ども。
今朝出勤時に物凄い吹雪に見舞われたので
今日の車検は難しいかなぁ~とか思っておりましたが、
一時的な吹雪だったようで一安心。
出社直後の店内の冷え込み具合ときたら、
足下が寒いのなんのって毎朝出社するなり暖房を即ON。
でもね、最近暖房の効きが遅くって
お昼頃までプルプルと震えながら作業してます。
エアコンの容量自体はかなり余裕がある物を使用しているので
設定温度によっては30分もあれば十分に温まるはずなんですが・・・。
↓ この続きを読む ↓
30分どころか先ほども書いた通り、お昼頃まで
プルップルしながら作業しなきゃならないほど効きが悪い。
今更ながら気がついた事が。
去年の秋口から
フィルター掃除してない・・・・
恐る恐るエアコンのカバーを開けてフィルターを取り出してみるとね、
普通は軽いモザイクがかかる程度に向こうの景色が透けて見えますよね。
透過率 0%
完全に目詰まり。
ただの黒っぽい板のようになっていました・・・。
こんだけ詰まればそりゃエアコン効かないよ。
早速エアーガンでブローしてエアコン再始動!
いやぁ~設定温度(30→26)って
こんなに低くても効くんだねw
電力の無駄遣いゴメンナサイ。
エアコンも本調子になった所で車検の準備の為に
軽トラックにバイクをグリグリ積み込んで~♪
継続検査でお預かりのイントルーダー400(VK51A)と
予備検査取得のイントルーダー800(VS52C)の2台積み。
2台ともサクサクサクサクっと検査合格。
しばらく車検に来ていなかったので
二輪の検査レーンが新調されていた事に感動♪
車のレーンみたいな音声誘導まで付いたし、
フートスイッチも今までが嘘の様に踏みやすいスイッチに変更されてたし、
メーター検査の機器の力強さも3倍ぐらいの強力パワー!
たった数秒で40kmまでホイールを回してくれます。
時代の流れを体感できた車検業務でした。
ではでは本題に入ります。
まずは今朝のTODAYのグリップ表面温度から。
0.6℃
なんとか今日も氷点下にならずに持ちこたえてくれました。
この調子だと閉店時は氷点下の雰囲気が・・・・。
今日が第1回となる
Dio-ZXのオイルポンプとオートチョークを交換してみよう!
シリーズですが、今回は全2~3回を予定しています。
写真の多さに比例して回数が増えるんですよ
ぜひ最後まで読んで下さいね♪
ご入庫いただいた車両がこちら。
ホンダ Dio-ZXですね。
症状は以下の通り。
・始動困難
特に朝一番の掛け始め
・始動直後の尋常じゃないスモーク量
始動しても吹けあがらないほどのスモーク量
・始動してもアクセルONでエンジンストール
毎朝がバイクとバトル アクセルのひねり方にコツが要る
・オイルの減りが早い
漏れている様子は無い
お預かりして始動性を確認。
何度やってもやはりオートチョークがまったく効いていない様子。
【オートチョーク交換確定】
オートチョークが効いていない状態で何とかエンジンを温めるが、
被っている様で吹け上がらない。
それに一度エンジンが止まると、また始動困難に陥る。
スパークプラグを外すとオイルでベチョベチョ。
オイル量の減りが早いということで時間をかけて
オイルタンクの容量変化を見ると、やはり丸1日置くと
オイルレベルが下がってる。
オイル残量センサーは既に去年新品に交換済みなのと、
周辺ホースからのオイル漏れが確認されないので
【オイルポンプ交換確定】
って事でさっそく部品を取寄せて作業開始。
まずはメットインBOXを取っ払います。
底部中敷をめくるとメットインBOXの固定ボルトがこんにちは♪
底部2本とオイルキャップ横に1本の合計3本で固定されています。
黄色いセンタースタンドのロックレバーも取り外したら
メットインBOXがごっそりと抜けます。
ホコリまみれですがどのスクーターもこんなもんですから。
早速オイルポンプの位置とオートチョークの位置を確認。
オートチョークは簡単に取り外せる場所にありますが、
オイルポンプだけは取り外すべき部品が少々多くなります。
まずは一番末端のエアークリーナーBOXからいきましょう。
表面の固定ボルトを取り外してフタをパカっと開けます。
エアーエレメントがカステラみたいにボッソボソになっている
かと思っていましたが汚れは溜まっているものの、意外と美しい状態のご様子。
エアーエレメントは後でキレイに洗浄します。
エアークリーナーBOXのフタがなくなったので
目標のオートチョークに手が入る様になりました。
次はオートチョークの配線カプラーとカバーを取っ払います。
配線カプラーだけ外せばカバーの取り外しは後回しでもOKです。
次はエアークリーナーBOXを完全にキャブレターから取り外します。
少々固いですが頑張って抜き取ります。
取り外してからキャブレターを見てみると・・・・
