ども。
店内に腐ったガソリン臭が充満しています・・・。
臭いはさすがに写真ではお伝えすることが出来ないので、
私が感じているのを写真で表現するとこんな感じ。
※一部車両写真に画像処理を施しております
もうね、あまりの臭さに写真まで歪むし、デジタルなのになぜだか
色まで緑色に染まるって。そういう感じです。
あの腐ったガソリンの臭いを嗅いだことがある人なら、この写真にも
なんとなく納得出来ませんかね?(そんな同意求めてもw)
それにしても、タバコをぷかぷかしながらこうして記事を執筆しているわけですが、
指先からこみ上げてくる臭いも強烈です。
でも、人間の慣れというのは恐ろしいです。
こんなに臭い手でも何食わぬ顔をして、ハンバーガーも食べれますし
炊きたてで湯気の立つご飯だっておいしく頂けるようになります♪
ちなみに、人間の感覚器の中で嗅覚が最も環境適用が早いそうです。
つまり、どれだけ吐きそうなぐらい臭いトイレでも、キャブレターでも、店内でも、
数分その場に居てると当初ほど臭いを感じなくなるんですよね。
これって、生存本能っていうんでしょうかね。
臭いってば気になると他の行動を取れなくなるっていうか、
周辺の状況を感じ取る感覚が鈍るっていうんでしょうか。
周囲の獲物の臭いっていうか、敵が近づいて来たことを
明かりなどが無い暗闇でも、臭いで感じ取っていた狩猟時代の名残なのか
鼻だけは環境適合能力が圧倒的に早いです。
かくいうこの店内の臭気もあまり気にするほどでは無くなりました。
鼻すっご (・(●●)・)
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で、車両の写真を一部画像処理しているのは
事情があるからなのです。
事情に関しては追々またご説明をば。
まっ別に深い意味はないですがw
んで、昨日はなぜブログ更新がお休みになったのか。
色々と事情がありましてですね・・・。
ブログをポチポチしながら、なんかモヤモヤと心の中に沸き上がるモノ有り。
うぬぅ・・・なんだ・・・この奇妙な感覚は・・・・
っ!?
1つ作業を忘れていました・・・・。
しかも、翌日午前中(今朝の事ね)に引き渡し予定のお約束。
しまったあぁぁぁぁぁっ!(ToT)
こういう事、たまにありますがいつもはもっと早い段階で
気が付くんですがね、今回ばかりは全く気が付かず。。。
で、この驚愕の真実を知った瞬間に血の気が引いたってわけ。
こりゃブログ更新所じゃねーぞってばw
で、途中まで書いていた記事を下書きとして保存しておき、
今日の記事執筆に至っているわけであります。
上等じゃ無ぇか・・・オレ・・・w
とんでもねぇ事忘れやがって。
まぁ、不幸中の幸いと言いますか、部品交換とかそういう類いじゃ無いので
時間さえ気にしなければ余裕っ♪
とんだ理由でブログ更新をお休みして申し訳ないですw
今日も相変わらずてんてこ舞いでしてね、閉店頃には全て完了しているはずの
作業が現在もなお、70%ほどしか進んでおらず・・・。
そして、残りを一気に!!!
ここで怒濤の追い上げっ!!!
・・・。
・・・。
出先でトラブルとの電話あり。
『いっ・・今スグ引き取りにお伺いしまんもすw』
んでこれが引取に行ってきた車両ですな。
カワサキ エリミネーター125です。
症状をお伺いしている段階では、レギュレターのトラブルかな?と思っていましたが、
よくよく話を聞いてみると、どうやらそうでも無い雰囲気・・・。
まっまた詳細に関しては記事にしてご紹介しますので少々お待ちを。
では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と
明日の大阪の天気予報をお知らせです。
9.8℃
晴れ!!!
明日の大阪の天気は、移動性の高気圧に覆われて晴れますが、
気圧の谷が近づくため、夕方からは次第に雲が広がる見込みです。
降水確率は明日夜から明け方にかけて10%で、
あとは1日を通して0%で雨の心配なっしんぐ♪
ツーリング、デート、セントラムへの来店、セントラムでご契約
お好きなプランをどうぞw
では本日の本題です。
先日からご紹介している
フォルツァZ(MF08)のFIランプ点灯?イグニッション不良?を修理してみよう!
