キムコ グランドディンク250Xのヘッドライト不灯を修理してみよう!

ども。

今日は朝から車両の引取に出かけてきました。

お客様の元へ向かう前に陸運局に登録の書類を出し、

車両を引き取った帰りにでも書類を受け取りにこようかと思っていました。

お客様のお住まいの地域はあらかじめ地図で調べてから

向かったはずなのに、通れるべき道が通れなくて迂回させられたり、

気が付いたら住宅街ど真ん中の細い道を走っていたり・・・・

それはつまり・・・・

に迷ったと言う事w

だってね、どんなに回り道しても回り道しても、

一向に向こう側に抜けれないんですから。

線路の高架がずーーーーーーーーーーーーーーーーっと目の前にw

で、途中で諦めて大通りに出てから

お客様のご自宅へと向かい、ご依頼のあった車両を積み込み

今日は忘れずに陸運局に寄って書類を受け取ってから帰社しました♪

陸運局

ちょうどお昼時ぐらいだったので、陸運局も点々と車が居てるだけで、

庁舎内も人がほとんど居なくてスッキリ♪

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んで、これは記事にするほどじゃなかったので

この冒頭でご紹介します。

先日、

『またイタズラをされたんです~!!』

って事でご入庫されたこちらの車両。

ヤマハ ドラッグスター250

ヤマハ ドラッグスター250ですね。

数ヶ月前にも駐輪場でイタズラされて、プラグコードを切断され、

さらにアイドルスクリューも目一杯締め付けられていたりして、

散々な目に遭ったばかりなのに今回も・・・

イタズラ1 イタズラ2

プラグキャップだけ無くなってる!!

前回はコードをブッツリと短く切られていたので、

コード根元からの交換となってしまいましたが、今回は

プラグキャップだけ取り外されてしまったようです・・・。

出費は少なくてすみますが、店まで汗だくになりながら押してきた労力や、

いくら安く済むと言っても、余計な出費である事には変わりありませんな。

駐輪場の場所を変えるなり、シートを被せるなりして

自衛の手段も講じて貰うほか防ぎようが無いですな。

・・・って言っても、完全には防ぎきれないでしょうけど。

んでメーカーから取り寄せておいた新品のプラグキャップっと。

新品のプラグキャップ

プラグキャップは前後共通です。

元通り取付けてエンジン始動後に、他にイタズラされていないか

チェックして、問題なしって事で今回はフィニッシュ。

で、ふと空を見上げると大きな大きな積乱雲発見♪

積乱雲

おぉおぉぉっ!!

モッコモコの積乱雲ですっ!!

立体感があって実にリアルです♪

夏本番ですね~♪

さぁ~積乱雲も見たし、元気出てきたので

今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

35.2℃

晴れ

晴れ!!!

