ども。
今朝の大阪の豪雨は凄かったですね。
台風が近づいているというだけのことはあります。うんうん。
でも、あまりにも天候の変化が早すぎます。
だってね、開店して朝一番でご入庫のお客様の
オイル交換とチェーン調整を終わらせ、お客様を
見送って数分すると・・・
驚くほどの豪雨。
先ほど見送ったお客様はきっと・・・びしょ濡れになったはず。
私もまさかこんなにも突然降り出すと思っていなかったので、
急いでお預かりの車両を店内にしまい込んだので、おかげさまで朝からびしょ濡れに。
バケツをひっくり返したような雨とは、まさにこんな雨のことですね。
側溝からは水が溢れ出すわ、天井を打つ雨の音が凄いわ、
傘差して表に出ても靴がグジュグジュになるわ・・・。
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そんなゲリラ豪雨だった午前中から一転、
午後になると何事も無かったかのように・・・
見事なまでに快晴♪
で、今日入荷した2014年モデルのPCX125の新車を
トラックから降ろしてくれる木人形。
相変わらず空のブルーとの相性がよろしい。
もうすぐコイツ用のツナギが出来上がりますので、完成したら
お披露目します♪
で、その2014年モデルのPCXですが、見た目は
以前のモデルと大きく異なっていませんね。
変わっているといえば、プーリーカバーがプラスティックの化粧カバーが
付いていたのが、アルミ素材のカバーのみに変更になっています。
初期モデルのように大型店が買い占めて、小規模販売店にPCXが入荷しないという
大クレーム問題を起こしてからというもの、販売店規模に応じた台数の割当制となり
全国どこのホンダ取扱店でも安定して入手出来るようになりました。
ただし、台数に制限がありますのでご予約のお客様優先となり、
予約が全て埋まっている場合もありますので、お早めにご予約することをオススメします。
何しろタイからの輸入車で、ホンダと言えども輸入台数に限りが有りますので
その台数を出し終えたら、次回入荷まではどこにもありません。
ご参考までに♪
では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と
明日の大阪の天気予報をお知らせです。
30.2℃
晴れ時々曇り
明日の大阪の天気は、日本海に中心を持つ高気圧に覆われて、
晴れるところもありますが、湿った空気の影響で雲が広がりやすく、
雨の降るところがあるでしょう。
午後は南部を中心に雷を伴うところがある見込みです。
降水確率は午前中は0%で、午後から20~40%台となっています。
帰りが遅くなる方は念のため雨具をお持ちになった方が良いでしょう。
では本日の本題です。
先日からご紹介している
スカイウェイブ400(CK44A)の駆動系をオーバーホールしてみよう!
ですが、今日は第2回目となります。
前回の記事は以下のリンクよりご覧頂けます。
■【第1回】スカイウェイブ400(CK44A)の駆動系をオーバーホールしてみよう!
さて、前回までは確か
配線を横に避けて、動画をご紹介した所まででしたね。
今日はこの続きをご紹介していきましょう。
あの音の原因が今日分かります・・・フッフッフフフフフフフ・・・(・∀・)
まずクラッチのセンターナットを緩めて取り外す前に、
予めVベルトをぎゅっと握ってクラッチに落とし込んでおきましょう。
それからインパクトレンチを使用してクラッチのセンターナットを取り外しましょう。
センターナットとワッシャが外れました。
ワッシャは少し湾曲している形状なので、
膨らんでいる方を表に向けて取り付ける様にしましょう。
んで恐る恐るクラッチアウターを取り外してみます。
(ゴクリ)
(どきどき)
パカッ♪
ん?
んんっ!?
