【第4回】フォルツァZ(MF08)のFコードエラーを修理してみよう!

ども。

朝から半年振りに奈良県よりオイル交換でご来店です。

急なお電話でしたが、お昼前ぐらいにご予約のお客様の作業まで

時間に余裕があったため、小雨が時折パラつく中ご来店くださいました。

スズキ イントルーダー400

前回のオイル交換は去年の10月頃なので、半年以上経過しています。

でも、実際に走った距離を見てみるとね・・・

700km程度w

すーくーなーすーぎー♪

まぁ確かに年末から年明け、そして冬本番になると

バイクの出番ってなくなりますよね・・・。

気温が氷点下とか、出番どころか記憶からも消えそう・・・w

とまぁ、暖かくなってきたし、今乗らなきゃいつ乗るの?

でしょ!(ちょっと前歯で舌を挟んで舌足らずな感じで)

これ書きたかっただけですw

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でね、お客様がふとこんな事を。

ジムニーを手放そうかと思ってるんよ・・・(ボソッ)

えええぇぇぇぇええぇえぇっ!!!

ナゼですまたっ!?

なにやら、車が1台増えたようで

エアコン効かない、坂道登らない、荷物どころか人1人乗せても苦しそう、

遠出できない2サイクルのジムニー・・・

ハッ Σ(゜д゜;)

新しく入手した車が来てからというもの、

気が付いたら乗っていなかったようですww

で、保険掛けたまま乗らずに放置ってのも勿体無いし、

かといって捨てるのも惜しいしという感じだそうで。

確かに勿体無い!!!

以前、奈良県よりそのうわさのジムニーに乗ってきて下さった時の

写真がこちら。

2サイクルのジムニー

おおおおぉおぉぉっ!!!

今見ても興奮するw

その時の興奮を共感しあいたいという、アレゲな人(w)は過去の記事をどうぞw

環境性能?規制?エコ?

『乗ってくれる人が居ればあげるんやけどねぇ・・』

(ハイハイハイハイハイハイハイッ!!!!)

心の中で大声で絶叫w

ノドから手が出るほど是非譲って欲しいと言いそうでしたが、

私が興味を示しているのは2サイクルのジムニーという古臭いメカな部分。

本来の性能を引き出して、オーナーさんの思い通り大事に

乗ってあげるかというと・・・・それはまた違う感じがしたんですよね。

多分、エンジン掛けてパランパランと音を聞いて楽しむ感じ。

実際は殆ど乗らないでしょうし。。。

うぬぅ・・・。

いや、車検ぐらいは通すだろ・・・。

車検通したら近所ぐらいなら乗るかな・・・・。

体無い!!w

焼きついたらどうする!

って、どうしても思ってしまいます。

もし、良いオーナーが

  見つかりそうに無い場合はご一報ください♪

とだけブログで書いてみる作戦。

で、こうしてブログを書いているとね無性に腹が減って来たんで、

店の中に常備している・・・ん・・・・あら・・・

何も無いやんっ!?

気が付いたら軽トラックに乗り込んでコンビニに来てました♪

んでその結果がこれ。

おやつ

これ以外にもポテチとかも買いこんで来ました♪

うふっw

んで、ここで一言。

この時間に食べるみたらし団子の衝撃はハンパ無い

あーうんまっ☆

さぁ、ブログの続き続き♪

では今日もいつもの開店時のTODAYのグリップ表面温度と

明日の大阪の天気予報をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 開店時

22.6℃

曇り

曇りのち時々晴れ

晴れ

明日の大阪は高気圧に覆われて、北部や中部では概ね晴れますが、

南部では湿った空気の影響で雲が広がりやすく、

雨が降るところがあるようです。

降水確率は明け方頃まで20%でその後は10%台となっています。

雨具は必要ないと思いますが、梅雨時期は天候の変化が激しいので

万が一の急な雨にも備えておくと良いでしょう。

では本日の本題です。

先日からご紹介を続けている

フォルツァZ(MF08)のFコードエラーを修理してみよう!

ですが、本日は第4回目となります。

前回までの記事は以下のリンクよりご確認いただけます。

【第1回】フォルツァZ(MF08)のFコードエラーを修理してみよう!

【第2回】フォルツァZ(MF08)のFコードエラーを修理してみよう!

【第3回】フォルツァZ(MF08)のFコードエラーを修理してみよう!

さて、前回までは確か

清掃完了

エンジン部をエアーブローして清掃し、

レシオセンサとドライブプーリーを繋いでいるギヤ機構の

動作チェックを行なったところまででしたね。

今日はこの続きをご紹介します。

取り外してあるレシオセンサを点検していきます。

レシオセンサの3Pカプラの各端子間で抵抗を測定する。

標準値:0-6.0kΩ(20℃)

3本ある端子間を全て計測してください。

全ての端子間での抵抗値が標準値より離れている場合は

レシオセンサの不良となります。

抵抗値が標準値内にある場合は次の確認作業に移ります。

次は同じレシオセンサの抵抗値の計測です。

レシオセンサシャフト溝を回転させた時の、

下記端子間での抵抗値を測定する。

つまり、溝に細いマイナスドライバーなどを差し込んで

レシオセンサの溝を回転させると、抵抗値が変化するのが正常です。

接続:A-B

標準値:0-6.0kΩ(20℃)

レシオセンサ3Pカプラ

抵抗値が標準値内にあれば次の確認作業へ。

抵抗値が基準値から外れている場合は、レシオセンサの不良で交換となります。

次の確認項目はレシオセンサ入力電圧の点検です。

メインスイッチノブをON、キルスイッチをON側にしておいて

エンジン始動が可能な状態とします。

※エンジンは始動させません

レシオセンサ3Pカプラのワイヤーハーネス側の

下記の端子間で入力電圧を測定する。

接続:黄/黒(+) - 緑/橙(-)

標準値:4・75-5.25V

電圧は4.75-5.25Vの間にあるか?

