ども。
新年度がスタートして数日。
そろそろ正月気分も抜けて元のペースに戻りましたでしょうか?
で、今日は昨日お客様よりお預かりしたV-maxに
ETC車載機の取り付けです。見るからに取り付け場所が無い感じ。
唯一取り付けが出来そうな場所はというと、タンデムシート下の小物入れですね。
V-maxは湾曲部分が多いので、アンテナの取り付け位置や、
インジケーターの取り付け場所に悩まされました。
アンテナは当初お客様の要望で、スクリーンの下の方に取り付け予定でしたが、
車のフロントガラス用と違い、裏向きでの取り付けが出来ないタイプでしたので
急遽メーター下のアルミ部分にアンテナを取り付けしました。
アンテナの角度が少々キツメですが大丈夫でしょう。
念のためお客様への引渡し時にテスト走行をして頂くようにご説明しなくては。
取り付けの為には、ヘッドライトを取り外しペタッと貼り付けています。
前述の通りV-maxは湾曲部分が多いので、設置面積が極力広い部分に接着しています。
でもいつも思いますが、この3Mの両面テープはすごい。
そこいらで売られている両面なんて話にならないほど強力です
インジケーターの取り付け場所が一番悩みました。。
ライダーにガッチリ向けて取り付けすると、LEDランプが眩しくて気になるし、
かと言って見難い場所だと、走行時に視線を前方から動かしすぎて危ないんで、
結局この場所に落ち着きました。
視認性も良く、ライダーも眩しすぎない、これ見よがしにドドーンと
取り付けられてないし。
さり気なく、それっぽく、がGOOD。
アンテナ・インジケーターの配線を本体取り付け方向へと引っ張っていきます。
ドライ○ース○ンドやオー○バッ○スのように、取り外す部品点数を少なくしたいが為に
フレームに沿ってタイラップで外から適当に配線。
なんて事は出来ません。
ってか、許せません。
まずは左側のダクト部分を外し、内側についている電装パネルも取り外します。
純正のスイッチの配線に沿ってアンテナとインジケーターの配線を下ろしてきます。(写真撮るの忘れましたw
で、フレームより内側を通しながら、既存のタイラップを切って新しいタイラップで
アンテナとインジケーターの配線を纏めてしまいます。
アンテナとインジケーターの配線は、途中でバラバラになったりしないように、
所々を細いタイラップで固定しておきます。
配線を通しながら気が付いたのですが、アンテナ配線のカプラーが異状に大きい。
バッテリー付近の通したい所でカプラーが大きすぎて通せない・・・
うむぅ・・・。
悩んだ結果、少し手前から隙間を見つけて通したい場所を通過できました。
最終的に本隊と接続した配線を格納する場所は、
メンテナンスの事などを考慮して左サイドカバーの内側に落ち着きました。
V-maxの場合、シート下にガソリンタンクがフレームにきっちりと収まっている為、
あまり配線類を格納しておく場所が無いんですね。
バッテリー付近は純正の状態でも配線類がゴチャゴチャあって、とてもじゃないけど
そんな場所に配線を押し込むなんて、私には出来ませんです。ハイ。
サイドカバー内側にすることで、配線類もスッキリ納める事が出来ます。
また、本体からの配線もカプラーが大きく、そんなに都合よくアチコチに
配線を引っ張りまわせないので、サイドカバー内側は良い場所だと思っています。(お客様はどう思うか・・
で、最後は本体の電源取り出しと、ヒューズBOXの取り付けです。
電源はイグニッションONに連動させる為、本体付近の配線から適切な配線を抽出。
私が今回電源として使用したのは、テールランプの常時点灯用の電源です。
イグニッションONで通電する為問題ありません。
わざわざイグニッションキー付近の配線から取る必要もありません。
V-maxのテール配線の中の青色が常時点灯用の電源です。
勘に頼らず念のためテスターできちんと確認。イグニッションONで通電確認
量販店だと、作業簡素化のためワンタッチで電源を取り出すことが出来る
赤色のヤツ(通称カメムシorパッチン)を使いますが、私はどういう状況であれ一切使用しません。
時間が経つにつれて接触不良が必ず起きます。
しかも、接触不良が起きた時には、元の配線側も銅線がほぼ
切れかかっている状態が殆どなんです。
そりゃそうだわ。
強引にアルミのプレートに挟み込むんだから・・・。
切れるっつうの。
って事で、常時点灯用のメスギボシを切断して、ETC用の電源取り出し配線として
赤色の配線を新たに用意して、元のテールランプ用の配線と共に新たに、
メスギボシを使い2本の配線を接続します。
スリーブ(ゴムの被覆)を入れる時、2本配線があると固くて入れ難いですが、
パーツクリーナーなどを使用してやれば、結構スムーズにスリーブを入れることが出来ます。
アースに関しては、近隣のフレームに固定されているボルトに
アース用端子を付けた配線を用意しておきます。
電源の確保とアースを確保したところで、車載機付属のヒューズBOXと接続。
これで動作準備が整いました。
イグニッションON!!!
インジケーターが点滅して正常に作動確認。
ヒューズBOXはヒューズ交換のことも考慮して、ガソリンキャップ下のラバーカバーの裏側に配置。
これで特別な工具不要でヒューズの点検や交換が可能です。
次に、ETCカードを車載機に入れて作動確認。
緑のインジケーターが点灯して作動確認。
ここまでで全ての作業が完了です。
車載機本体は、お客様のご要望により車体側への固定をせずに引渡しとなります。
本体を完全に固定しちゃうと、カードの出し入れが厄介そうな場所なので
ひとまずこのままで行くそうです。
純正のゴムバンドが有るので、固定しなくても大丈夫そうですが。
最終的に本体を載せた写真がこれ。(途中の写真が無くてすんませんw
配線もうまく収まってよかったよかった。
あとはアンテナが問題なく動作してくれればいいのですが・・・。やや心配です。