クラッチシューが削れて無くなっている上、ベースまで
削れてしまっています・・・。
すごい・・・こんなにも減っているクラッチシューを見たのは初めてです。
違う角度からクラッチシューを見てみましょうか。
ほんのちょっぴりクラッチシューらしき残骸が見えますね・・・。
でも、これはシューが有るっていうほどの量じゃないっす。
もう100%使い切った上に、さらに20%増しで使用していますから。
よくもまぁこれだけ使い続けた事。関心です。
で、当然クラッチシューがこれだけ摩耗して
ベース部分まで削れていると言うことは・・・
クラッチアウターも見事なまでにゴリゴリに削れています・・・。
こりゃ長く使い続けたツケが廻ってきています。
それにしてもホントすごい。
シャフトにも相当な熱が伝わっていたのか、
シャフト先端のスプライン部も少々熱で焼け色が付いています。
こりゃクラッチシュー一式とクラッチアウターの交換が必要ですね。
って事で駆動部をさらに分解していきます。
プーリーのセンターナットも取り外してドライブフェイスを取り外します。
んでベルトを掛けたままでクラッチキャリア一式を取り外します。
んでこれが取り外したクラッチキャリアとVベルトですね。
んで取り外したクラッチシューを真横から改めて見てみましょうか・・・。
左端の競り立っている部分が元々のベース面ですね。
数㎜はベースが削れて無くなっています。
当然、さらにこの上にはクラッチシューが乗っていたわけでして・・・。
一体何㎜消えて無くなったのだろうか・・・。おぉこわ。
最後に残っているプーリーを取り外しました。
プーリーは後ほど分解して行きますので、
ちょっと横に置いておきましょうか。
んでこれが全てを取り外し終えたエンジン部ですね。
思いの外エンジン部はキレイですね。
でも写真ではキレイに見えますが、実際はクラッチのカスなどが
びっしり付いているので、部品の組み付け前にエアーブローしておくことにしましょう。
じゃまずは問題のクラッチキャリアから分解して行きましょう。
クラッチキャリアをしっかり足と手で押さえながら、
大きなセンターナットを取り外しましょう。
ナットが外れるその瞬間まで、足と手の力は緩めないこと。
ナットを取り外したら、ゆっくりと真っ直ぐに足と手の力を抜いていきましょう。
勢いよく離すと、センタースプリングの張力でクラッチシューが
ぶっ飛んできて怪我しますのでご注意を。
はい、これでクラッチシューの分解完了です。
ではこのままシーブ部をさらに分解して行きます。
スプリングシート部をドアノブを掴むようにしっかりと握って、
ぐるりと回転させつつ、手前に抜いていきましょう。
そのままスコンッ♪とスプリングシート(台座)を取り外します。
そしてこれが変速を担当するトルクカム部分ですね。
グリスがてんこもりですが、こんな具合が正常です。
ここにグリスが少ないと変速不良や異常磨耗を引き起こします。
このトルクカム部分に入れられているピンを
ラジオペンチなどを使用して抜き取りましょう。
そしてこれが抜き取ったピンですね。
抜き取ったピンは2ピース構造になっていますので
バラバラになって無くさないようにご注意を。
ピンを取り外すとシーブが分割出来ます。
これがピンがささっていた側のシーブですね。
シーブのベアリングにも異常が無いかチェックしておきましょう。
ゴロゴロ感や引っかかり感がある場合は、ベアリングを交換しましょう。
ベアリングには異常がありませんでした。
良かった・・・。
少しでも交換点数が少ない方がお財布には優しいので。
んでトルクカム部分に取り付けられているOリング上下2本を
洗浄前に取り外しておきましょう。
Oリング上下2本を取り外し終えたら、ある程度塗られているグリスを
タオルなどで拭き取っておくと洗浄がスムーズになります♪
はい、これでクラッチキャリア一式の分解完了です~。
あとは洗浄して部品を交換して組戻していくだけですね。
そうだそうだ、まだプーリー側の作業が残っていましたね。
このプーリー側の作業についてはまた次回の更新でご紹介します。
今日の作業はここまで!
最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。
24.8℃
夜・・・いや、夕方になると当店のある地域では
蚊もそうですが、小さな羽アリ?が大量に店内に舞い込んでくるので
夕方頃から締め切った状態で作業しないといけないのです。
開けた状態にしているとね、そりゃもう悲惨な状態になりますよ。ええ。
そこらじゅう小さな虫の死骸だらけに。
翌日の掃除が大変です。
虫が嫌いなのに。
くそぅ・・・イナカめっw
じゃまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