ども。
世間では昨日からUターンラッシュ。
各地の高速道路では渋滞が発生しているようですね。
渋滞があるの分かっていても、高速道路に乗らないと
移動できないつらさ・・・ほんとご苦労様です。
私は渋滞がとにかくイヤで、いつもレジャーシーズンに行楽地へ
出かける際は、夜中に出発し、帰路に就く際は同じ行楽地から帰る人たちで
発生してしまう前に高速道路に乗って快適に~♪
まぁ・・・負担もなかなかの物ですけどw
いや、でも渋滞40kmとかに比べりゃ相当マシですよ。ええ。
長時間渋滞にはまったままだと、ガソリンの心配も出てくるし
トイレ、水分補給もしたくても出来なくなりますよね。
車にとってもあまり良い状況とは言えませんし。
渋滞のさなかエアコンをがんがん掛けてるとね、しまいにゃオーバーヒートするか
バッテリー上がりを発生させてしまいます。
渋滞にはまるのが予め分かっている場合は、携帯用トイレや
水分、それにエアコンを常時付けっぱなしに出来なくなる状況も考慮しておく必要が有りますね。
あぁ~やだやだ。こんな渋滞見てるだけでどこにも出かけたくなくなりますw
↓ この続きを読む ↓
で、今日の夕方。
近所で何があったのかよく分かりませんが、
バラバラバラバラバラバラ・・・
と妙に近くで聞こえるヘリコプターの音。
しかも、何度も旋回を繰り返している様でした。
どれぐらいでしょう・・・10分近く上空をウロウロしていた感じ。
オレンジのラインがあるので警察だと思うんですけどね、
とにかくいつもより低空過ぎてうるさいったらありゃしない。
バラバラ・・・って音と言うよりも、バタンバタンバタンバタンこんな感じの音。
あと、エンジンの高周波なキィーーーーンって音。
実に耳障りですw
どうせうるさいなら、手が届きそうなぐらい低空飛行してくれたら、
それはそれで盛り上がるのにw
ターボプロップエンジンっていうんでしたっけ?
このへんの民間機には使ってないのかな?
まぁ、いずれにせよ、ヘリコプターのエンジンを間近で見てみたいし・・・
本音を言うと・・・
メカが好きなだけw
ただ、今日は冒頭でこれが言いたかっただけですw
はい、では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と
明日の大阪の天気予報をお知らせです。
41.2℃
晴れ時々曇り!
明日の大阪の天気予報は、高気圧に覆われて概ね晴れますが、
午後は強い日射と湿った空気の影響で大気の状態が不安定となるため、
雨や雷雨となるところがある見込みです。
中部や南部では、激しい雨の降るところがあるでしょう。
明日も大阪では高温が予想され、熱中症など健康管理に注意が必要です。
では本日の本題です。
まずは車両のご紹介から。
ホンダ フュージョンですね。
どうやら自宅まで帰宅する途中でエンジンが止まってしまい、
現場ではどうにも出来なくってしまいご入庫です。
事前の問診では、全く電源が入らないとの事。
しかも走行中に急に全電源喪失という事態。
とりあえずイグニッションをONにして確認してみます。
ONにしても全く無反応です。
基本的な部分から見ていきましょう。
まずはバッテリー電圧のチェック。
ふむ・・・12.78Vですか。
全くバッテリ-には問題ないようです。
他に原因があるようですね。
全電源喪失で、電源が全く入らないってことは、メインヒューズの可能性もありますね。
フュージョンの場合、バッテリーの固定状態が悪く
ターミナル端子の緩みなどが発生している場合もありますので、
バッテリーの電圧チェックを実施した際に、ターミナルの緩みもチェックしておきましょう。
バッテリーの近所に配置されている部品類をチェックします。
イモビライザーユニットをステー事取り外しましょう。
バッテリーのプラスターミナルと接触しない様にご注意を。
取り外した内側に、スターターリレーがあります。
スターターリレー内部にメインヒューズが入っています。
スターターリレーの赤いカプラを取り外すと、
メインヒューズが入っていますので、ヒューズ溶断していないか確認です。
ヒューズには異常がありませんね。
って事はスターターリレーもOKですね。
一応、スターターリレーの動作確認のために
直接配線をショートさせてセルモーターが回転するか確認しておきます。
元気一杯、セルモーターが回転しました。
スターター周辺は問題なさそうですね。
じゃ次。
グローブボックス内部のヒューズボックスを見てみるとね・・・
オーナーさんが現場であれこれ苦戦した跡が残っていました。
まず、メインスタータリレーヒューズの15Aが抜かれ、
変わりにテール、メーター周辺のヒューズボックスに差し込まれていました・・・。
いやいや・・・・メインスタータリレーのヒューズ抜いたら、
電源入りませんやん。
いや、そもそも、テールランプ周辺のヒューズが何度も溶断したって事ですよね?