数値が標準値内であれば次の確認作業に進みます。

数値が標準値から外れている場合は

・黄/黒線の断線、または接触不良

・緑/橙線の断線、または接触不良

・レシオコントロールユニットの不良

となります。

次の確認作業はレシオセンサ出力線の導通点検です。

メインスイッチをOFFにする。

レシオコントロールユニット33Pカプラを取り外す。

レシオコントロールユニット33Pカプラ(ハーネス側)と

レシオセンサ3Pカプラ(ハーネス側)間の黄/青線の導通を点検する。

導通がある場合は次の確認作業に移ります。

導通が無い場合は、

・黄/青線の断線、または接触不良

となります。

次はレシオセンサ出力線の短絡点検です。

レシオコントロールユニット33Pカプラと

レシオセンサ3Pカプラの接続が外れた状態で、レシオセンサ3Pカプラの

ワイヤーハーネス側の下記端子とボディアース間の導通を点検する。

・黄/青 - ボディアース

ボディアースとの導通がある場合は

・黄/青線の短絡(ショート)

となりますので、ワイヤーハーネスなどをチェックしましょう。

導通が無い場合は次の確認作業に進みます。

次はマニュアルには記載されていませんが、

制御モータを分解して内部を確認してみます。

通常のセルモーターの分解作業と同じです。

固定ボルトを取り外すと、こんな風にカバーが開きます。

制御モータ内部

左側にあるのがブラシ、つまりコミューターと言われる部分ですね。

この部分が磨耗すると、モーターの力が弱くなります。

見ている限りでは磨耗はもちろんしていますが、

制御モータが動かないってほどの磨耗ではありませんね。

コイルが巻かれている主軸も取り出してみました。

制御モータの主軸

ブラシとの接触部分がいやぁ~~な感じに磨耗しています・・・。

でもまぁ回転しないってことは無いでしょうね。

とりあえず、それ以外の部分には大きな問題はなさそうですので、

洗浄とグリスアップを行ない、接点部分はペーパーを掛けて

磨き上げておきました。

磨いてみたけど・・・

磨いてもそんなに良くならんですね・・。

でもまぁこれでもなんとか頑張ってくれるかな?

とりあえず、元通り組み戻してから

ブースターパックと制御モータを接続して動作チェックです!

制御モータの動作チェック

2Pそれぞれにブースターパックの+と-を接続すると

制御モータが勢い良く回転しました。

なお、制御モータは逆回転も行ないますので、

+-を入換えて逆転するかも確認しましょう。

これで制御モータが正回転、逆回転すると

サービスマニュアル上では問題なしという事になっています・・・。

うぬぅ・・。。

ここまでくるとマニュアルには最後の手順が書かれています。

【システム期化後の再点検】

※初期化の方法に関しては明日の記事に書きます

まずレシオセンサを取り付けます。

レシオセンサをエンジンに取り付ける際は、エンジン側に

刻まれているケガキとシャフトの平らな部分が合うようにしてから

レシオセンサを取り付けます。

なお、今回の場合で言いますとドライブプーリも外れていますので、

ドライブプーリを一番閉じた状態(ストッパを当てた状態)で

エンジンに取り付け、ギヤの噛み合わせ具合をあわせつつ、

レシオセンサ取り付け部のケガキにシャフトを合わせて取り付けること。

ケガキとの合わせ方

ケガキの範囲内に必ず収まっている状態で

レシオセンサを取り付けましょう。

さぁ、駆動系も元通り組み戻し、レシオセンサも取り付けたら

初期化する前に、制御モータを取り外した状態で

エンジンを始動して、制御モータの動きを確認してみましょう。

・・・

・・・

ギュイ(正回転)・・・ギュイイイン(逆回転)

うむぅ・・・制御モータの動作は異常が無いようです。

次は制御モータをエンジンに取り付けて、

当初の状態まで戻してからエンジンを始動させてみました。

(ピッ)(ピッ)(ピッ)・・・・×4回

駆動系などの分解、グリスアップ、レシオセンサの取り付けやり直しなど、

色々行なったが結果としては変わらず・・・。

変速しないSマチック・・・。

エラー内容も変わらず・・・。

こうなると、やはりマニュアルの最後の呪文を唱えるしかなさそうです。

その呪文の唱え方については、また明日の記事で

ゆっくり紹介したいと思います。

じゃ今日の作業はここまで!

最後に閉店時のTODAYのグリップ表面温度をお知らせです。

TODAYのグリップ表面温度 閉店時

22.6℃

おかし食べ過ぎて・・・おなかいっぱいですww

食べ過ぎた感が。

晩御飯食べれるか心配になってきた。

まぁ家に着く頃にはおなかもきっと空いてるはず♪

ではまた明日、お目にかかりましょう☆

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コメント

  1. かっちゃん より:

    はじめまして。

    フォルツァZのレシオモーターを検索しておりましたらこちらを目にしまして大変参考になりました。

    一つご確認したいのですが、レシオモーターの分解写真にありますブラシが付いている黒い樹脂部は取り外しできるものでしょうか?
    取れるならMF10やスカイウェイブの部品と替えてモーターが使えないかと模索しております。

    後ベアリングのグリスはウレア系、プーリーの螺旋状はモリブデンが良いですか?