ですが、今日は後編の最終回となります。
前回の記事は以下のリンクよりご覧頂けます。
■【前編】フォルツァZ(MF08)のFIランプ点灯?イグニッション不良?を修理してみよう!
さて、前回までは確か
フロントカウルを取り外した所まででしたね。
今日はこの続きをご紹介していきます。
イグニッション周辺の配線類は、向かって左側にある
このゴムカバー内側に集約されています。
本当にここの配線カプラが悪さをしているのか確認する為にも、
この状態で目星を付ける為にも、イグニッションをONにして
症状を確認してみましょう。
確認方法は至って簡単です。
衝撃でON/OFFを繰り返すことから、この周辺にある配線もしくは、
リレーなどがトラブルの原因になっているのではと。
で、その一連を動画に撮影してありますので見てみて下さい。
実に奇々怪々な具合になっていますw
[tubepress video=”t5ny9YlbMl0″ mode=”user” userValue=”centrumMC” description=”false” title=”false” views=”false” length=”true”]
ね?w
実に奇々怪々です。
でもまぁ、やはりイグニッション配線カプラが収められている
あのゴムカバーの中が怪しいということがハッキリと分かりました。
ただ、このままでは狭すぎて全く作業が出来ないので、必要最低限の
分解を行いましょうかね。
まず右側グローブボックスを固定ボルトを取り外して
運転手側に向かって抜き取りましょう。
グローブボックスがとにかくイグニッション配線を
隠しているので、これを取り外すだけでも随分と視野が広がります。ええ。
んでこれが取り外した状態。
スッキリしてよく見えるようになりましたね。
これで作業も捗りますぅ~ん♪
では早速・・・と思いましたが、あのゴムカバーが付いている
配線の束は上方にあるステーに結束されているので、
ステーからバンドを取り外さないと無理w
これがその結束バンド。
タイラップと違いツマミを押して何度でも再使用出来るタイプの
純正の結束バンドなので、ニッパーでカットする訳にもいきませんなぁ。
でもでも、とにかく狭くてツマミを押しながらバンドを緩めるのがまた、
至難の業・・・
狭いよ・・・狭いよ・・・狭いよ・・・ええええぇぇぇい!!こんちくしょぅ!w
んで、なんとかかんとかでやっとこさバンドを取り外すことができたので、
配線の束を手前に引き出して、ゴムカバーを捲りあげます♪(チラっ)
この配線カプラの束の中で・・・・そう!これです。
赤と赤/黒配線のこれがイグニッション(メインキーね)の配線カプラです。
で、配線をゴソゴソと触りながらも、あの奇妙な症状をずっと
確認しながら作業しているんですがね、
こうして配線を引っ張ったり、触っているぐらいではイグニッションは
ON/OFFを繰り返さないんですなぁ・・・。
でも、カプラを接続した状態で立て、指先に神経を集中しながら
上下に配線を引き合ったり、押し合ったりすると・・・
ウィィ~~~~ン(カチッ)ウィィ~~~ン(カチッ)
キタw
やっぱりここのカプラで間違いなさそう。
でも、なんだこのへんてこな接触不良。
今まで体験したことが無い接触不良の状態です。
とにもかくにも、まずは配線カプラを分離してっと。
そして双方のカプラ内部の端子の状態を確認してみます。
向かって左側の端子が黄色く変色していますね・・・。
これは接触不良によって生じた異状発熱の証拠ですな。
でも、これだけで先ほどのような接触不良が起きるとは到底思えませんなぁ。
カプラ内部から端子を取り外して確認してみましょうか。
イグニッションON/OFFを司るカプラなので、
通常のカプラ端子のように端子に遊びがあるとダメってことで
ちょっと特殊なカプラを使用しています。
取り外し方は簡単です。
まずは上部のストッパーを持ちあげてっと。
このストッパーが端子を押さえる役目をしています。
通常のカプラには無い構造ですね。
あとは端子正面から工具を差し込んで、内部のツメを押さえてあげましょう。
とにかく細くて固いものが無いと作業出来ませんので予め用意しておきましょう。
力一杯に内部のツメを押すのではなく、
構造を理解し、頭の中で工具の先端の状況を描きながら
適度な力でツメを押しつつ、配線を引いてあげるとこんな風に取り外せます。
オス側の端子も同様にしてカプラから取り外しましょう。
作業する際は、1本ずつ取り外して作業すると良いでしょう。