明日の大阪の天気は、高気圧に覆われて概ね晴れますが、

湿った空気の影響で北部を中心に雲が広がりやすく、

午後は大気の状態が不安定となるため雨や雷雨となる所がある見込みです。

北部と言えば山に近いのでどうしても仕方ないですな。

山の天気は変わりやすいと言いますし。

降水確率は10-20%台と低くなっており、

雨が降る心配は無いでしょう♪

ただし、時期特有の夕立などにはご注意を。

では本日の本題です。

まずは車両のご紹介から。

キムコ グランドディンク250X

キムコ グランドディンク250X ですね。

Xと言えば電動格納ミラーです。

右側のスイッチボックスにあるスイッチを押すと、

ういいぃぃぃぃん・・・・

って苦しそうな音を立てながらミラーが開きますw

いや、今回のトラブルはまた別件。

電動ミラーの不具合ではありません。

ヘッドライトのハイビームが点灯しない症状でご入庫です。

で、フロントカウルが既にほとんど外れている状態で、

車両を移動させる時にカウルが落ちそうで怖かったので

一気に取り外してこの状態に。

フロントカウルを取り外した

で、早速ヘッドライトバルブをカプラに取付けて

イグニッションをONにして現状の確認です。

ハイビーム不点灯

ハイビームでは確かにヘッドライトが点灯しませんね。

でも、ロービームは確かに点灯します。

ロービーム点灯

電球は熱くなりますので絶対に触れない事。

また、裸で点灯させる際はレンズ部分に絶対に触れない様に。

手の脂がレンズに付着し、ライト点灯によって高温になった際に

ガラス部分が破裂する危険性があります。

ヘッドライトバルブ交換時も同様に、絶対にレンズ部分には触れない事。

で、ここからは原因の特定です。

※電球切れという初歩的な問題はありません

ヘッドライトのLowとHiが両方同時に点灯しない場合は

ヒューズ溶断の可能性、または配線の異常を疑います。

でも、今回の様にLowとHiのいずれかのみが点灯する場合は、

必ずと言って良いほど、ヘッドライトのLowとHiの電源を

制御しているリレーが車両に付属しており、

そのリレーの不具合である可能性が大きいです。

で、そのリレーの探し方ですけど至って簡単です。

ヘッドライトスイッチをLo/Hi切り替える際、

必ずリレーがカチカチと音を立てます。

グランドディンクの場合はすぐ目の前にありました。

ラジエター上にあるリレー

ラジエターのすぐ上のステー部に

Lo/Hiのリレーがきちんと整列しています。

ステー部からリレーを取り外しました。

ヘッドライトのリレー

この手のリレーってのは良くある4極リレーで、

キムコに限らずホンダ フォルツァなどでも同様に使用されている機構です。

んでリレーに入っている配線を確認するとね、

配線を確認する

これが恐らくLo側のリレーでしょうな。

白色の配線って言うとだいたい察しが付きます。

と言う事はこちらがHi側のリレーですな。

Hi側のリレー

つまり正常に点灯するLo側のリレーと

Hi側のリレーを一時的に入れ替えて確認し、

Hiビームが点灯し、Loビームが不点灯となれば

リレーの故障って事でトラブル原因確定です。

リレーを入れ替える

で、入れ替えて見た結果、やはりリレーの不具合である事が分かりました。

で、先ほども少し書きましたが、この手の4極リレーってのは

フォルツァを初めとした多くの車両で使われている電装部品なので、

店を探せば出てくるかも!!!

って事でゴソゴソと店の中を捜索すると・・・

リレー発見!

4極リレー発見w

しかもフォルツァの物でしょうな、これ。

配線位置を確認して配線カプラを接続。

リレーを接続する

そしてイグニッションをONにしてヘッドライトの点灯確認です。

まずはLoビーム。

Loビーム点灯確認

まぁLoビーム側のリレーは正常だったので当然問題なしですな。

続いてHiビーム側の確認。

Hiビームの点灯確認

無事にHiビームの点灯も確認できました♪

リレーの不具合もこれで解消です。

しかも、点灯に在庫があったので即日修理完了でした!

リレーを元の位置に固定してっと。

リレーを元の位置に戻す

あとはフロントカウルを元に戻していきます。

まずはヘッドライトバルブを取付けて、忘れずに防水カバーも取付けて、

配線を接続します。

配線を接続する際はカウルを持って車体に近づけておかないと

イケマセンので、カウルの先端部などがフロントフェンダーに

接触して傷が付かないように注意しましょう。

配線を接続する

フロントカウルを車体に取付けます。

フロントカウルを取付ける

ヘッドライト真上に固定部2カ所あります。

固定する

次はインナーレッグ側サイド部をタッピングビスで

左右共固定していきます。

サイド部を固定していく

キムコのカウルは国産車両に比べて、

合わせ部分が少なく、ほとんどボルト固定なので

実に取付がやりやすくてイイですね。

スクリーンも取付けて固定します。

スクリーン固定部は強く締めすぎないように注意が必要です。

スクリーンを固定する

最後にエンブレム部分のカバーを取付けて作業は完了です♪

カバーを取付ける

無事にヘッドライトが直ってヨカッタヨカッタです♪

ついで、オイル交換のご依頼もありましたので

作業したんですけどね・・・・グランドディンク250の規定容量は

0.9literのはずが、出てきた量は・・・

量少ない・・・

わずか250mlぐらいでしょうか・・・。

少なすぎます。

オイル交換時期を適切に守っていないと、エンジンオイルは

少しずつですが量が目減りしていきますので、

指定期間内で必ず交換するように。

最後にメーター内部のオイル交換メーターを

細長い棒で押し込んで、赤色から緑色にしておきましょう。

オイル交換のお知らせ

結構細長い物で押さないとなかなか

クリアできない強者でした。

じゃ今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

31.0℃

明日も良い天気になりそうなので、午後から納車もあるし

絶好の納車日和になりそうです♪

まだまだお盆までに納車する車両や

整備のご依頼がありますので明日も頑張りますよ~♪

ではまた明日もこの時間、このチャンネルでお目に掛かりましょう☆

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