【第1回】スピードファイトのVベルトを交換してみよう!

ども。
今日は朝からずーーーーーーーーーっと雨で
テンションが下がり気味。

いや、午前中はまだ良かったんですよ。

降ったり~止んだり~の繰り返しだったんで。

午後から雨。

絶え間なく雨。

止みそうもない雨。

太陽カモン!!

澄み渡った夏の空とまで贅沢は言いませんから、

せめて一日中すっきりと晴れる日が恋しい・・・。

↓ 続きを読む ↓

カァ・・・・・・モォー!!

などと天に向って叫んでみたり。

なんかその甲斐あってか?明日は晴れそうな気がしてきたぞっ♪

よしっ。確認してみよう。

ドキドキ

ドキドキ

ピンポンパンポォォ~ン♪


願い届かず、

  現実はしい   とな。

天気予報なんて何年ぶりに電話で聞いただろうか。

久し振りに聞くとなんだか新鮮。

時報は時々時刻合わせに使うんだけどね、天気予報はめっきりご無沙汰。

わざわざ画にする

   必要あったのか?

時にはこういう他愛も無い事に取り組む事も

人生を豊にする上で必要かとw

天気予報聞くのって有料だぜ?とか

切なくなる事、言わないように。

はい。

じゃそろそろ本題に入ります。

その前に。

今朝のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。

TODAYのグリップ表面温度

6.0℃

ここ最近、朝の温度上昇が増えてきました。

もうすぐでしょうか?(真顔で

はい、もう横道それません。

思わずそれてしまいそうな文言ですが続けて本題に進みます。

先日当社WEBよりプジョー スピードファイト100用のV-ベルトを

ご購入頂いたお客様の車両がJAFに揺られてご来店。

スピードファイト100

プジョー スピードファイト100 ラリービクトリーモデルですね。

ご自身でVベルトを交換しようかと作業をされたようですが、

工具が無いためプーリーのセンターナットを取り外せないという事で

作業を断念してのご入庫です。

発進時にVベルトが切れてカバーを開けて内部を確認したら、

それはそれはエゲツナイ事になっていたとか。。

Vベルトの切れた繊維片があっちこっちに絡み付いていて

そりゃあもうエゲツナイ状態という表現がピッタリですよね。

発進時に切れたと言うことでプーリー部分に損傷が

起きていないかどうかも確認する必要があるため、

まずは分解して内部を確認します。

プーリーカバーを取り外す為にカバーを固定している

8mmボルトをTレンチでサクサクッと 緩めていきます。

プーリーカバーの固定ボルトを緩める

そのカバー固定ボルトの中でも、車両前方側の1本だけ適切な工具が無いと

外すのに苦労するボルトが有ります。

外しにくい場所

ちょうどいい具合にカウルの内側に隠れています。

まずメガネスパナでは外せません。

ってか、入りません。

いや、どうだろ・・・試してないから分かりませんが、

明らかにチョイスミスである事は間違いありません。

ここは適切な工具で緩めます。

ちょっとピンボケしていますが、1/4のラチェットを使用すれば

余裕で工具を入れることができます。

1/4のラチェットでOK

3/8のラチェットでも入りそうですが、カウルを少し手前に引っ張って

どけないといけないかもしれません。

ボルトを全て外したらカバーを取り外します。

プーリーカバーを開ける

開ける際はカバー側かエンジン側に

上下各1個、計2個のダウエルピン(通称ノックピン)

が付いていますので無くさないように確保しておいて下さい。

いや無くなったからといって機能上に何も問題なく、

どうってこと無いんですけど、あくまでカバーの位置決め用ですので

万が一無くなったとしても問題ありません。

※オイルが入っているカバー部分等には必要です。 

ちなみに、こちらのお客様のカバーも上側のダウエルピンが

付いていませんでした。

カバーを取り外した状態がこちら。

スピードファイト駆動系部分

お客様が既に千切れたベルトの繊維片などを取り除いて

くれていましたのでキレイですね。

さぁプーリーを取り外していきましょうか。

まずはセンターナットをインパクトレンチで緩めます。

センターナットを外す

インパクトレンチがあればプーリー本体を押さえる必要が無いので

あっさりと取り外す事ができます。

正転逆転を間違えないように気をつけましょう。

ほとんどは反時計回りで緩むのがセオリーですが、

スズキのセンターナットは逆ネジ仕様となっており、

回しても回しても緩みません。

どんどんと締まっていき、しまいには・・・・グリュッ!