オイルが溜まってます。
こんなところにたまるはずが無いオイルが。
なんでこんな所にこんなにも溜まってるのかね。
まぁいいです。(オイルポンプを変えれば全て解決する予定
作業を進めます。
キャブレターを取り外す為に邪魔になるカバー類を
順に外していきます。
表面のカバーが外れたら次。
カバー(ダクト)が無くなってスッキリしました。
キャブレターの汚れによる
埋没具合はスッキリしませんが。
とりあえず作業はどんどんと進めていきます。
スロットルバルブ・オイルホース・燃料ホースをキャブレターから
取り外し、キャブレター分離の準備をしておきます。
完全にキャブレターの固定ボルトが汚れで埋没していますので
ボルト付近の汚れを削り落としてボルトを見つけ出して緩めます。
もう一本はメットインBOX部分から取り外します。
2本外すとキャブレター本体を取り外せますが、
キャブレターとマニーホールドの接続部分に
Oリングが入っていますので無くさないように注意して下さい。
オートチョークがすでにキャブレターから取り外されていますが
気にしないでください。
色々と大人の事情ってのがあるんですw
汚れに満ち溢れたキャブレターをエンジンから分離させます。
キャブレターが外れたら次はマニーホールドを外しますが、
その前にオイルタンクと接続しているホースをクランプし、
オイルを止めておきます。
キャブレターとマニーホールドを固定したボルトは
オイルポンプワイヤーが邪魔して外しにくいので
マニーホールドごと取り外すのでそのままにしてあります。
マニーホールドの4本固定ボルトを緩めて取り外し完了。
コストは掛かるがゴムを使わないので超寿命なホンダ技研
コストは掛からないがゴム製マニーホールドのヒビ割れに悩むヤマハ発動機
あなたが開発担当でこの二者択一を迫られたらどちらを採用しますか?
私はヤマハ側を選びます。
なぜ私がヤマハ側を選んだのかは水曜日の更新時にお教えします。
単純な事です。
作業は進みます。
取り外したマニーホールドにはリードバルブまでセットでこんにちは♪
殆どの方が同様の作業をするとリードバルブまで一緒に
取り外されてくると思いますが、無理に引き剥がさないで結構です。
ガスケットが破れてしまいますから
交換せずにいけるものはそのまま使用します。
リードバルブの状態もワレ等が無いかついでに確認しておきます。
リードバルブの割れや過度な開きもありませんので
問題ありませんね。
マニーホールドが完全に外れたらこんな状態です。
クランクケースにパッコリ開口部。
そのままにしておくと危険なので、マニーホールドを取り外したら
キレイなウエスをぶち込んでフタをしておきましょう。
次はオイルを止めておいたホースとオイルポンプ本体を
エンジンから取っ払います。
オイルポンプワイヤーはとにかく固くてレバー部分から外せませんので
オイルポンプを抜き取ってからレバー部分からワイヤーを取り外しましょう。
で、取り外したオイルポンプがこちら。
軸部分にオイルシールが付いているんですが、
ホンダ車はこのオイルシールが劣化して、オイルポンプ内部に留めておくべき
オイルをエンジン内部に落とし込んでしまうという特有の症状があります。
こうなると先にお伝えしているような症状になるわけです。
エンジン内部にオイルが溜まってしまって始動困難とかですね。
問題の部分がこちら。
軸の中心部にオイルシールが見えると思います。
これが内部と外部を隔てている最期の砦です。
オイルポンプを外した状態のエンジンがこちら。
ここも誰かが落ちるとイケませんので、取り外した後は
即座にきれいなウエスをぶち込んでフタをしておきましょう。
これで交換が必要な部品の取り外しは完了です。
次回はメーカーから届いた部品を逆の手順で組みつけていきたいと思います。
じゃ今日はココまで!
最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。
期待を裏切らない氷点下2.4℃
朝よりも寒いってのに、予想してた通りだったので
嬉しいとか嬉しくないとか・・・。
ではまたっ!
明日は定休日なので水曜日にまたお会いしましょう♪
コメント
はじめまして。
オイルシールとはシャフトが刺さっている筒の中にあるのでしょうか?
お忙しいところお手数ですがお返事頂けると嬉しいです。
こんにちは。
コメントありがとう御座います。
オイルシールは
この円筒形の筒の中、つまりシャフト部根元にあります。
ただし、オイルシールだけの部品番号設定はありませんので
結局の所ASSYでの交換になる部品ですね・・・。
トラブル箇所を現認するのであれば、オイルホースを繋いだ状態で
シャフトをグリグリと回したり、そのまま数時間放置していると
シャフトを伝ってオイルが流れ出てくるのが分ると思います。