で、スペアが無くなったもんだから、他の部位のヒューズを抜いたって事ですよね。
イケませんよ。
定格10Aの部分に15Aとか入れて、その場凌ぎとか。
配線が炎上する可能性があります。
危険なのでやめましょう。
あと、たばこの銀紙を挟むのも絶対に危険なのでやめましょう。
ヒューズが切れるということは、どういうことなのか理解すれば、
自ずとそんな危険な事をしなくなると思いますが。
で、とりあえず定格通りのヒューズを差し込んでっと。
よし、これでイグニッションON!
(カチッ)イグニッションON
(ぷちっ)
一瞬で溶断。
もう一度確認の為に、10Aのヒューズをテールランプ周辺ヒューズ部に
取付けて確認。
(カチッ)イグニッションON
(ぷちっ)
やはりこの部分に問題がありますね。
メーターなのか、テールランプなのか・・・
メーターが突然過電流になると言う事は非常に考えにくいので、
やはり社外品が取付けられているここが怪しい・・・。
とりあえず、メーター廻りなのか、テール廻りなのか、
問題を切り分けるために、テール廻りの配線一式を一度
車体から分離させてみましょう。
フュージョンのテール廻りの配線カプラは、1つのカプラに
集約されているので、結構楽チン♪です。
カプラの位置はここ。
リヤホイール左側から前を覗くと見えています。
※ピンぼけしててすんません
手を伸ばしても届きそうにありません。
ですが、左側モールの開口部から何とか手を突っ込んで取り外せます。
結構狭いのと、カウルのフチで手を切る可能性がありますので
注意して作業する様に。
指先の感覚が物を言います。ええ。
とにかく狭いのと、手がしっかり入らないので大変です。
急がば回れ・・・・そう、
左側モールを取り外すと苦労せずに作業できるんですけどねw
で、テール廻りの配線カプラを取り外し完了なので、
もう一度新しいヒューズを入れてイグニッションをONにしてみると・・・
おぉ。
電源が入りました。
ヒューズ溶断も無しです。
やはりテール廻りにショートしている部分があるようですね。
そうと分かればここからは早いですよ~♪
この車両に取付けられているテールランプは、外装を分解せずとも
取り外しが出来るという優れもの。
一般的なユーロテールなどは、リヤ廻りのカウル類一式を
取り外さないと、テールランプの着脱が出来ません。
まずは表面のクリアカバーを取り外してっと・・・。
いや、既にクリアーじゃないなwこれw
固定ボルトを取り外すと、あっという間にテールランプが外れます♪
んもうっ~楽チンすぎます、このテールランプ♪
で、取り外した瞬間に問題1つ発見。
テールランプとフレームとの間に、配線が挟まっていました・・・。
しかも既に配線はぺしゃんこ。
これが原因か??と、思っていましたが、
挟まっていた配線を確認しましたが、被服がきちんと被っているので
直接フレームと接触していた様子は無し。
周辺配線も全てカバーを取り外して確認してみましたが、
被服が破れている箇所などは見当たらず。
と言う事は別の場所か・・・。
って事で、1つずつ電球を取り外して確認していくと・・・
テールランプのソケット部分に怪しげなのを発見。
もう少し近くに寄ってみます。
ソケット内部の接点部分が溶けていますね。
あぁ・・・これか。
多いんですよね~このソケットの溶けた事によって引き起こされる
トラブルってば。
この溶ける原因なんですけどね、まず1番はブレーキスイッチの不良による
制動灯(ブレーキランプ)の常時ONによる加熱によってソケット熔解。
フロントブレーキスイッチは構造的に、ONになりっぱなしにならないので、
フットブレーキ部のブレーキスイッチ調整不良、またはテールランプソケットの
造り粗悪
が原因です。
ブレーキランプ点灯しっぱなしは、社外品、純正品に関わらず
ソケット熔解を引き起こしますのでご注意下さい。
で、問題となるのはここから。
ソケット熔解によって接点不良が発生すると、電球切れ、または
点灯不良になってしまい、そもそもヒューズが切れないんですけどね。
今回の場合は運が悪かった・・・。
座面プラスティックが溶けて変形し、電源配線の
端子部がスプリングと接触してしまっています。
スプリングはアースと繋がっていますので、必然的に
テールランプに電源が通った瞬間にショートする事になり、
ヒューズが瞬断する結果となってしまったようです。
とりあえず、このソケットはもう再使用不可ですので
不要になったダブル球用のソケットを調達する必要が有ります。
で、店内をごそごご探すと見つかりました♪
スズキ イントルーダー800クラシックのフロントウインカーです。
ちょうどダブル球仕様のソケットなので使えます。
分解して内部のソケットと配線を取り出します。
