【前編】レッツ４のVベルトを交換してみよう！

ども。

毎朝郵便ポストに郵便物が届いていないか

確認するんですけどね、今日はいつも感じる郵便物の

手触りと異なる違和感を感じました。

肌触りがざらざらとしてて、なんと言いますか

和紙と藁半紙の間ぐらいの手触り。

「　ん　？　」

すぐにその手触りの違和感に気が付き、

何だろうかと見てみると・・・

遠くはアメリカ、カリフォルニア州からの封書です。

またエライ遠くから封書が届いたもんだ・・・・。

これは海外に限らず万国共通ですけど、

宛先や宛名が印刷されたシールを貼られていると

瞬時で広告

と判断出来ます。

中身を見ずとも分かります。

手当たり次第送る為には、住所なんて手書きしていたり

封筒に印刷していたんじゃ、時間も経費も嵩んで仕方無いんでね。

せっかく手触りで違和感を覚えさせて、真っ先に封筒を

手に持たせて興味が沸いた所までは良かったのにねぇ・・・・。残念。

↓　この続きを読む　↓

で、内容は・・・・まぁもう説明は要らない様な気もしますが。

中から手紙を取り出してみると・・・

＄500,000当選しました！！

ってきそうですが、さすがにそんなに露骨な

詐欺まがいの広告ではありません。ええ。

輸出関連業者からの広告でした。

なにやら、アメリカから日本に向けてホイールやタイヤ、

アクセサリーパーツなどを輸出している会社らしく、

アメリカから安く輸出出来るパーツなどがあれば

是非お付き合いをしたい。という内容。

例として

40フィートのコンテナで送った実績もあるよ！

って書いてありますけどね、

そんなに纏め買いしませんってｗ

せいぜいセカイモンでポチポチと小さな物を

買い物する程度ですよ。ええ。

コンテナに詰め込んで大量に仕入れするほどの

規模のバイクショップじゃないんでね。

でも、どんな会社なのか気になったので

早速ｇｏｏｇｌｅで検索してみると・・・・

無い。

出ない。

見つからない。

ってか、そもそも手紙にもwebサイトのアドレスすら

書かれていない位だから、そりゃ無いわな。

この時代にwebサイトが無い会社ってのがまだ有るんですな。

内容や造りはどうあれ、webサイトぐらいは有って欲しいと思う

今日この頃です。ええ。

特に大海をまたいでいる場合は。

怪しい臭がぷぅんぷぅんしますやん。

gmailのアカウントしか書かれていないし。

でさぁ・・・・さっきからね・・・モニタに黒い線がさぁ・・・

う　に　ょ　う　に　ょ

してるんですけどｗ

尺取り虫の小さいヤツが、一生懸命モニターを上へと登っています。

（ウニョウニョウニョウニョ・・・・）

ぷちっ

（　・　・　・　・　）

では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

8.6℃

曇り！

～06時：20%　～12時:40%

～18時：40%　～24時：20%

明日の大阪は一日中雲が広がりやすい天候で、

午後からは雨となる地域が多くなりそうです。

降水確率は低めですが、雨具の準備はしておいた方が吉ですね。

結局、今日は朝から雨の予報だったのに

いざ出勤しようかと思ったら雨が降っていなかったり。

まぁカッパを着ずに出勤出来たので良かったですが。

では本日の本題です。

まずは車両のご紹介から。

スズキ　レッツ4ですね。

今回のご入庫は、昨日も記事にしていた

Vベルト破断によるご入庫です。

お電話口で状況を聞いたところ、

やはりエンジンは始動出来るが、前へと進まない症状。

完全にVベルトの破断で間違いないですね。

んで、全く進まないのでエンジンを止めて、別の手段で

移動したとのこと。

痛める原因となるエンジンの空ぶかしはしてない事でしょう。

では早速作業開始です。

レッツシリーズのプーリーカバーを分解するには

まずキックペダルを取り外す必要があります。

12mmのボルトを抜いてキックペダルを取り外しましょう。

次にエアークリーナーボックスが邪魔して

プーリーカバーを手前に取り外す事が出来ませんので、

エアークリーナーボックスの固定ボルトを取り外しましょう。

ボルトを取り外したらエアークリーナーボックスを

ある程度動かせる様になります。

プーリーカバーの固定ボルトをそれぞれ緩めてっと。

