【後編】ヴォーグの前後スプロケットとチェーンを交換してみよう!

ども。

いやぁ・・・疲れました。

3連休明けからの定休日を挟んだ今日、先週末に発注していた

部品などがどどどどどーーーっと入荷して、

それに合わせて本日中に修理上がりでご返却する、

車両整備でてんてこ舞い。

いや、普通の3連休ならまだしも

スズキ二輪に至っては月曜日の祝日に出荷業務を行うために

突発的に金曜日もパーツセンターが休業していたので、

火曜日の定休日を挟む当店の場合・・・

部品入荷待ち車両がわんさか。

ハッピーマンデーっていうんでしたっけ、こういう連休のこと。

まぁ一気に部品が届いて、作業もサクサクサクっと

進んで気持ちいい事ですし。

でもねぇ、月曜日が休みだった分

車検も今日2台行かなきゃならんし、15時までにホンダの部品注文せねばならんし、

ああああ・・・でも、その前に分解して修理箇所特定しないといけないし。。。

気が付いたら既に14:30で当日発注の時間ギリギリ

↓ この続きを読む ↓

あっぶねw

何とか分解して部品発注時間に間に合って良かった・・・

(ホッ)

って、安心しているほど時間に余裕がありませんって。

2台車検行かねばなりません。

シャドウ400とスポーツスター・・・・。

軽トラックにはこの車体サイズは2台積み出来ないので、

1台ずつ陸運局に運んで車検です。

時間的にギリギリでしたが、こちらも何とか時間内に完了っと。

で、陸運局で見上げた今日の空模様がこちら。

陸運局からの空模様

まだ大きな積乱雲が出来る時期じゃ無いんでしょうね。

8月に入る頃には立派な積乱雲が空を覆い尽くすはず。

ソフトクリームのようにモッコモコの雲。

蚊取り線香・積乱雲・澄み渡る青い空・張り付くTシャツ

この4つが揃うと本格的な夏ですね♪

んで、夕方お客様の所に修理上がりの車両を持って行く前に、

いつものコースで試乗したら、電線の上で2羽のカラスが

なにやら忙しそうに絡み合っていました・・・。

うぬぅ・・・これは・・・交配中でしょうか。

カラスは警戒心が強いので、どうせカメラを向けたら

逃げるだろうと思っていたら、全く逃げず。

でも、さすがに行為はやめてしばらく、カァーカァーと

あっち行けよ・・・コンニャロ!

とでも言っているように鳴いてました。

二羽のカラス

しばらく見てカラスの交尾を激写したかったんですけどね、

あいにくそんな時間ありませんので、しぶしぶ帰社して配達です。

なんか愚痴っぽいのが続きますが、

明日は定例のオークションの日。

しかも、オークション会場20周年記念と、3週目の定例記念と重なっててね、

通常の記念オークションだと出品台数は1200台ぐらいですけど、

今週はね・・・

・・・・3500台弱

いつもの3倍やん。

下見すらまだ出来てません。

果てしない~~~~。

では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

33.4℃

曇り

曇り一時雨

雨

明日の大阪の天気予報は、気圧の谷や暖かく湿った空気の

影響で雲が広がり、北部や中部では昼過ぎにかけて

雨や雷雨となるところがありますが、次第に晴れてくるでしょう。

降水確率は昼から夕方に掛けて50%台と高くなっており、

それ以外の時間帯は10%台と午後から極端降水確率が

高くなっていますので、急な雨にご注意下さいね。

では本日の本題です。

先日からご紹介している

ヴォーグの前後スプロケットとチェーンを交換してみよう!