って感じでクランクのねじ山を潰してしまいます。

スズキにはご意を

はい、じゃセンターナットの取り外しが完了したら

一番手前のキックドリブンギヤを取り外します。

キックドリブンギヤ

ベルトが千切れてギュモギュモなった感が満載のフェイス面。

これは後できれいに磨きましょう。

じゃ本命のプーリーを取り外しますが、予想通り内部のウェイトローラーが

ずれているようでプーリーが随分と表側に飛び出していて

奥には全く動きません。

ベルトが千切れて怖いのが、このローラーが所定の位置からずれて

最悪の場合プーリーから飛び出してウェイトローラーが

グチャグチャになってされる事もしばしば。。

このプーリーもどうなっているか気になるところですね。

動かなくなっているプーリーを丸ごと抜いてきます。

プーリーを外す

ウェイトローラーを押さえているランププレートが妙にモッコリしています。

とりあえず全てを押さえながら引き抜いてきます。

抜いてみるとこんな状態。

取り外したプーリー

プーリーバーガーじゃありません。

佐世保バーガーでもありません。

ビッグマックでもありません。

ウェイトローラーが飛び出して収まりが付かなくなってます。

じゃ次はウェイトローラーを押さえているランププレートを取り外して

内部の様子を見てみます。

ランププレートを外した

 ガ ラ ン ゴ ロ ン ♪

予想通りの状態。

取り外したエンジン側の状態はというと、

クランクシャフト

キレイですね。

千切れたベルトの影響でスタータークラッチとか大丈夫か

心配でしたが、特に異状もありませんでした。

ウェイトローラーとプーリーの様子をもう少し詳しく観察してみると、

減ってるウェイトローラー

カマボコ状になっているウェイトローラー。

そういえば、以前に修理したJOGのウェイトローラーは

もっともっとすごい状態でしたよね。

かまぼこみたいになったウェイトローラー

ここまでじゃないので、この状態と比べればまだ少しの間は

目立つような性能劣化を感じずに走行が可能でしょう。

この車両のウェイトローラーは、今回のベルトの破断の影響なのか不明ですが、

分解したついでなので交換しておきたいですね。

そしてウェイトローラーを取り出した後の

プーリーの様子はというと・・・

汚れたプーリー

致命的なダメージはありませんがコナッコナです。

これも取付前にキレイに洗浄しましょうね~。

とりあえず、お客様にメールで現在の状況と交換にかかる

工賃等をお伝えしました。

当然、本社にも既に部品の問い合わせを出して

国内在庫と価格を調査中。

回答が来週になるので、この記事の続きも来週になるのか

明日完結するのか。

プーリー以外にも影響が無いか、クラッチ廻りも一緒に点検します。

まずはクラッチアウターを外す為にセンターナットを

インパクトレンチで緩めます。

クラッチセンターナットを緩める

ここもインパクトレンチがあるとアッサリと外れます。

で、クラッチアウターをよくよく見ると・・・

こんな所にライオンマーク

こんな所にライオンマークが♪

旧ロゴのライオンですね~このマークは。

意外とが細かいプジョーw

まるで一時期のスズキみたいですね。

センターナットを外したらクラッチアウターを取り外します。

クラッチアウターを外す

次はクラッチASSYを引き抜いてきます。

クラッチASSYを引き抜く

なんとなくこのクラッチを見ていて気になるのが、

クラッチシューキレイ過ぎ。

クラッチシューがキレイすぎる・・・。

まるで走行距離100kmのクラッチシューです。

つい最近新品に交換されたばかりなんでしょうね。

クラッチのセンタースプリングやトルクカム部分も確認しましたが

作動にも問題が無いのでクラッチ廻りは一安心。

とりあえずお客様からの指示待ちなので、

作業を再開したらまたご報告しますね♪

じゃ今日はここまで!

ジェットフォースのお話はまた明日以降にでもw

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせ。

TODAYのグリップ表面温度

5.0℃

こちらも朝の温度が高かったので高めの温度となってます。

ではまた♪


じゃ、今日もいつものアレいっとく~?
人気ブログランキングへ今日もポチッと明日もポチッと♪ブログランキング参加中 

[ratings]

スポンサーリンク