プーリーカバー前部には冷却用空気の取り入れ口が

ありますので、ここのカバーも取り外しておきましょう。

カバーを取り外すと、エアーフィルターが付いています。

エアーフィルターは埃で汚れていますので、

取付時にはエアーブローして清掃してから

取り付けましょうね♪

それではプーリーカバーを手前に引いて取り外します。

カバーを取り外すと中から千切れたVベルトと

その破片がボロボロと落ちてきました。

破断したVベルトがどうなっているかっていうと・・・

プーリー部でぐわっちゃぐわちゃに・・・。

バックラッシュしたリールのラインの様になっています。

それにしても、Vベルトが破断した時ってのは

必ずこうして激しく絡みついていますな。

まぁ回転している部分だから仕方無いのでしょうけど。

1歩間違えればエンジン終了ですからね・・・。

何も無くとも定期的に交換することをお勧めします。

では絡みついたVベルトを取り外していきましょうか。

まずキックペダル部のカバーを取り外しましょう。

ボルトを取り外したらカバーを取り外しましょう。

カバーを取り外すと、激しく絡みついている様に見えていた

Vベルトもあっさりと解けて。

プーリーに絡みついているVベルトをするすると

引き出して並べて見ました。

見事にコグの部分が削げ落ちています。

こんなにもキレイに剥がれるモンなんですね。

ちょっと驚きです。

ほら、こんなにもキレイにコグが剥がれているんですよ？

これって、まるで北海道名産の鮭とばの皮みたいじゃないっすか？

まぁしがんでも何の味もしないでしょうけどｗ

破断したＶベルトを外し終わりましたので、ここからは

駆動部を分解して行きます。

まずはプーリーを取り外していきましょう。

センターナットをインパクトレンチで取り外してっと。

んでこれが取り外したセンターナットと

キックペダル噛み合い用のワッシャですね。

ドライブフェイスも取り外しましょう。

スズキのドライブフェイスは、ファン部分とフェイス部分が

ツーピースになっています。

次にプーリー奥に指を入れて、ランププレートを押さえながら

プーリーを取り外していきます。

奥に指を突っ込んでランププレートを押さえておかないと、

ウェイトローラーがバラバラになってしまいますのでご注意を。

プーリーを取り外し終えたら次はクラッチを

取り外していきましょう。

センターナットをインパクトレンチで取り外してっと。

クラッチアウターを取り外してっと。

最後にクラッチキャリアを取り外してきましょう。

クラッチキャリアを取り外し終えたら、

駆動系のパーツの取り外しはこれで完了です♪

エンジン部もかなり汚れていますので、組み戻していく前に

こちらもキレイに洗浄することにします。

バラバラに裁断されたＶベルトなどは、すぐにゴミ箱に捨てず

お客様に確認して貰う為に、袋に入れて保管しておきます。

破損した部品などをしっかりとお客様にお見せし、

きちんと交換完了したご報告と、トラブルの原因を

部品を指差しながら説明するのが当店流。

どこのお店でもやっていることだと思っていたのですが、

色々なお客様に聞いてみると、交換した部品を見せてくれる

お店と、そうで無い店が約半分ぐらいの割合になっています。

言われるまで出さないお店もあるそうなので、

修理完了後は部品を見せてもらい、事の顛末も聞かせて貰えば

次回からはもっと色々な事に気を使える様になるかと思います。

こんな酷いことになっていたんだ・・・

とか、

へぇ・・・確かに変形していますね・・・・。

口で聞く事で納得出来ても、一度は目で見ておいた方が

メンテナンスにも少しばかり気を回せる様になりますよ♪

さぁ、今日は駆動部まで分解が終わりましたので、

この続きはまた明日の記事でご紹介しますね。

じゃ今日の作業はここまで！

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

6.8℃

今日は午後から春の様な陽気でしたが、

明日からはまた気温も下がって冬空に戻ります。

この昼夜の温度差が体調不良を引き起こす原因になりますので、

皆様もどうかお体ご自愛くださいね♪

ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