ですが、本日は後編の最終回となります。

さて、前回までは確か

415チェーン

415のチェーンをご紹介した所まででしたね。

今日はこの続きを最後までご紹介します。

まずは古いチェーンのクリップとプレートを取り外して

チェーンを分離する準備です。

ジョイントを取り外す

チェーンジョイントから後方のチェーンを取り外して、

新しいチェーンの先端をジョイントに差し込んで、

古いチェーンを引っ張りながら新しいチェーンと張り替えていきます。

新旧のチェーンを入れ替える

新品のチェーンを必要な長さにカットします。

必要な長さにカットする

新しいジョイントでチェーンを繋いで、

クリップで固定しましょう。

クリップを入れる方向は、口が閉じている方を進行方向に

向けるようにして取付けましょう。

回転方向に向けて取付ける

新しいチェーンを取付けた後も、

まだアクスルナットは本締めしないように。

ここからはフロントスプロケットの交換作業となります。

全ての作業完了後にチェーン調整して本締めします。

まずはサイドカバーを取り外してっと。

カバーを取り外す

次にクランクアームを固定しているクランクピンの

ナットを緩めていきます。

クランクピンのナットを揺るめる

ナットは完全に取り外さず、ボルトの頭と面が揃う

これぐらいで置いておきます。

コレぐらいまで緩める

完全に取り外して、クランクピンをハンマーで叩くと

二度と使えなくなってしまうので、ナットを取付けた状態で

必ずハンマーで叩いてピンを抜くようにしましょう。

ピンを叩く

クランクピンはこういう方法で取り外せば、

よっぽどのことが無い限り交換は不要です。

適切な取り外し行えば長く使用することが出来ますので覚えておいて下さい。

で、これが取り外したクランクピンですね。

取り外したクランクピン

クランクピンを取り外すとクランクアームを取り外せます。

ナイロンワッシャも入っていますので順番などは

忘れないようにして下さいね。

クランクアームを取り外す

クランクアームを取り外すとドライブプーリーが取り外せます。

※プーリー部を分解した作業を先のブログでご紹介しましたが、

 ドライブプーリーを取り外す際は、予めVベルトを取り外しておいて下さい

ドライブプーリーを取り外す

ドライブプーリーの裏側にフロントスプロケットが

こんな風に取付けられています。

フロントスプロケット

スプロケットを押さえているステーを取り外してっと。

ステーを取り外す

ステーを取り外すとフロントスプロケットが

スコッとドライブプーリーから抜けます。

フロントスプロケットを取り外した

フロントスプロケットが取付けられていた場所は

グリスやら砂利などの汚れが溜まっていますので

汚れが溜まってる

ベアリングも含めパーツクリーナなどを使用して

キレイに洗浄しておきましょう。

特にベアリング部の古いグリスや汚れは入念に落としておいて下さい。

洗浄完了

んでこれが取り外したフロントスプロケットと

新しいフロントスプロケットです。

新旧スプロケットの比較

ラバーが完全に切れて無くなっていますね。

このラバーはチェーンの音対策と、振動軽減のための

ラバーなので、チェーン交換時に同時に交換しておきましょう。

※ラバーだけの単品設定はありません

フロントスプロケット取付部に薄く

グリスを予め塗っておきます。

薄くグリスを塗っておく

内部のニードルベアリングにもしっかりグリスを入れておきます。

ベアリングにもグリスを入れておく

グリスガンをお持ちの方は、後ほど表からも

グリスガンを使用してグリスを追加して下さい。

お持ちで無い方は、出来る限りグリスをぶち込んでおくこと。

フロントスプロケット内側にも薄くグリスを塗ってから

内側に薄く塗っておく

ドライブプーリーに取付けてステーで固定します。

取付完了

ドライブプーリーの準備は整いました。

ドライブプーリーを取付ける前に、一度ペダルクランクを

取り外して清掃しましょうか。

ペダルクランクを取り外すペダルクランクを取り外した

ペダルクランクのシャフト部はキレイに古いグリスを

拭き取ってから、車体側のこの穴は

シャフト部

出来る限り古いグリスを拭き取って清掃して

グリスを塗っていきますが、いかんせん穴が長いので

奥まで指を突っ込むことが出来ません。

こういう場合はこれを使用します。

ワコーズ ビスタック

穴の中にしっかりとワコーズのビスタックを吹き込んでおきます。

もちろん、ペダルクランクのシャフトにもグリスを塗っておきましょう。

グリスを塗っておく

ペダルクランクを車体に差し込んで、自転車側の

チェーンを元通り掛けておきます。

ペダルクランクを取付けた

ドライブプーリーを元通りペダルクランクに取付けて、

ナイロンワッシャを忘れずに入れておきます。

ナイロンワッシャを入れておく

クランクアームを取付けて、クランクピンを入れていきます。

クランクピンを入れる

クランクピンを入れたらハンマーで叩いて座りをよくしましょう。

ハンマーで叩く

最後にナットで固定します。

ナットで固定する

これでドライブプーリー廻りの分解整備は完了です♪

分解整備完了

これでやっとチェーンの調整作業が出来るようになりました。

チェーンの張り量調整をしていきます。

アジャストナットを締め込んでいって左右の引き量を合わせ、

さらにチェーンを適切に張ります。

チェーンを調整する

なお、ヴォーグの場合チェーンアジャスターの

ボルトの突き出ている量だけを左右合わせれば良いってもんじゃありません。

なにしろ、全てアバウトな造りをしていますので、

概ねアジャスターで合わせた後に

チェーンラインを見て微調整を行います。

リヤスプロケットとフロントスプロケットを一直線で見て

合わせていきましょう。

※左右のアジャスターの引き量は合わせておいて下さい

まずこれがアジャスターだけで調整した場合の

チェーンラインです。

アジャスターのみ調整

ややチェーンが湾曲していますね。

リヤ側のチェーンラインが少し内側に向いています。

んでこれが目視で最後に微調整し直したチェーンラインです。

正しいチェーンライン

こうして真っ直ぐチェーンラインを整えてあげることによって、

チェーンの回転がより滑らかになって、

フリクションロスの低減にもなり、もっといえばチェーン、スプロケットの

寿命延命にも効果があります。

かならずアジャスターでのチェーン調整後は、

目視でのチェーン調整をお忘れ無きようお願い致します。

これでヴォーグの前後スプロケット、チェーン交換作業は完了です!

※完成写真はありませんのであしからず。

最後まで読んでくれて有り難う御座いました~♪

じゃ今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

32.4℃

あー体がべたべたする。

早く風呂に入りたい。

でも、まだ明日の下見も終わってないし作業も残ってる・・・

夜はエアコンが付いている中で作業するので

快適なのですがねw

ではまた明日元気でお目に掛かりましょう☆

p/pnbsp;

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