2本同時に取り外す場合は必ず配線の配置をメモしておくように。
オス側の端子を取り外して確認してみましたが、
良くあるような接触不良の例として、メス側の端子の形状に沿って
端子が削れているってのが多いのですがねぇ・・・表裏を確認してみますが
たしかに少しの摩耗は見られますが、接触不良を起こすほどの
異常磨耗ってはないですね。
もちろん、オス・メス共に配線と端子のカシメ部分の
接触不良なども予め確認済みです。
ふむぅ・・・なんだろうねぇ・・・。
ブツブツ言いながらも、とにかく裸の状態で配線を接続して確認。
※12V 電源が通りますので、ショートしないように注意して作業するように
残っているカプラは通常通り接続して確認しましょう。
ふむぅ・・・確認するも、こういう時に限って接触不良は起きない。
これもバイク屋あるあるですな。
で、未だ接触不良の原因がよく分かっていない状況ですが、
こういう時は、とにかく既成概念にとらわれず、1つ1つ100%間違いなく
問題箇所ではない!という状態に仕上げます。
まずは端子表面を目の細かいサンドペーパーで磨き上げます。
さらに端子表面とカプラ内に残っている
もう1本の端子にワコーズ製の接点復活剤を散布しておきます。
で、ここで違和感が。
接点復活剤を端子内部に吹き付けた時に、妙な音が。
なんて活字で例えたらいいか・・・・そう・・
シューー (プタカタカタプタ) ーーーー!
こんな感じw
活字で音を表現するのむっず。
メスの端子内部で変な音が聞こえました。
脱脂洗浄して端子を振ってみると、やはりカタカタと端子内部から
極小の音が聞こえます・・・。
なんだこの音。
端子を裏返したりして端子内部を見てみると、なにかの金属片が見えます。
小さいので工具などで掴むことが出来ず、状況を見ながら
振ったりして何とか取り出し完了。
この小さい板状の物がメス端子内部から出てきました。
はっはぁ~ん・・・犯人はこいつだな。
こいつが端子の内部で動き回るもんだから接触不良?
いやいや、それもあるでしょうけど、今回の症状はどうやらこの
金属片が動き回るのが原因では無いですね。
明らかによく見掛けるような接触不良の状態です。
言葉で説明するのは非常に困難なので、この端子がどこにあって、
端子内部でどういう役割をしていたのかを、
絵で描いてみましたのでそれを見た方が分かりやすいでしょう。
ちょっと絵が雑ですがなんとなく、あの金属片の役割が
分かって貰えますかね。
あの金属片は、スプリングとして内部で機能していた訳ですな。
つまり、あの板が無くなっていた為、オス端子は微妙な振動を受けると
唯一の接点であるメス端子上面の湾曲部との接点を失ってしまい、
接触不良を起こしてしまっていた。
これが今回の事の真相であります。
でも、FIランプの点灯とはどういう因果関係があるのか。
それも全てこれで説明が出来ます。
私なりの解釈で今回のFIランプ点灯をご説明。
異論があればお気軽にコメントフォームにどうぞw
まずはお客様との問診で聞いていた症状のおさらい。
・FIランプ点灯(回数不明)
・走行中にギャップ(凹凸)を踏むと点灯する
・ギャップを踏んでFIランプが点灯する時、回転数が
上昇するがしばらくすると、何事も無かったように元に戻る。
・症状が出たり入ったりする。(凹凸が関連?)
1つずつ解説していきます。
まずは
ギャップを踏んでFIランプが点灯する時、回転数が上昇・・・
→イグニッションがOFFになることによって、Sマチックが変速機構をローギヤに戻す為
回転数が上昇。(エンジンブレーキと同様)
回転数が上昇するも、再びイグニッションONになることによって、Sマチックが
現在の車速などから最適なギヤへと変速。(これがしばらくすると回復する状態)
症状が出たり入ったりする(凹凸が関連?) →衝撃によってイグニッション配線カプラ内部の端子に接触不良が発生。
ただし、衝撃の度合い等によって接触不良が起きない場合も。(今回記事内部で説明済み)
走行中にギャップ(凹凸)を踏むとFIランプが点灯する
→車速センサと現在のギヤ設定に著しい乖離が認められる為、
※イグニッションOFFによってSマチックがローギヤ変速する為
ECUが異常判断。(車速センサおよび回転数入力値の不具合または、ECUの不具合と誤診)
FIランプ点灯(回数不明)
→上記とほぼ同内容。ECUが異常を検知した為FIランプを点灯させたということ。
どうでしょう。
概ね私の考えはこんな感じです。
これが正しいと思える決定打は・・・・
今日現在、お客様より症状再発の電話がない事!!