予め古い配線からラバーパッキンなどを取り外して、
ソケットを通したあとにパッキン、スプリングなどを入れておきます。
配線の長さを確認し、古い配線をカットし新しい配線と
ハンダ付けで固定します。
ハンダ付けで固定する前に、配線には予め熱収縮チューブを
絶縁用に先に入れておくのをお忘れ無く。
配線同士を接続する際は、必ずハンダ付けして結線しましょう。
ハンダ付けした部分に予め通しておいた熱収縮チューブを
入れて収縮させて絶縁します。
ソケットを元通りカプラに取付けたら配線の修理は完了です♪
電球を取付けてっと。
あとはイグニッションをONにして、ヒューズが溶断しない事を確認。
そして、ブレーキランプの作動チェックを実施し、
問題が無ければ元通り車体にテールランプを取付けます。
車体との間に配線を挟み込まない様にご注意を。
無事にヒューズ切れも発生しなくなったのでコレにて一見落着です♪
最後にエンジンを始動して充電圧が正常か確認しておきましょう。
始動直後のアイドリング状態で13.19Vですね。
回転数を上げて既定値まで上昇し、さらにレギュレートされているのも
確認できましたので、作業はこれで完了です~♪
フュージョンに関わらず、ブレーキランプの点灯しっぱなしには
皆様もご注意を♪
今日の作業はここまで!
最後に閉店時のTODAYグリップ表面温度をお知らせです。
35.2℃
今宵も蒸し暑い夜です・・・。
湿度が半端ないですが、夏本番という感じはお盆も終盤になってくると
やや薄れてきますね。
あぁ・・・もうすぐ夏が終わるのかと思うと寂しいっすなぁ。。
いやいや、まだまだこれからですぜ!!
夏を来週から満喫します♪
ではまた明日も元気でお目に掛かりましょう☆
pp
コメント
はじめまして。
いつも楽しく拝見しています。
ページのなかで、スターターリレーをショートさせてセルモーターを回すくだりがありますが、
どことどこを接続するのですか?
おなじような状態なので、質問させていただきました。
こんにちは。
スターターリレーに接続されている太い2本のリード線間のショートです。
1本はバッテリーから。もう1本はセルモーターへと繋がっていますので、この2線間を
ショートさせればバッテリーの電力がセルモーターへと強制的に流されると言うことになります。
常時その二つの線を直結して使用しても問題ないでしょうか?
おはようございます。
記事を、ありがたく拝見させてもらいました。
7年間ほど、フュージョンにのっています。
最近、チラホラと故障があり、修理屋にもっていこうかと思いましたが、自分で直すものよいのでは、思いまして、サービスマニュアルを購入しました。
テスターを、用意しています。
メインスイッチが反応しないので、サービスマニュアルの故障診断の内容をみていても、
電気配線の基礎が理解できず、困ってしまいました。
そこで、サービスマニュアルと併せて、バイクの電気配線を、スッキリ学習できるような、
本など、覚えがありましたら、厚かましいとは、おもいますが、ご都合よいときにでも、教えていただけませんでしょうか。
おはようございます。
コメント有り難うございます。
そうですねぇ・・・書籍やWEBを見て電気配線を
学ぶと言う事は、恐らく必要無い余計な情報が
入り過ぎてしまうので、むしろ問題が
分かりにくくなってしまうかもしれません。
当方の記事は既にご覧頂きましたか?
■【前編】フュージョン(MF02)のメインキー不良を修理してみよう!
まずは記事の通り、確認出来るところまで
確認して頂くのがよろしいかと思われます。
こちらでは現在どのあたりまでトラブルシュートが
済んでいるのか理解できていないので、
詳細をもう少しお知らせ下さると良いアドバイスが
期待できるかも知れませんね~♪
すいません!
自分もフュージョンに乗っているんですが
バッテリーも充電満タンなんですが
エンジンがかかりません
あと一年間ほど動かしていません
こんばんは。
バッテリーが正常でエンジンが始動しなくて、
1年間の放置期間があるばあい、キャブレターのオーバーホール作業が
必要となりそうですね。
キャブレター内部でガソリンが腐っている物と推測されます。
ご自身で作業が出来るのならば、
キャブレターをオーバーホールされることをオススメします。
ありがとうございます
あとカギを回してセルをおしても
反応がありません!
画面も反応無しです
うーん・・・まず、バッテリーは1年放置して
完全放電してしまってて、充電したつもりでも
実はバッテリーが完全に使用不可状態になっていれば
キーを回してもダメでしょうねぇ・・・。
バッテリーにテスターを当てて電圧を計測して
見ると良いでしょう。
テスターはホームセンターなどでも安価に売られています。