な役割だと思っています。

なので、安価なパーツクリーナーって

無駄にガス圧が高い

って訳ですな。うん。

ワコーズ製のパーツクリーナーでは1目盛りで

完全にブレーキフルードと混ざり合いましたが、

この安価なパーツクリーナーですと・・・なんと、

6~7目盛り

※対象の6倍必要って事ね

入れてやっと混ざり合うという具合。

いかに油分の分解能力が低いか分かって頂けましたでしょうか。

『だ・か・ら、知ってるってw』

いったい、ワコーズ殿は何が言いたいのかね?

『パーツクリーナーキャンペーン中!

増税前に買って♪』

ぐはぁw

やはりそれだったかw

まだパーツクリーナーも残ってるし、そんなに

過剰に在庫もっても仕方無いので、

折角実演までしてくれましたが

誠意を持って固くお断り♪

でも、実演してくれてありがとう。

感謝の気持ちは忘れちゃいけません。ええ何事にも。

地球上に息づく生物全ての根源、恵みの雨。

暗く陰っている気持ちも優しく照らして暖めてくれる太陽。

季節をどこよりも早く感じさせてくれる風。

全てをいつも静かに支え続けている母なる大地。

大地の叫びを聞けえぇっ!!

※地震の事ねw

大地の叫びを聞け

・・・・へ?w

では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

9.2℃

曇り時々雪

曇りときどき雪(または雨)!

~06時:10% ~12時:30%

~18時:50% ~24時:30%

明日はここ関西だけに限らず、太平洋側の広い範囲で

雪が降る予報が出ています。

雪が積もった場合、電車の遅延や運休なども発生する

可能性があります。

また、積雪は少量であってもスリップの原因となりますので

帰宅時に積雪がある時は、無理せずバイクは置いて

代替手段の公共交通機関をご選択下さい。

では本日の本題です。

先日からご紹介している

レッツ4のVベルトを交換してみよう!

ですが、今日は中編となります。

前編については以下のリンクよりご覧頂けます。

【前編】レッツ4のVベルトを交換してみよう!

さて、前回までは確か

駆動系パーツを取り外した

駆動系のパーツを全て取り外し終えた所まででしたね。

今日はこの続きをご紹介していきます。

今日はまず取り外したプーリーを開いて内部を

確認して行きましょう。

スズキ系スクーターのプーリーは、ランププレートが

脱落しない様、カバーが付いていますので取り外していきましょう。

カバーを取り外す

カバーを取り外したら、内部からランププレートを

まず取り外していきましょう。

ランププレートを取り外す

内部のウェイトローラーの状態はというと・・・

プーリー内部の状態ウェイトローラーが3コ仕様!?

いや、これで実は標準なのです。ええ。

耐久性を考えたらグラム数を減らして、6つにすれば

いいのになーとか思いますが、ちょうど良いグラム数の

ウェイトローラーが無いんでしょうな。

スズキのこういうへ?って思わせる仕様が好きですw

そして、これが取り出したウェイトローラーですね。

これもいつも通りですが、やはり偏磨耗しています。

偏磨耗したウェイトローラー

これも今回一緒に交換ですね。うん。

で、プーリー表面の状態も確認しておきます。

段付き具合が変速に影響が出そうな場合は

交換することをお客様に提案しましょう。

プーリーの表面の状態

綺麗な状態ですね。

この状態ならまだまだ使用には問題ありませんね。

段付き摩耗が無い場合でも、長期間使用していると

変速に谷が出来る様になりますので、お客様から

変速にムラがあるとか、加速感が以前と比べて悪くなったと

言われたその時は、プーリーの交換をお勧めしましょう。

クラッチキャリアも外観のダメージの確認と合わせ、

クラッチシューのウイナースプリングの確認もしておきましょう。

ウイナースプリングのチェック

クラッチシューを開いて、スプリングの張力が

しっかりと効いているかのチェックで十分です。

クラッチシューも割れや、剥離寸前などになっていないか、

これも合わせて確認しておきましょう。

クラッチシューの確認

クラッチキャリアにもダメージが無く、

トルクカムの動作、クラッチシューの動作等異常も無く

特に分解する必要も無いと判断。

分解はしませんが、クラッチキャリアはクラッチシューのカスや

破断したVベルトの破片などが付着していますので、

エアーブローしてキレイにしておきましょう。

エアーブローする

表面の汚れはパーツクリーナーを使用して拭き取っておきましょう。

クラッチキャリアのニードルベアリングには、しっかりと

グリスを入れておきましょう。

ベアリングにグリスを入れておく

続いてプーリーの作業です。

プーリーもクラッチキャリア同様に、エアーブローして

エアーブローする

その後パーツクリーナーと歯ブラシを使用して

プーリー内部をキレイに洗浄しておきましょう。

んでこれがキレイになったプーリーですね。

キレイになったプーリー

ランププレートもキレイにパーツクリーナーを使用して

拭いておきましょうね。

ランププレートも拭いておく

クラッチアウターの内側もシューのカスが溜まって

汚れていますので、

クラッチアウターを洗浄する

しっかりとパーツクリーナーを使用して汚れを

拭き取っておきましょう。

んでこれがキレイになったクラッチアウターの内側。

キレイになったクラッチアウター

美しくなりましたね♪

スタータークラッチもこんな風に汚れているので、

スタータークラッチ

これもパーツクリーナーと歯ブラシで

キレイに洗浄しておきましょう。

ほい、これがキレイになった状態。

キレイになったスタータークラッチ

キックペダル部分も随分と汚れていますので、

汚れたキックペダル部

さっきから、これも、これも、これもばっかりですが、

これもパーツクリーナーと歯ブラシとエアーブローを併用して

キレイに掃除しておきます。

洗浄したキック部

キックペダル部に関しては、洗浄後に動きに渋さが無いか

チェックし、動きが渋い(戻りが悪い)場合は、一度分解して

グリスアップしておきましょう。

今回は動きもスムーズでしたので、潤滑油を入れるまでに

留めておきました。

さぁこれで組み戻すパーツの洗浄が終わりましたので、

最後にエンジン部を水と洗剤で洗浄しておきます。

エンジンを洗浄する

そしてこれが洗浄完了後のエンジン。

洗浄完了後のエンジン

ピッカピカになりましたね。

新車肌に戻りました~。

こうしてキレイに洗浄してあげると気持ちが良いですな。うん。

さぁあとは部品を組み戻していくだけですね~。

その作業については、定休日明けの水曜日に更新する

後編記事でご紹介しますね♪

だから水曜日も忘れずチェックして下さいね!

じゃ今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

11.4℃

明日は雪が降るほど寒いって言ってるのに、

今晩は妙に暖かいですね。

この寒暖差、なんとかして欲しいですわ。

今朝も起床したら喉が痛くて、おぉう、こりゃまずい。

ってなったし。

今はイソジンしてマスクしていたので良くなりましたが。

抵抗力が落ちてるのもあるんでしょうけど、

取り巻く環境が厳しすぎるというのも事実。

とにかく、風邪やインフルエンザに掛からない様に

うがい手洗いを忘れずに!

ではまた水曜日に元気でお目に掛かりましょう~☆

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