ですw
だって、全ての症状に説明が付くのでこれ以外疑う余地は無いと、
そう判断次第であります。
もちろん、そこに至るまでには複数回に及ぶ試乗が有りましたが。
結果を先に言ってしまいましたが、記事はまだもう少し続きます。
今現状のままの端子では、接触不良を回避することが出来ません。
それに、ちょいと特殊なハウジング用端子なので、そんなもん
手持ちでないしなぁ・・・・と思いつつ、ゴソゴソと探してみると・・・・
あったがなw
ちょっとだけ形状が違いますが、内部形状や大きさはほぼ同じ。
横に飛び出ている部分を削り落とせば使えそうです。
とりあえず、オス端子を差し込んで使用出来るかチェック。
良い具合♪
グラつきも固すぎるってこともありません。
抜群の噛み合わせです。
端子の嵌合を確認し終えたら、古い端子を切り落として
新しい端子と結合です♪
新しい端子の左右に張り出ている部分を削り落としてから
カプラ内部に収めます。
カプラを接続してきちんと通電するか確認してっと。
まぁもちろん問題ナッシングでした♪
さぁ~ここまで来たらあとは組み戻していくだけですよ~。
配線の結束バンドを元の位置で固定してっと。
で、フロントカウルを元に戻すまえに、
オーナーさんから頼まれていた不要な電飾の一斉摘発w
ここは説明無しでダイジェストでお送りします。
一斉摘発完了っとw
スッキリしましたん♪
カオスー!になっていたフロント廻りの配線もスッキリ☆
フロントカウルを元通り取り付けていきます。
配線の付け忘れが無いようにご注意を。
フロントマスクを取り付けてっと。
以上で組み戻し作業は完了です。
さぁここからは数日に渡って試乗を行った写真を数枚ご紹介。
まず初日。
問題出ず。
良い具合♪
そして2回目。
この日は雲行きが怪しかったですが、フォルツァZの具合はよろしおすぅ♪
そして最後の試乗。
写真は3回分ですが、実際はもう少し試乗を行っています。
わざわざギャップの多い道を選んだり、急ブレーキや急発進、
そしてSマチックの操作など、一通りの動作を実施して試乗点検しています。
ここまで点検と試乗を実施して、症状の再発が見られなかったので
今回はトラブル解消!!って事に。
で、作業完了の記念撮影♪
今回は、ちょっと今までに無いようなトラブルだったので
良い勉強になりました♪
この記事がどれぐらい読んでいる方のお役に立てるか分かりませんが、
1つの事例として頭の片隅にでも置いておいて貰えるとよろしいかと。
今日はちょっと長くなってしまいましたが、最後まで読んで頂き有り難う御座いました!
また明日からは別の記事をご紹介しますのでおったのしみに~。
じゃ今日の作業はここまで!
最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。
4.6℃
おぅおぅおぅおぅ・・・ついに5℃を下回りましたよ・・・。
そろそろ紳士用肌着着用のシーズンか?
長袖のヒートテックと半袖Tシャツの組み合わせじゃ辛くなってきました。
あー腹減った。
作業が残っているので、今日はもう少し作業してから帰宅します♪
ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆
コメント
ちなみに愛用車は、
ビーノ125
マグナ250
TW200
フォルツァ250
です!
多すぎて自転車置き場がいっぱいです。
お疲れ様です!
楽しく読ませていただいてます!
勉強になりますし、何より展開が面白いです!
作業しながらの更新は大変だと思いますが、楽して分かりやすくて最高だと思います!
こちらは東京ですが、お店が近くだったら毎日行っちゃってました(笑)
また更新楽しみにしてます!!!!!